HARIOってどこのブランド?謎を解くカギは実力派の「プレス式コーヒー抽出器具 CPU-4-B」にあった

その一杯は、あなたが思っているより、ずっと遠くから届いています。

はじめに

コーヒーが好きな人ほど、ある日ふと立ち止まる瞬間があります。

「そういえば、この器具のブランドって、どこの国のものなんだろう」と。

キッチンに置かれた「HARIO(ハリオ)」のロゴを眺めながら、そんな疑問が頭をよぎった経験はありませんか。

名前の響きだけを聞くと、どこか異国の香りが漂う気もします。

けれど、その正体を知ると、多くの方が「え、そうだったの」と小さく声を漏らすのです。

朝、目覚めて一番に口にする飲み物。

その味を左右する道具が、実は100年以上の歴史を背負っているとしたら、少し見る目が変わってくる気がします。

この記事では、そんな「HARIO」という会社の素顔に迫りながら、同社が手がける「プレス式コーヒー抽出器具 CPU-4-B」という一台を紹介していきます。

フレンチプレスという抽出方法は、コーヒー豆そのものの個性を引き出す淹れ方として、静かに支持を集めてきました。

紙のフィルターを使わず、豆の旨味成分を丸ごと味わう。

その素朴で力強い一杯が、家庭でも手軽に楽しめる時代になっています。

なぜ、この「CPU-4-B」が「実力派」と呼べるのか。

そして、ブランドの謎を解くカギが、なぜこの一台に隠されているのか。

その答えを、これからじっくりと解き明かしていきます。

読み終える頃には、明日の朝のコーヒーが、いつもより少しだけ特別な味に感じられるはずです。

HARIOとは

企業詳細

HARIOの正体について、結論から先にお伝えします。

HARIO株式会社は、東京都中央区日本橋に本社を置く、日本の耐熱ガラスメーカーです。

異国の香りを感じさせる「ハリオ」という名前ですが、その由来はガラスの王様を意味する「玻璃王(はりおう)」という言葉にあります。

つまり、名前の一文字一文字に、ガラスへの誇りが込められているのです。

そしてHARIOは、国内で唯一、耐熱ガラスの自社工場を保有するメーカーとしても知られています。

この一点だけでも、同社がただの雑貨ブランドではないことが伝わってきます。

会社の歴史をたどると、その始まりは驚くほど古いことがわかります。

1921年、東京・神田須田町に「柴田弘製作所」として創立し、理化学用のガラス器具の製造・販売からスタートしました。

理化学用のガラス器具とは、学校の理科室や研究所で使われる、ビーカーやフラスコ、シャーレといった実験道具のことです。

熱に強く、割れにくく、正確でなければならない。

そうした厳しい要求に応えるガラス作りの技術が、この会社の土台になっています。

創業者の名前にちなんだ「ヒロム」ブランドで、ビーカーやフラスコ、冷却器などの製造を続けてきました。

転機が訪れたのは戦後です。

1948年、ガラス製品の強みを生かし、初の家庭用品として業務用の「コーヒーサイフォン」を発売しました。

実験器具で培った耐熱ガラスの技術を、コーヒーの世界へ応用したのです。

理科室のガラスと、コーヒー器具。

一見すると遠く離れた二つの世界が、「熱に強いガラス」という一本の糸でつながっている。

ここにHARIOのものづくりの本質があります。

その後の歩みも、コーヒー好きなら思わず唸る内容です。

1980年には、ネルドリップの味を目指し、放物線の数式からヒントを得た円すい形ドリッパー「珈琲狂時代」を発売しました。

そして誰もが知るあの名品が登場します。

2005年、この円すい形をさらに進化させ、ペーパーフィルターで手軽にネルドリップの味を再現できる「V60透過ドリッパー」が誕生しました。円すい形のVの字と、角度が60度であることから「V60」と名付けられています。

このV60が、後に世界を席巻することになります。

2007年にはグッドデザイン賞を受賞し、2010年にはバリスタの世界チャンピオンなどが愛用したことで、インターネットを通じて一気に広まり、世界の定番となりました。

日本の小さなガラス製作所から始まった器具が、いまや世界中のカフェやバリスタの手に握られている。

これは、静かながらも誇らしい事実です。

さらに同社は、コーヒーやお茶の器具だけにとどまりません。

戦後にコーヒーサイフォンを手がけて以降、コーヒーや紅茶の関連器具、そしてアロマやキッチン関連商品へと、幅広く展開を続けています。

100年前の実験器具メーカーが、いまや世界のコーヒー文化を支える存在になった。

この「CPU-4-B」というプレス式コーヒー器具もまた、その長い歴史と技術の延長線上にある一台なのです。

謎めいた名前の裏にあったのは、100年分の実直なものづくりでした。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

歴史と実績:★★★★★(5.0)

