はじめに
「RAOYI」というブランド名を聞いて、すぐにピンとくる方はまだ少ないかもしれません。
しかし、AmazonなどのECサイトで外付けSSDを探していると、その圧倒的な低価格とスタイリッシュな外観で、嫌でも視界に入ってくる存在です。昨今の円安や物価高騰の影響で、PC周辺機器の買い替えを躊躇してしまう状況が続いています。
そんな閉塞感を打ち破るかのように、大手メーカーの半値近い価格で登場したのがRAOYIのSSDです。「安すぎて少し不安」という感情を抱くのは、賢明な消費者の証拠と言えます。かつて「安かろう悪かろう」と言われた新興メーカーが、今や技術革新のスピードで市場を席巻する光景は珍しくありません。
この記事では、期待と不安が入り混じるRAOYIの正体を解き明かし、特に人気の高い「X4Plus」の実力を、実際のユーザー目線で深く掘り下げます。


RAOYIとは
企業詳細
RAOYIは、主に中国の深センを拠点として活動しているテクノロジーブランドです。深センといえば「中国のシリコンバレー」とも称され、世界中の電子機器が集積する情報の中心地です。RAOYIはこの地を基盤に、フラッシュメモリ製品やストレージデバイスの開発・販売をグローバルに展開しています。
特に外付けSSDの分野において、アルミニウム合金を採用した高いデザイン性と、驚異的なコストパフォーマンスを武器に急速にシェアを伸ばしました。同社の製品は、広告費を最小限に抑え、オンライン販売に特化することで低価格を実現しています。日本国内でもAmazon等のプラットフォームを通じて、個人ユーザーから学生まで幅広い層に支持されています。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
リサーチ結果に基づき、新興ブランドとしての成長性とコストパフォーマンスを重視した独自の評価です。
- 製品ラインナップの豊富さ:★★★★☆ 4.0
- 市場での認知度:★★★☆☆ 3.0
- コストパフォーマンス:★★★★★ 5.0
- サポート体制の透明性:★★☆☆☆ 2.0
- 総合評価:★★★☆☆ 3.4
商品紹介:RAOYI 外付けSSD X4Plus-Black-500G-RY-JP



商品詳細
- デジタルストレージ容量:500 GB
- ハードディスクインターフェイス:USB 3.2
- 接続技術:USB
- ブランド:RAOYI
- 特徴:防滴
- ハードディスクの説明:ソリッドステートドライブ
- 対応デバイス:スマートフォン, タブレット
- 色:超高速
- ハードディスク容量:500 GB
- 商品用途・使用方法:ゲーム
- 製品サイズ:10.26 x 2.79 x 0.99 cm
- 重量:40 g
良い口コミ
- 「とにかく軽くて驚きました。ライターくらいのサイズ感で、ポケットに入れて持ち運んでも全く苦になりません」
- 「スマホの写真バックアップ用に購入しました。接続するだけで認識されるので、PCが苦手な私でも簡単に使えました」
- 「PS4の外付けストレージとして利用していますが、ロード時間が明らかに短縮されて快適にプレイできています」
- 「この価格で500GBのSSDが手に入るのは驚異的です。サブ機用のバックアップとしては十分すぎる性能です」
- 「金属製の筐体は高級感があり、安っぽさを感じさせません。放熱性も良さそうで安心感があります」
気になる口コミ
- 「大量のデータを一度に転送すると、本体がかなり熱を持つのが少し心配です」
- 「付属のケーブルが少し短いので、デスクトップPCの背面に差して使うときには不便を感じます」
- 「速度については、スペック値ほどの爆速感は感じられませんが、HDDよりは格段に速いです」
- 「端子の差し込み口が少し緩い気がします。抜き差しの際は丁寧に扱う必要がありそうです」
- 「説明書が簡素なので、トラブルが起きた時に自分で調べられる人向けだと感じました」
「X4Plus」のポジティブな特色
本製品の最大の魅力は、単なる「安さ」ではなく「機動力の高さ」にあります。約40gという超軽量設計は、もはや持っていることを忘れるレベルです。これを「ただ軽い」という評価から「モバイルワークの常識を変えるツール」へと引き上げて考えると、その価値は倍増します。
例えば、出先でスマートフォンやタブレットの容量が一杯になった際、このスティック状のSSDを接続するだけで、即座に大容量の外部ストレージとして機能します。クラウドストレージのように通信環境に左右されず、高画質な動画データもスムーズに移動できる点は、Vlog制作や写真撮影を趣味にする方にとって、強力な味方となります。防滴性能を備えているため、カフェでの作業中にうっかり飲み物をこぼすような日常のトラブルに対しても、一定の耐性を備えている点は非常に心強い仕様です。
「X4Plus」のネガティブな特色
一方で、過度な期待は禁物な部分もあります。特に「熱」への耐性については、コンパクトな筐体ゆえの弱点が見え隠れします。金属筐体を採用することで放熱を促してはいますが、数百GB単位のデータを一度に書き込むような過酷な使用環境では、サーマルスロットリング(熱による速度低下)が発生する可能性があります。
また、対応デバイスとしてスマートフォンやタブレットが挙げられていますが、接続するデバイス側の出力電力が不足している場合、認識が不安定になるケースも想定されます。あくまで「日常的なデータの持ち運び」や「ゲームの読み込み」に特化した製品であり、サーバーのバックアップのような24時間稼働や、極めて高い信頼性を求める業務用途には、より上位の堅牢なモデルを検討すべきです。


