「はじめに」
皆さん、こんな経験ありませんか? 仕事から疲れて帰ってきたのに、床にはペットの毛やホコリが…。
『今日も掃除機かけなきゃ』とため息をついた瞬間、私の人生を変えたのがロボット掃除機でした。
特に最近注目しているのが『AIRROBO(エアロボ)』というブランドなんです。
ロボット掃除機といえば、長らくルンバやダイソンといった欧米ブランドが王様でしたよね。
でも今、中国発のスマート家電が猛烈な勢いで市場を席巻しています!
まるでスマホ市場の変化のように、高性能なのに手頃な価格の製品が次々と登場しているんです。
その中でもUBTECH Robotics Corp Ltd.の『AIRROBO』は特別な存在。
なぜなら、このメーカー、もともとは人型ロボットを作っていた会社なんです!
2012年に深圳で生まれたUBTECHは、二足歩行ロボット『Walker』を開発するほどの本格派。
その最先端のAI技術が、なんと私たちの掃除機に応用されているんです。すごくないですか?
AIRROBOの掃除機が優れているのは、『空間を理解する能力』です。
家具の配置を覚え、障害物を避け、効率よく掃除するその姿は、まるで小さな執事のよう。
特に最新モデルは『3D-Maticナビゲーション』という技術で、靴下1枚や充電ケーブルまで認識して避けてくれます。
我が家の愛犬も最初は警戒していましたが、今ではすっかり『お掃除ロボットさん』と仲良しです。
日本での本格展開は2023年からと比較的新しいブランドですが、日本の住環境への配慮が素晴らしいんです。
畳の目に沿った掃除方法や、日本の家具に合わせた薄型設計など、『日本人の暮らしを理解している』と感じさせる工夫がたくさん。
コロナ禍で在宅時間が増え、掃除の頻度も増えた今、こうした細やかな配慮は本当にありがたいですね。
この記事では、『P20』『LS-03』『T20+』という3つの人気モデルを徹底解説します。
『薄型なのに吸引力が強い』『静かすぎて動いてるか分からない』『モップ掃除までしてくれる』など、それぞれの特徴や実際に使ってみた感想をお伝えします。
2025年、物価高で家電への投資も慎重になりがちな時代。
だからこそ、『本当に役立つ』『本当に続く』家事の味方を見つけたいですよね。
AIRROBOは『掃除という日課』から私たちを解放してくれる、まさに現代の魔法の箒です。さあ、あなたの生活スタイルにぴったりの一台を一緒に探していきましょう!
「AIRROBOとは」
AIRROBO(エアロボ)は、中国・深セン市に本社を置くUBTECH Robotics Corp Ltd.(優必選科技股份有限公司)が展開するスマートホーム家電ブランドです。
親会社のUBTECH Roboticsは2012年3月に設立され、人型ロボットと知能サービスロボットの分野で世界をリードする企業として知られています。
AIRROBOブランド自体は比較的新しく、2021年に正式に立ち上げられました。
ブランド名の由来は公式に明らかにされていませんが、『Air(空気)』と『Robot(ロボット)』を組み合わせた造語と推測されます。
UBTECH Roboticsは、人型ロボット技術の分野で豊富な経験を持ち、特に二足歩行ロボット『Walker』シリーズの開発で知られています。
同社は2023年12月29日に香港証券取引所のメインボードに正式に上場(証券コード:9880.HK)し、企業としての信頼性を高めています。
AIRROBOブランドは『AIを活用した技術に焦点を当てたスマートホーム家電ブランド』として位置づけられており、人型ロボット分野で世界をリードする企業のサポートを受けて、最先端技術を世界中の家庭に届け、スマートホームを生活の新たな標準にすることを目指しています。
企業規模としては、LinkedIn情報によると従業員数は5,001〜10,000人規模で、本社は中国・深セン市南山区学院路1001号南山ITパークC1棟16階および22階に位置しています。
AIRROBOの主力製品はロボット掃除機であり、特に『P』シリーズが知られています。
2022年9月には『P20』を発表し、『コストパフォーマンス比率の頂点』として、2800Paの高い吸引力と99.2%の清掃効率を実現する製品として市場に投入しました。
