はじめに
夏の夜、コントローラーを握って数時間。
盛り上がってきたところで、背面から吹き出す風が生ぬるくなり、本体のファンが低く唸り始める。
あの音が耳に入った瞬間、集中が一段落ちる感覚は、PS5 Slimを使っている方なら覚えがあるはずです。
PS5 Slimは前モデルより小型化された分、内部の熱を逃がす余裕も減りました。
テレビボードの奥に押し込んでいたり、背面の壁までの距離が数センチしかなかったりすれば、条件はさらに厳しくなります。
高温警告のメッセージが出て、慌てて電源を落とした経験を持つ方も少なくありません。
そこで選択肢に挙がるのが、本体に後から取り付ける外付けの冷却ファンです。
なかでもAmazonで安定した支持を集めているのが、KIWIHOMEというブランドが手がける「PS5スリム用 冷却ファン PX09」になります。
3基の油圧ファン、本体温度に連動する自動制御、そして塞がりがちなUSBポートを逆に増やしてくれる設計。
スペックだけ並べると優等生ですが、この製品には購入前に必ず確認すべき、たった一つの落とし穴があります。
本記事では、まずKIWIHOMEというブランドの正体をリサーチ結果から掘り下げ、そのうえでPX09の実力と弱点、そして他メーカー製品との差を忖度なしで整理していきます。


KIWIHOMEとは
企業詳細
KIWIHOMEは、家庭用ゲーム機まわりのアクセサリーを専門に扱う海外発のブランドです。
公式ストアおよびAmazonのブランドページによれば、設立は2019年。
家庭用ゲーム機を愛好するメンバーが集まり、既存のアクセサリー市場は品質と使い勝手の面でまだ改善の余地が大きい、という問題意識から立ち上げたブランドだと説明されています。
掲げている理念は「Make Life Easier」(生活をもっと簡単に)という一言で、製品の作り込みよりも「使う人の手間を減らす」ことを軸に置いた表現になっています。
ここからが、リサーチを進めるうえで最も興味深かった部分です。
KIWIHOMEには、公開情報上、三つの異なる企業名が紐づいています。
一つ目は、Amazonの商品ページに製造元として記載されている「Shenzhen Aioutesai Electronics Co., Ltd.」。
二つ目は、KIWIHOME公式ストアの会社紹介ページに記載されている運営母体「Shenzhen Red Arrow Technology Co., Ltd.」。
三つ目は、米国の商標データベースで「KIWIHOME」の商標権者として登録されている「Shenzhen Hongjiantou Technology Co., Ltd.」です。
商標「KIWIHOME」の出願日は2019年8月2日で、ブランド設立年である2019年と一致します。
この三社の関係については、公開情報だけでは断定できません。
ただし、二つ目の「Red Arrow」と三つ目の「Hongjiantou」は、それぞれ英語表記と発音表記の違いであり、同一法人を指している可能性が高いと考えられます。
もしそうであれば、「商標と製品企画を持つ本体企業」と「Amazon上で製造元として登録された実務法人」が分かれている、という構図になります。
小規模なEC専業ブランドではよく見られる形態であり、それ自体が問題というわけではありません。
とはいえ、購入者から見れば「どの会社に責任を問えばよいのか」が一目で分からない状態であることも事実です。
この点は、後ほどの信頼度評価にも反映しています。
同じ商標権者は、KIWIHOME以外にも複数のブランドを保有しています。
2016年12月に出願された「KIWI DESIGN」、そして2019年8月にKIWIHOMEと同日出願された「KIWISMART」「KIWISTYLE」。
つまりKIWIHOMEは、単独ブランドではなく、「KIWI」を冠したブランド群の一つとして設計されたものだと読み取れます。
出願分野もスマートフォンケースや充電器などの周辺機器に広がっており、ゲーム機アクセサリーだけに閉じない事業構想があったことがうかがえます。
製品開発の歩みも、公式の説明からある程度たどることができます。
2021年、初代PS5向けのRGB搭載冷却スタンドの開発に着手。
2022年には機能と素材を刷新し、より多くのユーザー要望に応える形へアップデートしています。
このRGBスタンドの開発時には、PS5本体の質感に近づけるために15種類以上の素材をテストしたと説明されています。
数値の裏取りまではできないものの、素材の選定に工数をかけたという主張自体は、外装デザインの評価が高いという市場の反応と矛盾しません。
現行ラインナップの構成も、このブランドの性格をよく表しています。
初代PS5用の冷却ファン、PS5 Slim用のPX09(3ファン構成)、そしてPS5 Pro用のPX10U(4ファン・36ブレード構成)。
一つの製品を「全機種対応」と称して使い回すのではなく、本体の世代ごとに専用設計を起こす方針を取っています。
