毎日の食材管理をスマートに!真空パックんはどんなブランド?キッチンの効率化を支える「真空パックん真空パック機シェフ3Plus」を徹底紹介

真空の主役は袋ではなく「部屋」です

はじめに

特売のお肉を買い込んで冷凍したのに、ひと月後には白く霜が付いて、パサついている。
そんな経験に心当たりはありませんか。
物価高が続き、まとめ買いと作り置きはどの家庭でも当たり前の知恵になりました。
けれど、せっかく安く買った食材が冷凍焼けで台無しになると、節約したはずの気持ちまでしぼんでしまいます。
そこで頼りになるのが家庭用の真空パック機です。
ただ、多くの家庭用モデルには弱点がひとつあります。
カレーや煮魚の汁、マリネ液のような「水分」が苦手なのです。
袋の口から空気を吸い出す仕組みなので、液体まで一緒に吸い込みかけてしまいます。
この弱点を正面から解決しようとしたのが、新聞通販で知られる「真空パックん」シリーズのチャンバー式モデル「真空パックん真空パック機シェフ3Plus」です。
冒頭の一文の意味は、この記事を読み進めるとわかります。
まずはブランドの素顔から確認していきます。

真空パックんとは

企業詳細

Amazonの商品ページでメーカー欄に表示される「暮らしの幸便」は、会社名ではなく屋号です。
運営しているのは株式会社ワイドシステムで、「真空パックん」などを扱う通信販売会社です。販売経路は新聞・雑誌の紙媒体、インターネット通販、会員限定カタログと幅広くなっています。
屋号の読みは「くらしのこうびん」です。新聞広告では、ハトがプレゼントを運ぶマークが目印になっています。
地方紙や全国紙の通販欄で、このマークを見たことがある人もいるかもしれません。

会社の基本情報は、公式通販サイトの会社概要で確認できます。
設立は1983年12月9日、代表取締役は磯山晃氏です。事業内容はインターネット・新聞・カタログを媒体とした通信販売で、所在地は山口県宇部市大字中宇部229-4です。
商品説明にある「山口県にある総合通販企業」という一文は、この会社概要と一致します。

社歴には、通販会社としては少し珍しい出発点があります。
1983年に物販などの開発・製造会社として設立され、1993年に新聞媒体を中心とした通信販売を開始しました。1999年にはインターネット通販を始め、2004年に暮らしの幸便本店サイトを開設しています。
はじめは「作る側」の会社で、そこから「売る側」へ軸足を移してきた流れが読み取れます。
新聞通販からネット通販へという移り方は、昭和創業の通販企業がたどった典型的な道筋でもあります。
コーポレートサイトには、「ほかより、ちょっと優れた、一味違う」商品を届けたいという方針が掲げられています。

物流の体制も確認しておきます。
受注から発注までを社内で行い、山口県の自社倉庫から出荷していると説明されています。
外部に丸投げせず自社で回している点は、通販会社として信頼を判断する材料のひとつになります。

業界団体との関わりもあります。
日本通信販売協会(JADMA)の正会員として掲載されています。
JADMAは通販事業者の業界団体で、入会には審査があります。
そのため、身元の分からない事業者とは一線を画す目安として使えます。
さらに、高度管理医療機器等の販売業許可や、通信販売酒類小売業を含む酒類販売業免許も公開されています。暮らしの幸便のほか、「いつもショップ」「通販ライフ」「MONO生活」という販売場名も併記されています。
複数の屋号で通販を展開している、ということになります。

看板商品が「真空パックん」シリーズです。
家庭用真空パック器「真空パックんPlus」は、NHK「まちかど情報室」で紹介されました。この件は、2018年2月22日付の山口新聞にも取り上げられています。
また、「真空パックん」は株式会社ワイドシステムの登録商標です。公式サイトでは、正規店以外から購入した商品は品質保証や返品・交換の対象外になると注意を促しています。
人気商品ゆえに模造品や転売品が出回っているとも読めるため、購入先は慎重に選ぶ必要があります。

