はじめに
オンライン会議での「音」に悩まされた経験はありませんか。相手の声が途切れる、こちらの声が届かない、周囲の雑音が入ってしまう。こうした小さなストレスが積み重なると、大切な商談やチームの連携に支障をきたしかねません。リモートワークが定着した昨今、AmazonなどのECサイトでは数多くの会議用マイクスピーカーが販売されていますが、聞き馴染みのないブランドも多く、どれを選べば良いか迷ってしまうのが実情です。
今回は、その中でも近年急速に存在感を高めている「EMEET」というブランドに焦点を当てます。「どこの国のメーカーなのか」「信頼できる企業なのか」という疑問を解消すべく、運営企業の詳細を徹底的にリサーチしました。また、同社の主力製品である「E1103(M0 Plus)」について、実際のスペックや評判、他社製品との違いを詳しく解説します。安価でありながら高性能を謳うこの製品が、あなたのビジネス環境をどのように変えるのか、その可能性を一緒に見ていきましょう。


EMEETはどこの国?ブランドの起源と企業概要
企業詳細
EMEETブランドを展開しているのは、「Shenzhen eMeet technology Co.,Ltd.(深圳壹秘科技有限公司)」という企業です 。
この企業は、世界的なハードウェア開発の聖地として知られる中国・広東省の深セン(Shenzhen)に本社を構えています 。2016年8月に設立された比較的新しいテック企業ですが、単なる工場直販の安売りメーカーではありません 。設立当初からAI(人工知能)を用いた音声処理技術の研究開発に注力しており、特に独自の音声信号処理技術「VoiceIA」は、周囲の雑音を抑制し人の声だけをクリアに届ける技術として高く評価されています 。
現在では、中国国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、日本など世界各地で特許を取得し、グローバルに展開しています 。従業員数は50〜100名程度の中規模精鋭チームですが、その多くが技術開発に携わっているという点が、技術力の高さを裏付けています 。日本法人や正規代理店を通じたサポート体制も構築されつつあり、日本市場への本気度が伺えます 。
★当ブログのオリジナル企業総合評価(5つ星評価)
- 透明性:★★★★☆ (4.0)
- 本社住所、代表者名、設立年が明確に公開されており、実態のないペーパーカンパニーではありません。公式サイトも日本語に対応しており、情報開示の姿勢は非常に良好です 。
- 技術力:★★★★★ (5.0)
- 200件以上の特許保有は伊達ではありません。特にAIノイズキャンセリング分野では、老舗音響メーカーに匹敵する、あるいは凌駕するコストパフォーマンスを実現しています 。
- 市場実績:★★★★☆ (4.5)
- Amazon等の主要ECサイトにおいて、長期にわたりランキング上位を維持しています。サクラレビューだけでなく、実際のユーザーからの詳細なフィードバックが多数蓄積されている点は信頼に値します 。
総合評価:★★★★☆ (4.5)
新興企業であるため、創業100年を超えるような老舗ブランドほどの歴史はありませんが、技術と実績に基づいた信頼性は非常に高いと言えます。
商品紹介:EMEET E1103の商品スペックを詳細解説



商品スペック
- 商品の推奨用途ビデオ会議 スマートフォンまたはタブレット用
- 対応デバイススマートフォン、パソコン
- 色ブラック
- 付属コンポーネント取扱説明書, USBケーブル,マニュアル
- 商品の重量257 グラム
- インピーダンス4 オーム
- 防水性ありFALSE
- 商品の個数1
- ワイヤレス通信技術Bluetooth
- 電源バッテリー
- 連続使用可能時間10 Hours
- カラーブラック
- 電池付属はい
- 電池使用はい
- メーカーShenzhen eMeet technology Co.,Ltd.
- 製品型番E1103
- その他 機能ミュート機能
- 製品サイズ11.6 x 11.6 x 4 cm; 257 g
- 接続技術Bluetooth, USB
- 取り付けタイプテーブルトップマウント
- モデル名EMEET M0Plus
- 特徴ミュート機能
良い口コミ
「在宅勤務で子供の声や生活音が気になっていましたが、相手には私の声だけがクリアに届いているようで驚かれました。AIノイズ除去の性能は本物だと感じます」
「USBを挿すだけですぐに使え、Bluetooth接続もスムーズでした。機械音痴の私でも説明書を読まずに会議を始められたので助かりました」
「数人で囲む会議テーブルの中央に置いて使いましたが、どの席の発言もしっかり拾ってくれます。マイクの集音範囲が広いので、身を乗り出して話す必要がなくなりました」
「コンパクトで軽いので、出張先のホテルやレンタルスペースに持ち運ぶのが苦になりません。カバンに入れても邪魔にならないサイズ感が気に入っています」
「この価格帯でこの音質は素晴らしいです。有名メーカーの高級機と比較しても遜色なく、コストパフォーマンスは最高レベルだと思います」
気になる口コミ
「音質は良いのですが、最大音量が少し物足りない気がします。広い会議室や大人数での使用には、もう少しパワーが欲しいところです」
「タッチボタンの感度が良すぎて、本体を移動させようとした時に誤ってミュートボタンに触れてしまうことがありました。物理ボタンの方が安心かもしれません」
「Bluetooth接続時に、スマホの着信音がスピーカーから大音量で流れてしまい驚きました。設定でなんとかなるかもしれませんが、最初は焦りました」
「起動音や接続のアナウンス音が予想以上に大きいです。静かなオフィスで電源を入れると少し気まずい思いをします」
「バッテリー残量が詳しくわからないのが不安です。LEDの点滅でなんとなくは分かりますが、もっと明確な表示があれば安心して長時間使えます」
「EMEET M0Plus」のポジティブな特色
この製品の最大の強みは、手頃な価格帯でありながら、ビジネスシーンで要求される「確実な集音」と「クリアな通話」を高レベルで実現している点にあります。特に注目すべきは、4つのマイクを搭載し360度全方位からの音を拾う能力です 。これにより、発言者がマイクの正面に座る必要がなくなり、自由な姿勢で自然なディスカッションが可能になります。
また、単なる集音だけでなく、EMEET独自のAI技術(VoiceIA)が背景雑音をカットしてくれるため、カフェやオープンスペースなど、完全な静寂が得られない環境でも「プロフェッショナルな音質」を相手に届けることができます 。接続の多様性も魅力で、安定性を求める場合はUSB接続、機動性を重視する場合はBluetoothと、状況に応じて使い分けが可能です。257グラムという軽量設計は、ハイブリッドワーク時代のビジネスパーソンにとって、持ち運びの負担を最小限に抑える強力な武器となります。
「EMEET M0Plus」のネガティブな特色
一方で、物理的なサイズ制約からくるスピーカーの出力限界は理解しておく必要があります。個人のデスクや4〜6人程度の小規模会議室では十分な性能を発揮しますが、10人を超えるような大会議室では音量が不足する可能性があります 。
また、操作系がタッチパネル主体であるため、手探りでの操作や確実なクリック感を求めるユーザーには、操作感に慣れが必要かもしれません。視覚的なフィードバックはLEDインジケーターに頼る部分が大きく、現在の設定状態(ミュートかどうか等)を直感的に把握するには、本体を視認する必要があります。