1921年の創業から100年以上の歴史を持ち、コーヒーサイフォンやV60といった時代を代表する製品を生み出してきました。

この積み重ねは、一朝一夕で得られるものではありません。

技術力:★★★★★(5.0)

国内で唯一、耐熱ガラスの自社工場を保有するという事実が、技術基盤の強さを物語っています。

理化学用ガラス器具から出発した精度へのこだわりも、大きな安心材料です。

知名度とブランド力:★★★★★(5.0)

V60が世界のバリスタに愛用され、グッドデザイン賞も受賞しています。

日本発でありながら、世界的な認知を得ている点は高く評価できます。

商品展開の幅広さ:★★★★☆(4.0)

コーヒー器具にとどまらず、紅茶器具やアロマ、キッチン用品まで手がけています。

生活に寄り添う姿勢が感じられる一方、あまりに幅広いため、分野ごとの評価は個別に見ていく必要があります。

情報公開の姿勢:★★★★☆(4.5)

公式サイトで沿革や製品の背景を丁寧に発信しており、透明性は高いと感じられます。

総合評価:★★★★☆(4.7)

長い歴史、確かな技術、世界的な知名度という三拍子がそろっており、ブランドとしての信頼度は非常に高いといえます。

商品紹介「プレス式コーヒー抽出器具 CPU-4-B」

商品詳細

  • 容量:600ミリリットル
  • 色:ブラック
  • 商品の寸法:奥行9.3cm × 幅13.9cm × 高さ17.2cm
  • 特徴:手動
  • コーヒーメーカータイプ:フレンチプレス
  • 材質:ステンレス鋼、プラスチック、耐熱ガラス
  • スタイル:ティープレス
  • 商品の重量:335グラム
  • 付属コンポーネント:本体、プレスシャフト部一式
  • 抽出の特徴:コーヒーの旨味成分であるコーヒーオイルが抽出でき、コーヒー豆の個性を楽しめるプレス式です
  • ハンドル:大きなハンドルが手にフィットし、安定して注ぐことができます
  • 口径:径は90mmと広く、洗いやすく、プレスした際にも安心感があります
  • 紅茶にも対応:コーヒーの抽出以外に、紅茶の抽出にも使用できます
  • 選べるサイズ:実用容量300mL(2杯用)と600mL(4杯用)の2種類があります
  • 素材の内訳:本体は耐熱ガラス、ツマミ・フタ・ホルダーはポリプロピレン、シャフト・フィルター一式はステンレス
  • 生産国:日本製

