ハンドルを握った最初の5分であなたは自分の運転が下手だったと悟る
はじめに
コントローラーのスティックでは、タイヤが滑り出す一瞬前の「ざらり」とした感触は伝わりません。
けれど、実車のステアリングには必ずそれがあります。
路面のうねり、縁石を踏んだ瞬間の跳ね返り、限界を超えた時にハンドルが急に軽くなる感覚。
こうした情報の量こそが、レースゲームの上達を左右する最大の要素です。
2026年5月に「Forza Horizon 6」が発売され、家庭用ゲーム機とパソコンの両方でレースゲーム人気があらためて高まりました。
同時に、「そろそろハンドル型コントローラー、いわゆるハンコンを買ってみようか」と考える人も一気に増えています。
とはいえ、数万円の買い物です。
失敗はしたくない、という気持ちは当然のものだと思います。
そこで今回は、ゲーミング周辺機器の世界的ブランドである「Logicool G」という企業そのものを掘り下げたうえで、人気モデル「ハンコン G923 グランツーリスモ7 Forza Horizon 6 G923d」を詳しく見ていきます。
Logicool Gは、単なる「マウスのメーカー」ではありません。
40年以上にわたって「人と機械の接点」を作り続けてきた企業です。
その積み重ねが、G923dというハンドルの中でどう形になっているのか。
良い点だけでなく、購入前に知っておくべき弱点まで、忖度なしで整理します。


Logicool Gとは
企業詳細
①ブランドの母体と成り立ち
Logicool Gの母体は、Logitech International S.A.です。
同社はスイス・ローザンヌに本社を置く多国籍のコンピューター周辺機器メーカーで、スイス・マーケット・インデックスの構成銘柄であり、Nasdaqにも上場しています。
社名は「logiciel(ソフトウェア)」と「tech」を組み合わせたものです。
創業は1981年。
創業者たちはスイスのロマネル・シュル・モルジュ近郊で新しい構想に取り組み、そこにイタリア人エンジニアのジャコモ・マリーニを迎えて会社の陣容を整えました。
ダニエル・ボレルは取締役会長として販売と製造を担い、1990年代の大半で最高経営責任者を務め、ピエルイジ・ザッパコスタは社長として研究部門を統括しました。
意外に思われるかもしれませんが、創業者たちが最初に取り組んだのはワープロソフトの開発でした。
つまり、出発点はハードウェアではなくソフトウェアだったわけです。
この「ソフトウェアから入った企業」という出自は、後述するTRUEFORCEのような、ゲーム側のプログラムと直接つながる技術を理解するうえで重要な補助線になります。
②マウスで積み上げた圧倒的な実績
同社の名を世界に広めたのは、やはりマウスです。
1981年にスイスで設立された同社は1985年に最初のリテール用マウスを発売し、1996年に1億台目、その7年後には5億台目、そして2008年には10億台目のマウス出荷という節目を迎えました。
当時の同社は世界100か国以上でマウスを販売し、1日平均37万6,000台、年間およそ9,400万個を作り続ける規模に達していました。
10億台という数字は、単なる自慢話ではありません。
それだけの量を作れば、金型の精度、スイッチの耐久性、樹脂の成型ばらつきといった「地味な製造ノウハウ」が社内に蓄積されます。
ハンドルコントローラーのように、可動部と高い荷重が組み合わさる製品では、この蓄積が効いてきます。
③日本での「ロジクール」という名前の謎
日本でだけ「Logicool(ロジクール)」を名乗る理由は、商標にあります。
Logitech日本法人が設立された1988年当時、すでに関東電子機器販売の子会社としてロジテック株式会社が存在していました。
しかも「ロジテック」商標の出願は1974年で、Logitech本社の創業年である1981年よりも前でした。
そのため日本法人は設立時「ロジテック・パシフィック」を名乗り、1996年に現在の「株式会社ロジクール」へと社名を変更しています。
先に登録していた側が優先される、という商標制度の原則がそのまま社名に表れた例です。
日本法人の概要も見ておきます。