技術面では、UBTECH Roboticsの人型ロボット開発で培ったAI技術を家庭用ロボットに応用しており、特にロボット掃除機の『Scraper Technology(スクレーパー技術)』は、凹凸のある床でも吸引口を完全にフィットさせ、タイルの隙間の細かいホコリまで深く清掃できる独自技術として強調されています。
また、AIRROBOは独自のアプリを開発し、ユーザーが素早くネットワークに接続できるよう工夫しています。
公式情報によれば、デバイスの電源を入れ、デバイスを追加し、Wi-Fiネットワークを入力するという3つのステップで、わずか7秒でネットワーク接続が完了するとされています。
知的財産権の面では、親会社のUBTECH Roboticsは2024年6月時点で2,450以上のロボットおよびAI関連特許を保有しており、そのうち約60%が発明特許、450以上が海外特許となっています。
日本市場においては、2023年頃から本格的に展開を始めたと見られ、Amazon.co.jpなどのEコマースプラットフォームを中心に販売を行っています。
日本向けの公式サイトやカスタマーサポート体制も整備されつつあります。
企業の歴史と安定性:★★★★☆
親会社のUBTECH Roboticsは2012年設立と比較的新しいながらも、2023年に香港証券取引所に上場を果たし、企業としての安定性を示しています。AIRROBOブランド自体は2021年設立とさらに新しいため、長期的な実績はこれからですが、親会社の強固な基盤があります。
技術力と革新性:★★★★★
人型ロボット開発で培った高度なAI技術と2,450以上の特許を持つUBTECH Roboticsの技術力は非常に高く評価できます。AIRROBOの製品にもその技術が応用されており、『Scraper Technology』などの独自技術も開発しています。
製品の品質と性能:★★★★☆
P20などの製品は、価格帯を考慮すると高い性能と品質を提供しています。特に『コストパフォーマンスの頂点』を目指す姿勢は明確で、実際の製品も概ね好評を得ています。一方で、高価格帯の製品と比較すると機能面での制約もあります。
カスタマーサポートと保証:★★★☆☆
日本市場での展開はまだ初期段階であり、カスタマーサポート体制は発展途上です。一部のユーザーからは迅速な対応を評価する声もありますが、サポート体制の充実度は今後の課題と言えるでしょう。
ブランド認知度と市場シェア:★★★☆☆
中国市場では一定の認知度を持つものの、日本を含むグローバル市場ではまだ発展途上です。iRobotやダイソンなどの確立されたブランドと比較すると認知度は低いですが、コストパフォーマンスの高さで徐々に市場シェアを拡大しています。
総合評価:3.8/5.0(★★★★☆)
AIRROBOは、親会社UBTECH Roboticsの技術力と資金力を背景に、高いコストパフォーマンスの製品を提供する新興ブランドとして評価できます。特に技術力と製品の性能は高く評価できる一方、ブランド認知度やサポート体制はまだ発展途上です。価格を重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となりますが、長期的な信頼性については今後の実績が重要となるでしょう。
「商品紹介」
①UBTECH Robotics Corp Ltd. AIRROBO ロボット掃除機 P20
製品名:AIRROBO P20 ロボット掃除機
サイズ:約32.0cm × 32.0cm × 7.8cm(高さ約3インチ)
重量:約2.84kg
吸引力:最大2800Pa
バッテリー容量:2600mAh
バッテリータイプ:リチウムイオン
消費電力:35W
動作電圧:14.4V
フィルタータイプ:3層式洗浄可能HEPAフィルター
充電時間:約6時間(最大360分)
ダストビン容量:600ml
充電方法:自動充電/手動充電
動作湿度範囲:90%RH以下
動作温度範囲:0〜45℃
騒音レベル:65dB以下
稼働時間:最大120分(静音モード時)
清掃モード:自動、エッジ、スパイラル、スポット
吸引レベル:4段階(静音、標準、強力、最大)
