最高のくつろぎはメジャー1本から始まります
はじめに
11月に入り、夕方5時には窓の外が暗くなる季節になりました。
帰宅してソファの端に浅く腰かけ、スマホを眺めているうちに首も腰もガチガチになる。
そんな夜に覚えはないでしょうか。
日本の住まいは長く畳と座椅子の文化でしたが、リビングに「自分専用の1脚」を置く家庭も珍しくなくなりました。
秋の夜長に配信映画を1本観る時間や、年末までに読み切りたい本を開く時間。
そうした時間を受け止める椅子として気になるのが、Beraxy(ベラクシー)の「Beraxyリクライニングチェア360度回転SwivelRocker-pBubyOT」です。
名前のSwivelRocker(スイベルロッカー:回転しながら揺れる椅子)のとおり、くるりと回り、ゆらりと揺れ、ぐっと倒れます。
3つの動きを1脚に詰め込んだ、欲張りな設計です。
一方で、Beraxyはテレビで名前を見かけるような大手ではありません。
どんな会社が売っているのか。
表記上42.5kgもある大物を迎え入れて、本当に後悔しないのか。
この記事では、運営会社の素性から他社製品との比較まで、良いところも気になるところも包み隠さず整理します。
冒頭の「メジャー」の意味も、読み終えるころには分かるはずです。


Beraxyとは
企業詳細
読み方と販売チャネル
Beraxyの読み方は「ベラクシー」です。
Amazon.co.jpの商品ページでは「ベラクシー(Beraxy)」の名義で出品されており、販売者・発送元ともにBeraxy(ベラクシー)と表示されています。
公式サイトでは、自社サイト以外にAmazonと楽天にも出品していると案内されています。
つまり、家電量販店や家具店の店頭で実物に触れるタイプではなく、ネット通販を中心に展開するブランドと考えられます。
運営会社は「株式会社星テック」
公式サイトの「Beraxyについて」のページには、特定商取引法に基づく表記が掲載されています。
運営会社は株式会社星テックで、所在地は千葉県松戸市、問い合わせは原則メールで受け付けると記載されています。
運営会社名と国内の所在地が明記されている点は、素性がまったく分からない通販ブランドと比べると一歩前進です。
ただし、所在地は建物名に部屋番号が付く形式で、大規模な本社ビルや工場を構える企業というより、小規模な事業拠点と見るのが自然です。
連絡先の電話番号も050から始まる番号で、窓口の中心はメールだと考えておいたほうがよさそうです。
今回のリサーチでは、株式会社星テックの設立年、資本金、従業員数、事業規模を裏づける第三者の情報は確認できませんでした。
確認できなかったというだけで、実態がないと断定するものではありません。
公式サイトの販売規約から見えること
公式サイト経由の購入では、支払いはクレジットカードまたは銀行振込、発送は依頼から2週間以内とされています。
返品については、商品に欠陥がある場合を除いて基本的に応じない方針が示されています。
42.5kg級の家具で「思っていたより大きかった」は、自己都合扱いになる可能性が高いということです。
なお、Amazonなど別の販売チャネルで購入する場合は、その販売ページに書かれた返品条件が基準になります。
また、同じ表記の中には「販売」「決済」「営業日」などの漢字が誤変換されたと思われる箇所が複数見られます。
商品の品質とは直接関係しませんが、細部の作り込みに関心がある方は、問い合わせ時の対応品質もあわせて確かめると安心です。
一方で、公式サイトはアフターサービスや品質管理体制の運用によって安心して使ってもらえるよう努めると明言しています。
商品ラインナップ
公式サイトには、丸巻きや三つ折り、高反発と低反発の二層構造、ウェーブ構造など複数タイプのマットレスが並んでいます。
あわせて、耐荷重約300kgをうたうすのこタイプのパイプベッドフレームも、税込17,680円の標準価格で掲載されています。
Amazonでは、高さ157cmのキャットタワーのほか、ローテーブル、サイドテーブル、キッチンワゴン、オープンラック、テレビ台なども同じブランド名で販売されています。
さらに、L字デスクやハンガーラックの取り扱いも確認できました。