他メーカーの商品との比較:E1103の強みと差別化ポイント
ここでは、会議用マイクスピーカー市場でよく比較対象となる、Anker(アンカー)の「PowerConf S3」および、老舗音響メーカーJabra(ジャブラ)の「Speak 510」と、今回の「EMEET M0Plus(E1103)」を比較し、それぞれの立ち位置を明確にします。
コストパフォーマンスと導入のしやすさ
まず、価格面での優位性はEMEETに軍配が上がります。Ankerもコストパフォーマンスに優れたブランドですが、EMEETは同等のスペックを持ちながら、さらに一段階抑えられた価格設定になっていることが多く見受けられます 。Jabraはブランド力と信頼性が抜群ですが、価格はEMEETの数倍になることも珍しくありません。「予算は限られているが、PC内蔵マイクからは卒業したい」という層にとって、EMEETは最も導入のハードルが低い選択肢と言えます。
音質とノイズキャンセリング性能の特性
音質に関しては、各社の思想が現れます。AnkerのPowerConfシリーズは、全体的にパワフルなサウンドで、相手の声に厚みを持たせる傾向があります。音楽再生用スピーカーのノウハウが活きている印象です。対してJabraは、人間の音声帯域(中音域)に特化したチューニングが施されており、長時間聞いていても疲れにくい「会話のための音」を追求しています。
EMEETの特徴は、強力な「AIノイズキャンセリング」にあります。AnkerやJabraもノイズ除去機能を持っていますが、EMEETのVoiceIA技術は、キーボードの打鍵音やエアコンの動作音といった「定常ノイズ」のカットにおいて、価格以上の驚異的な性能を発揮します 。静かな会議室環境ならJabraの自然な音が有利ですが、雑音が入りやすい在宅環境やオープンスペースでは、EMEETの強力なフィルター機能が真価を発揮します。
拡張性と機能の差異
機能面での大きな違いとして「連結機能」の有無が挙げられます。EMEETの一部の上位機種やAnkerの上位モデルには、2台をケーブルで繋いで集音範囲を拡張する機能がありますが、このクラス(M0 Plus単体)では基本的に単体使用が前提となります。
また、Jabraなどの高級機は、Microsoft TeamsやZoomの認定を取得しているモデルが多く、本体のボタンでアプリの挙動(挙手や受話)を直接コントロールできる連携機能が充実しています。EMEET M0Plusは汎用的なデバイスとして認識されるため、こうしたアプリ固有の高度な連携機能は限定的です。しかし、純粋に「マイクとスピーカー」としての機能に絞れば、必要十分なスペックを備えています。
結論:EMEETを選ぶべきユーザー
総じて、ブランドの知名度や所有する満足感を優先するならJabra、低音の効いたパワフルな音を好むならAnkerが適しています。しかし、「徹底的にコストを抑えつつ、会議の通話品質を劇的に改善したい」「ノイズキャンセリング性能を最優先したい」という実利重視のユーザーにとって、EMEET M0Plusは他社製品を圧倒する賢い選択となるでしょう。
まとめ
EMEETは、中国・深セン発の「知る人ぞ知る」優良テックブランドです。Amazonなどで見かける安価な製品群の中にありながら、その実態はAI技術に特化した真面目な開発企業であり、決して怪しいブランドではありません。特に今回ご紹介した「E1103(M0 Plus)」は、手頃な価格と高性能なノイズキャンセリング機能を両立させた、コストパフォーマンスの塊のような製品です。
もし今、あなたがPC内蔵マイクの音質に不満を感じているなら、この一台が劇的な変化をもたらすはずです。クリアな音声は、相手への配慮であると同時に、あなたのビジネスにおける信頼感を高めるツールでもあります。高価な機材を揃える前に、まずはこの「小さな実力派」をデスクに迎え入れ、ストレスフリーな会議環境を構築してみてはいかがでしょうか。