Wi-Fi対応:2.4GHzのみ(5GHz非対応)
操作方法:専用アプリ、リモコン
付属品:リモコン、充電ベース、ACアダプター、ダストビン、HEPAフィルター&スポンジ、メインブラシ、クリーニングツール、サイドブラシ2個、取扱説明書
『超スリムな3インチボディで、ソファや家具の下まで簡単に入り込んで掃除してくれます。以前使っていたロボット掃除機では届かなかった場所もキレイになって、部屋全体が格段に清潔になりました』
『バッテリー持ちが素晴らしいです。我が家の1260平方フィートの床を2回掃除しても、まだバッテリーが残っています。4匹の犬を飼っていて(うち2匹は毛が抜けやすい)、農場に住んでいますが、すべてをきれいに拾い上げてくれます』
『スクレーパー技術が本当に効果的です。タイルの隙間の細かいホコリまでしっかり吸い取ってくれるので、手で掃除するよりもキレイになります。フローリングでもカーペットでも、ゴミや髪の毛をしっかり集めてくれて満足しています』
『アプリの接続が簡単で、設定も直感的にできました。スケジュール機能も便利で、毎日決まった時間に自動で掃除を始めてくれるので、家に帰ると床がいつもキレイな状態です』
『価格の割に吸引力が強力です。2800Paの吸引力でカーペット上のペットの毛もしっかり吸い取ってくれます。同じ価格帯の他のロボット掃除機と比べても、清掃効率が格段に良いと感じます』
『ナビゲーションシステムに難があります。高価格帯のモデルのような高度なマッピング機能がなく、立ち入り禁止ゾーンを設定できないので、掃除してほしくない場所には物理的に障害物を置く必要があります』
『充電ステーションに戻る際の動きが不安定です。掃除終了後、充電ステーションを探すのに部屋の中をぐるぐる回り続けることがあります。最終的には充電ステーションに戻りますが、効率的とは言えません』
『Wi-Fi接続が時々不安定になります。アプリとの接続が突然切れることがあり、清掃サイクルが中断されることもあります。再接続するのに手間がかかることがあります』
『髪の毛がブラシに絡まりやすいです。長い髪の毛を拾う性能は良いのですが、ブラシに絡まってしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。特に長髪の方がいる家庭では頻繁な清掃が必要かもしれません』
『ダストビンの設計に改善の余地があります。一部のユーザーはダストビンの開閉が難しく、工具を使わないと開けられないと報告しています。頻繁にゴミを捨てる必要があるため、この点は不便に感じることがあります』

AIRROBO P20は、『高性能なロボット掃除機を手頃な価格で』というコンセプトで開発された製品です。
P20の最大の技術的特徴は『Scraper Technology(スクレーパー技術)』です。
これは、吸引口に浮動式のスクレーパーストリップを設置することで、凹凸のある床にも完全にフィットし、タイルの隙間の細かいホコリまで深く清掃できる技術です。
このスクレーパーはローラーブラシアセンブリを上下に動かし、床のタイプの変化に適応させることで、ローラーブラシが床に密着した状態を保ち、すべてのホコリを確実に吸い取ることができます。
また、P20はロボット内部の空気経路を完全に密閉することで、吸引力の損失を防ぎ、ホコリの漏れや頻繁なメンテナンスの必要性を解消しています。
これにより、長期間使用しても吸引力が維持される設計となっています。
P20の吸引力は最大2800Paと、この価格帯のロボット掃除機としては高めの数値を誇ります。
バッテリー性能は、静音モードで最大120分の稼働が可能で、約1500平方フィート(約140平方メートル)の空間を清掃できるとされています。
これは一般的な2LDKのマンションであれば十分にカバーできる範囲です。
また、バッテリーが少なくなると自動的に充電ドックに戻り、充電する機能も備えています。
P20のナビゲーションシステムは、ジャイロスコープを使用した直進清掃方式を採用しています。
これにより、ランダムな方向ではなく、直線的な前後の動きで清掃を行います。