株式会社ロジクールは1988年3月26日設立、本社は東京都港区虎ノ門4丁目3番1号の城山トラストタワー、資本金は1億5,500万円、代表者は代表取締役社長の笠原健司氏、業種は卸売業です。
2025年3月期の純利益は3億71万4,000円と公告されています。
日本法人はLogitech International S.A.(SIX: LOGN、NASDAQ: LOGI)の日本拠点として、同社製品をLogicoolブランドで販売しています。
ここは正直に書きます。
売上規模の大きなグローバル企業に対して、日本法人単体の純利益3億円台という数字は決して大きくありません。
ただし日本法人は販売を担う卸売会社であり、開発や製造の利益は親会社側に計上されます。
日本法人の決算だけでブランドの体力を判断するのは、適切ではないと考えます。
④ゲーミングブランド「Logicool G」の誕生
ゲーミング専門ブランドとしてのGは、比較的新しい存在です。
日本では2013年4月18日に「新ゲーミングブランド『Logicool G』シリーズ誕生」が発表されました。
2015年9月には、日本国内のeスポーツ活性化を目的とした「Logicool G CUP」も開催されています。
現在のグループは「Logitech」「Logitech G」「Streamlabs」「Blue Microphones」などのブランドで事業を展開し、ワイヤレスマウスやキーボード、ウェブカメラ、ゲーミングキーボード、ヘッドセット、そしてステアリングホイールやフライトスティックまでを手がけています。
ハンドルコントローラーとフライトスティックの両方を作り続けているメーカーは、世界的にも多くありません。
シミュレーション周辺機器を「片手間の飛び道具」ではなく、事業の一角として維持している点は評価できます。
⑤経営体制と直近の動き
経営陣についても触れておきます。
最高経営責任者は2023年12月に就任したハンネケ・ファーバー氏です。
そして、この記事のテーマに直結する人事が2026年に発表されています。
2026年5月4日付で、ロビン・ピースパネン氏がゲーミング事業「Logitech G」のグローバル責任者に就任しました。
同氏はプロゲーマーとしてキャリアを始め、Logitechで20年近い経験を積み、直近はシミュレーション&プロ部門のゼネラルマネージャーを務めていた人物です。
さらに、TRUEFORCEとダイレクトドライブを組み合わせた技術やPRO X2 SUPERSTRIKEマウスといった革新を牽引し、G Challengeなどのコミュニティ施策の構築にも関わってきたとされています。
また2026年4月1日付では、ヤルチン・ユルマズ氏が最高商務責任者に就任しています。
シミュレーション部門を率いてきた人物がゲーミング事業全体のトップに立った、という事実は見逃せません。
ハンドルコントローラーというカテゴリーが、社内で「重要な柱」と位置づけられている裏づけになります。
財務面では、売上高が45億3,900万ドル規模、総資産35億6,100万ドル、ROE16.1%といった水準が公開情報として確認できます。
自己資本利益率が二桁を保っている点は、周辺機器という価格競争の激しい市場では健闘している部類だと言えます。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
運営体制の明確さ ★★★★☆(4.8)
親会社は二つの証券取引所に上場し、日本法人も本社所在地・資本金・代表者が公開情報として確認できます。
創業者名、設立年、社名変更の経緯まで追跡できる企業は、それだけで安心材料になります。
市場での評価実績 ★★★★☆(4.9)
マウス累計10億台という出荷実績と、40年以上の事業継続は他社が簡単に真似できるものではありません。
ハンドルコントローラーの分野でも、G29/G923は入門機の定番として長く語られてきました。
商品開発の専門性 ★★★★☆(4.6)
TRUEFORCEのように、ゲーム側の物理演算と直接つながる技術を自社で開発し、世代を重ねて改良している点は高く評価できます。
一方で、駆動方式の刷新という点では後発メーカーに先を越された場面もあり、満点には届きません。
社会的・文化的な取り組み ★★★★☆(4.2)
