毎日のトーストがもっとおいしくなる!KOIZUMIとはどんなブランド?高火力で焼き上げる「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」の魅力を徹底解説

毎朝のトースト一枚は300年前に麻布を担いで歩いた一人の商人から続いています

はじめに

朝の数分は、一日のうちで一番余裕のない時間です。
トースターのつまみを回して洗面所へ走り、戻ってきたら食パンの耳が真っ黒。
焦げた面をバターナイフでこそげ落としながら「またやった」とつぶやいた経験は、きっと一度や二度ではないはずです。
数年前には高級食パンの専門店に行列ができ、パンの味が大きな話題になりました。
けれど、同じ食パンでも焼き方ひとつで、ふんわりにもパサパサにも変わります。
毎朝の満足度を決めているのは、パンそのものより「焼く道具」なのかもしれません。
今回取り上げるのは、ドライヤーや季節家電で知られるKOIZUMIのオーブントースター、「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」です。
出力は1200Wで、温度は約100~260℃のあいだを好きな位置で止められます。
操作は温度とタイマーのつまみだけという、とても潔い一台です。
ただ、シンプルな道具ほど良いところも物足りないところも隠せません。
この記事では、KOIZUMIという会社の意外なルーツから、他社製品と並べたときの実力まで、遠慮なく掘り下げていきます。
冒頭の一文の意味も、読み進めるうちに分かるはずです。

Koizumiとは

企業詳細

KOIZUMIの製品を手がけるのは大阪の小泉成器株式会社

KOIZUMIブランドの家電を企画・販売しているのは、小泉成器株式会社です。
本社は大阪市中央区備後町3丁目にあり、東京都台東区にも東京本社を置いています。
設立は1989年1月19日、資本金は5億9千3百万円、社員数は2026年3月末時点で281名です。
事業内容は家電製品や家庭用品の企画・製造・卸売りとされています。
設立は1989年なので、会社としての歴史は40年に満たない長さです。
ところが、その背後にはもっと長い時間があります。

300年前の行商人から始まった物語

冒頭の一文は、ここにつながります。
グループの源流は1716年、商祖・小泉太兵衛が近江麻布の行商を始めたことにさかのぼります。
1871年には6代目の小泉新助が、現在の本社がある大阪・船場の備後町に「立木屋森之助商店」を開きました。
江戸時代に布を担いで売り歩いた商いが、今はキッチンのトースターにまで姿を変えているわけです。
1943年に五光精機工業株式会社が設立され、1946年に小泉産業株式会社へ改称して、配線器具や電熱器具の製造・卸売りで再出発しました。
その後は石油ストーブやガス器具、電気スタンドへと手を広げていきます。
1962年には家庭向けに販路を開いたヘアドライヤーが大ヒットし、1976年には業界に先駆けて家具調こたつを発売しています。
そして1989年、小泉産業の組織改革で商事部門と家電照明の営業部門が切り分けられ、小泉成器株式会社が生まれました。
2016年にはグループとして創業300周年を迎えています。
グループの理念として掲げられているのは、近江商人の教えとして知られる「三方よし」です。
売り手よし、買い手よし、世間よしという考え方で、300年続いた商家らしい看板と言えます。

「コイズミ照明」とは別の会社

ここで混乱しやすい点を整理しておきます。
照明器具で目にする「コイズミ照明」は、小泉成器とは別の会社です。
小泉成器の関係会社として、小泉産業、コイズミ照明、コイズミファニテック、コイズミ物流などが並んでいます。
同じグループの仲間ではあるものの、トースターやドライヤーを扱うのは小泉成器という位置づけです。

メーカーであり、問屋でもあるという特徴

小泉成器のもう一つの顔は「卸」です。
自社で商品を企画・開発するメーカーであると同時に、国内外の有名メーカーのブランド商品を販売するベンダーでもあると紹介されています。
仕入先にはアンカー・ジャパン、グループセブジャパン、TOTO、タニタ、ネスレ日本などが名を連ね、販売先は家電専門店やホームセンター、ディスカウントストア、ドラッグストアなどです。
つまり、家電量販店の棚に並ぶ他社製品の一部も、小泉成器を通って届いている可能性があります。
株主にもタイガー魔法瓶、オムロンヘルスケア、パロマ、トヨトミといった家電・住宅設備の企業が入っています。
業界の中で長く取引を重ねてきた会社だということが、この顔ぶれからも伝わってきます。

