足裏が冷えているうちはEMSは本気を出せません
はじめに
10月に入り、朝晩の空気が急にひんやりしてきました。
それなのに職場やお店の中ではまだ冷房が効いていて、夕方には足先だけが氷のように冷たくなっている。
そんな経験はありませんか。
寒暖差の大きいこの季節、靴下を一枚重ねても冷えが抜けない日は少なくありません。
運動不足も気になります。
ジムに通う時間はない。
ウォーキングを始めても三日で途切れてしまう。
こたつに足を入れた瞬間の、あのほどける感覚を毎日味わえたら、とつい思ってしまいます。
そこで今回取り上げるのが、RELX(リラクス)の「RELXEMSシートEX15B」です。
EMSとは、弱い電気の刺激で筋肉を動かす仕組みのことで、座ったまま足をのせるだけで使えるのが魅力です。
この商品は、そのEMSに「温める」機能を組み合わせました。
冒頭で「冷えた足裏ではEMSが本気を出せない」と書いたのには理由があります。
その答えは、記事の後半で明らかにします。
この記事では、RELXを手がける企業の実態を深掘りしたうえで、EX15Bの機能や使い方、気をつけたい点、他メーカーの製品との違いまで正直にまとめました。
買ってから「思っていたのと違った」と後悔しないための材料として、読み進めてください。


RELXとは
企業詳細
同じ名前の別企業に注意
最初に整理しておきたいのが名前の問題です。
「RELX」で検索すると、まったく別の企業の情報が先に出てくることがあります。
英国のRELXPlcは、研究・医療・法律などの専門家や企業向けに情報分析サービスを提供する企業で、美容健康家電とは関係がありません。
また、読み方が似た宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」は株式会社LocoPartnersが運営するもので、こちらも別物です。
本記事で扱うのは、日本の通販市場で美容健康家電を展開している「RELX(リラクス)」です。
運営企業は大阪の株式会社Extage
RELXを展開しているのは、大阪市に拠点を置く株式会社Extageです。
同社の楽天市場店舗の売上上位にRELX製品が並んでいることから、自社ブランドとして運営していることが確認できます。
プレスリリースでは、同社はAmazonや楽天などでヒット商品を生み出すメーカーとして紹介され、所在地は大阪市中央区、代表取締役は野口拳大氏と記載されています。
問い合わせ先として、メールアドレスと電話番号に加え、大阪市中央区南船場3丁目6-10エミネント心斎橋ビル5Fという住所も公開されています。
所在地・代表者・連絡先がそろって公開されている点は、通販中心のブランドとしては安心材料になります。
企画から販売まで自社で手がける体制
同社は日常生活の不便や悩みに注目し、商品の企画・開発から販売までを一貫して担う方針を掲げています。
単に海外製品を仕入れて売るだけでなく、商品づくりの段階から関わっていると自ら説明している点は押さえておきたいところです。
ただし、製造を自社工場で行っているのか、外部に委託しているのかといった生産体制の情報は、今回のリサーチでは確認できませんでした。
楽天市場での受賞実績
同社の実績として目を引くのが、楽天市場での受賞です。
同社が運営する楽天市場店舗「いいねONLINE健康&美容研究所」は、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025」でダイエット・健康ジャンル賞を受賞しました。
この賞は、5万を超える出店ショップの中から、売上や成長率、注文件数、ユーザー評価などを総合して選ばれるものです。
販売の勢いだけでなく、購入者の評価も選考材料に含まれている点は見逃せません。
同じ発表では2025年の売上上位5商品も公開されています。
2位にはRELXトータルボディケアMINI、4位にはRELXヘッドスパが入っており、RELXが同社の主力ブランドの一つであることが分かります。
上位にはスーツケースや電動歯ブラシ、サプリメントといった別ブランドの商品も並んでおり、同社が複数のブランドを持つ企業であることも読み取れます。
実店舗・卸への展開も始動
通販中心だった同社は、販売の場を広げようとしています。