シリーズの中心は、袋の口から空気を抜く脱気式です。
そこに液体対応のチャンバー式「シェフ」系統が加わりました。
公式通販では、「真空パックんシェフ2」が液体保存対応・専用袋不要の家庭用チャンバー式として販売されています。
同じページには、脱気式の機種を使っていたが汁物を真空パックできずに困っていた、という購入者の声も載っています。
脱気式からチャンバー式へ乗り換えるユーザーが実際にいることがうかがえます。

一方で、確認できなかった点もはっきり書いておきます。
資本金、従業員数、売上高、製品の製造委託先などの情報は、今回の調査では公開資料から見つけられませんでした。
また、「シェフ3Plus」という名称の製品を説明する公式ページは確認できませんでした。
Amazonの説明文にも「シェフ」「シェフ2」の表記が混ざっているため、購入前に型番とJANコードを販売ページで照らし合わせることをおすすめします。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★☆(4.5)
法人名、設立日、代表者、所在地、社歴まで公式サイトで公開されています。
屋号と法人名の関係も明記されており、問い合わせ先をたどりやすい会社です。

市場での評価実績 ★★★★(4.0)
新聞通販で長く続いている実績に加え、真空パックんPlusはNHKの生活情報番組でも紹介されました。
ただし、外部の第三者機関による客観的な販売データは確認できなかったため、満点は見送りました。

商品開発の専門性 ★★★☆(3.5)
開発・製造会社として出発した経緯があり、真空パック器を複数の方式で展開しています。
一方、製造拠点や開発体制の詳細は公開されておらず、判断材料が限られます。

社会的・文化的な取り組み ★★★(3.0)
業界団体への加盟や各種許認可の公開など、通販事業者としての誠実さは見て取れます。
地域貢献や環境面の取り組みについては、まとまった情報を見つけられませんでした。

財務情報の開示度 ★★☆(2.5)
非上場企業のため、決算情報の開示は確認できませんでした。
珍しいことではありませんが、数字で経営の安定性を判断するのは難しい状況です。

総合評価 ★★★☆(3.5)
40年を超える社歴と、顔の見える運営体制はしっかりした安心材料です。
情報公開の範囲は限られるものの、正規ルートで買う限りは安心感のあるブランドと評価します。

商品紹介「真空パックん真空パック機シェフ3Plus」

商品詳細

  • 材質:ステンレス鋼
  • 商品の重量:約9.2kg
  • 電源:電源コード式(AC100V50/60Hz)
  • メーカー:暮らしの幸便
  • 方式:チャンバー式(液体の真空保存に対応)
  • 蓋:厚さ10mmの強化ガラス(真空中に中の様子を確認可能)
  • 最大脱気圧:712mmHg(94.9kPa)
  • 脱気時間:15〜45秒で設定可能
  • 脱気時間の目安:通常の品物20〜30秒/柔らかい物15秒/液体40〜45秒/下味をつけたい場合45秒
  • シール時間:3〜6秒で設定可能
  • シール時間の目安:通常の袋4〜5秒/水分を含む袋5〜6秒/気温が低い場合(屋外、12℃以下の室内)6秒/気温が低く水分を含む食品6秒
  • シール可能幅:最大24cm
  • シール幅:2.5mm×2
  • 使用できる袋のサイズ目安:横24cm以下、縦30〜34cm以下
  • 対応する袋:市販の真空用袋(専用袋不要)
  • ポンプ:ドライポンプ(オイル交換などの特別なメンテナンス不要)
  • マリネ機能:45秒間脱気を続けたあとシールせずに終了、1〜2回の繰り返しで短時間に味が染み込む
  • 蓋のヒンジ:衝撃音を吸収し事故を防ぐダンパーヒンジ
  • 60秒カウントダウン機能:連続使用による内部温度の上昇を抑え、故障や事故を防ぐ
  • 連続使用時間の目安:1時間以内(熱線と本体が冷めてから再使用)
  • お手入れ:脱気室は拭き取り可能、熱線部分は取り外し可能
  • 本体側面:持ち上げやすい溝付き
  • サイズ:約幅31.5cm×高さ20.5cm×奥行34cm
  • コード長:1.8m
  • 消費電力:280W/300W
  • 操作方法:タッチパネル(強く押さず「触って→離す」を繰り返す)
  • 用途:家庭用(業務用としての使用は不可)
  • 保証期間:1年間(オークションサイトやフリマサイトなど第三者からの購入は対象外)
  • 有償修理となる例:不適切な蓋の開閉によるヒンジの故障、本体のヒビ