第三者のレビューブログでは、Beraxyの電気毛布がPSE認証済みの表記付きで紹介されています。
寝具、収納家具、デスク、ペット用品、季節家電まで、暮らし回りを幅広く扱う「総合インテリア雑貨ブランド」と言える構成です。
販売実績と開始時期の目安
ローテーブルの商品ページでは、Amazon.co.jpでの取り扱い開始日が2024年3月18日、評価は11件で星4.0と表示されていました。
キャットタワーは調査時点でペット用品カテゴリの6万位台、キャットタワー部門では400位台という順位でした。
爆発的なヒット商品があるというより、多品目をコツコツ販売している段階と見られます。
公式サイトの画像データには2022年12月の日付が付いたものがあり、少なくとも2022年末ごろには商品掲載が始まっていた可能性があります。
「SwivelRocker-pBubyOT」の位置づけ
今回のリクライニングチェアは、公式サイトのトップページに並ぶ商品一覧には見当たりませんでした。
主な販売の場は通販モール側にあると考えられます。
型番の「SwivelRocker-pBubyOT」は、前半が機能を表す英語で、後半は管理用のコードのように見えます。
シリーズ名としての意味は読み取れないため、購入時は型番ではなく販売ページの写真と仕様で判断するのが確実です。
総括
Beraxyは、国内に運営会社と所在地を明示し、マットレスやベッドを軸に家具全般へ品目を広げてきた通販型ブランドです。
自社工場や開発体制に関する情報は公開されておらず、メーカーというより企画・販売を担うブランドと捉えるのが現実的です。
「聞いたことがない=怪しい」とは言い切れない一方、大手家具メーカーと同じ安心感を前提にするのも早計です。
その中間に立つブランドだと理解したうえで、商品そのものを冷静に見ていく姿勢が大切です。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
運営体制の明確さ ★★★(3.0)
運営会社名、所在地、問い合わせ先が特定商取引法の表記として公開されています。
一方で拠点の規模感は小さく、表記に誤変換が残るなど細部の詰めに甘さも見られます。
市場での評価実績 ★★☆(2.5)
Amazonで多品目を継続的に販売しており、一定の購入実績はうかがえます。
ただし、ランキングやレビュー件数から見て、まだ評価が積み上がる途中の段階です。
商品開発の専門性 ★★★(3.0)
マットレスは構造違いで複数モデルを展開しており、寝具まわりには一定の企画力が感じられます。
家具全般に品目が広いぶん、リクライニングチェア専業のような深い専門性までは確認できません。
社会的・文化的な取り組み ★★(2.0)
環境配慮や地域活動など、社会的な取り組みに関する情報は見当たりませんでした。
情報がないことは取り組みがないことと同じではありませんが、評価材料が乏しい状態です。
財務情報の開示度 ★★(2.0)
決算情報や資本金、設立年などの公開は確認できませんでした。
非上場の小規模事業者としては珍しくありませんが、透明性の面では加点しにくい項目です。
総合評価 ★★☆(2.5)
国内の運営会社が明示されている点は評価できる一方、実績や開示はこれから積み上げていく段階のブランドです。
価格や機能に納得できるかどうかを軸に、返品条件まで確認して選ぶのが賢い付き合い方です。
商品紹介「Beraxyリクライニングチェア360度回転SwivelRocker-pBubyOT」



商品詳細
- 色:ベージュ
- 商品の寸法:98奥行き×96幅×104高さcm
- サイズ:幅94×奥行103×高さ92cm
- 商品の重量:42500グラム
- 通常時サイズ:約幅94×奥行103×高さ92cm
- リクライニング時の奥行:最大約164cm
- 座席:1人掛け設計
- 耐荷重:約159kg
- 回転機能:360度回転台座
- ロッキング機能:前後約15度
- リクライニング方式:サイドレバーを引くとフットレストが上がり、体を預けると背もたれがリクライニングする連動式
- フットレスト:連動式で脚まで伸ばせる仕様