汎用品として売った方が在庫管理は楽になるはずで、あえて分けている点は評価できる部分です。
市場での実績については、複数の第三者情報から確認できました。
ITmediaが集計したAmazonのPlayStation 5本体用アクセサリ売れ筋ランキングでは、2023年から2024年にかけてKIWIHOMEの冷却ファンが繰り返しランクインしています。
また、家電紹介メディアの記事では、同社の縦置き冷却スタンドにAmazonのベストセラー1位表記が付いていた点と、デザイン性の高さが取り上げられていました。
海外のマーケットプレイスに目を向けると、同社製品を扱う販売アカウントは2016年から出品を続けており、直近1年の評価は99.8%の高評価という記録が確認できます。
短命で消えていく類のブランドではない、という判断材料にはなります。
一方で、忖度なしに指摘しておくべき弱点もあります。
日本語の商品説明に、明確な粗さが残っている点です。
自社ブランド名が「KWIIHOME」と誤記されている箇所があり、さらにUSB 3.0の説明では「純正のps5用 冷却ファン」という表現が使われています。
KIWIHOMEはソニー・インタラクティブエンタテインメントの純正品ではないため、この表現は誤解を招きかねません。
おそらく英語原文の直訳に起因する表記ミスと考えられますが、日本市場に本腰を入れるなら真っ先に直すべき箇所です。
加えて、資本金、従業員数、代表者名、財務状況といった企業の基礎情報は、リサーチした範囲では確認できませんでした。
日本国内に法人拠点やカスタマーサポート窓口があるかどうかも、公開情報からは特定できていません。
分かったことと分からなかったことを正直に並べれば、「製品開発と市場実績には一定の裏付けがあるものの、企業としての情報開示は限定的なブランド」というのが現時点での結論になります。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
運営体制の明確さ ★★★(3.0)
設立年(2019年)、ブランド理念、公式ストアの存在は明確に確認できました。 一方で、製造元・運営母体・商標権者が異なる名義で登録されており、責任の所在が購入者から見えにくい構造になっています。
市場での評価実績 ★★★★(4.0)
ITmediaのAmazon売れ筋ランキングに複数回登場し、ベストセラー1位表記の実績も確認できました。 提供品レビューを行った個人メディアでも、実売3,000円前後という価格帯に対して機能面の評価は概ね良好です。
商品開発の専門性 ★★★★(4.0)
初代PS5用、Slim用、Pro用と本体世代ごとに専用設計を起こしており、汎用品でお茶を濁していない点は明確な強みです。 2021年のRGBスタンド開発から機能・素材の改良を重ねてきた履歴も、開発姿勢の裏付けになります。
社会的・文化的な取り組み ★★(2.5)
ゲーム文化が教育や健康の領域にも広がるという展望をブランド理念として掲げています。
ただし、具体的な社会貢献活動や環境対応の実績は確認できませんでした。
財務情報の開示度 ★★(2.0)
非上場のため開示義務がないとはいえ、資本金・従業員数・代表者名のいずれも公開情報からは特定できていません。 日本語商品説明に自社名の誤記が残っている点も含め、情報管理の丁寧さには改善余地があります。
総合評価 ★★★☆(3.1)
製品そのものの企画力と市場での定着度は、価格帯を考えれば十分に信頼に足る水準です。 企業情報の透明性という一点においてのみ、期待値を高く持ちすぎない方が賢明なブランドだと評価します。
商品紹介「PS5スリム用 冷却ファン PX09」



商品詳細
・商品の寸法:25.3長さ x 4.5幅 x 6.7高さ cm
・電源コネクタタイプ:4ピン
・電圧:5 ボルト (DC)
・ワット数:15 W
・冷却方法:空気
・対応デバイス:ゲーム機
・材質:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
・最大回転速度:5000 毎分回転数
・パック数:1
・対応モデル:PS5 SLIMのディスク版およびデジタル版(縦置き・横置き両方に対応)/CFI-2000B01・CFI-2000A01・CFI-2200B01
・非対応モデル:CFI-1200A01・CFI-7000B01/2020年モデルのPS5およびPS5 Pro
・冷却構成:大型ブレードを備えた3つの油圧冷却ファン
・動作モード:OFF、均一速度、可変速(自動)の3設定
・自動制御:自動モードでは本体温度に応じてファン速度を自動調整
・連動機能:「I」または「II」に設定すると本体に合わせて自動でオン/オフ
・拡張ポート:USB 3.0ポートを追加搭載(本体側のUSBポートを占有しない)
・接続機器:コントローラー、ヘッドセット、USBメモリーなどの周辺機器
・取り付け方法:本体のUSBポートに接続し、上部にクリップして固定、ボタンを押して給電
