はじめに
この頃、コンパクトながら高性能なミニPCが注目を集めています。従来のデスクトップPCと比べて圧倒的に小さいサイズながら、十分な処理能力を持つミニPCは、様々な用途で活躍しています。
ミニPCとは、一般的に1リットル以下の体積を持つ超小型のパソコンを指します。その小ささゆえ、デスクの上はもちろん、テレビの背面に取り付けたり、リビングに置いたりと、設置場所を選びません。しかし、サイズが小さいからといって性能が劣るわけではありません。最新のプロセッサーやグラフィックス機能を搭載し、日常的な作業からビジネス用途、さらには軽めのゲーミングまでこなすモデルも登場しています。
ミニPCが人気を集める理由は主に以下の3点です。
・省スペース性: デスクトップPCの1/10以下のサイズで、狭い部屋や整理整頓が好きな方に最適です。
・静音性: ファンレス設計や効率的な冷却システムにより、多くのモデルが静かに動作します。
・省電力性: 小型化と最新技術の採用により、消費電力が抑えられています。
本サイトでは、これらの特徴を踏まえた上で、2024年現在おすすめのミニPC 5機種を紹介します。性能、静音性、コストパフォーマンスなど、様々な観点から各モデルを比較し、皆さまの用途に合ったミニPCの選び方をご案内します。
デスクトップPCからの乗り換えを考えている方、2台目のPCとして検討している方、あるいはコンパクトな作業環境を求めている方など、幅広い読者の皆さまにとって参考になる情報をお届けします。それでは、ミニPCの世界をより詳しく見ていきましょう。
①MINISFORUM UM790Pro(64+1T)
プロセッサー: AMD Ryzen 9 7940HS (8コア/16スレッド)
メモリ: DDR5 64GB(デュアルチャネル、最大5600MHz)
ストレージ: 1TB PCIe 4.0 SSD(最大2TBまで拡張可能)
グラフィックス: AMD Radeon 780M
ポート:
USB4 (8K@60Hz) x2
HDMI (4K@60Hz) x2
USB3.2 Gen2 Type-A x4
2.5G Ethernetポート
ネットワーク: Killer AX1675 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
サイズ: 130mm x 126mm x 52.3mm
OS: Windows 11 Proプリインストール
高性能プロセッサー: 最新のAMD Ryzen 9 7940HSを搭載し、デスクトップ並みの処理能力を発揮。
優れたグラフィックス: AMD Radeon 780Mにより、ゲームや動画編集もスムーズに行える。
拡張性: デュアルPCIe 4.0 SSDスロットにより、ストレージの拡張が容易。
静音設計: 効率的な冷却システムにより、静音性を保ちながら高負荷作業が可能。
多様な接続オプション: USB4やHDMIポートを備え、複数のディスプレイ接続が可能。
コンパクト設計: 小型でありながら高性能を実現し、デスクスペースを有効活用。
「Ryzen 9 なのもありパワフルなCPUでとても早くて良い。」
「小さくて、音も静かなのが最高ですね。」
「省電力とあり不安でしたが10700kからの乗り換えで動きが早くなり驚きました。静穏で熱を持たず満足しています。」
「コンパクトで、発熱も少なく、ファンの音もほとんどすることなく納得の品でした。」
「CADに使おうと思って購入した。普通に使える。音も静か。」
「発売された頃のレビュー動画を見る限りではWindows 11 Proだったのですが、いつの間にかHomeになってた(公式サイトもよく見ればHomeと書いてある)のと、SSDやメモリも若干廉価品にグレードダウンしているのがちょっと悲しい。」
「難点なのはwindowsのセットアップで英字キーボードになるのでその点を気つけたほうがよいです。」
「以前はノートPCとモニターの2画面で使用していたのでモニター1画面だと2画面で使用していた状況では少し不便だし、会議用のマイクとカメラの外付けが必要で少し不便を感じました。」
「安定した作動でファンもほとんど回りません。ひとつ計算外だったのはofficeを別途用意する必要があることです。」
「付属のHDMIコードが太くて硬くて取り扱い辛いので別に買いました。あとは問題ないです。」
②Apple Mac mini M2
プロセッサー: Apple M2チップ(8コアCPU:4つの高性能コアと4つの高効率コア)
グラフィックス: 10コアGPU
メモリ: 最大24GBの統合メモリ
ストレージ: 最大2TBのSSD
Neural Engine: 16コア
メモリ帯域幅: 100GB/s
ポート:
Thunderbolt 4 x2
HDMI
