心地よい温度の落ち込みすら、誰かが計算し尽くしている。その「見えない一手」を知ったとき、あなたはコテの選び方を変えるはずです。
はじめに
巻いたばかりのカールが、夕方には力なく伸びてしまう。
朝の自分と、鏡に映る今の自分が別人のよう。
そんな経験に、心当たりはありませんか?。
カールが長持ちしない理由の多くは、髪質や巻き方だけでなく、コテそのものの「熱を保つ力」にあります。
熱は、髪に巻きついた瞬間からじわじわと逃げていきます。
安価なコテほどこの温度の落ち込みが大きく、二巻き目、三巻き目で仕上がりにムラが出てしまうのです。
ここで主役になるのが、Createというブランドが世に送り出した「セラミックイオンカールC73315」です。
美容師やスタイリストといった、髪のプロが現場で手に取る一本。
その理由は、見た目の華やかさではなく、地味で、けれど決定的な部分にあります。
たとえば、ヒーターを二枚搭載して温度の落ち込みを抑える設計や、髪滑りを左右するロッド表面の加工。
こうした工夫は、巻いている最中には気づきにくいものです。
けれど、仕上がったカールの持ちや、髪に伝わる手触りで、はっきりと差が出ます。
韓国風のゆるふわウェーブが定番になった今、太めのカールを綺麗に作れる45mmという選択肢は、改めて注目を集めています。
この記事では、Createがどんな企業なのかを掘り下げたうえで、セラミックイオンカールC73315が他社のコテとどう違うのかを、ひとつずつ読み解いていきます。
冒頭でお伝えした「見えない一手」が何を指すのか。
最後まで読み終えたとき、きっと腑に落ちるはずです。


Createとは
企業詳細
Createは、株式会社クレイツが展開するヘアケア家電のブランドです。株式会社クレイツは福岡県福岡市に本社を置き、代表取締役社長は貝塚弘幸氏が務めています。
創業は1984年で、事業内容はメーカー(貿易)と位置づけられています。2023年から2024年にかけて、クレイツは創業40周年という節目を迎えました。40年という歳月は、流行の移り変わりが激しい美容業界において、決して短いものではありません。
このブランドを語るうえで欠かせないのが、2000年代の「巻き髪ブーム」との深い関わりです。株式会社クレイツは、この巻き髪ブームに大きな影響を与えたヘアケア家電メーカーとして知られています。当時、雑誌やテレビで人気を集めたゆるやかなカールスタイルは、多くの女性の憧れでした。クレイツは日本で初めてイオンドライヤー・イオンアイロンを開発したメーカーであり、2000年代の巻き髪ブームでは、カリスマ美容師とのコラボレーションアイロンを発売して、巻き髪の歴史に大きな足跡を残しました。つまり、ただ流行に乗った企業ではなく、流行そのものを技術面から支えた立場にあったといえます。
技術的なルーツも、このブランドの厚みを物語ります。「日本で初めてイオンドライヤー・アイロンを開発した」という実績は、単なる宣伝文句ではなく、製品の核となる思想につながっています。髪は熱を加えるとどうしてもダメージを受けますが、イオンの働きを取り入れることで、髪滑りやツヤを保ちながらスタイリングする。この発想が、現在の「クレイツイオン®」という独自加工へと受け継がれています。
市場での立ち位置も見逃せません。クレイツは、ヘアサロンにおけるカールアイロンのシェアでトップを記録したことのあるメーカーです(2023年5〜6月、株式会社セイファート調べ)。一般家庭向けの量販店ではなく、プロが集まるサロンの現場で選ばれているという事実は、製品の信頼性を裏づける重要な手がかりになります。家庭用のコテはデザインや価格で選ばれがちですが、サロンで使われる道具は、耐久性や仕上がりの安定性といった、より厳しい基準で評価されるからです。
ブランドの現在地にも触れておきましょう。クレイツは公式オンラインショップを運営し、新商品の先行予約販売やキャンペーンを積極的に展開しています。「巻き髪はクレイツ」というフレーズを掲げ、長年培ってきたブランドイメージを保ちながら、新しい製品開発も続けている様子がうかがえます。
なお、製品の生産国については、本記事で扱うセラミックイオンカールC73315の商品情報に「原産国:中国」と記載されています。企画・開発を日本の企業が担い、生産を海外で行うという体制は、家電や美容機器の分野では一般的なものです。ブランドの企画力や技術と、製造拠点を分けて捉えることが、製品を冷静に評価するうえで役立ちます。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
リサーチで確認できた企業情報をもとに、当ブログ独自の視点で信頼度を多角的に採点します。
運営体制の明確さ ★★★★(4.0)
本社所在地、代表者名、創業年が公式情報として明示されており、企業の素性がはっきりしています。問い合わせ先や公式オンラインショップも整備されており、利用者が情報にたどり着きやすい環境が整っています。