日本国内でeスポーツ大会を主催するなど、市場の底上げに投資してきた実績があります。
ただし、レース分野に限定した継続的な文化支援という点では、情報量がやや不足しています。
財務情報の開示度 ★★★★☆(4.3)
親会社は上場企業として詳細な財務データを公開しており、外部から検証可能です。
日本法人単体については決算公告レベルの情報にとどまるため、そこは減点対象としました。
総合評価 ★★★★☆(4.6)
企業としての透明性と実績は、周辺機器メーカーの中でも上位に位置します。
「知らないブランドを買う不安」からは、ほぼ完全に解放される相手だと考えて差し支えありません。
商品紹介「ハンコン G923 グランツーリスモ7 Forza Horizon 6 G923d」



商品詳細
対応デバイス:PC, Playstation 4, Playstation 5
コントローラーの種類:ハンドル, ペダル
接続技術:USB
ホイール寸法:高さ270mm 幅260mm 奥行き278mm
ホイール重量(ケーブルを除く):2.25kg
ペダル寸法:高さ167mm 幅429mm 奥行き311mm
ペダル重量(ケーブルを除く):3.1kg
回転角:ロック・トゥ・ロックで900度
ステアリングセンサー:ホール効果ステアリングセンサー
フォースフィードバック:TRUEFORCEによるデュアルモーター フォースフィードバック
解析回数:1秒間に最大4000回
安全機能:オーバーヒート防止機能
モーター制御:クローズループモーター制御(ホイールモーターを流れる電流を監視し、ゲームフィジックスからの出力に合わせて電圧を継続的に調節)
クラッチ:プログラム可能なデュアルクラッチ起動補助
ホイール上の操作系:LEDステータスインジケーター、24ポイントセレクターのダイヤル・ボタン、PS5(またはPS4)のコントロールを内蔵
調節可能な項目:トラクション、トルク、ブレーキの力
ブレーキペダル:ノンリニア ブレーキ ペダル、プログレッシブ スプリングによる感圧式ブレーキシステムの再現
ペダル設計:ヒール・アンド・トウ操作用にペダル面を再配置
ペダル固定:特許取得済みのカーペット グリップ システム、テクスチャード加工のヒールグリップ
その他ペダル機能:自動補正
デザイン:新しい色彩設計、上質のブラッシュメタル、自動車スタイルのレザーステッチ、光沢のあるペダル、統合されたセンターマーカーと回転ダイアル
対応主要タイトル:グランツーリスモ7(動作確認済み、SONY PlayStationオフィシャルライセンス製品)
対応主要タイトル:Forza Horizon 6 ※PC版(フォースフィードバック機能対応 / TRUEFORCE機能非対応)
対応環境:PlayStation 5またはPlayStation 4システム/Windows10以降
必要空き容量:150MB以上のハードディスク空き容量(パソコンの場合)
必要ポート:USB 2.0ポート(パソコンの場合)
パッケージ内容:ステアリングホイール、ペダル、電源、取扱説明書、保証書、保証規定
良い口コミ
「グランツーリスモ7でタイヤが滑り出す瞬間が手のひらに伝わってきて、コントローラー時代のタイムを一週間で更新できました」
「ペダルが重い。だからこそブレーキを『踏む力』で調整できるようになり、コーナー手前の減速が別物になりました」
「ハンドルから手を離さずにトラクションもブレーキ配分もいじれるので、走りながら煮詰めていく楽しさがあります」
「カーペットの上でもペダルがまったくズレず、フルブレーキでも安心して踏み込めました」
「国内正規品で日本語のサポート窓口があるという点だけで、この価格を出す踏ん切りがつきました」
気になる口コミ
「思っていたよりハンドルもペダルも大きく、机の上と足元の両方に置き場所を作る必要がありました」
「フォースフィードバックが強く動くとギアの作動音がそれなりに響くので、夜間のプレイは家族に一言断っています」
「Forza Horizon 6のPC版はTRUEFORCEが使えないと後から知り、その点は少し残念でした」
「G923dの保証が1年間と知り、G923の2年と比べて型番の違いをもっと早く確認しておくべきだったと思いました」
