「はじめに」
ドライブレコーダーの購入を検討し、ECサイトを検索すると、国内の有名ブランドと並んで「KASNOW」という名前を見かける機会が増えていませんか?
4Kの高画質録画に対応するなど、非常に高いスペックを備えているにも関わらず、その価格は驚くほど手頃です。
この高いコストパフォーマンスに惹かれる一方で、「一体どこの国のブランドなのだろう?」「安すぎて品質が心配」といった疑問や不安を感じる方も少なくないでしょう。
結論から言うと、KASNOWは、技術革新が著しい中国で生まれた新興のドライブレコーダーブランドです。
この記事では、そんな謎に包まれたKASNOWの正体を明らかにするため、企業情報から徹底的に調査しました。
さらに、主力モデルである「K8」のリアルユーザーが寄せたリアルな評判もまとめています。
この記事を最後までお読みいただければ、KASNOWに対する漠然とした不安は解消され、あなたのドライブレコーダー選びにおける、一つの確かな判断基準が手に入るはずです。
「KASNOWとは」
KASNOWは主にAmazonや楽天など日本国内のECサイトを中心に展開されている新興のドライブレコーダーブランドで、その主要な生産・企画拠点は中国にあります。
業界最新の4K撮影や高感度イメージセンサー(IMX415など)を積極的に採用し、高画質かつ多機能な製品を手頃な価格帯で提供する戦略をとっています。
日本市場を強く意識したモデルやサポート体制の拡充も進めており、取扱説明書の日本語化や、国内ユーザー向けのカスタマーサポート窓口も順次整備されています。
企業としての歴史や規模は大手国産メーカーには及びませんが、コストパフォーマンスとスペックを重視する層に向けて、着実に支持を集めてきました。
販売形態はほぼ直販モデル中心で自社直営ストアや公式認定ショップ(Amazon内「KASNOW公式ストア」など)を通じて、正規品・保証付きでの提供を徹底しています。ブランドイメージとしては「高性能と手ごろさの両立」「先進的な中国発ブランド」として認識されつつあります。
経営・技術基盤:★★★☆☆(3.5)
積極的な最新技術導入と、一定規模の製造・流通実績が評価できます。
品質・安全対策:★★★☆☆(3.0)
高品質センサー採用やノイズ対策など最新スペックは十分。ただし量産型ゆえ検品や初期不良の指摘も散見。
革新性・先進性:★★★★☆(4.0)
新製品投入ペースや最新パーツの導入スピードは国産メーカー以上。
日本向けサポート:★★★☆☆(3.0)
翻訳精度やレスポンスに課題が残るが、日本語説明書や保証対応も拡大傾向。
コスパ:★★★★★(5.0)
ミドルクラス機能を圧倒的価格で体感できる点は、多くのユーザーが満足。
総合評価:★★★★☆(3.7)
「商品紹介」
KASNOW ドライブレコーダー K8
前後2カメラ(フロント4K/リア1080P録画)
IMX415高感度イメージセンサー搭載(夜間も高画質)
超広角レンズ(フロント170°/リア150°)
3.16インチIPS液晶ディスプレイ
WDR(ワイドダイナミックレンジ)・HDR搭載で白とび黒つぶれ軽減
衝撃検知Gセンサー
GPS内蔵(走行ルート記録・日付/時刻自動補正)
24時間駐車監視モード(バッテリーor有線常時電源)
ループ録画、音声記録、静止画撮影・再生可能
Wi-Fi内蔵&スマホ連動アプリ対応(iOS/Android)
LED信号対策済み・日本語音声ガイド/日本語説明書
microSDカード最大128GB対応(同梱64GB付属の場合あり)
シガーソケット給電
1年メーカー保証(Amazon正規販売店基準)
※スペックはAmazonの商品ページから引用
「4Kの前方映像が予想以上に鮮明で夜間のナンバーもはっきり読めるのが安心です。」
「リアカメラの取り付けも簡単で、画質も十分。初めてでも説明書を見ながらすぐ設置できました。」
「GPSと連動して走行ルートを記録できるのが便利。ドライブ記録用にも使っています。」
「アプリとの連携が思ったより簡単で、スマホで録画映像をすぐチェックできて助かります。」
「この値段で前後カメラ・4K・多機能は本当にコスパ抜群。ブランドにこだわらない人なら十分満足です。」
「日本語説明書の翻訳がやや不自然で初期設定の箇所で少し迷いました。」
「サポートに連絡した際、返信まで数日かかり少し不安を感じました。」
「リアカメラの映像が夜だともう少し明るいと良い。」
「Wi-Fi転送時、インターネットと同時接続できない仕様がやや不便に感じます。」
「車種によっては配線の長さがやや足りず、延長が必要でした。」

KASNOW ドライブレコーダー K8のポジティブな特色
K8は驚くべき高画質4K録画とIMX415高感度センサーを武器に、夜間や悪天候でも「ナンバーがきちんと映る」を実現。
前後カメラ/駐車監視/GPS/スマホ連動など、“今の常識”とされるドラレコのフル機能がコンパクトボディに凝縮されています。特に、4K front+1080P rearのパワフル録画性能と、大画面IPS液晶での直感的な映像確認は、国産ハイクラスモデルにもひけをとらない実力です。
