はじめに
家の中で魚を焼くと、翌日までニオイが残って後悔する。そんな経験から焼き魚を避けている方は少なくありません。高機能なオーブンレンジは多機能すぎて使いこなせず、結局は宝の持ち腐れになってしまうことも現代の家電選びにおける『あるある』と言えます。
こうした過剰なスペック競争が続く家電市場において、今、静かに、しかし確実に支持を広げているのが『simplus(シンプラス)』です。シンプルであることは、単に機能を削ることではありません。それは、私たちが本当に欲しかった『焼きたての秋刀魚を夕飯に並べる』というささやかな幸せを、最短距離で叶えるための知恵です。
物価高騰が続く昨今、賢い消費者はブランド名よりも実利を選び始めています。
今回は、謎多きこのブランドの正体と、食卓の救世主となるフィッシュロースターの真価を明らかにします。


simplusとは
企業詳細
simplus(シンプラス)は、東京都港区に本社を置く「株式会社ジェネリック家電」が展開するプライベートブランドです。この社名を聞いて驚く方もいるかもしれませんが、彼らは「ジェネリック家電」という言葉をそのまま社名に冠するほど、この分野に特化したスペシャリスト集団です。
元々は通販サイトの運営や商品企画を行う中で培ったノウハウを活かし、「余計な機能は要らないが、デザインと最低限の品質は譲れない」というユーザーの潜在ニーズを形にしました。広告費を最小限に抑え、卸売業者を通さない直販に近いスタイルを主軸にすることで、驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。製造は主に中国の協力工場で行われていますが、日本国内の企画・検品体制を敷くことで、安かろう悪かろうのイメージを払拭することに成功しました。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価
- 企画・開発の独創性:★★★☆☆ 3.0
- コストパフォーマンス:★★★★★ 5.0
- サポート体制:★★★☆☆ 3.0
- ユーザー満足度:★★★★☆ 4.0
総合評価:★★★★☆ 3.8
圧倒的な低価格を維持しながら、日本の住空間に馴染むマットな質感やモノトーンのデザインを取り入れるセンスは、他の格安家電メーカーを一歩リードしています。
商品紹介:フィッシュロースター SP-FRS01



商品詳細
- ブランド:simplus
- 商品の寸法:28奥行き x 48.5幅 x 19.5高さ cm
- 色:ブラック
- 商品寸法 (長さx幅x高さ):28 x 48.5 x 19.5 cm
- 付属コンポーネント:焼き網、ふた、水受け皿
良い口コミ
- 「上下ヒーターのおかげで、ひっくり返す手間がなく、皮がパリッと身はふっくら焼き上がります。」
- 「分解して丸洗いできるパーツが多いので、魚の油汚れもストレスなく落とせました。」
- 「余計なボタンがなく、ダイヤルを回すだけで直感的に使えるのが高齢の母にも好評です。」
- 「焼き網が広く、大きな開きやサンマも一度に数匹焼けるので家族分を一度に提供できます。」
- 「セラミックフィルターの効果か、リビングへのニオイ漏れが以前使っていたコンロより激減しました。」
気になる口コミ
- 「本体サイズが思っていたより大きく、収納場所を確保するのに苦労しました。」
- 「タイマーのベル音が少し大きく、夜中に使うと家族がびっくりすることがあります。」
- 「電源コードがもう少し長ければ、コンセントの位置を気にせず設置できたと感じます。」
- 「焼き網に魚の皮がくっつきやすいので、事前の油塗りは必須作業と言えます。」
- 「蓋を開ける際に熱い蒸気が出るので、顔を近づけすぎないよう注意が必要です。」
「SP-FRS01」のポジティブな特色
この商品の最大の武器は、引き算の美学が生んだ「清掃性の高さ」です。一般的なコンロのグリルは構造が複雑で、掃除をサボるとすぐにギトギトになりますが、本機は「蓋」「焼き網」「水受け皿」が完全に独立しています。
さらに、ただ焼くだけでなく、焼き鳥の串焼きや焼き茄子、ローストチキンなど、高火力を活かした「卓上オーブン」としてのポテンシャルを秘めています。1万円を切る価格帯でありながら、セラミックフィルターを搭載し、排気される煙を化学的に軽減する工夫は、まさに「100点満点の機能性」と言えます。
「SP-FRS01」のネガティブな特色
一方で、高機能スチームオーブンのような「自動調理モード」は一切ありません。素材に合わせて自分で時間を調整する「感覚」が求められます。また、ブラックの筐体はスタイリッシュですが、調理中に飛び散った油汚れが白い跡として目立ちやすいため、使用後の拭き掃除を怠ると、せっかくのデザイン性が損なわれるという側面もあります。


他メーカーの商品との比較
大手メーカー(象印・パナソニック)との決定的な違い
フィッシュロースター市場において、simplusの最大の競合となるのは象印マホービンやパナソニックといった国内老舗メーカーです。
まず、価格面においてsimplusは圧倒的な優位性を持っています。大手メーカーの現行モデルが15,000円から20,000円前後で推移する中、simplusはその半額近い価格設定を実現しました。これは、高度なプラチナ触媒フィルターや、マイコンによる自動焼き加減調整機能をあえて省いているためです。
フィルター性能と脱臭能力の比較
象印のハイエンドモデルなどは、煙やニオイを90%以上カットすると謳う強力なプラチナ触媒フィルターを搭載しています。対してsimplus SP-FRS01は、より構造がシンプルなセラミックフィルターを採用しています。
正直なところ、極限までニオイを消す能力では大手メーカーに軍配が上がります。しかし、simplusのフィルターも日常生活において「部屋が魚臭くて耐えられない」という状況を防ぐには十分な性能を備えています。コストと性能のバランスをどこに置くかが選定の分かれ目となります。
サイズ感と調理容量の対比
パナソニック製のロースターは、縦方向にコンパクトなモデルが多い傾向にあります。これに対しsimplusは、横幅48.5cmというワイドな設計を強みとしています。
一度に焼けるサンマの数や、大きなホッケの開きを調理する際の余裕は、simplusの方が勝っています。キッチンに置いた際の存在感は増しますが、「家族全員分を一度に焼きたい」という実用性を重視するならば、simplusの広々とした焼き網は非常に大きなメリットとして機能します。
まとめ
かつて、焼き魚は『手間』と『掃除』の代名詞でした。しかしsimplusのフィッシュロースターは、その概念を鮮やかに塗り替えてくれます。余計な装飾を削ぎ落とし、ただ『美味しく焼くこと』と『手入れを楽にすること』に特化した姿は、忙しい現代人のライフスタイルにピタリと嵌まります。
高級ブランドの安心感も魅力的ですが、自分にとって本当に必要な機能を見極め、浮いた予算で少し良いお刺身や地酒を買う。そんな賢い選択が、日々の食卓をより豊かに彩るきっかけになるはずです。
まずは一度、脂の乗った旬の魚をこのロースターに並べてみてください。スイッチを入れた数分後、香ばしい香りと共に、新しい食卓の定番が誕生することを確信しています。あなたのキッチンに、驚きと満足を運ぶ一台となることを願っています。




