はじめに
「最近、スーパーで買うハーブやお野菜、なんだか高くなったし、鮮度もイマイチだな……」そう感じて、ふと家庭菜園に憧れを抱いたことはありませんか。しかし、いざ土を買ってきてベランダで育てようとすると、虫がついたり、水やりを忘れて枯らしてしまったりと、現実はなかなか厳しいものです。
実は私もその一人でした。とれたてのバジルの香りに包まれる生活を夢見ては、何度も失敗を繰り返してきたのです。そんな折、テック業界のトレンドを追う中でふと目に留まったのが、「お部屋の中で、泥んこにならずに野菜が育つ」というスマート水耕栽培キットでした。
中でも最近、ECサイトやSNSで静かな熱気を帯びているのが「EastForce(イーストフォース)」というブランドです。聞き慣れない名前かもしれませんが、実は「ありそうでなかった」ツボを押さえた製品展開で、じわじわとファンを増やしている存在なのです。本記事では、この謎多きブランドの正体から、同社の最新キット「EFIGSBK」の実力まで、忖度なしの視点で徹底的に紐解いていきます。


EastForceはどこの国のメーカー?ブランドの基本情報
企業詳細
「EastForce(イーストフォース)」という響きから、海外の新興メーカーを想像される方も多いかもしれません。しかし、リサーチの結果、このブランドを運営しているのは「株式会社K&I」という、埼玉県に本社を構える日本企業であることが判明しました。
2019年に設立された同社は、もともと「コストパフォーマンスの高いオフィスチェア」で評価を獲得してきた企業です。特に「Alien Chair(エイリアンチェア)」シリーズなどのゲーミング・オフィスチェア分野では、数万円クラスの機能を低価格で提供し、日経MJなどのメディアにも取り上げられるほどの実績を持っています。
そのK&Iが、新たなライフスタイル提案として参入したのが「水耕栽培キット」の分野です。製品自体は中国の提携工場で製造されていますが、企画・販売・サポートはすべて日本国内で行われています。つまり、「海外製のようなハイコスパ」と「日本企業の安心サポート」を掛け合わせた、「いいとこ取り」を狙うブランドといえます。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
- 情報の透明性:★★★★★
公式サイトに代表者名、住所、電話番号が明記されており、特定商取引法に基づく表記も完璧です。実態のつかめない海外セラーとは一線を画しています。 - サポート体制:★★★★☆
「問い合わせから24時間以内の対応(平日)」や「1年間のパーツ無料交換」を公約しており、購入後の不安を払拭する姿勢が見られます。 - 実績と歴史:★★★☆☆
設立から約7年(2026年時点)と比較的若く、水耕栽培分野への参入は日が浅いため、老舗メーカーほどの蓄積はまだこれからといえます。 - 製品品質管理:★★★★☆
米国BIFMA規格(家具)をクリアする品質基準を設けるなど、安価な製品でも品質を担保しようとする企業努力が確認できます。
総合評価:★★★★☆(4.0 / 5.0)
商品紹介:EastForce スマート水耕栽培キット



商品詳細
- 製品型番:EFIGSBK
- 製品サイズ:40.5 x 26 x 35.8 cm; 4.03 kg
- 色:ブラック&ダークブラウン
- 付属品:電源アダプター、専用支柱、育成ポッド、育成スポンジ、育成ドーム(透明カバー)、育成デッキ用脚、水耕栽培用水溶性固形肥料(顆粒) A・Bセット
- 保証について:発送日から1年間のメーカー保証
- 商品の重量:4.03 Kilograms
良い口コミ
- 「タンク容量が10Lもあるのが決め手でした。以前使っていた他社製はすぐに水切れしてしまいましたが、これは旅行で数日空けても全く心配がいりません。」
- 「20株も植えられるので、レタスとハーブを同時に育てています。収穫しても次々育ってくるので、まさに“野菜の工場”が家にできた気分です。」
- 「ポンプの音が想像以上に静かで驚きました。リビングに置いていますが、テレビの音を邪魔することもなく、水のせせらぎに癒やされています。」
- 「タッチパネルの操作がスマホ感覚で簡単です。ライトの光量や点灯時間を細かく設定できるので、植物の成長段階に合わせやすいのが便利です。」
- 「万が一のパーツ故障でも、国内サポートですぐに対応してくれる安心感は大きいです。説明書もきちんとした日本語で助かりました。」
気になる口コミ
- 「本体サイズが結構大きいです。キッチンカウンターに置くつもりでしたが、奥行きと幅をとるので、事前に設置場所を測っておくべきでした。」
- 「LEDライトがかなり強力で、夜間は部屋全体が明るくなるほどです。寝室に置くなら遮光カバーか、点灯時間を昼間に設定する工夫が必要です。」
- 「付属の肥料が粉末タイプで、水に溶かす作業が少し手間だと感じました。液体タイプの方が楽ですが、コスパはこちらの方が良いのかもしれません。」
- 「20株全部植えると、成長した時に葉っぱ同士が干渉してしまいます。大きく育てるなら、間引いて10株くらいにするのが現実的かもしれません。」
- 「電源アダプターが長時間使っていると少し熱を持ちます。許容範囲内だとは思いますが、通気性の良い場所に配置するようにしています。」
「EastForce スマート水耕栽培キット」のポジティブな特色
この製品の最大の武器は、「大容量10Lタンク」と「最大20株同時栽培」という圧倒的なスケール感にあります。
一般的な家庭用水耕栽培キットは、タンク容量が3〜4L程度のものが多く、成長して根が水を吸い上げる時期になると、毎日のように給水が必要になります。しかし、EFIGSBKは10Lという規格外の容量を持つため、給水頻度を劇的に減らすことが可能です。これは単に「楽ができる」だけでなく、水質の急激な変化や水温上昇を抑え、植物にとってストレスの少ない安定した環境を提供できるという栽培上の大きなメリットにも繋がります。
また、20株という植栽数は、ハーブのような添え物だけでなく、「毎朝のサラダを自給自足したい」という本格的なニーズにも応えられるスペックです。黒とダークブラウンのシックな配色は、白物家電のようなチープさを排除し、大人のインテリアとして部屋に馴染むデザインに仕上がっています。
「EastForce スマート水耕栽培キット」のネガティブな特色
一方で、そのメリットは「設置スペースの確保」というハードルと表裏一体です。幅40cm強、奥行き26cmというサイズは、一人暮らしのコンパクトなキッチンや狭いデスク上ではかなりの存在感を放ちます。また、重量も水を入れると約14kg近くになるため、カラーボックスのような簡易的な棚ではなく、しっかりとした台の上に設置する必要があります。「ちょっとしたグリーンが欲しい」という軽い気持ちで購入すると、その大きさに圧倒されてしまう可能性があります。


