外出先の充電切れにもう悩まない!UGREENのブランドの魅力と大容量で頼れる「UGREENモバイルバッテリー20000mAhPB720」を徹底解説

充電切れを招くのは容量不足ではありません

はじめに

夕方のカフェで、ノートPCの残量は12%、スマホは赤いアイコン。
コンセント席は全部埋まっていて、思わず天井を見上げてしまう。
そんな経験が一度はあるのではないでしょうか。
「大容量のモバイルバッテリーさえ持っていれば大丈夫」と思いがちですが、話はそれほど単純ではありません。
飛行機のルールも変わりました。
国土交通省の新ルールが2026年4月24日から適用され、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは1人2個まで(160Wh以下)、機内でのバッテリーへの充電も、バッテリーから他の機器への充電もしないことになりました。
乗る前に満タンにしておき、降りたらすぐ使える段取りが、これまで以上に大事になっています。
今回取り上げるのは、充電器やケーブルで知られるUGREEN(ユーグリーン)の「UGREENモバイルバッテリー20000mAhPB720」です。
単一ポートで最大100W。
ノートPCも急速充電できる力を持った一台です。
ただし、スペック表の数字だけで選ぶと、思わぬところでつまずきます。
この記事では、ブランドの成り立ちから商品の実力、他メーカーとの比較まで、良い点も気になる点も包み隠さずお伝えします。
冒頭の一文の意味は、読み終えるころに分かるはずです。

UGREENとは

企業詳細

一本のケーブルから始まった会社

UGREENは、張清森(ジャン・チンセン)氏が2012年に立ち上げた家電・周辺機器ブランドで、深圳に拠点を置くUgreenGroupLtd(ユーグリーン・グループ)が運営しています。
現地メディアでは、一本の充電ケーブルから身を起こし、上場までこぎつけた創業者として紹介されています。
創業当初の主力は、USBケーブルやHDMIアダプター、充電アクセサリー、スマホ周辺機器でした。
スマホやUSB-C機器が普及するにつれて、高性能な充電器、ドッキングステーション、ストレージ、ネットワーク機器へと守備範囲を広げてきました。
地味なケーブルから始めて、気づけば家庭のデータ保管まで担う会社になっていた。
そんな成長の仕方をしてきたブランドです。

上場企業としての顔

運営会社のUgreenGroupLimitedは、2024年7月から深圳証券取引所に上場しています。
証券コードは301606です。
会長で共同創業者の張清森氏が筆頭株主かつ支配株主で、2026年6月30日時点の持株比率は45.27%です。もう一人の共同創業者であるチェン・ジュンリン氏は副会長を務め、約17%を保有しています。
所有の構造は分かりやすく、無名ブランドにありがちな「誰が売っているのか分からない」という不安はほとんどありません。
一方で、創業者の持株比率がここまで高いと、経営判断が特定の人物に大きく左右される体制だという見方もできます。

ネット通販から世界ブランドへ

2012〜2015年には、Amazon、AliExpress、eBay、Shopeeといった通販サイトを通じて海外展開を始めています。
2016〜2017年にはモバイルバッテリーなどの主要カテゴリを投入しました。
2018〜2019年には、Amazonの「MostPopularBrandSeller(最も人気のあるブランド出品者)」に2年連続で選ばれたと発表しています。
2022〜2023年には実店舗網を世界1万店以上に広げ、世界初とうたう300W充電器を発表しました。2025年には、同じく世界初とする500W充電器を市場に投入しています。
現在は180以上の国と地域で事業を展開し、3億人以上のユーザーを抱えるとしています。
ここは冷静に見ておきたいところです。
同社の欧州向けサイトには、ユーザー数を2億人以上とする古い表記が残っています。
「世界初」やユーザー数は、どれも自社発表の数字です。
規模の大きさは確かでも、数字の細部は割り引いて受け取るのが賢明です。