清掃モードは、自動、エッジ、スポット、スパイラル、手動の5種類があり、自動モードにはさらに『入念』と『クイッククリーン』の2つのサブオプションがあります。
操作はAIRROBO専用アプリまたは付属のリモコンで行うことができます。
アプリでは、清掃経路の確認、スケジュールの設定、吸引モードの調節などが可能です。
P20の価格はロボット掃除機市場の中では比較的安価な部類に入ります。
同価格帯の製品と比較すると、吸引力や機能性において優位性を持っていますが、iRobotのRoombaシリーズやEcovacs、Roborockなどの高価格帯の製品と比較すると、マッピング精度や障害物回避能力、アプリ機能などで劣る部分もあります。
特に、立ち入り禁止ゾーンの設定ができない点や、部屋の区分けができない点は、複数の部屋がある家庭では制約となる可能性があります。
また、水拭き機能がない点も、競合製品との差別化ポイントとなっています。
一方で、600mlという大容量のダストビンは、自動ゴミ収集機能のない製品としては大きなメリットです。
これにより、ゴミ捨ての頻度を減らすことができ、日常的な使用の手間を軽減できます。
②UBTECH Robotics Corp Ltd. AIRROBO ロボット掃除機 LS-03
製品名:AIRROBO ロボット掃除機 LS-03
サイズ:約32.0cm × 32.0cm × 7.8cm(高さ約3インチ)
重量:約2.8kg
吸引力:最大2800Pa
バッテリー容量:2600mAh
バッテリータイプ:リチウムイオン
消費電力:35W
動作電圧:14.4V
フィルタータイプ:3層式洗浄可能HEPAフィルター
充電時間:約4時間
ダストビン容量:600ml
充電方法:自動充電/手動充電
動作湿度範囲:90%RH以下
動作温度範囲:0〜45℃
騒音レベル:38dB(静音モード時)
稼働時間:最大120分(静音モード時)
清掃モード:自動、エッジ、スパイラル、スポット、和室モード
吸引レベル:4段階(静音、標準、強力、最大)
Wi-Fi対応:2.4GHzのみ(5GHz非対応)
操作方法:専用アプリ、リモコン、音声コントロール
付属品:リモコン、充電ベース、ACアダプター、ダストビン、HEPAフィルター&スポンジ、メインブラシ、クリーニングツール、サイドブラシ2個、取扱説明書
『超静音モードが本当に静かで驚きました。38dBということですが、深夜に稼働させても家族が寝ている部屋まで音が届かないほどです。赤ちゃんがいる家庭でも安心して使えると思います』
『和室モードが素晴らしいです。畳の目に沿って掃除してくれるので、畳を傷つける心配がありません。以前使っていたロボット掃除機では畳の掃除に不安がありましたが、LS-03は畳専用の清掃パターンがあるので安心して任せられます』
『薄型設計のおかげでソファやベッドの下まで入り込んで掃除してくれます。高さ7.8cmというのは本当に薄く、これまで手が届かなかった場所もきれいにしてくれるので、部屋全体が格段に清潔になりました』
『アプリの操作性が良く、初心者でも簡単に使いこなせます。清掃スケジュールの設定や、掃除履歴の確認も直感的にできます。特に『AIお掃除日記』機能で清掃ルートが可視化されるのが面白く、効率的に掃除できているか確認できるのが気に入っています』
『バッテリーの持ちが良く、我が家の3LDKを一度に掃除しても余裕があります。充電切れで途中で止まることもなく、しっかり充電ステーションに戻ってくれるので安心です。充電時間も約4時間と比較的短いので、日中と夜の2回掃除することもできます』
『音声ガイドの音量が大きすぎて調整できないのが難点です。『掃除を開始します』『充電を開始します』などのアナウンスが予想以上に大きく、夜間や早朝の使用では家族を起こしてしまうことがあります』
『電源ケーブルに絡まることがあります。障害物検知機能はありますが、細いケーブル類は完全に回避できないようで、時々絡まって停止することがあります。使用前にはケーブル類を片付ける必要があります』
『Wi-Fi接続が時々不安定になります。アプリとの接続が突然切れることがあり、設定や操作ができなくなることがあります。再起動すれば復旧しますが、もう少し安定した接続があれば良いと思います』
