はじめに
白物家電トレンドと選び方
2024年の白物家電市場では、省エネ性能の向上とAI技術の活用が大きなトレンドとなっています。
特に注目すべきは、家電製品の消費電力削減技術です。電気料金の上昇を背景に、省エネ性能は購入判断の重要な要素となっています。
最新モデルでは、インバーター制御の進化や熱効率の改善により、従来モデルと比べて15〜30%程度の省エネを実現しているものも少なくありません。
また、スマートフォンとの連携機能も進化を遂げています。専用アプリを通じて運転状況の確認や遠隔操作が可能になり、家事の効率化に貢献します。さらに、使用パターンを学習して最適な運転モードを提案するAI機能も、多くの製品に搭載されるようになりました。
新生活では特に、限られた予算内で必要な機能を備えた製品を選ぶことが重要です。
その際、以下の3点に注目することをおすすめします。
・省エネ性能:電気代の節約に直結する重要な要素
・使い勝手:日常的に使用する機器だからこそ、操作性は重視したい
・メンテナンス性:清掃や部品交換のしやすさも長期使用には重要
本記事では、これらのポイントを踏まえて、2024年におすすめの白物家電5機種を厳選してご紹介します。
冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、掃除機、オーブンレンジと、新生活に欠かせない基本的な家電を中心に、各製品の特徴を詳しく解説していきます。
商品紹介
①アイリスオーヤマ 大型冷蔵庫 453L IRSN-45A-B
定格内容積:453L(冷蔵室216L、冷凍室132L、野菜室66L、急速冷凍室24L、製氷室15L)
外形寸法:幅68.5×奥行69.9×高さ170.1cm1
質量:約108kg
年間消費電力量:290kWh/年
省エネ基準達成率:100%
冷凍室性能:フォースター(-18℃以下)
電源:AC100V(50/60Hz)
コード長:約2.3m
冷却方式:ファン式自動霜取り
高さ約170cmの低めの設計で最上段まで手が届きやすい
大容量132Lの冷凍室でまとめ買いに対応
独立した製氷室と急速冷凍室で効率的な冷凍が可能
ガラス棚は高さ調節可能で、掃除も簡単
チルド室での微凍結モードで食材の鮮度長持ち
6つのドアポケットで2Lペットボトルも収納可能
タッチ式操作パネルで温度調節や急速冷凍モードの切り替えが簡単
自動製氷機能搭載で便利
製氷皿洗浄機能付きでメンテナンスが容易
「高さが170cmと低めで、最上段の奥まで手が届くのが便利。収納力も申し分ない」
「冷凍室が広くて、まとめ買いした食材もたっぷり入る。急速冷凍で食材の鮮度も保てる」
「タッチパネルの操作が直感的で使いやすい。温度調節も簡単にできる」
「製氷機能が便利で、夏場でもたっぷり氷が作れる。製氷皿の洗浄機能も重宝している」
「ガラス棚の高さ調節ができて、収納の自由度が高い。掃除もしやすい」
「観音開きのドアが大きく、狭いキッチンだと開閉スペースに注意が必要」
「本体が108kgと重いため、設置や移動の際は業者に依頼が必要」
「年間消費電力量が290kWhと、電気代が気になる」
「製氷機の水タンクの容量がやや小さく、頻繁に水の補充が必要」
「急速冷凍の際、運転音が若干大きくなる」
②日立 ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-SV120HR W
洗濯容量:12kg
乾燥容量:6kg
外形寸法:幅735×奥行620×高さ1060mm
運転音:洗濯時34dB/脱水時37dB/乾燥時48dB
消費電力:洗濯時70W/乾燥時1100W
洗濯時間:約35分
乾燥時間:約98分
液体洗剤・柔軟剤自動投入機能搭載
左開き/右開きドア選択可能
本体幅:60cm
「らくメンテ」機能により乾燥フィルターのお手入れが不要
「ナイアガラ洗浄」で高濃度洗剤液を衣類に素早く浸透
時速約300kmの「風アイロン」でシワを伸ばしながら乾燥
液体洗剤・柔軟剤の自動投入で手間いらず
「おしゃれ着」「デリケート」コースで大切な衣類も安心
