はじめに
デスクの上が付箋やメモ用紙で溢れかえり、本当に必要な情報がどこにあるか分からなくなる経験は、誰しも一度は通る道と言えます。スマートフォンのメモアプリも便利ですが、電話中にサッと手を動かしたり、ひらめきを瞬時に形にしたりするには、やはり『書く』という直感的な動作が欠かせません。
こうしたビジネスパーソンの切実な悩みに応え続けてきたのが、事務用品の既成概念を打ち破り続けるキングジムです。同社が世に送り出した電子メモパッド『ブギーボード BB-14』は、まさにアナログの心地よさとデジタルの効率性を融合させた、現代の仕事道具の最適解といえる存在です。
本記事では、独自の開発哲学を持つキングジムという企業の深掘りと、注目の最小クラスモデルBB-14の徹底検証を通じて、なぜこの小さな一枚が私たちの生産性を劇的に変えるのかを明らかにします。ペーパーレス化が加速する令和の時代において、あえて『書くこと』を選択する意味を一緒に考えましょう。


キングジムとは
企業詳細
株式会社キングジムは、1927年(昭和2年)に創業された、日本を代表する文房具・事務用品メーカーです。当初は「名簿」の製造から始まりましたが、1964年に発売された「キングファイル」が爆発的なヒットを記録し、日本のオフィスにおけるファイリング文化の礎を築きました。
キングジムの最大の特徴は、その独特な製品開発スタイルにあります。市場調査に基づいた「売れそうなもの」を作るのではなく、社員個人の「これが欲しい」という切実な悩みやアイデアを形にする、いわば「独創性重視」の姿勢を貫いています。この哲学から、ラベルライターの「テプラ」やデジタルメモ「ポメラ」、そして電子メモパッド「ブギーボード」といった、これまでの市場には存在しなかった「新ジャンル」の商品が次々と誕生しました。失敗を恐れずに年間多数の新製品を投入するその姿勢は、製造業におけるイノベーションの象徴として高く評価されています。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
リサーチに基づいた、キングジムの信頼度評価は以下の通りです。
- 革新性:★★★★★ (5.0)
- 製品の品質:★★★★☆ (4.5)
- サポート体制:★★★★☆ (4.0)
- ブランド力:★★★★★ (5.0)
- コストパフォーマンス:★★★☆☆ (3.5)
総合評価:★★★★☆ (4.4)
長年の歴史に裏打ちされた品質管理と、他社の追随を許さない独創的な商品開発力が、高い信頼性の根拠となっています。
商品紹介:キングジム 電子メモパッド ブギーボード BB-14



商品詳細
- ブランド:キングジム(Kingjim)
- 色:黒
- シートサイズ:4.1 x 5.8 インチ
- 特徴:オーダーメイド
- 商品の個数:1
- パターン:ソリッド
- 版型:オフィス用品
- ユニット数:1.0 個
- メーカー:キングジム(Kingjim)
良い口コミ
- 「A6サイズという絶妙な大きさが素晴らしく、胸ポケットに入れて持ち運べるので、現場仕事でのとっさのメモに重宝しています」
- 「書いた瞬間の反応が非常に滑らかで、まるで本物の紙にサインペンで書いているような感覚が味わえます」
- 「背面にマグネットが付いているため、冷蔵庫やスチールデスクに貼り付けて家族への伝言板として活用できるのが便利です」
- 「ボタン一つでパッと消去できる快感は、一度味わうと紙のメモには戻れません。ゴミが出ないのも環境に優しくて満足しています」
- 「電池交換ができるタイプなので、使い捨てではなく長く愛用できる点に、メーカーの誠実さを感じます」
気になる口コミ
- 「画面が少し暗く感じることがあり、照明の少ない場所では書いた文字が見えにくい場合があります」
- 「書いた内容を部分的に消去する機能がないため、一箇所間違えると全て消さなければならないのが少し不便です」
- 「付属のスタイラスペンが細身なので、長時間書き続けると少し指が疲れてしまうかもしれません」
- 「保存機能がないため、重要なメモを残したい時はスマートフォンのカメラで撮影する手間が発生します」
- 「筆圧を強くしすぎると線が太くなりすぎてしまい、細かい文字を書くには少しコツが必要だと感じました」
「BB-14」のポジティブな特色
BB-14の最大の魅力は、その「圧倒的な機動力」にあります。単なる電子メモという枠を超え、思考を妨げないスピード感を実現しています。一般的なA6ノートと同等のサイズ感でありながら、厚みはわずか数ミリという驚異的な薄さを誇ります。これにより、デスクの片隅に置いても邪魔にならず、むしろインテリアの一部として馴染む洗練されたデザインに仕上がっています。
さらに、電源を入れる必要がなく、手に取った瞬間に書き始められる「即応性」は、デジタルデバイスでありながら完全にアナログの利便性を凌駕しています。専用アプリとの連携により、書いた内容を手軽にスキャンしてデータ化できる点も、キングジムらしい「アナログとデジタルの橋渡し」が見事に形になった機能です。
「BB-14」のネガティブな特色
一方で、割り切った設計ゆえの制約も存在します。液晶にバックライトが搭載されていないため、視認性は周囲の明るさに大きく左右されます。夕暮れ時の屋外や、間接照明のみの落ち着いたカフェなどでは、文字のコントラストが不足して見えることがあります。また、高機能なタブレット端末のような「レイヤー機能」や「保存フォルダ」といった概念は一切ありません。「書いて、消す」という単一機能に特化しているため、多機能を求めるユーザーにとっては物足りなさを感じる可能性があります。