2026年10月7日から9日まで東京ビッグサイトで開かれた「第30回ライフスタイルWeekTOKYO【秋】」に出展し、展示会を通じて実店舗や卸売といった新しい販売チャネルへの展開を目指すとしています。
画面越しでしか知られていなかったブランドが、手に取って試せる場所へ出てくるのは、購入を迷っている人にとって前向きな動きです。
RELXのラインナップと型番の傾向
RELXは、首・目元・頭皮・足など、体の部位ごとにケア家電をそろえています。
家電量販店のヨドバシカメラでも、EMSヘッドスパ(EX08B)、ふくらはぎ用のレッグケア(EX14G)、筋膜リリースガン、ホットアイマスク(EX07W)など、複数のRELX製品が取り扱われています。
「EX+数字+色の頭文字」という型番の付け方が共通しており、今回のEX15Bも同じシリーズの流れにある製品と見られます。
首用の製品では、鍼灸師・整骨院長の監修をうたうネックウォーマーがあり、購入から最大1年以内の故障に修理・交換で対応する保証が明記されています。
一方で、同ブランドのネックウォーマーには、医療機器やマッサージ器ではなく一般家庭用の運動補助機器(雑貨)であり、効果を保証するものではないという注意書きが添えられています。
誇大な表現を避け、製品の位置づけを正直に示している姿勢は評価できます。
EX15Bも「治す道具」ではなく「手軽に取り入れるトレーニング・ケア用品」として捉えるのが正しい付き合い方です。
確認できなかったこと
忖度なしで書くと、分からない点も残っています。
会社の設立年、資本金、従業員数、売上規模などの基本的な財務情報は、今回確認できた公開資料には見当たりませんでした。
「日本企画」とうたわれていますが、どの工程を日本で行っているのかの具体的な説明も確認できていません。
購入前に気になる場合は、商品説明にもあるとおりカスタマーサポートへ問い合わせてみるのが確実です。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
運営体制の明確さ ★★★★(4.0)
会社名・所在地・代表者名・電話番号・メールアドレスがプレスリリースで公開されています。
通販中心のブランドとしては、運営元をたどりやすい部類に入ります。
市場での評価実績 ★★★★(4.0)
運営店舗が楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025のジャンル賞を受賞しています。
RELX製品が売上上位に入り、家電量販店でも取り扱われている点も実績として評価できます。
商品開発の専門性 ★★★(3.0)
首・目元・頭皮・足と幅広い部位のケア家電を展開し、一部製品では専門家の監修も打ち出しています。
ただし、開発体制や製造工程の具体的な情報は確認できず、満点には届きません。
社会的・文化的な取り組み ★★☆(2.5)
誇大表現を避けた注意書きなど、消費者への誠実さは感じられます。
一方で、社会貢献活動などの取り組みは今回のリサーチでは確認できませんでした。
財務情報の開示度 ★★(2.0)
未上場企業のため、決算や資本金などの財務情報はほぼ公開されていません。
企業規模を判断する材料が少ない点はマイナスです。
総合評価 ★★★☆(3.1)
運営元の情報公開と販売実績は、通販ブランドとして十分に信頼できる水準です。
財務面の情報が少ない点を差し引いても、安心して検討できるブランドといえます。
商品紹介「RELXEMSシートEX15B」



商品詳細
- 色:ブラック
- 商品の寸法:9長さ×2.5幅×25高さcm
- 商品のハイライト:温熱機能付き、足、トレーニング、プレゼント、ギフト
- ユニット数:1個
- 充電時間:2時間
- メーカー:RELX
- 使用部位:足裏・ふくらはぎ・お尻・前腕など
- EMS調整:6種類のモード×19段階のEMSレベル、合計114通り
- 使用形式:貼り付け・巻き付け不要、使用部位に合わせて置いて使うシートタイプ
- 操作:リモコン付き、座ったままで操作可能
- 初回使用時の注意:レベル1から試す
- 温熱機能:低温(約50℃)・中温(約58℃)・高温(約65℃)の3段階
- 温度表記の注意:ヒーター本体の最大発熱温度であり、体感温度とは異なる
- 厚さ:7mm
- シート本体重量:約143g
- 収納性:折りたたんでカバンに収納可能、使わない時は省スペースで収納可能
