FIFINEとはどんなブランド?企業の実態・評判から「FIFINEゲーミングヘッドセット76028218031」の魅力まで徹底解説

このヘッドセットの主役は耳ではなく口元にあります

はじめに

ボイスチャットの最中に「声、ちょっとこもってない?」と言われて、地味に落ち込んだことはありませんか。

足音を聞き分けたくてヘッドセットを買ったはずなのに、仲間から評価されるのは、いつも自分の声のほうです。

NintendoSwitch2の登場でリビングでも自室でもオンライン対戦が身近になった今、ヘッドセットは「聞く道具」であり、同時に「話す道具」でもあります。

そこで名前が挙がるブランドが、FIFINEです。

もともとは配信者向けの手ごろなUSBマイクで知られるようになったブランドです。

そのFIFINEが手がけたのが、今回取り上げる「FIFINEゲーミングヘッドセット76028218031」(AmpligameH9)です。

50mmの大きなスピーカー部品と7.1サラウンドを備え、手元のコントローラーでマイクのミュートまで操作できます。

ただ、気になる点もあります。

マイクが周りの音も拾いやすい「全指向性」であることです。

年末のセールシーズンが近づき、価格だけで選びたくなる時期だからこそ、ブランドの実態から弱点まで、遠慮なく掘り下げます。

冒頭のひと言の意味は、読み終えるころにきっと腑に落ちるはずです。

FIFINEとは

企業詳細

運営会社と所在地

FIFINEの運営元は、深圳を拠点とするShenzhenXunweijiaTechnologyDevelopmentCo.,Ltd.(日本語訳:深圳迅威佳テクノロジー開発有限公司)とされています。

ブランド解説サイトでは、親会社をこの企業、本社を広東省深圳市とし、事業分野を一般消費者向けの音響機器としています。

公式サイトの日本語ページでも、FIFINEは「迅威佳」とも呼ばれると自ら説明しています。

運営会社名を公式に明かしている点は、Amazonで見かける正体不明のブランドとは一線を画す部分です。

設立年は情報が割れている

設立年については、資料によって記述が異なります。

北欧のゲーミング用品販売サイトは2009年創業とし、複数地域に倉庫を持つと紹介しています。

一方、公式サイトの年表は2015〜2016年から始まり、この時期にAmazonで最初の低価格USBコンデンサーマイクを発売し、後継のK668が売れ筋になったと記しています。

公開されている商標データベースでは、運営会社が「FIFINETECHNOLOGY」という商標を2015年2月に出願した記録も確認できます。

2009年に会社として動き始め、2015年前後にブランドとして本格展開した、という読み方もできますが、本記事では断定を避けます。

確かなのは、少なくとも10年前後の販売実績があるという点です。

マイクで名を上げたブランド

FIFINEの出発点は、ヘッドセットではなくマイクです。

ブランド解説では、2019〜2020年に3つの集音部品を持つUSBマイクK690などで機材レビュアーの注目を集め、2021〜2024年にはUSBとXLR(業務用の音声端子)の両対応マイクや、ゲーミング向けシリーズへと広げたとされています。

同じ解説によれば、同社は自社製品が170か国以上で販売され、1,000万人を超える利用者がいると説明しているそうです。

この数字は企業側の発表に基づくもので、第三者の監査を経たものではない点は押さえておきたいところです。

2つの製品ラインと自社開発へのこだわり

現在のラインナップは、ゲーミング向けの「AmpliGame(アンプリゲーム)」と、配信・収録向けの「AmpliTank(アンプリタンク)」の2本柱です。

同社はCES2026(世界最大級の家電見本市)に出展し、社内での音響チューニングや独自設計の部品、設計から製造までを一貫して手がける体制を強みとして打ち出しました。

公式サイトでは自らを「音響業界の新参者」と認めつつ、研究開発・品質管理・マーケティングを社内に持ち、10年足らずで世界展開する企業に育ったと語っています。

謙虚さと自信が同居した、少し不思議な自己紹介です。

2026年の展示会での評価

2026年4月13日〜16日に開催された香港エレクトロニクス・フェア(春季)では、FIFINEは注目ブランドを集めた「HallofFame(殿堂エリア)」に出展し、AM8やK688CTなどのダイナミックマイクと並べてゲーミングヘッドセットも紹介しました。

ただし、これは公式ブログで発信された内容です。

出展区画の格付けをどう受け取るかは、読者が冷静に判断する余地があります。

日本での販売とサポート体制

公式サイトには日本語ページと日本円表示のストアがあります。

サポート面では、問い合わせ窓口、取扱説明書と技術サポート、保証登録、保証ポリシーといったページが用意されています。

一方で、日本法人の有無や、日本国内での修理拠点については、今回の調査では確認できませんでした。

保証期間も製品ごとに異なる可能性があるため、購入前に販売ページで確かめるのが安全です。

忖度なしで見た「不都合な点」

上場企業ではないため、売上や利益といった財務情報は公開されていません。

設立年の情報が揃っていないのも、信頼性を測るうえで小さくない引っかかりです。

また、展示会での評価や受賞の多くは、同社自身の発信がもとになっています。

それでも、運営会社名を明かし、商標を取得し、国際展示会に継続して出展している事実は、使い捨てのブランドではないことを示す材料と言えます。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★☆(3.5)
運営会社名を公式サイトで明かしており、商標の登録記録も確認できます。
ただし設立年の情報が割れており、日本法人の存在も確認できなかったため、満点には届きません。