他メーカーの商品との比較
SamsungやSanDiskといった大手ブランドとの決定的な違い
外付けSSDを検討する際、必ず比較対象に挙がるのがSamsungの「Tシリーズ」やSanDiskの「Extremeシリーズ」です。これらの大手メーカーとRAOYIを比較した際、まず目につくのは「ブランドプレミアムと安心感」の差です。Samsungなどの大手は、自社でNANDフラッシュメモリを製造しており、チップの品質管理からファームウェアの最適化までを一貫して行っています。
これに対し、RAOYIは既存のパーツを組み合わせて最適なコストで製品化するスタイルです。そのため、絶対的な転送速度の安定性や、数年間にわたる長期的な耐久性テストのデータ量では大手に軍配が上がります。しかし、価格差は無視できません。同じ500GBモデルでも、大手ブランドが1万円を超える価格設定であるのに対し、RAOYIは半分近い予算で購入できる場合があります。
スペック表には現れない「実用性」の比較
次に注目すべきは、物理的な形状と携帯性です。SanDiskのポータブルSSDは耐衝撃性を重視してゴム製のプロテクターで覆われており、アウトドアでのタフな使用に適しています。一方、RAOYIのX4Plusは「10.26 x 2.79 x 0.99 cm」という、スリムなペンケースにも収まるスティック形状を採用しています。
この形状は、カフェの狭いテーブルでノートPCに接続する際や、タブレットに直接ぶら下げて使用する際に、大きなアドバンテージとなります。大手メーカーの製品は性能こそ高いものの、正方形に近い形状が多く、接続時に場所を取ることがあります。RAOYIは「性能をそこそこに抑える代わりに、圧倒的な軽快さを手に入れる」という、非常に割り切った、しかし実利のある設計思想を持っています。
どちらを選ぶべきか?判断の分かれ目
結論として、この比較は「データの重要度」と「予算」の天秤です。仕事で二度と撮り直しができない撮影データを保管するなら、信頼のブランドと充実した保証が付帯する大手メーカーを選ぶべきです。一方で、個人的な映画ライブラリの持ち運び、ゲームデータのロード用、あるいは「とりあえずスマホの空き容量を確保したい」といった日常的な用途であれば、RAOYIのコストパフォーマンスは他の追随を許しません。
大手メーカーが提供する「手厚いサポートとブランドの安心感」に、差額分の数千円を支払う価値があると感じるか。それとも、その差額でさらに別のガジェットを購入したり、容量を1TBにアップグレードしたりする方が有益だと感じるか。RAOYIは、後者の「合理的な選択」を好むユーザーにとって、今最も魅力的な選択肢の一つとなっています。
まとめ
データの保管場所を選ぶことは、自分の思い出や仕事の成果を守る場所を決めることと同じです。
RAOYIのX4Plusは、高級ホテルのような鉄壁のセキュリティではありませんが、誰でも気軽に利用できる便利なコインロッカーのような軽やかさを持っています。昨今の物価高で、趣味のガジェットを諦めかけていた方にとって、この価格で手に入る500GBの自由は、まさに救世主と言える存在かもしれません。
大切なデータを小分けにして持ち運ぶ。そんな現代的なデジタルライフにおいて、この小さなアルミの塊は、あなたのフットワークを劇的に軽くしてくれるはずです。新しい技術を賢く取り入れ、自分にぴったりのデジタル環境を構築してください。
この記事が、あなたの賢い買い物のヒントになれば心から嬉しく思います。