4つの事業領域と、NASでの存在感

現在の事業は、スマート充電・クリエイティブ製品、スマートオフィス製品、スマートオーディオ・ビジュアル製品、スマートストレージ製品の4分野で構成されています。
なかでも勢いがあるのがNAS(ネットワーク接続型のデータ保管装置)です。
NASyncDXPシリーズは、米国のクラウドファンディングサイトKickstarterで、NASとして最高の調達額を記録したと発表されています。
日本でも2025年2月14日から5月1日まで支援を募り、支援総額10億円超、支援者1万6,800人超を集め、国内のクラウドファンディング記録を塗り替えたとしています。
特許は世界で2,100件以上(うち発明特許40件)、レッド・ドットやiFを含む国際的なデザイン賞は80以上と公表されています。
数は多いものの、技術的な新規性が問われる発明特許は40件にとどまります。
この点は、数字の見栄えとは分けて考えておくべきです。

日本での展開

日本では、東京都千代田区に本社を置く株式会社ユーグリーン・ジャパンが窓口になっています。
2026年9月11日には都内で発表会を開き、俳優の山崎賢人さんを新たなブランドアンバサダーに起用して新CMを公開しました。
発表会のテーマは「GoodChoice,ColorfulLife.(良い選択が、彩りある暮らしをつくる)」です。
同社によると、2026年度上半期の売上高は約1400億円で、前年同期から50.9%伸びています。
さらに、調査会社Frost&Sullivanのデータを根拠に、2025年の一般消費者向けNASの出荷台数と小売売上高でブランド別世界1位になったとアピールしています。
ただし、この種の順位は市場の区切り方しだいで大きく変わります。
「世界1位」の文言だけで判断しないことをおすすめします。
一部の製品は、Appleの認証プログラムであるMFi認証も取得しています。
iPhoneまわりのアクセサリーで一定の品質基準を満たしている点は、安心材料のひとつです。

忖度なしで見る注意点

情報の透明性は、越境ECブランドのなかでは明らかに上位です。
上場企業なので、資本構成や業績が外から確認できます。
一方で、華やかな数字の多くは自社発表で、第三者による検証は限られています。
日本語で読める決算資料も多くありません。
「大手だから全部安心」ではなく、「素性がはっきりした大手なので、製品ごとに中身を見て選べるブランド」と捉えるのがちょうどいい距離感です。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★☆(4.5)
上場企業で、創業者と主要株主の持株比率まで公開されています。
日本法人の所在地も明らかで、窓口の分かりやすさは高水準です。

市場での評価実績 ★★★★☆(4.5)
通販サイトでの受賞歴や世界1万店超の販売網から、長年の支持が読み取れます。
ただし、評価の根拠の多くは自社発表です。

商品開発の専門性 ★★★★(4.0)
充電器分野で「世界初」をうたう製品を相次いで出しており、技術への投資は本物です。
発明特許の件数が全体のごく一部にとどまる点を考慮し、満点は見送りました。

社会的・文化的な取り組み ★★★(3.0)
アンバサダー起用や日本向けのクラウドファンディングなど、市場との対話には積極的です。
環境や社会貢献に関する具体的な活動は、今回のリサーチでは十分に確認できませんでした。

財務情報の開示度 ★★★★(4.0)
上場企業として業績の開示義務があり、売上の伸びも公表されています。
日本語で直接読める資料が少ない点で一段階下げています。

総合評価 ★★★★(4.0)
素性が明確で、規模と実績も伴うブランドです。
数字の見せ方には誇張の余地があるため、製品単位で冷静に見極めれば信頼して選べる企業と判断しました。

商品紹介「UGREENモバイルバッテリー20000mAhPB720」

商品詳細

  • コネクタタイプ:USBTypeA,USBTypeCx2
  • ブランド:UGREEN
  • バッテリー容量:20000milliamp_hours(20000mAh/ミリアンペア時)
  • 色:グレー
  • 特徴:デジタルディスプレイ、短絡保護、過充電保護、高速充電
  • 出力:100Wの高出力
  • フル充電の目安:iPhone18を約3.7回、GalaxyS26Ultraを約3回、MacBookAir13インチを約1.3回、DJIMavicProを約1.2回
  • バッテリー:業界先端の高倍率バッテリーを採用
  • 保護機能:過充電・過放電・過電流・過電圧・短絡などを防ぐ多重保護機能
  • 製品アップデート:従来モデルはC1ポートのみ本体入力に対応、今回のアップデートでC1・C2の両ポートから本体充電が可能
  • PowerDelivery(パワーデリバリー:USB-Cの急速充電規格):USBType-Cポート2つが対応
  • USB-C1の単一ポート出力:最大100W(MacBookProなどのノートPCにも急速充電が可能)
  • USB-C2の単一ポート出力:最大30W
  • USB-Aの単一ポート出力:最大22.5W
  • 2ポートまたは3ポート同時使用時の出力:最大65W
  • 対応急速充電プロトコル:PowerDelivery、PPS2.0、QC、FCP、AFC、SCPなど
  • 低電流モード:ボタンを3秒間長押しでオン・オフを切り替え
  • 低電流モードの対象:ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど、低電流での充電に対応した小型デバイス
  • パススルー充電:対応(本体を充電しながら他のデバイスも同時に充電可能)
  • おすすめの利用者:スマートフォンやノートPCを持ち歩くことの多いビジネスパーソン