- 使用シーン:自宅でテレビやスマートフォンを見ながら、オフィス、出張先、滞在先のホテルなど
- 使用方法1:足裏を水や化粧水等で湿らせる
- 使用方法2:充電済みの本体をフットパッドの接続部に装着する
- 使用方法3:左右の足形に合わせて素足をフットパッドへ乗せる
- 使用方法4:電源ボタンを約2秒長押しして電源を入れる
- 自動電源オフ:足が離れて20秒経つと自動で電源オフ
- リモコン接続:1分間操作がない場合は自動で接続解除、解除後は本体を直接操作
- サポート:日本企画、カスタマーサポートへの相談可能
- 内容物:本体、リモコン、フットパッド、USBケーブル(Type-C)、収納用袋、日本語取扱説明書(保証書付き)
- ACアダプター:付属なし
- 推奨充電器:出力値DC5V1A相当
- 保証の注意:DC5V1A超の充電器使用による故障は保証期間内でも保証対象外
- 充電中の使用:不可
良い口コミ
「冷房の効いた職場で足先が冷たくなるので、温熱をつけながら使えるのがうれしいです。」
「テレビを見ている間に足をのせておくだけなので、運動が続かない私でも習慣にできました。」
「とにかく薄くて軽いので、使い終わったらソファの下にさっとしまえます。」
「リモコンで強さを変えられるので、いちいちかがまなくていいのが楽です。」
「足裏だけでなく、ふくらはぎや前腕にも使えるので、一台で何役もこなしてくれます。」
気になる口コミ
「ACアダプターが入っていなかったので、手持ちの充電器の出力を確認する手間がありました。」
「毎回足裏を湿らせるのが少し面倒に感じます。」
「1分操作しないとリモコンがつながらなくなるので、途中で強さを変えたい時に戸惑いました。」
「充電しながら使えないので、使いたい時に電池が切れていると待つしかありません。」
「段階が多すぎて、最初はどのモードとレベルが自分に合うのか迷いました。」
「RELXEMSシートEX15B」のポジティブな特色
冒頭の問いに答えます。
足裏が冷たく硬いと、EMSの刺激を感じにくくなる。
これはメーカー自身が、温熱機能を搭載した理由として挙げている悩みです。
つまりEX15Bの温熱は、ただ心地よさを足したおまけではありません。
EMSの刺激を感じやすい状態に整えるための、いわば「準備運動」の役割を担っています。
冷えた手でスマートフォンの画面が反応しにくいように、条件が整っていないと本来の力は発揮されにくいものです。
温度は低温・中温・高温の3段階から選べます。
冷房で冷えた夏の夕方は低温でじんわり、冬の朝はしっかり温めるなど、季節や体調に合わせて使い分けられます。
一年を通して出番があるのは、季節家電にはない強みです。
EMSの調整幅も広く、6種類のモードと19段階のレベルで合計114通りの組み合わせがあります。
最初はレベル1の弱い刺激から始め、慣れてきたら少しずつ上げていけるので、EMSが初めての人でも段階を踏みやすい設計です。
家族で共有する場合も、刺激に強い人と弱い人がそれぞれ好みの設定を見つけられます。
厚さ7mm、シート本体約143gという薄さと軽さも大きな魅力です。
スマートフォン1台分ほどの重さなので、リビングから寝室へ持ち運ぶのも苦になりません。
折りたためばカバンに収まり、出張先のホテルでも使えます。
据え置き型の大きな機器のように、置き場所に悩む心配もありません。
置くだけで使えるシートタイプなので、ベルトを巻いたりパッドを貼ったりする手間がありません。
リモコンが付いているため、座ったまま姿勢を変えずに操作できます。
足裏だけでなく、ふくらはぎやお尻、前腕にも使えるので、デスクワークで固まりがちな部位にも活用できます。
足が離れて20秒経つと自動で電源が切れる仕組みも、地味ながら頼れるポイントです。
うとうとしてしまっても、つけっぱなしになりにくいのは安心です。
「RELXEMSシートEX15B」のネガティブな特色
まず、ACアダプターが付属していません。
しかも出力がDC5V1Aを超える充電器を使って故障した場合は、保証期間内でも対象外になると明記されています。
スマートフォン用の急速充電器をそのまま使うと条件を超える可能性があるため、手持ちの充電器の出力表示を必ず確認してください。
ここは購入後にもっともつまずきやすい点です。
充電しながら使えない点も不便に感じる場面があります。
使いたい時に電池が残っていなければ、充電が終わるまで待つしかありません。