「デスクへの固定が甘いと激しいコーナーで本体が動くので、結局しっかりした台を追加で用意することになりました」
「ハンコン G923 グランツーリスモ7 Forza Horizon 6 G923d」のポジティブな特色
最大の武器は、やはりTRUEFORCEです。
一般的なフォースフィードバックは、ゲーム側から送られてくる「今どれくらいの力で押し返すか」という指示を、モーターが再現する仕組みになっています。
TRUEFORCEはそこから一歩踏み込み、ゲーム内のシミュレーションエンジンと物理演算に直接つながることで、より高い忠実度とリアルタイムの反応を作り出します。
1秒間に最大4000回という解析速度は、単なる数字の自慢ではありません。
エンジンの振動、路面の粒感、タイヤが限界を超える直前の細かい震え。
こうした「短い時間しか続かない情報」は、解析が粗いと丸められて消えてしまいます。
冒頭で「自分の運転が下手だったと知る」と書いたのは、まさにここです。
情報が細かく届くようになると、これまで気づかずに潰していたグリップの余力が、はっきり手に伝わるようになります。
上達の入口は、この「気づき」以外にありません。
二つ目は、クローズループモーター制御です。
適切な電流が適切なトルクにつながる、という考え方に基づき、ホイールモーターを流れる電流を常時監視して電圧を調節し続けます。
平たく言えば、「力の出しすぎ・出し足りない」を機械が自分で補正してくれる仕組みです。
設定を調節できるため、狙った通りの手応えに近づけていけます。
三つ目は、プログラム可能なデュアルクラッチです。
実車のレーススタートでは、半クラッチの「つながり始める位置」を体で覚える必要があります。
G923dはこの位置をプログラムできるため、バイトポイントを探す作業そのものを省略できます。
対応ゲーム内では、より理想的でスピーディーなスタートを切れるようになります。
四つ目は、ブレーキペダルの完成度です。
ノンリニアのプログレッシブスプリングが、感圧式ブレーキシステムの挙動を模倣します。
つまり、踏み込むほど重くなる。
この「重さの変化」があるからこそ、目ではなく足の裏で制動力を測れるようになります。
ヒール・アンド・トウ操作用にペダル面が再配置されている点も、マニュアル操作を楽しみたい人には効いてきます。
五つ目は、操作系の集約です。
LEDステータスインジケーターと24ポイントセレクターのダイヤル・ボタンにより、ハンドルから手を離さずに操作が完結します。
トラクション、トルク、ブレーキの力を走行中に調節できるため、セッティングの試行錯誤が一気に楽になります。
そして地味ながら重要なのが、特許取得済みのカーペットグリップシステムです。
ペダルが滑る環境では、フルブレーキを踏み込む勇気が出ません。
土台が動かないという安心感は、そのままタイムに直結します。
「ハンコン G923 グランツーリスモ7 Forza Horizon 6 G923d」のネガティブな特色
まず、置き場所の問題です。
ホイールは高さ270mm・幅260mm・奥行き278mmで重量2.25kg、ペダルは幅429mm・奥行き311mmで重量3.1kgあります。
合計5kg超の機材を、机と足元に常設できるかどうか。
ここを詰めずに購入すると、押し入れ行きになる可能性があります。
次に、機能制限の存在です。
Forza Horizon 6のPC版はフォースフィードバックには対応しますが、TRUEFORCE機能は対応していません。
TRUEFORCEおよび高度な機能にはゲーム側の統合が必要であり、対応状況はタイトルごとに異なります。
「対応している」と「全機能が使える」は同じ意味ではない、という点は購入前に必ず押さえてください。
対応ゲームの一覧は公式サイトで確認するのが確実です。
三つ目は、型番による保証期間の違いです。
G923dの保証期間は1年間、G923の保証期間は2年間とされています。
見た目がほぼ同じ製品でありながら、アフターサービスの条件が異なります。
しかも保証の対象となるのは、日本国内で購入された国内正規品に限られます。
Logitech G名義の製品は日本国内での保証対象外です。
安く見えた並行品を選んだ結果、故障時に何も受けられないという事態は避けたいところです。