良い口コミ

「作り置きのカレーを汁ごと真空にできて、冷凍庫の中がすっきり平らに並ぶようになりました」

「ガラスの蓋越しに袋がしぼんでいく様子が見えるので、失敗したかどうかが一目で分かって安心です」

「専用袋を買わなくていいので、使う回数が増えても袋代が気になりません」

「マリネ機能で鶏むね肉に下味を付けると、ひと晩漬けたような仕上がりになって驚きました」

「オイル交換がいらないので、機械が苦手な私でもお手入れで困ることがありません」

気になる口コミ

「9kgを超える重さなので、使うたびに棚から出し入れするのはかなり大変です」

「1回ごとに60秒待つ必要があり、まとめて20袋作ろうとすると思った以上に時間がかかります」

「袋の横幅が24cmまでなので、大きな塊肉や丸ごとの魚は切り分けないと入りません」

「蓋がゆっくりしか閉まらず、最初は故障かと思って力を入れそうになりました」

「タッチパネルを強く押しても反応しないので、操作のコツに慣れるまで戸惑いました」

「真空パックん真空パック機シェフ3Plus」のポジティブな特色

いちばんの価値は、汁物やタレ漬けを、こぼさずそのまま真空保存できることです。
ここで冒頭の一文に戻ります。
多くの家庭用モデルは、袋の口から空気を吸い出します。
ストローで袋の中身を吸うようなもので、汁気が多いと液体まで引っ張られてしまいます。
チャンバー式は発想が逆です。
袋をまるごと箱の中に入れ、箱の中の空気を一気に抜きます。
袋の内と外が同時に減圧されるので、液体は袋の中にとどまります。
真空にしているのは袋ではなく「部屋」です。
商品説明によれば、袋の空気だけでなく食材の中の空気まで抜けるとされています。
最大脱気圧は94.9kPaで、シリーズの中で最も高い数値です。

日々の使い勝手にも、うれしい工夫があります。
脱気時間は15〜45秒、シール時間は3〜6秒の範囲で調整できます。
柔らかい豆腐やケーキは短めに、冷えた冬のキッチンではシールを長めに、と食材や季節に合わせて設定を変えられます。
具体的な目安が説明書に書かれているので、勘に頼る必要はありません。

マリネ機能も、使い方しだいで毎日の料理の時短につながります。
45秒間脱気したあと、シールせずに終わる仕組みです。
これを1〜2回くり返すだけで、浸透圧の働きで少ない調味料でも味が入りやすくなります。
帰宅後に唐揚げの下味を付けて、着替えている間に揚げる準備が整う、という使い方もできます。

お金と手間の面でも、長く使うほど差が出ます。
市販の真空用袋が使えるため、メーカー専用品を買い続ける必要がありません。
業務用の機械で必要になるオイル交換も、ドライポンプなので不要です。
熱線は取り外せ、脱気室はさっと拭けるため、料理のあとの片付けも短時間で済みます。

「真空パックん真空パック機シェフ3Plus」のネガティブな特色

まず、置き場所を選びます。
重さは約9.2kgで、2Lのペットボトル4本半ほどにあたります。
奥行きも34cmあるため、狭いキッチンでは「出しっぱなしにできる場所があるか」が購入前の最初の確認事項になります。
しまい込むと使わなくなる、という家電によくある失敗に陥りやすい重さです。

次に、まとめ作業との相性です。
操作のたびに60秒のカウントダウンがあり、連続使用は1時間以内が目安とされています。
週末に1週間分の作り置きを一気に袋詰めしたい人にとっては、待ち時間が気になるはずです。
機械を長持ちさせるための仕様ですが、作業のテンポは確実に落ちます。