静音設計で夜間でも気にせず使用可能
AIによる洗濯量検知で最適な水量と洗剤量を自動調整
スマートフォンと連携して運転状況確認や遠隔操作が可能
温水ナイアガラ洗浄で洗浄力アップ
大容量12kgでまとめ洗いが可能
「自動投入機能で洗剤の計量が不要になり、とても便利になった」
「乾燥フィルターのお手入れが不要になり、メンテナンスの手間が大幅に減った」
「風アイロン機能でシワが少なく、アイロンがけの手間が減って助かっている」
「静音設計で夜でも気にせず洗濯できるのが嬉しい」
「12kgの大容量で寝具もラクラク洗える。乾燥も思ったより早い」
「本体が大きいため、設置場所の確保に苦労した」
「乾燥時の電気代が気になる。節約のため夜間に使用している」
「初期設定が少し複雑で、使いこなすまでに時間がかかった」
「自動投入の洗剤補充の頻度が思ったより多い」
「本体価格が高く、維持費も含めると家計への負担が大きい」
③パナソニック 炊飯器 Wおどり炊き SR-VSX109-K
炊飯容量:5.5合
内釜:ダイヤモンド銅コート釜
加熱方式:IH+スチーム方式
最大消費電力:1400W
年間消費電力量:89.6kWh/年
本体サイズ:幅28.4×奥行39.8×高さ25.1cm
本体質量:約7.5kg
付属品:計量カップ、しゃもじ、しゃもじ立て
50銘柄の炊き分けに対応する最高峰モデル
220度IHスチームによる高温加熱でハリとツヤのある炊き上がり
大火力おどり炊きと可変圧力おどり炊きのWおどり炊きで甘みともちもち感を引き出す
可変圧力制御で米の芯までしっかり加熱し、米粒を約10%大きく炊き上げる
液晶パネルがくっきり見やすく、操作が直感的
スチーム高速コースで時短炊飯が可能
銘柄炊き分けコンシェルジュ機能搭載
内釜の取り外しが簡単で手入れがしやすい設計
「炊き上がりのクオリティが段違い。特に低音の表現力に驚いた」
「お米の品種別に適切な設定で炊き分けできて、設定自体も簡単」
「スチームを使って炊けるのがいい点。ふっくらとした炊き上がり」
「大きな釜で炊いたような仕上がりで、相当美味しく頂ける」
「液晶の表示がくっきり見やすく、操作が楽々」
「価格が高めで、気軽な購入には躊躇する」
「本体が重いため、お手入れの際に少し苦労する」
「スチーム機能使用時の音が気になることがある」
「消費電力が大きいため、電気代が気になる」
「サイズが大きめで、置き場所に困ることがある」
④Dyson(ダイソン) コードレス掃除機 Dyson Cyclone V10 Fluffy SV12 FF LF
本体質量:2.6kg
使用時間:最大60分(エコモード時)、Fluffy使用時は最大40分
集じん容積:0.77L
吸引仕事率:150AW(強モード時)
充電時間:3.5時間
サイズ:高さ245mm×幅250mm×奥行1,990mm
モーター:ダイソン デジタルモーター V10(最大125,000回転/分)
フィルター:0.3ミクロンの微細粒子を99.99%捕集
付属品:Fluffy™クリーナーヘッド、ミニモーターヘッド、コンビネーションツール、隙間ノズル、収納用ブラケット
直線的な構造により、従来モデルV8より吸引力が向上
14個のサイクロンによる79,000Gの遠心力で効率的なゴミ分離
音響工学に基づいた静音設計で運転音を抑制
衛生的で簡単なゴミ捨て機構
3つの吸引モードで用途に応じた使い分けが可能
壁掛け式充電ブラケットで収納しながら充電可能
ハンディクリーナーとしても使用可能
フラフィクリーナーヘッドで大きなゴミから微細なホコリまで効率的に捕集
「従来モデルより吸引力が格段に向上し、特にカーペットの奥のゴミまでしっかり取れる」
「バッテリー持続時間が長くなり、家中の掃除が1回の充電で完了できるようになった」
「ゴミ捨てが簡単で衛生的。ゴミに触れることなく処理できる」
「フラフィヘッドの性能が素晴らしく、フローリングの掃除がとても楽」
「静音設計で以前より音が静かになり、夜間でも気兼ねなく使える」