- クッション:背もたれと座面にボリューム感のあるクッション
- 収納:両サイドにサイドポケット
- 収納できる物の例:本、新聞、雑誌、小物
- デザイン:シンプルで落ち着いたデザイン
- カラー展開:お部屋の雰囲気に合わせて選べるカラー展開あり
- 設置場所の例:リビング、書斎、寝室
- 利用シーンの例:テレビ鑑賞、読書、映画鑑賞、お昼寝、休憩時間
良い口コミ
「座ったままくるっと向きを変えられるので、テレビを見ながらキッチンにいる家族と話すのが本当にラクになりました」
「ゆらゆら揺れるのが想像以上に心地よくて、読書していると気づいたら目を閉じていました」
「レバーを引くだけで足が伸ばせるので、仕事終わりのむくんだ脚がだいぶ救われています」
「サイドポケットにリモコンと文庫本を入れておけるので、いちいち立ち上がらなくて済むのが地味に便利です」
「ベージュの落ち着いた色で、リビングに置いても主張しすぎず部屋になじんでくれました」
気になる口コミ
「想像以上に重くて、玄関から部屋まで運ぶのに2人がかりでもひと苦労でした」
「足を伸ばすと思った以上に前へ張り出すので、ローテーブルの位置を動かす羽目になりました」
「ネットで見たサイズ表記が2種類あって、どちらが正しいのか買う前に迷いました」
「電動ではないので、背もたれの角度は体重のかけ方で調整するコツが要ります」
「淡い色なので、コーヒーをこぼしたらどうしようと少し気をつかいながら使っています」
「Beraxyリクライニングチェア360度回転SwivelRocker-pBubyOT」のポジティブな特色
最大の魅力は、回転、揺れ、リクライニングという3つの動きを1脚でこなせる点です。
普通のリクライニングチェアは「倒れる」ことに特化していますが、この椅子は座る向きそのものを自由に変えられます。
たとえば夕方、テレビに向かって座っていたところに子どもが話しかけてきたとします。
床を足で軽く押せば体ごと向きが変わり、立ち上がらずに顔を見て話せます。
小さな動作ですが、1日に何度も繰り返すと、この差が驚くほど効いてきます。
前後約15度のロッキングは、縁側の籐椅子をゆらす感覚に近い穏やかな揺れです。
揺れ幅が控えめなので、読書中に視線がぶれにくく、それでいて体の力がふっと抜けていきます。
連動リクライニングも、使い勝手を考えると大きな長所です。
サイドレバーを引いてフットレストを上げ、あとは背中を預けるだけで姿勢が切り替わります。
ボタンや配線がないため、コンセントの位置に縛られず、部屋のどこにでも置けるのは手動式ならではの強みです。
耐荷重約159kgという数値にも注目です。
体格の大きい方や、ゆったり体を預けたい方でも余裕を持って使える設計値と言えます。
背もたれと座面のボリュームクッションは、体を「乗せる」より「受け止める」タイプの座り心地を目指したものです。
映画を1本観終わっても、お尻が痛くなりにくい方向性の作りだと考えられます。
両サイドのポケットは、くつろぎ時間の小さなストレスを減らしてくれます。
リモコン、スマホ、読みかけの雑誌をここに集めておけば、「あれどこ?」と探す時間がなくなります。
ベージュの落ち着いた色とシンプルな形は、北欧風のリビングにも和室寄りの空間にも合わせやすい組み合わせです。
1人掛けの存在感はありつつ、部屋の雰囲気を壊しにくい点も評価できます。
「Beraxyリクライニングチェア360度回転SwivelRocker-pBubyOT」のネガティブな特色
まず覚悟したいのが重さです。
商品の重量は42500グラムと表記されており、これが本体だけの重さか梱包込みかは提供情報からは判断できません。
いずれにしても、1人で2階へ運ぶのは現実的ではない重量です。
次に、サイズ表記が2通りある点です。
「98奥行き×96幅×104高さcm」と「幅94×奥行103×高さ92cm」が併記されており、どちらが本体寸法なのか、片方が梱包サイズなのかは明記されていません。
購入前に大きいほうの数値で搬入経路を確認しておくのが安全です。
さらに見落としがちなのが、リクライニング時の奥行です。
最大約164cmまで伸びるため、壁際に置くと背もたれが当たり、前方のテーブルにも足が届いてしまいます。