良い口コミ

「紙のフィルターがいらないから、ゴミが減って経済的で助かっています」

「コーヒーオイルまでしっかり抽出されて、豆本来の風味が濃く感じられます」

「口径が広くて手が奥まで届くので、洗うのがとても楽です」

「大きなハンドルが持ちやすく、注ぐときにぐらつかず安心感があります」

「コーヒーだけでなく紅茶も淹れられるので、一台で二役こなしてくれます」

気になる口コミ

「豆の細かい粉がカップに少し残ることがあり、口当たりが気になる場合があります」

「本体に耐熱ガラスが使われているので、落とさないよう扱いに気を使います」

「600mLは4杯用なので、一人暮らしには少し大きく感じるかもしれません」

「ペーパードリップに慣れていると、後片付けの手順が違って最初は戸惑いました」

「フィルターやシャフトのパーツを分解して洗う手間が、人によっては面倒に感じられそうです」

「プレス式コーヒー抽出器具 CPU-4-B」のポジティブな特色

この器具の一番の魅力は、コーヒー豆の個性を余すことなく引き出せる点にあります。

ペーパードリップでは紙が吸い取ってしまうコーヒーオイルを、プレス式はそのままカップへ届けます。

このオイルこそが、豆本来のコクや香りの正体です。

同じ豆を使っても、淹れ方が変わるだけで、まるで別の飲み物のように感じられることがあります。

CPU-4-Bなら、産地ごとの個性や焙煎の違いを、より豊かに舌の上で楽しめます。

使い勝手の面でも、細やかな配慮が光ります。

大きなハンドルは手のひらにしっかり収まり、熱い液体を注ぐときも安定感があります。

そして90mmという広い口径が、地味ながら大きな安心をもたらします。

洗い物のとき、手が奥までスッと届くのです。

コーヒー器具は毎日使うものだからこそ、この「洗いやすさ」が満足度を大きく左右します。

さらに、紅茶にも使える汎用性の高さは見逃せません。

朝はコーヒー、午後は紅茶。

一台でその両方をまかなえるのは、キッチンの限られたスペースにとってありがたい存在です。

そして忘れてはならないのが、耐熱ガラスの技術を100年磨いてきたブランドが手がけた日本製である、という安心感です。

道具としての信頼が、一杯の満足度を静かに支えてくれます。

「プレス式コーヒー抽出器具 CPU-4-B」のネガティブな特色

もちろん、良いところばかりではありません。

購入前に理解しておきたい点も、正直にお伝えします。

まず、プレス式という抽出方法の特性上、微細なコーヒーの粉がカップに残ることがあります。

雑味やザラつきに敏感な方は、この口当たりが気になるかもしれません。

次に、本体に耐熱ガラスが使われている点です。

見た目の美しさや透明感というメリットの裏返しとして、落下や強い衝撃には注意が必要です。

小さなお子さんがいる家庭では、置き場所にも気を配りたいところです。

容量についても、選び方が分かれます。

CPU-4-Bは600mL・4杯用のため、常に一人分だけ淹れたい方には、やや大きく感じられる可能性があります。

その場合は、300mL・2杯用のサイズを検討する余地があります。

そしてお手入れの手間です。

フィルターやシャフトのパーツを分解して洗う必要があり、手軽さを最優先する方にはひと手間に感じられるかもしれません。

とはいえ、これらはプレス式という淹れ方が持つ個性でもあります。

短所と長所は、多くの場合コインの裏表なのです。

他メーカーの商品との比較

ここでは、CPU-4-Bを検討するうえで役立つよう、抽出方式そのものの違いという観点から比較していきます。

他社の具体的な製品スペックは今回の参照情報の対象外のため、あくまで「淹れ方の方式」を軸にした一般的な比較としてお読みください。

プレス式とペーパードリップ式の違い

もっとも身近な比較対象が、ペーパーフィルターを使うドリップ式です。

ドリップ式は、紙のフィルターがコーヒーオイルや微粉を吸着します。

そのため、雑味の少ない、すっきりとクリアな味わいになりやすいのが特長です。

後片付けも、使った紙を捨てるだけで手軽に済みます。

一方、CPU-4-Bのようなプレス式は、金属フィルターがオイルを通します。

結果として、豆の個性やコクをダイレクトに味わえる、濃厚な一杯に仕上がります。

紙を使わない分、ゴミが減り、繰り返し使えるという経済性もあります。

どちらが優れているという話ではなく、「クリアさを取るか、コクを取るか」という好みの分岐点だといえます。

プレス式と全自動コーヒーメーカーの違い

ボタン一つで完結する全自動タイプと比べると、方向性の違いはより鮮明になります。

全自動タイプは、とにかく手間をかけずに安定した一杯を得たい方に向いています。

忙しい朝には、この手軽さが何よりの魅力です。

対してCPU-4-Bは、自分で豆を入れ、お湯を注ぎ、時間を計り、プレスするという工程を楽しむ道具です。

手間はかかりますが、その分だけ淹れる過程そのものが味わいの一部になります。

電気を使わないため、キャンプなどのアウトドアや、災害時にもお湯さえあれば使える点も、見過ごせない強みです。

素材の観点からの比較

プレス式の器具は、他社製品ではステンレス製の本体を採用したものも多く見られます。

保温性や耐衝撃性を重視するなら、そうした金属製にも利点があります。

CPU-4-Bは本体に耐熱ガラスを採用しており、抽出の様子が見えることや、清潔感、におい移りのしにくさといった魅力があります。

その代わり、取り扱いには少し気を配る必要があります。

ここでも、長所と短所は表裏一体です。

比較から見えてくる、CPU-4-Bが向いている人

こうして並べてみると、CPU-4-Bの立ち位置がはっきりしてきます。

多少の手間を惜しまず、豆本来の味をじっくり楽しみたい人。

コーヒーも紅茶も一台でこなしたい人。

そして、100年以上ガラスを作り続けてきたブランドの日本製という安心感を大切にしたい人。

そうした方にとって、この一台は有力な選択肢になります。

まとめ

謎めいて見えた「HARIO」という名前の正体は、100年以上ガラスを作り続けてきた、日本のものづくりの結晶でした。

理科室のビーカーから始まり、世界中のバリスタが握るV60を生み出し、そしていま、あなたの手元に「プレス式コーヒー抽出器具 CPU-4-B」を届けています。

その背景を知ると、道具への愛着が少し深まる気がします。

CPU-4-Bは、紙のフィルターでは逃してしまうコーヒーオイルまで抽出し、豆そのものの個性を引き出してくれる一台です。

コーヒーにも紅茶にも使え、洗いやすさへの配慮もある。

もちろん、微粉が残ることや、ガラスの扱いに気を使う点など、向き不向きはあります。

けれど、朝の一杯にほんの少し手間をかけることで、味わいがぐっと深まる。

その体験には、代えがたい豊かさがあります。

まずは今週末、いつも飲んでいる同じ豆で、プレス式の一杯を試してみるところから始めてみてください。

淹れ方を変えるだけで広がる、新しい味の世界が待っています。

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