アプリでの映像確認やSDカードの同梱など、導入ハードルを低くした配慮もユーザーには嬉しいポイント。
何より「これだけ付いてこの価格?」と驚くコスパ力が最大の魅力です。

KASNOW ドライブレコーダー K8のネガティブな特色
一方で、翻訳の甘さやカスタマーサポート体制、細部パーツの質感には、“海外ブランドあるある”も顔をのぞかせます。
説明書の一部が直訳調だったり、問い合わせ窓口のレスポンスが国産ブランドより遅いといった声は一定数。製品自体の初期不良やSDカード認識エラーも稀に報告があります。
ただ、その多くは保証や返品交換で解決できる範囲であり、「細やかな気配りや現地対応」に強くこだわる人以外は、大きな問題と感じにくいかもしれません。
「競合製品との比較」
同価格帯日本ブランドとの性能差
KASNOWドライブレコーダーK8の特徴を知る上で、やはり同じ価格帯にある日本ブランド製品と比べることは不可欠です。
国内メーカーで人気のエントリー〜ミドルクラスに該当するのは、コムテックやケンウッド、ユピテルなどが手がける前後2カメラ搭載タイプです。これらの日本ブランドも高画質・多機能化が進んでいますが、多くはフロントフルHD(1080P)あるいは夜間重視のSONYセンサー採用が主流。その点、KASNOW K8はフロント4K+リア1080Pの高解像度、IMX415高感度センサー、HDRとWDR映像補正、Wi-Fi&アプリ連動、GPS、駐車監視など、「現代ドラレコのトレンド機能」をほぼフル装備しています。
また、3.16インチのIPS液晶は小ぶりながら視認性が良く、安価モデル特有の“映像のざらつき”や“夜間ノイズ”も目立ちません。
一方で、取付や登録、サポート体制、日本語UIの完成度では国産ブランドが一日の長あり、初期設定や細かな扱いやすさでやや及ばない点も残っています。
コストパフォーマンス評価
KASNOW K8が際立つ点は、なんといってもコストパフォーマンスの高さです。
前後2カメラ・4K・GPS・Wi-Fi・駐車監視などのフル機能モデルも、税込1万円台後半〜2万円前後で購入が可能。国内メーカーでここまでの高画質+多機能モデルを選ぶと、通常3万円以上になることが大半です。同価格帯で比較した場合、KASNOW K8は“価格の割に装備が豪華”というイメージが強く、特に「スペック重視派」や「初めてのドラレコ選び」のユーザー層にとって魅力的な選択肢となります。
逆に、日本ブランドは保証やサポート窓口の充実を強みにしています。機器不具合時の即応性や窓口説明、長期間の部品供給など“安心感”“細やかな心配り”は依然として国産優位。加えて、説明書の日本語精度、オプション品の互換性、安全規格対応などを総合評価すると「細かな満足度」では依然アドバンテージがあることも事実です。
強み・弱みの客観的分析
KASNOW K8の最大の強みは、4K高画質×2カメラ×GPS×スマホ連携という「最強スペック群」を、信じられないコストで体感できる点です。
夜間もナンバーを逃さない描写力、スマホでサクッと映像確認できる利便性、搭載機能の“抜け”がない総合力。SDカード付属や日本語マニュアルも標準的に用意され、少なくとも初期不良や機能不足で困るケースは多くありません。この「これだけ付いてこの価格?」という驚きは、“新顔”中国ブランドならではの醍醐味と言えます。
一方、課題も挙げておく必要があります。
細かいサポート体制、翻訳説明書、問い合わせ窓口の即応性といった「安心の質」は、老舗ブランドにはまだ一歩届かないのが現実です。
映像クオリティ自体は遜色ありませんが、最新ファームウェアアップデートや恒常的なサポート(電話サポートやチャット迅速対応など)は控えめ。万が一のトラブル時、「すぐ電話がつながる」「日本語でスラスラ意思疎通ができる」ことを重視する方には、日本ブランドの信頼感はやはり根強いです。
最終的には、“何を最優先したいか”が選択の基準となります。とにかく最高のスペックを最安で体感したい方、最新ガジェットを楽しみたい方、ドライブ動画の記録やSNS活用も視野に入れている方にはKASNOW K8は強くおすすめできます。
一方、「困った時の手厚い対応」や「10年以上の実績・ブランド信仰」で選びたいなら、国産大手の上位機を選ぶのも賢明な判断。
メリットとデメリットをしっかり認識することで、後悔しない製品選びができるはずです。
「まとめ」
KASNOWは、中国発の新興ドライブレコーダーブランドです。主力モデルのK8は、4K画質やWi-Fi連携といった高いスペックを、驚くほどの低価格で実現しているため、コストパフォーマンスを重視して最新機能を試してみたい方には非常に魅力的な選択肢です。
ただし、サポート体制や説明書の分かりやすさなど、国産ブランドが持つ「安心感」の面ではまだ発展途上な部分もあります。
最終的には、あなたが何を重視するか。この記事が、あなたのカーライフに最適な一台を見つけるための、確かな道しるべとなれば幸いです。