市場での評価実績 ★★★★★(4.5)
ヘアサロンにおけるカールアイロンのシェアでトップを記録した実績があり、プロの現場で選ばれてきた裏づけがあります。2000年代の巻き髪ブームを技術面で支えた歴史も、評価実績として高く位置づけられます。
商品開発の専門性 ★★★★★(4.5)
日本で初めてイオンドライヤー・アイロンを開発したという先駆的な実績があります。独自の「クレイツイオン®」加工に代表されるように、髪へのダメージを抑える技術開発に一貫して取り組んできた姿勢が見えます。
社会的・文化的な取り組み ★★★★(3.5)
カリスマ美容師とのコラボレーションを通じて、巻き髪という文化そのものの普及に貢献してきました。スポーツチームとのキャンペーン連携など、ブランドを社会に開く取り組みも続けています。
財務情報の開示度 ★★★(3.0)
非上場のため詳細な財務数値は一般に公開されていませんが、創業40年という継続性が、経営の安定を間接的に物語っています。
総合評価 ★★★★(3.9)
長い歴史、プロ市場での確かなシェア、そして技術開発への一貫した姿勢。
この三つが揃ったクレイツは、ヘアケア家電のブランドとして高い信頼に値すると判断できます。
商品紹介「セラミックイオンカールC73315」



商品詳細
- 商品特長:カーリング
- 形状:楕円形
- 材質:チタン
- 色:シルバー
- サイズ:45mm
- 商品の重量:480グラム
- 電源:電源コード式
- ヒーター表面の素材:セラミック
- サイズ(本体):34×9×6.5cm
- 本体重量:45g
- 原産国:中国
- コードの長さ:3m
- 温度調節:10段階(120〜210℃)
- クレイツイオン®チタニウム&イオンシリコンラバー加工:髪滑りが良く耐久性が高いプレート&パイプを採用し、スムーズなスタイリングが可能
- デュアルヒーター:熱効率の高いヒーターを2枚搭載し、温度の上昇が早く、スタイリング中の温度の落ち込みも最小限に抑える
- デジタル温度表示:設定温度を表示し、パイプ表面が設定温度に達すると点滅から点灯に変わる
- 10段階温度設定:髪質に合わせて120℃〜210℃まで10℃毎に設定可能
- 誤作動防止機能:電源スイッチを2回連続で押すことでロック・ロック解除ができ、誤作動を防止
- Wイオン特殊加工ロッド:イオンチタニウム加工とイオンシリコンラバー加工を採用
- ロッド表面:髪滑りが良く耐久性の高いイオンチタニウム加工
- ロッド両側:弾性に優れ、髪に優しくフィットするイオンシリコンラバー
- デュアルセラミックヒーター:効率性の高いセラミックヒーターを2枚搭載し、温度の上昇が早く、落ち込みも抑える
良い口コミ
「巻き始めから巻き終わりまで温度が安定していて、最後のカールまで綺麗に決まりました。」
「ロッドの表面がなめらかで、髪が引っかからずスルッと巻けるのが気持ちいいです。」
「45mmの太さがちょうどよく、流行りのゆるふわウェーブが簡単に作れました。」
「デジタル表示で今の温度がひと目でわかるので、温まったかどうか迷わずに済みます。」
「ロック機能があるおかげで、ポーチに入れて持ち運ぶときも安心して使えています。」
気になる口コミ
「本体が480gほどあり、長時間使っていると腕が少し疲れると感じました。」
「45mmは太めなので、細かいカールやしっかりした巻きには向かないかもしれません。」
「設定できる最高温度が210℃なので、もっと高温で一気に巻きたい人には物足りない場合があります。」
「コードが3mと長めで便利な反面、収納するときに少しかさばると感じました。」
「シルバー一色のデザインはシンプルで、色のバリエーションが欲しいという声もありました。」
「セラミックイオンカールC73315」のポジティブな特色
最大の強みは、温度を保つ力にあります。
このC73315は熱効率の高いヒーターを2枚搭載するデュアルヒーター構造で、温度の上昇が早く、スタイリング中の温度の落ち込みも最小限に抑えられます。
これは、はじめにお伝えした「見えない一手」の正体でもあります。
髪に巻きついた瞬間に熱は逃げますが、二枚のヒーターがすぐに熱を補うため、一巻き目も五巻き目も同じ温度で仕上げられる。
この安定感こそ、カールの持ちを左右する決定的な要素です。
次に挙げたいのが、ロッド表面の加工です。
Wイオン特殊加工として、髪滑りが良く耐久性の高いイオンチタニウム加工をロッド表面に採用し、両側には弾性に優れたイオンシリコンラバーを配置しています。
滑りが良いと、髪を巻き取るときに余計な摩擦が生まれにくく、引っかかりによるダメージを抑えられます。
シリコンラバーが髪に優しくフィットすることで、力を入れずとも髪が均一に巻きつくのも嬉しいところです。
操作面の親切さも見逃せません。
デジタル温度表示が、設定温度に達すると点滅から点灯に切り替わるため、「もう巻いていいのか」と迷う時間がなくなります。