「本体が2.6kgとやや重く、高所の掃除で腕が疲れやすい」
「強モードでの使用時間が短く、パワフルな吸引力を維持したまま掃除するのが難しい」
「価格が高めで、付属品の追加購入もコストがかかる」
「充電時間が3.5時間とやや長く、急いで使いたい時に不便」
「集じん容積が0.77Lとやや小さく、ゴミ捨ての頻度が多くなる」
⑤シャープ スチームオーブンレンジ ヘルシオ 30L AX-RA20-H
庫内容量:30L(2段調理対応)
外形寸法:幅500×奥行435×高さ390mm
質量:約24kg
レンジ出力:1000W/600W/500W/200W相当
オーブン温度調節範囲:100~250・300℃
年間消費電力量:73.5kWh/年
付属品:ヒートグリル皿、角皿(2枚)、レシピブック
搭載センサー:64眼赤外線ムーブ・温度センサー
掲載メニュー数:148(自動メニュー130)
省エネ基準達成率:100%
過熱水蒸気による高品質な調理が可能
まかせて調理機能で冷凍・冷蔵・常温食材を同時調理
AIoT対応でCOCORO KITCHENレシピサービスと連携
「らくチン1品」機能でレンジ調理が簡単
ソフト蒸し(65~95度)から300度ウォーターオーブンまで多彩な調理モード
2段調理で複数のメニューを同時に調理可能
左右・後ろピッタリ置きで設置場所を選ばない
メタル素材を使用したスタイリッシュなデザイン
トリプルセンサーによる最適な加熱制御
専用アプリで新メニューの追加や調理方法の確認が可能
「過熱水蒸気のおかげで、お惣菜の温め直しが作りたての味わいに再現できる」
「まかせて調理機能が便利で、食材を入れて調理方法を選ぶだけで失敗なく調理できる」
「2段調理で時短になり、家族分の食事を一度に作れるのが助かる」
「デザインがおしゃれで、キッチンのインテリアを損なわない」
「スマホ連携で新しいレシピに挑戦しやすく、料理の幅が広がった」
「操作パネルのダイヤルの感触が少し緩く、細かい操作が難しい」
「本体価格が高めで、初期投資の負担が大きい」
「多機能すぎて使いこなすまでに時間がかかる」
「庫内の掃除がやや手間がかかる」
「メニュー一覧が見づらく、目的の機能を探すのに時間がかかることがある」
まとめ
賢い白物家電の選び方
新生活を快適に過ごすためには、ライフスタイルに合った白物家電選びが重要です。
今回紹介した5つの製品は、それぞれの分野で高い性能と使い勝手の良さを兼ね備えています。
アイリスオーヤマの冷蔵庫IRSN-45A-Bは、453Lの大容量ながらコストパフォーマンスに優れ、一人暮らしから家族向けまで幅広く対応できます。特に省エネ性能と収納力のバランスが取れており、長期使用を考えた際の電気代も抑えられます。
日立のビッグドラムBD-SV120HR Wは、AIによる最適な洗濯制御と省エネ性能で、家事の負担を大きく軽減します。特に乾燥機能の性能が高く、天候に左右されない洗濯環境を実現できます。
パナソニックの炊飯器SR-VSX109-Kは、50銘柄の炊き分けに対応し、本格的な炊飯を楽しめます。スマート機能との連携で、毎日の炊飯がより便利になります。
ダイソンのV10 Fluffyは、強力な吸引力と使いやすさを両立し、日々の掃除を効率化します。バッテリー性能も向上し、一回の充電で家中の掃除が可能です。
シャープのヘルシオAX-RA20-Hは、過熱水蒸気による本格調理が可能で、忙しい現代生活での調理をサポートします。スマート機能との連携で、レパートリーも広がります。
購入時期については、3月の引っ越しシーズン前後や、9月の決算セール時期がおすすめです。また、各メーカーのポイントアップキャンペーンなども活用すると、よりお得に購入できます。
長く使用するためには、定期的なメンテナンスが重要です。取扱説明書に従った清掃や点検を行い、必要に応じて専門家による点検も検討しましょう。
これらの製品は、初期投資は必要ですが、長期的に見れば家事の効率化や省エネによるコスト削減につながります。自身の生活スタイルと予算を考慮しながら、最適な製品を選択することをおすすめします。