数字で見る会社の規模

就職情報サイトによると、2025年3月期の売上高は677億円、2025年3月末の従業員数は293名です。
単純計算すると、社員一人あたりの売上は2億円を超えます。
自社製品だけでなく、卸として他社製品を大量に動かしている会社だからこそ出る数字です。
Wikipediaでは「日本の中堅電機メーカー」と紹介されており、三菱電機とは資本関係はないものの、配送や仕入れで業務提携していると書かれています。

物流と開発の体制

卸の会社にとって、ものを運ぶ力は生命線です。
2000年に西日本の南港、2004年に東日本の埼玉で物流拠点が動き出し、2001年にはAEO(輸出入の手続きで国から信頼性を認められた事業者)の承認を受けています。
2016年に香港、2017年に中国・深圳に海外子会社を設立しました。
2021年には東京本社を新設し、2022年には商品企画開発部と品質管理部を東京のR&Dセンターへ移しています。
2023年に浦安、2024年に尼崎の商品センターも開設されました。
ここ数年で、商品づくりと物流の両方に投資を続けていることが分かります。

KOIZUMIブランドの主な商品

独自商品としては、ヘアドライヤーやヘアアイロンなどの美容家電、オーブントースターやオーブンレンジ、IHクッキングヒーターといった調理家電、セラミックヒーターや家具調こたつなどの季節家電、LEDシーリングライトなどの家電照明が挙げられています。
なかでも知名度が高いのはドライヤーです。
2013年に登場したヘアドライヤー「MONSTER」は、大風量をうたいテレビCMでも話題になった商品です。
KOIZUMIと聞いてドライヤーを思い浮かべる人が多いのも、この流れを考えれば納得できます。

忖度なしで見た気になる点

良い話ばかりでは公平ではないので、引っかかる点も書いておきます。
一つ目は、財務情報の見え方です。
小泉成器の公式サイトでは売上高の推移は公開されていますが、利益の詳しい内訳までは今回の調査ではたどれませんでした。
一方、親会社にあたる小泉産業は決算情報が公開されており、10年前と比べて売上高は約0.7倍と縮小傾向が示されています。
グループ全体として、決して右肩上がりの局面ではない点は押さえておくべきです。
二つ目は、生産の実態です。
海外子会社の存在は確認できましたが、「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」がどこの工場で作られているかは、今回の調査では分かりませんでした。
三つ目は、ブランドの看板がドライヤー寄りだという点です。
トースターは「KOIZUMIといえばこれ」という主力商品ではなく、手堅い品ぞろえの一つとして見るのが実態に近いと考えられます。
とはいえ、300年続く商家の流れをくむ会社が、日本の売り場に根を張って家電を届けているという事実は、無名ブランドとは比べものにならない安心材料です。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★★(5.0)
本社・東京本社の所在地、設立日、資本金、役員、株主、取引銀行まで公式サイトで公開されています。
運営元がはっきりしないブランドも多いなか、ここまで開示している点は高く評価できます。

市場での評価実績 ★★★★☆(4.5)
1962年のドライヤーのヒットから続く家電の実績があり、家電専門店やホームセンターに長く商品を届けてきました。
大手メーカーの商品を仕入れて販売する立場でもあり、業界内での信用の厚さがうかがえます。

商品開発の専門性 ★★★★(4.0)
2022年に商品企画開発部と品質管理部をR&Dセンターへ集約するなど、開発体制の強化が見られます。
ただし、トースター分野で独自の加熱技術を打ち出している様子は確認できず、この点は伸びしろです。

社会的・文化的な取り組み ★★★★(4.0)
「三方よし」を理念に掲げ、公式サイトにはサステナビリティのページも設けられています。
300年にわたる商家の歴史そのものが、日本の商いの文化を今に伝える存在と言えます。

財務情報の開示度 ★★★(3.0)
売上高の推移は公開されており、親会社の決算情報からグループの状況もある程度たどれます。
一方で、小泉成器単体の利益面は今回の調査では詳しく確認できませんでした。

総合評価 ★★★★☆(4.1)
身元のはっきりした老舗系の家電会社で、安心して選べる水準にあります。
開発力のアピールと財務の見える化が進めば、さらに評価を上げられる会社です。