市場での評価実績 ★★★★(4.0)
手ごろなUSBマイクの分野で長く支持され、海外の機材レビューでも名前がよく挙がります。
マイクで築いた知名度が、ヘッドセットの信用にもつながっています。

商品開発の専門性 ★★★★(4.0)
音響チューニングや部品設計を社内で手がけると明言し、2つの製品ラインを展開しています。
音の入口であるマイクを作り続けてきた蓄積は、確かな強みです。

社会的・文化的な取り組み ★★★(3.0)
クリエイター支援や国際展示会への参加など、配信文化への関わりは見えます。
一方で、環境配慮や地域貢献といった活動は今回の調査では確認できませんでした。

財務情報の開示度 ★★(2.0)
非上場のため、売上や利益の情報は公開されていません。
利用者数などの数字も企業側の発表にとどまります。

総合評価 ★★★☆(3.3)
財務の透明性には課題が残るものの、運営元が明確で、マイク分野での実績がある点は安心材料です。
「よく分からない格安ブランド」ではなく、「音の入口に強い、成長中の専門ブランド」と捉えるのが妥当です。

商品紹介「FIFINEゲーミングヘッドセット76028218031」

商品詳細

  • 色:ブラック
  • 耳の位置:オーバーイヤー
  • ヘッドホン型式:オーバーイヤー
  • インピーダンス:32オーム
  • 接続方法:3.5mm/USB
  • ヘッドホンのインピーダンス:32Ω±15%
  • ヘッドホンのサンプリング周波数:48KHz/44.1KHz
  • ヘッドホンの再生周波数帯域:20Hz-20KHz
  • ヘッドホンの感度:95±3dB
  • マイクの感度:-42±3dB
  • マイクの収音パターン:全指向性
  • サウンド:7.1サラウンドサウンド、50mm大型ドライバーユニット搭載
  • 装着性:柔軟性と耐久性に優れた耳パッド、調整可能なヘッドバンド
  • 互換性:USBコネクタはプラグ&プレイ、3.5mmコネクタはswitch・ゲームパッド・スマホ・タブレットなどに対応
  • オーディオコントロールパッド:7.1サラウンドサウンドに切り替え可能、オン時は赤色LEDが点灯
  • 音量調整:ヘッドホンとマイクの音量をそれぞれのボタンで調整可能
  • マイクミュート:オーディオコントロールパッドのスライドで切り替え
  • マイク:取り外し可能、マイクミュート機能搭載