他メーカーの商品との比較
電子メモパッド市場は、現在1,000円以下の安価なノーブランド品から、数万円する高機能なE-ink端末まで、多種多様な選択肢が存在します。その中で、キングジムのBB-14を選択する価値はどこにあるのでしょうか。
書き心地と筆圧感知の精度
まず、最も大きな差が現れるのが「書き心地」です。安価なタブレット商品は、ペン先が画面に触れてから線が表示されるまでにわずかな遅延を感じたり、筆圧による強弱がうまく表現できなかったりすることが珍しくありません。対してBB-14は、米国ケントディスプレイズ社の「ブギーボード」純正技術を採用しています。この技術により、ペン先のタッチに対して液晶分子が瞬時に反応し、筆記の強弱による線の太さの変化も極めて忠実です。この「書いている実感」の差は、日常的にメモを取る際のストレスを大きく軽減します。
液晶の品質と耐久性
次に注目すべきは、液晶パネルの品質です。類似商品の中には、消去ボタンを押しても前の文字がうっすらと残ってしまう「ゴースト現象」が発生するものもあります。キングジムのブギーボードシリーズは、長年の販売実績に基づく高い消去性能を誇り、数万回の書き換えに耐えうる設計がなされています。また、BB-14はコントラスト比が最適化されており、バックライトなしでも比較的高い視認性を確保しています。ノーブランド品と比較すると、画面の地色の明るさが一段階明るく、文字が鮮明に浮かび上がるのが特徴です。
携帯性と実用的な付加機能
サイズ感においても比較が必要です。10インチ以上の大型モデルは確かに書き込める量は多いですが、携帯性には欠けます。BB-14は「手のひらサイズ」に特化したことで、スマートフォンと一緒に持ち歩くという新しいスタイルを確立しました。また、背面に定規(10cm)の目盛りが刻まれている点や、マグネットを内蔵している点など、事務用品メーカーとしての細やかな配慮が光ります。こうした「単に書けるだけでなく、道具としてどう使われるか」を突き詰めた設計は、他メーカーにはなかなか真似のできないキングジム独自の強みと言えます。
まとめ
真っ白な紙にペンを走らせる時の高揚感と、デジタルがもたらすスマートな効率性。この二つを、わずか数ミリのボディに凝縮したのがブギーボード BB-14です。会議中の急な指示や、キッチンでふと思いついた献立のメモなど、私たちの日常は溢れんばかりの言葉で満ちています。
それを一つひとつ使い捨ての紙に書き留めるのではなく、環境に配慮しながらスタイリッシュに残していく。そんな新しい習慣を、老舗メーカーであるキングジムは提案してくれました。
スマホを起動する数秒すら惜しいと感じるほど忙しい毎日を送るあなたにとって、この小さな相棒は、思考を整理するための最も力強い武器となります。一見するとシンプルな道具ですが、そこには日本のオフィスシーンを支え続けてきた企業の情熱と哲学が、確かに息づいています。ぜひ、この滑らかな書き味を手にとって確かめてください。あなたのデスクワークに、小さな、しかし劇的な変化が訪れることを願っております。