さらに120℃から210℃まで10段階で細かく調整できるので、ダメージが気になる細い髪は低めに、しっかり巻きたい太い髪は高めに、と髪質に合わせた使い分けが可能です。
そして、電源スイッチを2回連続で押すロック機能。
カバンの中で勝手にスイッチが入る不安を取り除いてくれる、地味ながら頼もしい安全設計です。
「セラミックイオンカールC73315」のネガティブな特色
気になる点として、まず本体の重量が挙げられます。
商品重量は480グラムとされており、コテとしては軽量級とはいえません。
ロングヘアの方が髪全体を巻く場合、後半になるにつれて腕に負担を感じる可能性があります。
次に、45mmというロッドの太さです。
太めのカールやゆるやかなウェーブを作るには理想的ですが、その反面、細かいリッジ状の巻きや、くっきりした小さめのカールには不向きです。
求めるスタイルによっては、サイズ違いを検討する必要があります。
温度の上限も、人によっては物足りなく感じる点かもしれません。
最高温度は210℃で、一般的なスタイリングには十分ですが、極端に高温で短時間に巻き上げたい方には、上限がやや控えめに映る可能性があります。
なお、原産国は中国と記載されています。
企画・開発を日本のメーカーが担う製品ですが、生産国を重視する方は、購入前に確認しておくと安心です。


他メーカーの商品との比較
ここでは、セラミックイオンカールC73315が持つ特徴を軸に、一般的な他社のカールアイロンと比べてどのような違いがあるのかを整理します。
なお、ここで比較対象とする「他社製品」は特定の型番を指すものではなく、市場に広く流通するカールアイロンの一般的な傾向として捉えてください。
ヒーター構造から見た違い
多くの安価なカールアイロンは、ヒーターを1枚だけ搭載する設計を採用しています。
この場合、髪を巻いた瞬間に熱が奪われると、温度が回復するまでに時間がかかり、連続して巻くと仕上がりにムラが出やすくなります。
これに対しC73315は、熱効率の高いヒーターを2枚搭載するデュアルヒーター構造を採っています。
温度の落ち込みを抑える設計のため、連続したスタイリングでもカールの質を一定に保ちやすい点が、構造上の明確な違いです。
短時間で多くの毛束を巻く必要があるプロの現場で支持される理由も、この安定性にあると考えられます。
ロッド表面の加工技術から見た違い
一般的なコテでは、ロッド表面にシンプルなセラミックコーティングのみを施した製品が少なくありません。
C73315は、髪滑りの良いイオンチタニウム加工に加え、ロッド両側に弾性のあるイオンシリコンラバーを配置するという、二種類の素材を組み合わせた構造が特徴です。
滑りの良さは引っかかりによる摩擦ダメージの軽減につながり、シリコンラバーの弾性は髪へのフィット感を高めます。
表面の滑りやすさだけを追求した製品とは、髪への当たり方という点で発想が異なります。
サイズ展開から見た違い
C73315のロッド径は45mmで、太めのカテゴリーに分類されます。
他社製品では26mmや32mmといった細めのサイズが主流で、しっかりした巻きを得意とする一方、ゆるやかで大きなウェーブを作るには複数回巻く手間がかかります。
45mmは、流行している大きめのカールやくびれ巻きを少ない手数で作りやすいサイズです。
ただし、細かいカールを求める場合には不向きなため、この点は太さの異なる製品との使い分けが前提になります。
価格帯とブランド背景から見た違い
無名の格安カールアイロンと比べると、C73315は中価格帯に位置します。
価格だけを見れば割高に映るかもしれませんが、その背景には、ヘアサロンでのカールアイロンシェアトップを記録した実績や、創業40年というブランドの歴史があります。
製品単体のスペックだけでなく、開発元の信頼性まで含めて判断できる点は、出自のはっきりしない製品との大きな違いといえます。
まとめ
「セラミックイオンカールC73315が美容師に選ばれる理由は、派手さではなく、温度を保つという地味な強さにありました。
二枚のヒーターが熱の落ち込みを抑え、一巻き目も最後の一巻きも同じ温度で仕上げてくれる。
これが、夕方までカールが続くかどうかを分ける、見えない一手の正体です。
Createを展開する株式会社クレイツは、創業から40年、日本で初めてイオンアイロンを生み出し、巻き髪ブームを技術で支えてきたメーカーでした。
その積み重ねが、サロンでのシェアトップという形で実を結んでいます。
45mmという太さは、韓国風のゆるふわウェーブが定番になった今、改めて使いやすい選択肢です。
重さや細かい巻きへの不向きさといった弱点はありますが、それを補って余りある安定感があります。
道具は、結局のところ仕上がりで語ります。
朝の自分を夕方まで連れていってくれる一本を探しているなら、このコテは有力な候補になるはずです。