回転させる場合は、椅子の周囲に回りきれるだけの余白も必要です。
冒頭で「最高のくつろぎはメジャー1本から始まる」と書いたのは、この椅子の快適さが置き場所の余裕で決まるからです。
リクライニングは手動の連動式で、電動に関する記載はありません。
好みの角度でぴたりと止めたい方や、立ち上がりの補助を求める方には物足りない可能性があります。
張地の素材やお手入れ方法、保証期間についても、提供情報には記載がありません。
淡いベージュは汚れが目立ちやすい色なので、カバーの有無やお手入れ方法は販売ページで確認しておきたいところです。
回転とロッキングの可動部があるため、小さな子どもやペットが足元に入り込まないよう注意も必要です。
そして、ブランドとしての実績や公開情報がまだ少ない点も、長く使う家具としては不安材料になり得ます。


他メーカーの商品との比較
比較の前提
同じ「回転+ロッキング+リクライニング」を備える製品として、La-Z-Boy(レイジーボーイ)のスイベルロッカーリクライナーを取り上げます。
あわせて、国内で入手しやすいニトリのロッキング付き電動チェアとも比べます。
Beraxy製品の価格は販売時期によって変わるため、ここでは機能とサイズを中心に比較します。
La-Z-Boyのスイベルロッカーリクライナーとの比較
La-Z-Boyの「Belmont」手動スイベルロッカーリクライナーは、手動リクライニングに回転とロッキングを組み合わせたモデルです。
サイズは36×36×43インチ(約91×91×109cm)、重量78ポンド(約35kg)、推奨耐荷重は300ポンド(約136kg)とされています。
耐荷重はBeraxyの約159kgが上回り、数値上の余裕ではBeraxyに分があります。
一方で、La-Z-Boyは幅がやや細く、重量も表記上はBeraxyより軽いため、置きやすさと運びやすさでは有利です。
同社の「Sherman」も回転・ロッキング・手動リクライニングを備え、価格は795ドルと案内されています。
La-Z-Boyはリクライナー専業として長い歴史を持つブランドで、作りの信頼感と実績では明確にBeraxyより上です。
ただし、国内で同じモデルを手軽に購入できるかは別途確認が必要で、送料や納期のハードルも想定されます。
ニトリのロッキング付き電動チェアとの比較
ニトリでは「パーソナル電動リクライニングチェア布張りタイプ(LB05ロッキング付き)」が59,990円で販売されています。
電動式のため、ボタン操作で角度を細かく調整したい方には、手動式のBeraxyより扱いやすい場面が多いはずです。
店舗で実物に座って確かめられる点、国内大手の窓口がある点も、Beraxyにはない強みです。
反対に、電動式は電源の位置に設置場所が左右されます。
コンセントを気にせず部屋の中央に置ける自由度、そして360度回転を明記している点では、Beraxyが優位です。
なお、ニトリLB05の回転機能の有無は今回確認できていないため、比較の際は販売ページで確かめてください。
結局どれを選ぶべきか
ブランドの実績と安心感を最優先するなら、La-Z-Boyやニトリが堅実な選択です。
電動の快適さを求めるならニトリ、本場のリクライナーの作りを求めるならLa-Z-Boyが候補になります。
価格を抑えつつ、回転・揺れ・リクライニングを1脚で欲張りたい方には、Beraxyが現実的な選択肢になります。
その場合は、返品条件とサイズを事前に確認することが前提です。
まとめ
Beraxyは、千葉県松戸市の株式会社星テックが運営する、通販中心のインテリアブランドです。
実績はまだ積み上げの途中ですが、「Beraxyリクライニングチェア360度回転SwivelRocker-pBubyOT」は、回る、揺れる、倒れるを1脚で味わえる欲張りな椅子です。
寒さが増して家で過ごす時間が長くなるこの季節、自分だけの居場所があるだけで夜の過ごし方は変わります。
ただし、その心地よさは置き場所の余裕があってこそ発揮されます。
今日できる小さな一歩は、メジャーを手に取り、置きたい場所の前後に164cmの余白があるか測ってみることです。
その数字が、あなたの次のくつろぎ時間を決めます。