・ライト:LEDライト付き、ファンのアニメーションを視覚的に表現
良い口コミ
「2,000円未満の安価なファンから買い替えました。ファンが一回り以上大きい分、動作音は静かなのに高温の警告が出なくなりました」
「装着してからは一切ノータッチです。電源連動と温度検知の自動モードのおかげで、つけ忘れも消し忘れもなくなりました」
「重いタイトルを起動すると5分ほどで電源が落ちていたのですが、これを付けてから症状が出ていません」
「背面に取り付けるだけなので設置スペースが増えません。縦置きのまま使えたのが助かりました」
「本体のUSBポートが塞がらないのが想像以上に便利です。コントローラーの充電とヘッドセットを同時に挿せています」
気になる口コミ
「排気自体は増えるので、当然ながら背面から出てくる熱風の量は増えます。壁際に置いている方は少し離した方が良いです」
「静かとはいえ完全な無音ではありません。深夜にヘッドセットを外すと、回転音はしっかり聞こえます」
「LEDライトが思ったより主張します。暗い部屋だとテレビ画面の端に光が映り込むことがあります」
「型番を確認せずに注文してしまい、手元のPS5に付きませんでした。パッケージの対応表記をもっと大きくしてほしいです」
「耐久性については判断がつきません。可動部品なので、どこまで持つかは使ってみないと分からない部分です」
「PS5スリム用 冷却ファン PX09」のポジティブな特色
最大の武器は、3基の油圧ファンによる排気力です。
小径ファンを高速で回して風量を稼ぐ設計ではなく、大型ブレードを備えたファンを3基並べる構成を取っています。
同じ風量を得るなら、羽根が大きいほど回転数を抑えられるため、結果として動作音が下がります。
最大5000rpmという上限値は、あくまで最大負荷時の余力として確保されているもので、通常のプレイ中に常時その回転数で回るわけではありません。
「静かなのに冷える」という評価が多いのは、この設計思想の副産物です。
次に評価したいのが、自動制御の完成度になります。
OFF、均一速度、可変速(自動)という3つのモードのうち、実用上の主役は可変速モードです。
本体の温度に応じてファンの速度が自動で変わるため、負荷の軽いインディータイトルでは静かに、重い3Dタイトルでは強めに、と勝手に切り替わってくれます。
さらに「I」または「II」に設定しておけば、本体の電源に連動してファン自体がオン・オフします。
冷却ファンで最も多い失敗は、性能不足ではなく「つけ忘れ」と「消しっぱなし」です。
その二つを設計段階で潰しにいっている点は、率直に賢い判断だと感じます。
三つ目は、USB 3.0ポートの追加搭載です。
外付けファンは本体のUSBポートから給電するため、多くの製品では「冷却と引き換えにポートが一つ減る」という代償が発生します。
PX09は使ったポートの代わりとなるUSB 3.0ポートを自前で用意しているため、差し引きゼロで運用できます。
コントローラーの充電、ヘッドセット、USBメモリー。
PS5 Slimの前面ポートは決して余裕があるとは言えないため、この一手間は日常的に効いてきます。
取り付けの手軽さも見逃せません。
本体のUSBポートに挿し、上部にクリップで留め、ボタンを押すだけ。
工具もネジも不要で、作業時間は1分もかかりません。
本体を分解する必要がないため、メーカー保証への影響を心配せずに導入できる点も安心材料になります。
素材にはABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)が使われており、家電の外装として広く実績のある、熱と衝撃に比較的強い樹脂です。
そしてLEDライト。
回転するファンに合わせて光が動くため、機能表示としても「今どのくらい働いているか」が視覚的に分かります。
装飾と実用が両立している、数少ない光り物だと言えます。
「PS5スリム用 冷却ファン PX09」のネガティブな特色
最も重大な弱点は、対応機種の狭さです。
PX09が対応するのはPS5 SLIMのディスク版・デジタル版のみで、CFI-1200A01やCFI-7000B01、そして2020年モデルのPS5、PS5 Proには対応していません。
冒頭で触れた「性能ではない落とし穴」の正体が、まさにここになります。
PS5には見た目の似た型番が複数存在するため、「新しめのPS5だから大丈夫だろう」という判断が最も危険です。
商品説明に記載された年式表記にも揺れが見られるため、年式ではなく型番そのもので照合してください。
次に、物理的な副作用があります。
排気量が増えるということは、背面から出る熱風の量も増えるということです。
テレビボードの奥に押し込んでいたり、背面に数センチしか隙間がなかったりする設置環境では、出した熱がその場に滞留してしまい、期待した効果が得られません。
冷却ファンを付けたら、設置場所の見直しもセットで考える必要があります。
動作音についても、過度な期待は禁物です。