良い口コミ

「MacBookをカフェで充電できたのは助かりました。コンセント席を探してうろうろしなくて済みます」

「残量が数字で表示されるので、あと何回スマホを充電できるか見当がつけやすいです」

「どちらのUSB-Cポートに挿しても本体を充電できるので、寝る前に適当に挿しておけるのが地味に便利です」

「ワイヤレスイヤホン用に低電流モードがあるのが良いです。小さい機器だと途中で給電が止まることがあったので」

「ホテルのコンセントが1口しかなくても、バッテリーを充電しながらスマホにも給電できて、朝には両方そろっていました」

気になる口コミ

「ノートPCとスマホを同時に挿したら、PCの充電がゆっくりになった気がします」

「100Wが出るのはC1だけなので、C2にPCを挿すと思ったほど速くありません」

「20000mAhなので仕方ないですが、カバンに入れるとそれなりの存在感があります」

「低電流モードが3秒長押しなのを忘れがちで、イヤホンを充電するたびに説明書を見返してしまいます」

「本体への充電が何Wまで対応しているのか、商品説明だけでは分かりにくいです」

「UGREENモバイルバッテリー20000mAhPB720」のポジティブな特色

最大の魅力は、ノートPCを本気で充電できる出力を備えていることです。
USB-C1は単一ポートで最大100W。
MacBookProクラスのノートPCにも急速充電ができると案内されています。
「PCの充電はコンセントでしかできない」という思い込みを、カバンの中の一台が崩してくれます。

次に、複数台を同時に充電しても息切れしにくい点です。
2ポートでも3ポートでも、同時使用時は最大65Wを確保します。
PCとスマホを並べて挿しても、PCへの給電が実用的な水準で続く設計です。

意外と効いてくるのが、本体充電の手間が減ったアップデートです。
従来はC1ポートからしか本体を充電できませんでしたが、今回の製品アップデートでC1・C2のどちらからでも充電できるようになりました。
暗い寝室でポートの刻印を確かめる必要はもうありません。
小さな改善ですが、毎日のことなので積み重なると差になります。

パススルー充電にも対応しています。
本体を充電しながら、つないだスマホにも同時に給電できる機能です。
出張先のホテルでコンセントが1口しかなくても、朝には両方が満タンという状態をつくれます。

低電流モードは、ボタンを3秒長押しするだけで切り替えられます。
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチのように少ない電流で充電する小型機器は、一般的なバッテリーだと「もう満タン」と判断されて給電が止まることがあります。
そうした機器を確実に充電したい人にとって、ありがたい機能です。

対応する急速充電の方式が幅広い点も見逃せません。
PowerDeliveryに加え、PPS2.0、QC、FCP、AFC、SCPなど、各スマホメーカーが採用する方式に広く対応しています。
家族のスマホがiPhoneとAndroidで混在していても、一台で済ませやすい構成です。
USB-Aポートも残っているので、古いケーブルや機器も無駄になりません。

残量はデジタルディスプレイに表示されます。
短絡保護、過充電保護に加えて、過放電・過電流・過電圧を防ぐ多重保護も備えています。
「使えるか不安」と「安全か不安」の両方に、仕様の面から答えようとしている一台です。

「UGREENモバイルバッテリー20000mAhPB720」のネガティブな特色

まず押さえておきたいのは、100Wが出るのはUSB-C1だけという点です。
USB-C2は最大30W、USB-Aは最大22.5Wにとどまります。
ノートPCを急いで充電したいときは、必ずC1に挿す必要があります。