他メーカーの商品との比較
水耕栽培キット市場には、すでにいくつかの定番ブランドが存在します。ここでは、EastForce EFIGSBKの立ち位置を明確にするため、主要な競合製品と比較分析を行います。
1. iDOO(アイドゥー)等の海外定番ブランドとの比較
Amazonなどで最もよく見かけるのが「iDOO」に代表される、中国深セン系のブランド製品です。これらは通常、タンク容量が4L〜6.5L、栽培株数が7〜12株というスペックが主流です。
- EastForceの優位点:
圧倒的な「容量」です。iDOO等の標準モデルと比較して、タンク容量はほぼ倍の10L、栽培株数も20株と大きく上回っています。長期間の不在が多い方や、チマチマとした給水が面倒な方にはEastForceが圧勝します。また、説明書やサポートが怪しい日本語ではなく、日本の会社が責任を持っている点もEastForceを選ぶ大きな理由になります。 - iDOO等の優位点:
「サイズ感」と「種類の豊富さ」です。コンパクトなモデルが多く、日本の狭い住宅事情には適している場合があります。また、販売実績が長く、ユーザーの改造例や情報がネット上に多いのは先行ブランドの強みです。
2. MotoM(モトム)「Akarina」シリーズとの比較
日本のオリンピア照明が展開する「Akarina」は、インテリア性を最優先したデザイナーズ水耕栽培キットです。
- EastForceの優位点:
「実用性」と「コストパフォーマンス」です。Akarinaはデザインが美しい反面、価格が高額(2万円〜3万円台)で、栽培株数も数株程度と少ないモデルが中心です。あくまで「花瓶」の延長線上にあります。対してEastForceは、1万円台前半でガッツリ野菜を収穫することを目的に作られています。「飾りたい」ならAkarina、「食べたい」ならEastForceと、目的が明確に分かれます。
3. ユーイング「Green Farm」との比較(参考)
かつて水耕栽培ブームを牽引したユーイングの「Green Farm」(現在は生産終了)は、密閉されたケース内で育てるタイプでした。
- EastForceの違い:
EastForceは「開放型」です。Green Farmのように虫の侵入を物理的に防ぐケースはありませんが、その分、背が高くなる植物でもライトの高さを調節することで柔軟に対応できます(最大63cmまで対応可能)。密閉型は湿気がこもりやすくカビの原因になることもありましたが、EastForceのような開放型は通気性が良く、植物が徒長(ひょろひょろに伸びること)しにくいメリットがあります。
結論として
EastForce EFIGSBKは、「海外製キットの大容量・高機能さ」と「日本製のような安心サポート」の隙間を埋める、非常にバランスの良い選択肢と言えます。「お試し」の枠を超えて、本格的にキッチンガーデンを運用したいユーザーにとって、最も理にかなったスペックを備えています。
まとめ:EastForce EFIGSBKはおすすめか?
「たかが野菜、されど野菜」です。自分で種をまき、光を浴びて日々大きくなる緑を眺める時間は、忙しない現代社会において、何にも代えがたい「心の栄養」になります。
今回ご紹介したEastForceのEFIGSBKは、決してコンパクトで可愛らしいだけのアイテムではありません。しかし、その頼もしい10Lのタンクと20の植栽スペースは、あなたの食卓に「本物の自給自足」という彩りを加えてくれるはずです。最初はバジルひとつから始まった小さな緑が、やがてリビングの中心で家族の会話を生む存在になるかもしれません。
もしあなたが、失敗を恐れずに新しい収穫体験を求めているのなら、この黒い箱は間違いなく良き相棒となってくれることでしょう。あなたのボタニカルライフが、実り多きものになりますように。




