そのハイスペック、どこの血筋? 次世代テレビ「65Q7C」で話題のTCLの正体に迫る!

  1. はじめに
  2. TCLとはどんな企業? 創業の歴史とグローバル展開
    1. 企業詳細
    2. ★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
  3. 商品紹介:65インチ4K量子ドットMiniLEDテレビの全貌
    1. 商品スペック
    2. 良い口コミ
    3. 気になる口コミ
    4. 65Q7Cのポジティブな特色
    5. 65Q7Cのネガティブな特色
  4. 他メーカーの商品との比較
    1. 対 ソニー(BRAVIA)最大の争点は「画像処理エンジン」です。ソニーの「認知特性プロセッサーXR」などが生み出す、地デジや低解像度コンテンツのアップスケーリング(高精細化)能力は、依然として世界最高峰と言えます。特に人の肌の質感や、ノイズの少なさにおいてはソニーに軍配が上がります。しかし、同等のスペック(MiniLED+量子ドット)をソニーで求めると、価格は65Q7Cの倍近くになることも珍しくありません。「地デジを最高画質で見たい」ならソニー、「ゲームや配信コンテンツを高画質かつ低予算で楽しみたい」ならTCLという住み分けになります。
    2. 対 ハイセンス(Hisense)同じ中国メーカーとして最大のライバルです。ハイセンスは東芝(レグザ)の映像エンジン技術を吸収しているため、地デジの画質調整が日本人好みになっている傾向があります。一方、TCLはパネルそのものを自社グループ(CSOT)で製造しているため、基礎体力(コントラストや輝度)においてコストパフォーマンスが高い場合があります。65Q7CはGoogle TVをOSに採用していますが、ハイセンスは独自のVIDAA OSを採用していることが多く、アプリの拡張性や使い勝手においてGoogleエコシステムを好むユーザーにはTCLが有利に働きます。
    3. 対 サムスン(Samsung)世界シェア1位の王者サムスンも強力なライバルです。サムスンのNeo QLEDシリーズは、圧倒的な輝度と鮮烈な発色が特徴です。しかし、サムスン製テレビの決定的な欠点は、映画ファンに人気のHDR規格「Dolby Vision」に非対応であることです(独自のHDR10+を推進しているため)。TCL 65Q7CはDolby Visionにフル対応しており、NetflixやDisney+などで配信されている最新映画を、制作者の意図通りの色彩で楽しむことができます。映画好きにとっては、この規格対応の差が決定打になることが多いです。
  5. まとめ

はじめに

「家電量販店のテレビ売り場に立つと、その光景に圧倒されることがあります。国内有名メーカーのフラッグシップモデルに貼られた値札は、まるで高級車の頭金のようです。物価高騰が続く昨今、エンターテインメントへの投資をためらう気持ちも生まれるでしょう。しかし、ふと視線をずらすと、驚くべきスペックを持ちながら、現実的な価格で並ぶ一台の黒い巨塔が目に留まります。それがTCLの『65Q7C』です。MiniLEDに量子ドット、そして144Hzの高速駆動。カタログスペックだけを見れば、間違いなく最上位クラスの性能です。『安かろう悪かろう』という言葉は、もはや過去の遺物なのかもしれません。このテレビの背景にある巨大な生産力と技術の正体を知れば、選択肢は大きく変わるはずです。」

TCLとはどんな企業? 創業の歴史とグローバル展開

企業詳細

TCL(The Creative Life)は、1981年に中国・広東省恵州市で産声を上げました。創業当初は「TTK」という名称で磁気テープ(カセットテープ)の製造を行っていた企業ですが、現在ではサムスンに次ぐ世界第2位のテレビ出荷台数を誇る巨大企業へと成長を遂げています 。​

TCLの最大の特徴にして最強の武器は、サプライチェーンの「垂直統合」にあります。多くのテレビメーカーが液晶パネルを他社から購入して組み立てているのに対し、TCLは傘下に世界有数のパネル製造会社「TCL CSOT(China Star Optoelectronics Technology)」を保有しています 。このCSOTは、2020年にサムスンの蘇州工場を、さらに2024年にはLGディスプレイの広州工場を買収するなど、かつての巨人たちの生産拠点を飲み込みながら拡大を続けています 。つまり、世界中のテレビに使われている「ガラス(パネル)」の多くが、実はTCLの血筋を引いているのです。​

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

  • 世界シェア規模:★★★★★ (5.0)
    • テレビ出荷台数世界2位の実績は揺るぎない事実です 。​
  • 技術開発力:★★★★☆ (4.5)
    • MiniLED技術のパイオニアであり、印刷方式有機ELへの巨額投資など、技術革新をリードしています 。​
  • コストパフォーマンス:★★★★★ (5.0)
    • パネルを自社製造(CSOT)している強みを生かし、他社が追随できない価格設定を実現しています。
  • 日本でのサポート体制:★★★☆☆ (3.0)
    • 日本法人の設立から日が浅く、国内大手と比較するとまだ発展途上ですが、急速に改善されつつあります。

総合評価:★★★★☆ (4.4)

商品紹介:65インチ4K量子ドットMiniLEDテレビの全貌

商品スペック

  • 画面サイズ:65 インチ
  • ディスプレイの種類:VA
  • 解像度:4K
  • ディスプレイの特徴:MiniLED, TCL全域ハロー制御テクノロジー, 液晶, 量子ドット
  • リフレッシュレート(倍速機能):144 Hz
  • OS:Google TV
  • チューナータイプ:Wチューナー
  • HDMIポート数:3
  • スピーカーの特徴:DTS-X, DTS Virtual:X, Dolby ATMOS
  • 出力チャンネル数:2.1.2ch
  • 製品の特徴:AMD FreeSync Premium Pro, Airplay2, Game Master, ベゼルレスデザイン, 量子ドットMiniLED倍速
  • 年間消費電力量:170 キロワット時/年
  • 付属品:スタンド, ユーザーマニュアル, リモートコントロール, 保証書, 電源ケーブル
  • 製品サイズ:29.6 x 144.4 x 89.4 cm; 18.2 kg