『初期の使用では変な音がすることがありました。使い始めて2回目くらいに異音がしたため不良品かと心配しましたが、その後は音が出なくなりました。初期不良ではなかったようですが、最初は少し不安になりました』
『吸引力は価格相応という印象です。2800Paという数値は魅力的ですが、実際の使用感としては、深いカーペットの奥のゴミや髪の毛は完全には取り切れないことがあります。ただし、この価格帯としては十分な性能だと思います』

AIRROBO LS-03は、UBTECH Roboticsが日本市場向けに特別に開発したロボット掃除機モデルです。
LS-03の最大の特徴は、日本の住宅環境に特化した設計です。
特に注目すべきは『和室モード』の搭載で、これは畳の目に沿った清掃パターンを実現する特別なアルゴリズムを採用しています。
畳は繊維が一方向に並んでいるため、その方向に沿って掃除することで、畳を傷めず、かつ効率的に清掃できるという考えに基づいています。
また、日本の住宅は欧米に比べて狭く、家具の隙間も狭いという特性があります。
LS-03は高さ約7.8cm(約3インチ)の薄型設計を採用しており、ソファやベッド、テレビ台の下など、低い隙間にも入り込んで掃除できる点が日本の住環境に適しています。
そしてもう一つの大きな特徴は、その静音性能です。
最も静かな『超静音モード』では38dBという非常に低い騒音レベルを実現しています。
これは図書館の静けさに近い数値で、一般的なロボット掃除機の50-60dBと比較すると格段に静かです。
この静音性は、日本の住宅事情を考慮した重要な特徴と言えます。
日本の集合住宅は壁が薄く、生活音が隣家に伝わりやすいという特性があります。
また、在宅勤務の増加により、日中でも静かな環境が求められるようになっています。
LS-03はこうした日本特有のニーズに応える形で、静音性を重視した設計となっています。
清掃性能は、最大2800Paの吸引力と効率的な清掃パターンによって支えられています。
ジャイロスコープを使用した直進清掃方式を採用しており、ランダムな動きではなく、計画的な経路で清掃を行います。
これにより、同じ場所を何度も通過することなく、効率的に部屋全体を清掃できます。
ダストビン容量は600mlと比較的大きめで、一度の清掃で複数の部屋を掃除しても余裕があります。
また、3層式のHEPAフィルターを採用しており、微細なホコリやアレルゲンも効率的に捕集します。
バッテリー性能は2600mAhで、静音モードでは最大120分の連続稼働が可能です。
これは約100〜120平方メートル(約30〜36坪)の空間を一度に清掃できる容量で、一般的な日本の住宅サイズであれば十分にカバーできます。
専用アプリ『AIRROBO』を通じて操作でき、アプリでは清掃スケジュールの設定、吸引力の調整、清掃履歴の確認などが可能です。
特に『AIお掃除日記』機能は、清掃ルートを可視化し、どの場所をどのように掃除したかを確認できる便利な機能です。

一方で、『音声ガイドの音量』『ケーブル類への絡まり』『Wi-Fi接続の安定性』などには改善の余地があるという指摘もあります。
また、一部のユーザーからは初期使用時に異音がするという報告もありますが、継続使用では問題なくなるようです。
吸引力については、価格相応という評価が多く、深いカーペットや頑固な汚れには限界もあるものの、日常的な清掃には十分な性能という意見が大勢を占めています。
③UBTECH Robotics Corp Ltd. AIRROBO ロボット掃除機 T20+
製品名:AIRROBO T20+ ロボット掃除機
サイズ:約32.0cm × 32.0cm × 9.4cm(高さ約3.7インチ)
重量:約3.5kg(本体のみ)
吸引力:最大2800Pa
バッテリー容量:5200mAh
バッテリータイプ:リチウムイオン
充電時間:約4〜6時間
稼働時間:最大180分(静音モード時)
ダストビン容量:本体300ml、自動ゴミ収集ステーション3.5L
水タンク容量:340ml
ナビゲーションシステム:LDSレーザーナビゲーション(360度スキャン)
マッピング:USAM Air 5.0アルゴリズム搭載
清掃モード:自動、スポット、エッジ、指定エリア