良い口コミ

「7,000円を切る価格帯なのに、7.1サラウンドの切り替えが手元でできるのは正直うれしい誤算でした」

「マイクを外せるので、ゲームをしない日は普通のヘッドホンとして音楽を聴いています」

「手元のパッドでミュートできるので、家族に話しかけられた瞬間にすぐ切れて助かります」

「イヤーパッドが柔らかく、夜の数時間のプレイでも耳の痛みが気になりませんでした」

「PCにはUSB、Switchには3.5mmと使い分けられるので、1台で済むのが気楽です」

気になる口コミ

「3時間を超えるあたりから、側頭部に少し圧迫感が出てきました」

「マイクが周りの音を拾うようで、キーボードの打鍵音を仲間に指摘されました」

「イヤーパッドの表面が、長く使ったときに傷まないか少し心配です」

「専用ソフトで音質を細かく調整できると思っていたので、そこは物足りなかったです」

「重さや付属ケーブルの長さが販売ページで分かりにくく、届くまで不安でした」

「FIFINEゲーミングヘッドセット76028218031」のポジティブな特色

一番の魅力は、操作のすべてが手元の小さなパッドに集まっていることです。

7.1サラウンドのオン・オフ、ヘッドホンの音量、マイクの音量、そしてミュート。

ゲーム中に画面のメニューを開く必要がなく、指先ひとつで状況に合わせられます。

7.1サラウンドをオンにすると赤色LEDが光るので、今どちらの状態かがひと目で分かります。

地味に見えて、これが効きます。

「サラウンドにしたつもりが、実はオフだった」という失敗を防げるからです。

次に、50mmの大型ドライバーユニットです。

ドライバーとは、ヘッドホンの中で音を鳴らすスピーカー部分のことです。

一般的に口径が大きいほど、爆発音や低いうなりのような重い音に余裕が出やすくなります。

再生周波数帯域は20Hz-20KHzで、人が聞き取れるとされるおおよその範囲をカバーしています。

接続の柔軟さも見逃せません。

PCではUSBで挿すだけ、Switchやスマホ、タブレットでは3.5mmで使えます。

据え置きゲーム機と携帯機を行き来する人にとって、ヘッドセットを用途ごとに買い分けずに済むのは、出費の面でも収納の面でも助かります。

マイクが取り外せる点も、意外と生活を変えます。

通勤やちょっとした作業中に音楽を聴くとき、口元に棒が伸びたままでは落ち着きません。

外してしまえば、見た目は普通のオーバーイヤーヘッドホンです。

そして何より、マイクの扱いに長けたブランドが作っているという背景です。

マイクの感度は-42±3dBと数値で示されており、声の拾い方を気にする人にとっては判断材料になります。

「聞く」だけでなく「伝える」ところまで面倒を見てくれる一台です。

「FIFINEゲーミングヘッドセット76028218031」のネガティブな特色

最大の注意点は、マイクの収音パターンが全指向性であることです。

全指向性とは、口元の声だけでなく、周囲360度の音をまんべんなく拾う方式です。

静かな部屋なら自然な声で届きますが、キーボードを強く打つ人や、家族の生活音がある環境では、その音まで相手に聞こえる可能性があります。

対策としては、マイクの音量を少し下げる、ミュートをこまめに使う、といった工夫が必要です。

次に、提供されている仕様には重量やケーブル長、付属品の詳細が記載されていません。

長時間の装着感や、PCとの距離に影響する情報なので、購入前に販売ページの最新情報を確認しておくと安心です。

7.1サラウンドの仕組みも、仕様からは読み取れません。

ヘッドセットの左右2つのスピーカーで立体的に聞かせる「仮想」方式なのか、どの接続で使えるのかは、明記されていない以上、断定できません。

3.5mm接続で7.1サラウンドを使いたい人は、事前に確認したほうがよい部分です。

最後に、ノイズキャンセリングのような周囲の音を消す機能についての記載はありません。

電車の中や騒がしい場所で音楽を楽しむ用途には、別の選択肢を考えたほうが満足度は高くなります。

他メーカーの商品との比較

比較の前提

比較相手は、同じ有線・1万円前後以下の価格帯でよく名前が挙がる3機種です。

価格は時期や販売店で大きく変わるため、目安として参照してください。

なお、AmpligameH9は公式ストアの日本向けページで通常価格6,899円と表示されています(確認時点)。

RazerBlackSharkV2Xとの比較

RazerBlackSharkV2Xは、50mmのTriForce(トライフォース)ドライバーと、口元の声を狙って拾うカーディオイド(単一指向性)マイクを備えています。

マイク性能の考え方では、周囲の音を拾いにくいRazerのほうが、騒がしい部屋では有利です。

ただし、7.1サラウンドはWindows10のPCでのみ使える仕様とされています。

手元のパッドで7.1やミュートを操作できる点は、H9が勝っています。

HyperXCloudStinger2との比較

HyperXCloudStinger2は重量275gの軽量設計で、メーカー保証は2年です。

50mmドライバーに加え、DTSHeadphone:X(立体音響技術)のライセンスが2年分付属し、マイクは跳ね上げるだけでミュートになります。

H9は海外レビューで本体約260gと計測されており、重さはほぼ互角です。

保証の明確さと立体音響の作り込みはHyperXが上、マイクを外して普段使いできる自由度はH9が上です。

LogicoolG335との比較

LogicoolG335はケーブル込み240gと軽く、40mmドライバー、インピーダンス36Ω、感度87.5dBSPL/mWという仕様です。

接続は3.5mmのみで、立体音響はWindowsSonic(ウィンドウズ標準の立体音響)を使う形です。

軽さと装着感ではG335に分があります。

一方、USB接続と手元の操作パッドを備えるH9のほうが、PCでの使い勝手は上です。

感度の数値は測定条件の表記が異なるため、単純な大小比較はできません。

結局どれを選ぶべきか

騒がしい環境で声をクリアに届けたいならRazer、保証と安心感を重視するならHyperX、とにかく軽さを優先するならLogicoolです。

静かな部屋でPCとSwitchを行き来し、手元で全部操作したい人には、H9がいちばん無駄のない選択になります。

まとめ

冒頭で「主役は口元にある」と書いたのは、FIFINEがマイク作りから育ったブランドだからです。

FIFINEゲーミングヘッドセット76028218031は、その経験を、音量・ミュート・7.1切り替えをまとめた手元のパッドという形で活かしています。

ただし、マイクは周囲の音も拾う全指向性です。

炊飯器の「炊き上がり」の音まで仲間に届くかもしれません。

静かな部屋で、PCとSwitchを1台で使い回したい人には、心強い相棒になります。

まずは今夜、いつものボイスチャットで「自分の声、どう聞こえる?」と仲間に一度だけ聞いてみてください。

その答えが、ヘッドセット選びのいちばん正直な物差しになります。

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