良い口コミ

「MiniLEDのおかげで、映画の夜空のシーンが白浮きせず、漆黒として表現されるのには感動しました」
「PS5で144Hz駆動を試しましたが、残像感が全くなく、ヌルヌル動くのでFPSの戦績が上がりました」
「Google TVの動作がサクサクで、YouTubeやNetflixへの切り替えもストレスフリーです」
「このスペックで国内メーカーの半値近い価格設定は、コスパという言葉では片付けられない破壊力を感じます」
「ベゼルレスデザインがスタイリッシュで、消灯時もリビングのインテリアとして映えます」

気になる口コミ

「VAパネルの特性上、キッチンなど斜め横から見ると色が少し薄く見えることがあります」
「画質設定の項目が多すぎて、自分好みの色にするまでに時間がかかりました」
「リモコンの質感が少しプラスチックっぽくて、本体の高級感に比べて安っぽく感じます」
「地デジのアップコンバート(高画質化)に関しては、やはりソニーなどの国内最上位機には及びません」
「内蔵スピーカーは頑張っていますが、映画の重低音を楽しむには別途サウンドバーが欲しくなります」

65Q7Cのポジティブな特色

このテレビの最大の魅力は、「MiniLED」と「量子ドット(QLED)」という二つの最先端技術を融合させている点です。従来の液晶テレビでは難しかった「真の黒」と「鮮やかな色彩」の両立を、TCL独自の「全域ハロー制御テクノロジー」が高い次元で実現しています。さらに、特筆すべきはゲーミング性能です。最大144Hzのリフレッシュレートと「Game Master」機能により、最新のゲーム機やPCゲームの映像を遅延なく、滑らかに表示します。Dolby ATMOSに対応した2.1.2chスピーカーシステムも搭載されており、映像と音の両面で没入感を高める設計がなされています。

65Q7Cのネガティブな特色

弱点として挙げられるのは、搭載されているVAパネルの視野角です。正面からのコントラスト比は非常に優秀ですが、IPSパネルやOLEDに比べると、斜めから見た際の色変化が大きくなります。大人数で囲んで見るような広いリビングでは、座る位置に注意が必要です。また、日本の地上波放送(地デジ)特有のノイズ除去やアップスケーリング処理に関しては、長年日本市場向けにチューニングを続けてきた国内メーカーの画像処理エンジンと比較すると、若干の粗さを感じることがあります。

他メーカーの商品との比較

ここでは、TCL 65Q7Cを検討する際によく比較対象となる、ソニー、ハイセンス、そしてサムスンの競合モデルとの違いを明確にします。

対 ソニー(BRAVIA)最大の争点は「画像処理エンジン」です。ソニーの「認知特性プロセッサーXR」などが生み出す、地デジや低解像度コンテンツのアップスケーリング(高精細化)能力は、依然として世界最高峰と言えます。特に人の肌の質感や、ノイズの少なさにおいてはソニーに軍配が上がります。しかし、同等のスペック(MiniLED+量子ドット)をソニーで求めると、価格は65Q7Cの倍近くになることも珍しくありません。「地デジを最高画質で見たい」ならソニー、「ゲームや配信コンテンツを高画質かつ低予算で楽しみたい」ならTCLという住み分けになります。

対 ハイセンス(Hisense)同じ中国メーカーとして最大のライバルです。ハイセンスは東芝(レグザ)の映像エンジン技術を吸収しているため、地デジの画質調整が日本人好みになっている傾向があります。一方、TCLはパネルそのものを自社グループ(CSOT)で製造しているため、基礎体力(コントラストや輝度)においてコストパフォーマンスが高い場合があります。65Q7CはGoogle TVをOSに採用していますが、ハイセンスは独自のVIDAA OSを採用していることが多く、アプリの拡張性や使い勝手においてGoogleエコシステムを好むユーザーにはTCLが有利に働きます。

対 サムスン(Samsung)世界シェア1位の王者サムスンも強力なライバルです。サムスンのNeo QLEDシリーズは、圧倒的な輝度と鮮烈な発色が特徴です。しかし、サムスン製テレビの決定的な欠点は、映画ファンに人気のHDR規格「Dolby Vision」に非対応であることです(独自のHDR10+を推進しているため)。TCL 65Q7CはDolby Visionにフル対応しており、NetflixやDisney+などで配信されている最新映画を、制作者の意図通りの色彩で楽しむことができます。映画好きにとっては、この規格対応の差が決定打になることが多いです。

まとめ

「65Q7Cは、単なる安価なテレビではありません。それは、世界第2位のパネルメーカーが放つ、市場への挑戦状と言えます。MiniLEDと量子ドットという高級食材をふんだんに使いながら、驚くべき価格で提供されたこの一台は、ブランド名よりも『実利』を取る賢明な消費者にとって、最適な解答になります。もちろん、地デジの画質など細部においては国内メーカーに譲る部分もあります。しかし、4K配信動画や最新ゲームを中心とした現代のライフスタイルにおいて、これほどコストと性能のバランスが取れた選択肢は稀有です。浮いた予算で良質なサウンドバーを追加し、自宅を映画館に変える週末を想像してみてください。それはきっと、あなたの生活の質を劇的に向上させる決断となるでしょう。」

タイトルとURLをコピーしました