袋のサイズにも制限があります。
横24cm以下という上限があるため、大きなブロック肉や長い魚は事前に切り分ける必要があります。

扱いには少し注意も必要です。
ガラスの重い蓋はダンパーヒンジでゆっくり閉まる仕組みで、無理に力を加えると壊れることがあります。
不適切な開閉によるヒンジの故障や本体のヒビは有償修理と明記されているため、家族みんなに扱い方を共有しておくことが欠かせません。
さらに、表記の混在によって型番が分かりにくい点も、購入時の小さなハードルになります。

他メーカーの商品との比較

方式の違いが比較の出発点

真空パック機を選ぶとき、最初に分かれ道になるのが方式です。
袋の口から空気を吸う脱気式(外付け式)は、軽くて安いのが特徴です。
一方、箱ごと減圧するチャンバー式は、液体に強いのが特徴です。
海外の家庭用チャンバー機の販売店も、チャンバー式は真空度を高めやすく、液体を扱いやすいことを利点に挙げています。さらに、表面が平らで安価な袋を使える点もメリットとして紹介しています。

アノバ「PrecisionChamberVacuumSealer(精密チャンバー式真空シーラー)」との比較

同じ家庭向けのチャンバー式として、スペックが近いのがアノバの製品です。
本体は345×285×225mmで、シールバーは300mm、圧力は0.95bar、ポンプはメンテナンス不要のドライポンプと公表されています。
消費電力は280Wです。
真空の強さはほぼ互角です。
大きく差が出るのはシール幅で、30cmあるアノバに対してシェフ3Plusは24cmにとどまります。
大きな食材をそのまま入れたいなら、アノバのほうが有利です。
また、価格は米国サイトで279ドルと表示されています。
ただし、日本国内での正規販売の状況やサポート体制は今回の調査では確認できませんでした。
AC100Vにそのまま対応し、日本語で問い合わせができて、国内企業による1年保証が付く点は、シェフ3Plusのはっきりした強みです。

アイリスオーヤマ「VPF-C50」(脱気式)との比較

手軽さを重視するなら、脱気式のアイリスオーヤマ「VPF-C50」が対極の選択肢になります。
充電式のコードレスで、フル充電で約30回使えます。別売の耐熱ガラス容器と組み合わせれば、汁気の多い食材にも対応できます。
ある通販サイトでの販売価格は8,027円でした。
軽さと価格ではVPF-C50が圧倒的です。
ただし、専用ロールや専用袋は別売とされています。
液体を袋のまま真空にできる点と、市販の袋が使える点では、シェフ3Plusが優位です。

同じシリーズの脱気式との違い

真空パックんシリーズの脱気式は、液体の扱いで不利になります。
すでに脱気式を持っていて汁物だけに困っているなら、シェフ3Plusは買い足す価値が十分にあります。

比較から見えた選び方

汁物の作り置きや下味冷凍が多く、キッチンに据え置く場所がある人には、シェフ3Plusが向いています。
乾いた食材が中心で、収納性を優先したい人なら、脱気式で十分です。

まとめ

冷凍庫を開けたとき、平らになったカレーの袋がきれいに立てて並んでいる。
それだけで、平日の夜の気持ちはずいぶん軽くなります。
「真空パックん真空パック機シェフ3Plus」は、袋ではなく部屋ごと真空にするチャンバー式です。
そのおかげで、家庭用モデルが苦手としてきた汁物を、こぼさずに閉じ込められます。
運営する株式会社ワイドシステムは、山口県で40年以上通販を続けてきた会社で、顔の見える安心感があります。
一方で、9kgを超える重さと、1回ごとの60秒の待ち時間は、正直に言って楽ではありません。
物価高のなかで食材を一切れも無駄にしたくない人ほど、この重さに見合うだけの働きを実感できるはずです。
まずは今夜、冷凍庫の奥から霜の付いた袋を一つ取り出してみてください。
「真空にしていたら、こうはならなかった」と感じたら、それが買い替えを考える合図です。

タイトルとURLをコピーしました