水拭き機能:3段階水量調整可能
自動ゴミ収集:最大60日間ゴミ捨て不要
段差乗り越え能力:最大20mm
Wi-Fi対応:2.4GHzのみ(5GHz非対応)
操作方法:専用アプリ、リモコン、音声コントロール
騒音レベル:65dB以下
付属品:自動ゴミ収集ステーション、モップパッド、サイドブラシ、HEPAフィルター、リモコン、取扱説明書
保証期間:1年間メーカー保証
『自動ゴミ収集機能が本当に便利です。最大60日間もゴミ捨てが不要なので、日々のメンテナンスの手間が大幅に減りました。特に忙しい共働き家庭には大きな助けになります。3.5Lの大容量ダストバッグのおかげで、ペットの毛だらけの我が家でも2ヶ月近く持ちました』
『吸引力が強力で、カーペットに埋まった猫の毛も効果的に吸い取ってくれます。我が家には4匹の犬(うち2匹は毛が抜けやすい)がいますが、すべての毛をきれいに拾い上げてくれます。2800Paの吸引力は伊達じゃないと実感しています』
『LDSレーザーナビゲーションの精度が素晴らしいです。家具の配置を正確に把握し、効率的な清掃ルートを自動で設定してくれます。以前使っていたランダム走行のロボット掃除機と比べて、清掃時間が短縮され、見落としも少なくなりました。アプリで清掃マップが可視化されるのも面白いです』
『水拭き機能と掃除機能が同時に使えるのが素晴らしいです。特にキッチン周りの油汚れや、ペットの足跡もきれいに拭き取ってくれるので、床がいつもピカピカです。水量も3段階で調整できるので、フローリングでも安心して使えます』
『アプリの使いやすさが気に入っています。清掃スケジュールの設定や、部屋ごとの清掃指示、禁止エリアの設定など、直感的に操作できます。特に『掃除しないでほしい場所』を指定できるのが便利で、ペットの水飲み場やケーブルが多い場所を避けるよう設定しています』
『モップ部分がすぐに外れてしまうという不具合があります。水拭き中にモップパッドが外れてしまい、床を拭けていないことがありました。不良品なのかと思いましたが、他のユーザーからも同様の報告があるようです』
『水拭き機能は便利ですが、絨毯や滑り止めマットにも水がかかってしまうことがあります。アプリで禁止エリアを設定できますが、細かい調整が必要で少し手間がかかります。絨毯と硬質床が混在する部屋では注意が必要です』
『自動ゴミ収集時の音が予想以上に大きいです。夜間や早朝に作動すると、かなりの騒音になります。スケジュール設定で時間帯を調整できますが、集塵時の音量調整機能があれば良かったと思います』
『WiFi設定が少し面倒でした。5GHzに対応していないため、2.4GHzのネットワークを別途用意する必要がありました。また、接続が時々不安定になり、アプリからの操作ができなくなることがあります』
『リモコンでの自由操作が効かず、途中で自動充電に戻ってしまうことがあります。バッテリー残量が少なくなると自動的に充電ステーションに戻る仕様ですが、手動操作中でも優先されてしまうのが少し不便です』

AIRROBO T20+は、UBTECH Roboticsが2024年後半に発売した最新フラッグシップモデルで、『自動ゴミ収集』と『水拭き機能』を兼ね備えた多機能ロボット掃除機です。
最大の技術的特徴は、LDSレーザーナビゲーションと自社開発のUSAM Air 5.0アルゴリズムの組み合わせです。
360度レーザースキャンにより部屋全体をマッピングし、効率的な清掃ルートを自動で設計し、計画的な清掃が可能になります。
特に注目すべきは障害物検知能力で、家具や壁だけでなく、細いケーブル類や小さな障害物も検知して回避することができます。
これは、人型ロボット開発で培った3D認識技術を応用したもので、従来のロボット掃除機の弱点であった『ケーブルに絡まる』『小物を吸い込む』といったトラブルを大幅に軽減しています。
また、最大20mmの段差乗り越え能力も特筆すべき点です。
これにより、日本の住宅でよく見られる敷居や畳の縁なども難なく通過できるため、清掃範囲が広がります。
清掃性能は、2800Paの強力な吸引力と、水拭き機能の組み合わせによって支えられています。