USB-A x2
ギガビットEthernet
ネットワーク: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
サイズ: 197mm x 197mm x 36mm
OS: macOS Ventura
高性能チップ: Apple M2チップにより、デスクトップクラスのパフォーマンスを実現。
優れたグラフィックス性能: 10コアGPUを搭載し、クリエイティブな作業にも対応。
コンパクトなデザイン: 小型でありながら、強力な性能を発揮するデザイン。
エネルギー効率: 高効率コアにより、低消費電力での動作が可能。
拡張性: 最大24GBのメモリと2TBのSSDにより、用途に応じたカスタマイズが可能。
豊富な接続オプション: Thunderbolt 4やHDMIなど、多様なデバイスとの接続が容易。
「8Gでもイラレとクリスタ同時にしても使えるのが良いです。」
「macの製品群の中では価格が安くコストパフォーマンスは高い。家庭での一般的な使用では最低限の仕様のもので十分使える。」
「8GBメモリでも4Kの動画編集の書き出しは遅くはないです。なんなら15万以上するwinPCよりサクサク動く時もあります。」
「デザイン作業もコーディングも問題ないスペックで、入門機としてはかなり上等です。」
「十分な各機能で、8万円程度で買えることに驚きと感謝。悩むのは1Tの容量か2Tのそれか、であったが外付けSSDを別途用意することで問題なし。」
「Macminiのサイズがもう少し小さくなると良い。性能自体には不満はない。」
「iMacからの乗り換えです。素人の作業としては大変な作業でしたが、なんとか上手くいっているようです。」
「27インチ4Kのモニターは相性が悪いのか4K表示させると何も見えなくなるくらいUIも小さくなってしまいます。結果WQHD程度の画質で写しているので周辺機器はよくお調べください。」
「Studioに比べると外部デバイスの接続が少ないため、ドッキングステーションがあるとデスク周りで更に活用できます。」
「内蔵されている辞書の文字のフォントの種類が少ないのが残念。」
③ASUS Zenbook 14X
プロセッサー: 第13世代インテル Core i9-13900H
メモリ: 最大32GB LPDDR5 4800MHz
ストレージ: 最大1TB PCIe 4.0 x4 SSD
ディスプレイ: 14.5インチ 2.8K (2880 x 1800) 有機EL HDR
グラフィックス: インテル Iris Xe グラフィックス
ポート:
Thunderbolt 4 x2
USB 3.2 Gen 2 Type-A
HDMI 2.1
MicroSDカードリーダー
ネットワーク: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
バッテリー駆動時間: 約7.6時間
重量: 約1.57kg
OS: Windows 11
高解像度ディスプレイ: 2.8K有機ELパネルにより、鮮やかな色彩と高コントラストを実現。
パフォーマンス: 第13世代インテル Core i9プロセッサーで、マルチタスクや高負荷作業も快適。
ポータビリティ: 軽量でコンパクトなデザインにより、持ち運びに便利。
接続性: 最新のThunderbolt 4を含む豊富なポートで、さまざまなデバイスとの接続が可能。
耐久性: セラミック風仕上げの筐体が高級感を演出し、耐久性も向上。
静音性: 効率的な冷却システムにより、静かに動作。
「メモリはシングルチャンネルの16Gをシングルで使用しています。M2SSDとメモリはシリコンパワーを使用していますが今のところ不具合には遭遇していません。」
「手のひらサイズのPCで旧PCよりアクセスが格段に速くなったことや動画編集ソフトのエンコードが半分以下の時間で出来た事で満足しています。」
「旧PCからOSは移行しwin11pro32bにアップグレードした事もあり快適です。光回線も環境に寄りますが常時900M弱は速度が出ており(以前の一割増位)非常に快適にネット環境を利用する事が出来て満足しています。」
「デザインが洗練されていて、オフィスでも自宅でも映えます。」
「Thunderbolt 4のおかげで、外部デバイスとの接続がスムーズです。」
「バッテリーの持ちがもう少し良ければ完璧でした。」
「キーボードの配列が少し独特で、慣れるのに時間がかかりました。」
「価格が高めなので、もう少し手頃だと嬉しいです。」
「USBポートが少なく、ハブが必要になることがあります。」
「高負荷時に少し熱を持つことがありますが、許容範囲内です。」
④GEEKOM GEEKOM IT13
プロセッサー: 第13世代 Intel Core i9-13900H(14コア/20スレッド、最大5.4GHz)