商品紹介「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」

商品詳細

  • 色:ホワイト
  • 商品の寸法:27.6奥行き×35幅×22.7高さcm
  • 特徴:タイマー、取り外し可能なくずトレイ
  • ワット数:1200W
  • 本体サイズ:幅35×奥行27.6×高さ22.7cm
  • 庫内サイズ:幅31×奥行21.5×高さ9.2cm
  • 本体重量:2.9kg
  • 消費電力:1200W
  • 温度調節:約100~260℃
  • トースト枚数:山型2枚
  • 加熱方式:赤外線加熱
  • 出力:ハイパワー1200W
  • 庫内タイプ:ビック&ワイド庫内タイプ
  • 対応メニュー:山型トースト2枚、20cmピザも可能
  • お手入れ:お手入れが簡単な焼き網着脱式
  • 温度調節方式:無段階温度調節
  • タイマー:15分タイマー(15分計タイマー)
  • 電源:AC100V50/60Hz共用
  • コードの長さ:1.0m
  • 本体サイズ(仕様表記):約350(W)×276(D)×227(H)mm
  • 庫内サイズ(仕様表記):約310(W)×215(D)×92(H)mm
  • 質量:約2.9kg
  • 付属品:トレー

良い口コミ

「庫内が思ったより広くて、山型の食パンでも上がヒーターに近づきすぎず、焼きやすいです」

「冷凍ピザを買ってきても、20cmくらいならそのまま入るので、切り分ける手間がなくなりました」

「つまみ二つだけなので、家族の誰が使っても迷いません。朝のバタバタした時間にはこれが一番です」

「焼き網が外せるので、チーズがこぼれたときも洗い場に持っていけて、掃除のストレスが減りました」

「温度を細かく合わせられるので、トーストは高め、グラタンの焼き色付けは低めと使い分けています」

気になる口コミ

「タイマーが15分までなので、焼き芋や厚めのグラタンを作るときは、途中でもう一度回す必要があります」

「幅が35cmあるので、狭いキッチンでは置き場所を決めるのに少し悩みました」

「コードが1mしかなく、コンセントの位置によっては延長コードが必要になりそうです」

「ダイヤル式なので、毎回まったく同じ焼き加減にするには、自分なりの目盛りの位置を覚える必要があります」

「高級トースターのような特別なヒーターは書かれていないので、焼き上がりの感動を求めるなら物足りないかもしれません」

「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」のポジティブな特色

一番の魅力は、2枚焼きクラスとは思えない庫内の広さです。
庫内は幅31×奥行21.5×高さ9.2cmで、商品説明でも「ビック&ワイド庫内タイプ」とうたわれています。
山型トースト2枚に加えて、20cmのピザも焼けるとされています。
たとえば、スーパーで買った冷凍ピザをそのまま入れられるかどうかは、小さなことのようで毎回の手間を大きく左右します。
庫内の高さ9.2cmは、ふくらんだ山型パンやグラタン皿を入れるときの余裕にもつながります。

次に、温度調節の自由度です。
約100~260℃の範囲を、段階ではなく好きな位置で止められる無段階温度調節です。
表面をカリッとさせたいトーストは高め、焦げやすいチーズのせパンやお餅は少し低めというように、食材に合わせて火加減を変えられます。
「何度に合わせればいいか分からない」という人は、まず一番高い位置で焼いて焦げやすさを確かめ、次の朝から少しずつ下げていくのがおすすめです。
二、三回で「わが家のちょうどいい位置」が見つかり、それが毎朝の定位置になります。

出力の1200Wも見逃せません。
同じKOIZUMIの2枚焼きトースターでも、1000Wのモデル(KOS-1032/K)が販売されています。
それと比べれば、KOS-1205/Wはブランド内で一段パワーのある選択肢と言えます。
タイトルの「高火力」は、この位置づけで理解するのが正確です。

お手入れのしやすさも実用面で効いてきます。
焼き網は着脱式で、くずトレイも取り外せます。
パンくずやチーズの焦げは放っておくと、次に焼いたときの嫌なにおいの原因になりがちです。
網ごと外して洗えるので、汚れを「ためない」習慣が作りやすくなります。
週末に一度、くずトレイを外してパンくずを捨てるだけでも、清潔さはかなり保てます。

最後に、操作の分かりやすさです。
温度とタイマーのつまみだけなので、説明書を読まなくても直感で使えます。
高齢の家族や子どもがいる家庭でも、使い方を教える手間がほとんどかかりません。
多機能な家電ほど使わないボタンが増えるものですが、この一台は「毎日使う機能だけ」に絞られています。

「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」のネガティブな特色

まず気になるのは、タイマーが15分までという点です。
トーストや冷凍ピザには十分ですが、焼き芋や厚みのあるグラタンなど、じっくり火を通したい料理では時間が足りなくなる場面があります。
途中でつまみを回し直す必要があり、「ほったらかし調理」には向きません。

次に、加熱の仕組みについての情報が少ない点です。
商品説明に書かれているのは「赤外線加熱」までで、ヒーターの種類や立ち上がりの速さは示されていません。
他社のトースターには、特殊なヒーターで短時間に高温へ上げることを売りにした製品もあります。
焼き上がりの食感を最優先したい人にとっては、判断材料が足りないと感じるはずです。