四つ目は、駆動方式に由来する体験の上限です。
オーバーヒート防止機能が搭載されている点からも分かる通り、連続した高負荷には設計上の限界があります。
上位のダイレクトドライブ機を体験した後では、物足りなさを覚える可能性は否定できません。
最後に、これは製品の欠点ではありませんが、固定方法の追加投資は覚悟しておくべきです。
薄い天板の机では、強いフォースフィードバックに本体が負けます。


他メーカーの商品との比較
駆動方式という最大の分岐点
ハンコン選びは、力の伝え方で決まります。
ギア駆動はモーターの力を歯車で増幅するため構造が単純で安価な一方、噛み合いによるガタつきやノイズ、伝達ロスが生じやすく、細かな表現がやや大味になりがちです。
ベルト駆動はゴムベルトで伝えるためスムーズかつ静かですが、伸縮による僅かな遅延や曖昧さが残ります。
ダイレクトドライブはモーター軸に直結するため、情報量では明確に上を行きます。
G923はこの中でギア駆動に位置づけられる製品です。
「T248」「T300RS GT」との比較
Thrustmasterの「T248」はハイブリッドドライブシステムと磁気パドルシフターを備えたミドルレンジ機で、PlayStation公式ライセンス品です。
価格帯が近く、G923の直接の競合になります。
上位の「T300RS GT」は産業用ブラシレスモーターとデュアルベルトを採用し、静かな動作音でありながら繊細で力強い反力を実現し、非接触型のH.E.A.R.Tシステムにより16bit解像度と長い製品寿命を確保しています。
実勢価格は5万円台前半で確認できます。
静粛性と滑らかさでは、T300RS GTがG923を上回ります。
一方でG923は、ホイール上での操作系の充実とペダルの安定性で対抗できます。
ダイレクトドライブ勢との距離
「MOZA R5」は価格と性能のバランスが良く、ダイレクトドライブ入門として人気があり、「R3」はXbox環境にも広げやすいモデルです。
ただし注意点があります。
R5は基本的にPC向けと考えるべきで、Forza Horizon 6の公式表ではR3・R5とも部分対応の扱いです。
PlayStation 5で公式対応するダイレクトドライブ機はFanatecのDD Proなどに限られ、MOZA全機種はPS5では使用できません。
つまり、PS5とPCの両方で確実に動く選択肢という条件では、G923の立ち位置はまだ揺らいでいません。
同社上位機との関係
「G PRO Racing Wheel」は11NmのダイレクトドライブとTRUEFORCEを備えた上位機で、価格は高いものの力強さと精密さの総合力が高く、長く使う一台を最初から求める人に向いています。
予算に余裕があるなら、こちらが正解になる場面はあります。
忖度なしの結論
情報量と静粛性を最優先するなら、G923は最良の選択ではありません。
そこは正直に認めるべきです。
しかし、PS4・PS5・PCをまたいで確実に動き、ペダルが滑らず、国内保証とサポート窓口が付き、セール時には3万円台で手に入るという条件を同時に満たす製品は、実は多くありません。
「最高の一台」ではなく「最初の一台」として、G923dは今も強い合理性を持っています。
まとめ
ハンコンは、ゲームを上手くするための道具ではありません。
これまで見えていなかった情報を、手と足に届けるための装置です。
「ハンコン G923 グランツーリスモ7 Forza Horizon 6 G923d」は、TRUEFORCEによる細かな手応えと、踏むほど重くなるブレーキで、その情報量を一気に引き上げてくれます。
Logicool Gという40年以上の歴史を持つブランドが背後にあり、国内正規品なら日本語のサポート窓口も使えます。
万能ではありません。
ダイレクトドライブの滑らかさには届かず、TRUEFORCEが効かないタイトルもあります。
それでも、コントローラーからの一歩目としては、いまだに説得力のある一台です。
今日できる小さな一歩を一つだけ。
メジャーを持って、机の奥行きと足元のスペースを測ってみてください。
幅429mmのペダルが置けるかどうか。
その確認が、後悔しない買い物の分かれ目になります。