メモリ: 32GB DDR4
ストレージ: 2TB M.2 PCIe 4.0 SSD
グラフィックス: Intel Iris Xe Graphics
ポート:
USB4 x2
USB 3.2 Gen 2 Type-A
HDMI 2.0
2.5G Ethernet
ネットワーク: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
サイズ: 117mm x 112mm x 49.2mm
OS: Windows 11 Pro
高性能プロセッサー: 最新のIntel Core i9-13900Hを搭載し、デスクトップ並みのパフォーマンスを提供。
コンパクトデザイン: わずか0.64リットルの筐体で、設置スペースを節約。
多様な接続オプション: USB4やHDMIを含む豊富なポートで、さまざまなデバイスと簡単に接続可能。
優れた拡張性: 2TBのSSDと32GBのメモリにより、大容量データの保存や高速処理が可能。
静音性: 効率的な冷却システムにより、静音性を保ちながら高負荷作業が可能。
ポータブル性: 軽量で持ち運びが容易、VESAマウントにも対応。
「コンパクトながら非常に高性能で、デスクトップPCの代替として十分です。」
「静音性が高く、オフィスや家庭での使用に最適です。」
「多様なポートがあり、外部デバイスとの接続が非常にスムーズです。」
「デザインがスタイリッシュで、どんなインテリアにもマッチします。」
「Wi-Fi 6Eの接続が安定しており、ストリーミングも快適です。」
「高負荷時に少し熱を持つことがありますが、許容範囲内です。」
「価格がやや高めで、もう少し手頃だと嬉しいです。」
「USBポートの数がもう少し多ければ便利です。」
「初期設定時に英字キーボードになるのが少し面倒でした。」
「拡張性があるとはいえ、内部アクセスが少し手間です。」
⑤Beelink SER6
プロセッサー: AMD Ryzen 7 6800H(8コア/16スレッド、最大4.7GHz)
メモリ: 32GB DDR5(4800MHz、デュアルチャンネル)
ストレージ: 500GB NVMe SSD(最大3,500MB/sの転送速度)
グラフィックス: AMD Radeon 680M(RDNA2アーキテクチャ)
ポート:
USB4 x1
USB 3.0 x3
USB 2.0 x2
HDMI 2.1 x2
2.5G Ethernet
3.5mmオーディオジャック
ネットワーク: Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
サイズ: 126mm x 113mm x 42mm
OS: Windows 11 Pro
高性能プロセッサー: AMD Ryzen 7 6800Hを搭載し、デスクトップ並みのパフォーマンスを提供。
優れたグラフィックス性能: AMD Radeon 680Mにより、軽いゲームやグラフィック処理も快適。
コンパクトデザイン: 小型でありながら高性能を発揮し、設置スペースを節約。
多様な接続オプション: USB4やHDMI 2.1を含む豊富なポートで、さまざまなデバイスと簡単に接続可能。
静音性: 効率的な冷却システムにより、静音性を保ちながら高負荷作業が可能。
拡張性: メモリとストレージのアップグレードが可能で、長期的な使用にも対応。
「小型なのに非常にパワフルで、デスクトップPCの代替として十分です。」
「静音性が高く、オフィスや家庭での使用に最適です。」
「多様なポートがあり、外部デバイスとの接続が非常にスムーズです。」
「デザインがスタイリッシュで、どんなインテリアにもマッチします。」
「Wi-Fi 6の接続が安定しており、ストリーミングも快適です。」
「高負荷時に少し熱を持つことがありますが、許容範囲内です。」
「価格がやや高めで、もう少し手頃だと嬉しいです。」
「USBポートの数がもう少し多ければ便利です。」
「初期設定時に英字キーボードになるのが少し面倒でした。」
「拡張性があるとはいえ、内部アクセスが少し手間です。」
まとめ
今回ご紹介した5つのミニPCは、それぞれ異なる特徴と魅力を持っています。MINISFORUM UM790Proは高性能と静音性のバランスが取れており、Apple Mac mini M2はコンパクトでありながら強力なパフォーマンスを提供します。ASUS Zenbook 14Xは優れたディスプレイと携帯性が魅力です。GEEKOM IT13は多様な接続オプションと高い拡張性を備え、Beelink SER6は高性能プロセッサーと静音性が評価されています。用途や予算に応じて、自分に最適なモデルを選ぶことが重要です。各モデルの特長をしっかりと比較し、最適な一台を見つけてください。