同価格帯の他製品と比べれば静かな部類ですが、可動部品を追加している以上、無音にはなりません。
深夜にヘッドセットを外した状態では、回転音を認識できるレベルだと考えておいた方が現実的です。
消費電力は15Wと小さいものの、本体のUSBポートから給電する方式である以上、供給能力に余裕のない環境では動作が不安定になる可能性も残ります。
LEDライトについては、好みが分かれます。
消灯機能の有無は提供情報からは確認できないため、光を完全に消したい方は購入前にメーカーへ確認することをおすすめします。
そして、外付けファンにできることの限界も理解しておくべきです。
PX09が改善するのは、本体から出た熱を素早く遠ざける「排熱の後工程」です。
内部のヒートシンクやサーマルグリスの状態、吸気口に溜まったホコリまでは解決しません。
ホコリが詰まった本体に外付けファンを足すのは、詰まった排水口の上から水を流し続けるようなものです。
順番としては、まず本体の清掃と設置環境の確保、その次にPX09という導入が正解になります。


他メーカーの商品との比較
日本メーカーの定番機と比べた場合
国内メーカーの選択肢としては、アンサーの「新型PS5用 クーリングファンII」(ANS-PSV030BK、実売2,700円前後)と、アクラスの「PS5用クーリングファンTRIPLE Ver.2」(実売3,200円前後)が代表格です。
アクラスは大阪に本社を置き、2023年に創業30年を迎えたサードパーティメーカーで、TRIPLE Ver.2は3基のファンと30dB未満という静音設計を公表しています。
日本語のサポート窓口があり、家電量販店の実店舗でも購入できる点は、PX09が明確に劣る部分です。
一方でPX09は、温度連動の自動制御と本体電源への連動オン・オフ、そしてUSB 3.0ポートの追加という三点を備えています。
数百円の価格差で「設定を触らなくて済む」体験が手に入るかどうかが、選択の分かれ目になります。
同価格帯の海外ブランドと比べた場合
同じPS5 Slim向けでは、Lwuckbarrtの冷却ファン(3,199円前後、2026年3月時点)が近い立ち位置にあります。
こちらは3段階の風速調整とLEDライトを備え、USB 2.0ポートを2つ搭載する構成です。
ポート数だけを見れば相手が有利ですが、規格はUSB 2.0にとどまります。
外付けSSDやUSBメモリーの転送速度を重視するならPX09のUSB 3.0が、とにかくポート数が欲しいなら2ポート構成が有利という、分かりやすいトレードオフです。
スタンド一体型と比べた場合
OIVOやNexiGoに代表されるスタンド一体型は、冷却ファンに加えてコントローラー2台の充電、ヘッドセットフック、ディスク収納などを一台に集約できます。
機能の密度ではPX09が敵う相手ではありません。
ただし、一体型は本体の置き方(縦置き専用か横置き専用か)を固定してしまう製品が多く、設置面積も増えます。
PX09は本体背面に直付けするだけで、縦置き・横置きのどちらにも対応し、追加の床面積を要求しません。
すでに設置スタイルが決まっていて、そこを崩したくない方にはPX09が向きます。
初代PS5向け製品と比べた場合
ElecGearの外部自動冷却ファンは、37℃±3を超えると自動でオンになり、28℃±2まで下がると自動でオフになる、というしきい値を明示しています。
制御の透明性という一点では、PX09より情報が親切です。
ただしこちらはCFI-1xxxシリーズ専用で、Slim・Proには対応していません。
PS5 Slimユーザーにとっては、そもそも選択肢に入らない製品になります。
比較して見えた結論
PX09の強みは、単体スペックの突出ではなく、「自動制御・ポート増設・省スペース」という三点の同時成立にあります。
サポートの手厚さを最優先するなら国内メーカー、機能の集約を求めるならスタンド一体型、そして手間をかけずに現状の設置環境のまま冷却だけ足したいならPX09。
この三択で考えると、判断を誤りにくくなります。
まとめ
冷却ファン選びで本当に差がつくのは、風量でもデザインでもありません。
「買った後、何回触るか」です。
PX09は、本体の電源に連動してオンになり、温度に応じて自分で速度を変え、塞いだUSBポートを自分で返してくれます。
つまり、買った後に触る回数がほぼゼロになる製品です。
その代わり、たった一度だけ、絶対に手を抜けない工程があります。
購入前の型番確認です。
ここ数年でPS5は複数のモデルに枝分かれし、見た目だけでは判別が難しくなりました。
冒頭で触れた「失敗する人の多くは性能でつまずいていない」という話は、まさにこの一点を指しています。
今日できる小さな一歩として、PS5本体の背面や底面にある型番シールを確認してみてください。
そこに刻まれた「CFI-」から始まる数字が、あなたにとって最適な冷却ファンを教えてくれます。
夏本番の熱暴走で好きなタイトルを中断されるより、数分の確認作業を先に済ませておく方が、はるかに賢い選択になるはずです。