特に『2-in-1』と呼ばれる吸引と水拭きの同時実行機能は、一度の清掃で床のホコリを吸引しながら汚れも拭き取ることができるため、清掃効率が大幅に向上します。
水拭き機能には340mlの水タンクを搭載し、3段階の水量調整が可能です。
これにより、フローリングや石材など、床材に合わせた最適な水量で拭き掃除ができます。
バッテリー性能は5200mAhと大容量で、最大180分の連続稼働が可能です。
これは約200平方メートルの空間を一度に清掃できる容量で、一般的な戸建住宅であれば十分にカバーできます。
また、バッテリーが少なくなると自動的に充電ステーションに戻り、充電後に中断した場所から清掃を再開する機能も備えています。
最大の特徴の一つが、自動ゴミ収集システムです。
本体のダストビン(300ml)が満杯になると、充電ステーションに戻った際に自動的にゴミが吸い上げられ、ステーション内の3.5Lの大容量ダストバッグに収集されます。
この自動ゴミ収集システムにより、最大60日間はゴミ捨てが不要になります。
これは特に忙しい共働き家庭やペットを飼育している家庭にとって大きなメリットとなります。
T20+は専用アプリ『AIRROBO』を通じて操作できます。アプリでは清掃スケジュールの設定、吸引力の調整、水量の調整、清掃履歴の確認などが可能です。
特に注目すべきは『禁止エリア設定』機能で、ペットの食器や水飲み場、ケーブルが多い場所など、掃除してほしくない場所を指定できます。
また、マッピング機能により、部屋ごとの清掃指示も可能です。
音声コントロールにも対応しており、スマートスピーカーとの連携も可能です。

一方、高価格帯のiRobotのRoombaシリーズやEcovacs、Roborockなどと比較すると、AI障害物認識の精度やアプリの機能性では若干劣る部分もありますが、コストパフォーマンスの高さで十分に競争力を持っています。
「まとめ」
ロボット掃除機との出会いは、私の生活を大きく変えました。
特にAIRROBOとの出会いは、『中国製って大丈夫?』という最初の不安を見事に覆してくれたんです。
この記事で紹介してきたUBTECH Robotics Corp Ltd.は、実は『二足歩行ロボット』を作れるほどの本格派企業。
まるで映画に出てくるようなロボットを開発する技術者たちが、私たちの日常を助ける掃除機を作っているんです。なんだかワクワクしませんか?
紹介した3つのモデルは、それぞれ個性豊か。
P20は『コスパの王様』。薄さ7.8cmのボディは、ソファの下の溜まったホコリも逃しません。
LS-03は『日本の家を理解している』モデル。和室モードで畳を優しく掃除し、38dBの静音設計は赤ちゃんの昼寝も邪魔しません。
T20+は『究極の時短家電』。60日間もゴミ捨て不要で、掃除機かけと水拭きを同時にこなす優れもの。
共通しているのは、人型ロボット開発で培った『賢さ』です。
家具を避け、効率よく部屋を掃除する姿は、まるで小さな執事のよう。ケーブルを避け、ペットのおもちゃを回避する判断力には感心します。
もちろん、完璧ではありません。P20は地図作成が苦手だし、LS-03は『掃除を開始します』の声が大きすぎることも。
T20+はモップが外れやすいという声も。でも、価格を考えると『十分すぎる性能』だと感じます。
コロナ禍を経て、『家の清潔』への意識が高まった今、ロボット掃除機の需要はさらに拡大しています。
特に共働き世帯の増加や高齢化社会において、家事の負担軽減は重要なテーマ。
AIRROBOのような手頃な価格の高性能機は、まさに時代のニーズにぴったりです。
私自身、最初は『ロボット掃除機なんて贅沢品』と思っていました。
でも今では『時間を買う投資』だと考えが変わりました。
週末の掃除機がけから解放されて、その時間を家族との外出に使えるようになったんです。素晴らしい!
あなたの家にはどのモデルが合うでしょうか?
畳のお家ならLS-03、ペットと暮らすならT20+、予算重視ならP20。
それぞれの生活スタイルに寄り添う一台が、きっと見つかるはずです。
AIRROBOは日本ではまだ新参者ですが、その実力は本物。
これからの進化が楽しみなブランドです。
あなたも『掃除をロボットに任せる』新しい生活、始めてみませんか?