同時使用時の最大65Wも、見方を変えれば上限です。
PCとスマホを同時に挿すと、PC単体で使うときの100Wより少ない電力を分け合うことになります。
冒頭で「容量不足ではない」と書いたのは、こういう理由です。
20000mAhというタンクの大きさよりも、どのポートからどれだけ出せるかという「出し方」のほうが、実際の使い勝手を左右します。

商品説明には、重量・サイズ・本体への入力W数・付属品が書かれていません。
両ポートから本体を充電できるようになったのは朗報ですが、何Wで、何時間ほどで満タンになるのかは分かりません。
本体を素早く満たせるかという「戻し方」は、外出前の段取りに直結します。
購入前に販売ページで確認しておきたい項目です。

100Wで充電するには、100Wに対応したUSB-Cケーブルも必要です。
手持ちのケーブルが60Wまでの仕様だと、本体の実力を引き出せません。

フル充電回数の目安は、メーカーが示す数値です。
実際の回数は、使用環境や機器の状態によって変わります。

飛行機での使い方にも注意が必要です。
先に触れた新ルールにより、機内ではバッテリーへの充電も、バッテリーからスマホなどへの給電も控えることになりました。
パススルー機能も、機内では出番がありません。
搭乗前に満タンにしておくという準備が欠かせなくなっています。

他メーカーの商品との比較

比較の前提

ここだけは、提供情報以外の公開データも使います。
PB720の重量やサイズは、商品説明に記載がないためです。
販売店の掲載値では、約420g、139×80×26.5mm、72Whとされています。
ただし、552gと掲載している販売店もあり、数値はそろっていません。
過去のAmazonセールでは6,372円で販売された例があります。

AnkerPrimePowerBank(20000mAh,200W)との比較

2つのUSB-Cポートがそれぞれ最大100W、合計最大200Wで、ノートPC2台の同時急速充電に対応します。
本体への入力も最大100Wで、約75分で満充電になります。公式価格は19,990円、重さは約540g、サイズは約127×55×50mmです。
同時充電の余力も、本体を満たす速さも、Ankerの圧勝です。
PB720は同時使用時に最大65Wで、入力W数も公表されていません。
その代わり、価格はセール時なら3分の1程度に収まります。
PC2台を同時に充電する場面がないなら、Ankerの性能は持て余します。

CIOSMARTCOBYProCABLE100W20Kとの比較

2025年7月4日に発売された製品で、価格は10,980円です。100Wの入出力に対応し、重さは約390gです。USB-Cケーブルを本体に内蔵し、100W以上の充電器を使えば約70分で満充電になります。
軽さとケーブル忘れの心配がない点では、CIOが一枚上手です。
PB720はケーブルを別に持ち歩く必要があり、100W対応のケーブルかどうかも自分で確かめなければなりません。
一方、USB-Cポートを2つ自由に使えるのはPB720の強みです。

同じUGREENの上位モデル

同じ20000mAhのPB721は、単一ポート最大100W、複数ポート合計最大130Wです。
同時充電を重視するなら、ブランドを変えずにこちらを選ぶ手もあります。

結局どれを選ぶべきか

ノートPC1台とスマホを、とにかく安く支えたいならPB720です。
軽さと手軽さを優先するならCIO、同時充電の性能と本体の充電速度を重視するならAnkerが向いています。
PB720は「最強」ではありません。
ただ、価格に対して100Wを使える実用性の高さは、比較してもはっきり光っています。

まとめ

充電切れを招くのは、容量不足ではありません。
本当の分かれ目は、必要なポートから必要な力を出せるかという「出し方」と、本体を素早く満たせるかという「戻し方」です。
「UGREENモバイルバッテリー20000mAhPB720」は、C1の100Wと両ポートからの本体充電で、この2つにしっかり手を打った一台です。
同時充電の余力では上位機に及びません。
それでも、一本のケーブルから世界ブランドに育ったUGREENらしい、実直な道具だと感じました。
機内のルールが変わったいま、出発前にきちんと満タンにしておく習慣こそが最大の防御になります。
今夜、手持ちのノートPCの充電器とケーブルが何Wに対応しているか、ラベルを一度見てみてください。
それだけで、次に選ぶべき一台がはっきり見えてきます。

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