充電時間は2時間なので、使い終わったら早めに充電しておく習慣が必要です。
使うたびに足裏を水や化粧水で湿らせる必要があります。
タオルや霧吹きを近くに用意しておかないと、だんだん面倒になって使わなくなるおそれがあります。
リモコンは1分間操作しないと接続が自動で解除され、その後は本体での操作に切り替わります。
「途中で少し弱めたい」と思ってリモコンを押しても反応しない、という戸惑いが起こりえます。
温熱機能は便利ですが、温度表記はヒーター本体の最大発熱温度で、体感温度とは異なります。
体温より少し高い程度の温度でも、長く触れ続けると低温やけどにつながることがあります。
肌の感覚が鈍くなっている時や眠気がある時は、低温から短時間で使うのが無難です。
最後に、EMSは使い方次第で感じ方に差が出ます。
114通りの組み合わせは魅力である一方、自分に合う設定を見つけるまで少し試行錯誤が必要です。


他メーカーの商品との比較
比較した製品
比較対象には、足をのせて使うEMS機器の代表格であるMTGの「SIXPADFootFit」シリーズと、薄型マットタイプのNIPLUX「LEGFIT」を選びました。
温熱機能はEX15Bだけの強み
EX15Bは3段階の温熱を搭載しています。
今回確認した範囲では、SIXPADFootFit3とNIPLUXLEGFITの紹介情報に温熱機能の記載はありませんでした。
冷えが気になる人にとって、ここは明確な差になります。
薄さと持ち運びやすさ
SIXPADFootFit3は本体約1380g(電池を含まず)、サイズは約360×285×82mmの据え置き型です。
通販限定のFootFitLiteも本体重量は約1,100gあります。
シート本体約143g・厚さ7mmのEX15Bは、持ち運びやすさで大きく上回ります。
一方、NIPLUXLEGFITは本体とリモコンを合わせて約124g、フットマットの厚さは約4mmとされています。
薄さと軽さだけを比べれば、NIPLUXのほうがわずかに上です。
調整幅と使える部位
NIPLUXLEGFITは5種類のモードと1〜19段階の強さ調整に加え、メモリー機能を搭載し、ふくらはぎや前すね、手や腕、お尻にも使えるとされています。
EX15Bは6種類のモードを持つため、モードの選択肢ではEX15Bが一つ多くなります。
ただし、前回の設定を覚えるメモリー機能はNIPLUXが備えている点として挙げられています。
トレーニングの手軽さと信頼性
SIXPADFootFit3は目的に合わせて選べる3つのEMSプログラムを備え、最短12分で使える設計です。
自分で設定を選ぶより、決められたプログラムに任せたい人にはSIXPADのほうが迷いません。
シリーズとしての実績もあり、2021年2月時点で累計出荷台数50万台を突破しています。
ブランドの知名度と実績では、SIXPADに分があります。
価格と電源方式
SIXPADFootFit3は販売価格43,780円(税込)で、電源は乾電池式です。
高価ですが、充電の手間がなく、電池さえあれば使えるのは利点です。
EX15BとNIPLUXLEGFITはどちらも充電式で、SIXPADより手に取りやすい価格帯の製品として販売されています。
EX15Bは充電器が付属しないため、手持ちのDC5V1A相当の充電器が必要な点も考慮してください。
どれを選ぶべきか
足の冷えも一緒にケアしたいならEX15Bが第一候補です。
とにかく薄く軽いものを求めるならNIPLUXLEGFIT、予算に余裕があり実績と自動プログラムを重視するならSIXPADFootFit3が向いています。
まとめ
冷えた足裏では、EMSは本気を出せない。
RELXの「RELXEMSシートEX15B」は、その弱点を温熱でカバーするという、ありそうでなかった発想の製品です。
秋の夜長、ドラマを1話見ている間に足をのせておく。
それだけで、こたつのような温もりと、ほどよい刺激を同時に味わえます。
もちろん、充電器が付属しないことや、毎回足裏を湿らせる手間は理解したうえで選ぶべきです。
それでも、運営元の情報が公開されていて、楽天市場での受賞実績もあるブランドというのは心強い材料になります。
今日からできる一歩として、まず手持ちの充電器の出力表示を見てみてください。
「5V1A」と書かれていれば、準備はもう半分できています。