設置面の注意もあります。
本体は幅35×奥行き27.6×高さ22.7cm、重さは2.9kgです。
庫内が広いぶん、本体も2枚焼きとしては大きめです。
コードの長さは1.0mなので、コンセントから離れた場所には置きにくくなります。
また、消費電力が1200Wあるため、電子レンジや電気ケトルなど電力の大きい家電と同じ回路で同時に使うと、ブレーカーが落ちる可能性があります。
延長コードを使う場合は、容量に余裕のあるものを選ぶ必要があります。

付属品がトレーのみという点も、人によっては物足りません。
自動メニューや焼き色の選択機能はなく、仕上がりは使う人の感覚に任されます。
「ボタン一つで毎回同じトースト」を期待すると、少しギャップを感じるかもしれません。

他メーカーの商品との比較

比較した3つのモデル

比べたのは、アイリスオーヤマの「EOT-201」、山善の「YTSC-C120」、アラジンの「AET-GS13C」です。
いずれも2枚焼きで、1200W前後の出力を持つモデルです。

出力と温度:上限温度で差が出る

アイリスオーヤマのEOT-201は1200Wで、温度は80~230℃の無段階調節です。
山善のYTSC-C120も1200Wで、温度は80~230℃を16段階で切り替える方式です。
出力が同じ1200Wなので、KOS-1205/Wの「高火力」は、この価格帯では横並びと見るのが正直なところです。
ただし上限温度はKOS-1205/Wの約260℃が上回ります。
一方、アラジンのAET-GS13Cは1270Wで、温度は100~280℃の無段階調節、上部にグラファイトヒーターを備えています。
火力と上限温度では、アラジンが一歩先を行きます。

庫内の広さ:KOS-1205/Wが強い

EOT-201の庫内は幅約26×奥行約18×高さ約8.5cmです。
KOS-1205/Wの幅31×奥行21.5×高さ9.2cmと比べると、ひと回り小さくなります。
アラジンの庫内は幅310×奥行235×高さ87mmで、奥行きはアラジン、高さはKOS-1205/Wに分があります。
厚みのある料理を入れるなら、KOS-1205/Wの高さは心強い要素です。

タイマーと使い勝手:アイリスオーヤマが優勢

KOS-1205/Wのタイマーは15分です。
山善のYTSC-C120も15分、アラジンのAET-GS13Cも15分で並びます。
これに対してEOT-201は30分タイマーで、ドアを開けると焼き網が手前に出るスライドオープンドアも備えています。
焼き芋やグラタンをよく作るなら、アイリスオーヤマの使い勝手が明らかに上です。

本体の大きさと重さ

EOT-201は幅約36.5×奥行約24.5×高さ約20.7cmで、質量は約2.3kgです。
YTSC-C120は幅37×奥行き21.2×高さ20.9cm、重量2.7kgです。
AET-GS13Cは幅35×奥行き29.5×高さ23.5cm、重さ約3.4kg、コードの長さは1.2mです。
KOS-1205/Wの2.9kgは、軽さではアイリスオーヤマや山善に負けますが、アラジンよりは扱いやすい重さです。

比較から見えた結論

焼き上がりの食感を追求したいならアラジンですが、価格.comでは最安価格が1万円を超えて表示されていた時期があり、手軽に選べる価格帯ではありません。
長時間の調理や取り出しやすさを重視するなら、アイリスオーヤマのEOT-201が向いています。
KOS-1205/Wが光るのは、「2枚焼きの大きさで、広い庫内と高めの温度を両立したい人」です。
価格は販売店や時期で大きく変わるため、購入時にはこの3機種と並べて確認するのが確実です。

まとめ

パンの値段も電気代もじわじわ気になる今、家で焼く一枚の満足度はますます大事になっています。
「Koizumiオーブントースター2枚焼きKOS-1205/W」は、突出した技術で驚かせる一台ではありません。
それでも、20cmのピザが入る庫内と、約260℃まで合わせられる温度つまみは、毎朝の小さな不満を確実に減らしてくれます。
タイマーの短さなど弱点もはっきりしていますが、それを知ったうえで選べば後悔は少ないはずです。
300年前の行商から続くKOIZUMIの商いが、今はあなたの朝の一枚を支えている。
そう思うと、焼き上がりのパンが少しだけ特別に見えてきます。
まずは明日の朝、今使っているトースターの庫内の高さを、メジャーで一度測ってみてください。
その数字が、次の一台を選ぶいちばん確かな物差しになります。

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