睡眠を変えるTENTIALの魅力とは?ブランドの特徴から話題の「夏用敷きパッド BAKUNE Bed Pad Cool」まで徹底紹介

夏の敷きパッドの本当の実力は明け方にわかる

はじめに

寝る前はエアコンの風が心地よかったのに、明け方に寒さで目が覚める。
探りでタオルケットを引き寄せた経験は、多くの人にあるはずです。
暑くて寝つけない夜と、冷えて起きてしまう明け方。
夏の寝室には、ひと晩のうちに二つの季節があります。
昔はい草のござや竹の抱き枕「竹夫人」で涼をとっていましたが、今はエアコンをつけたまま眠るのが当たり前になりました。
そのぶん、敷きパッドに求められる役割も変わってきています。
休み方への関心も高く、BAKUNEが手がけるリカバリーウェアは2025年の流行語大賞にノミネートされました。
その中心にいるのが、疲労回復パジャマ「BAKUNE(バクネ)」で知られるTENTIAL(テンシャル)です。
この記事では、TENTIALがどんな会社なのかを決算資料まで調べたうえで、「夏用敷きパッド BAKUNE Bed Pad Cool」(バクネ・ベッドパッド・クール=ひんやり敷きパッド)の良い点と気になる点を正直に紹介します。
他メーカーの人気商品との比較もあります。 冒頭の一文の意味は、最後まで読むとわかるはずです。

TENTIALとは

企業詳細

①基本情報:品川に本社を置くコンディショニングブランド

株式会社TENTIALは2018年2月6日に設立され、東京都品川区北品川に本社を置いています。
代表取締役CEO(最高経営責任者)は中西裕太郎氏です。
2026年5月31日時点の資本金は9.2億円、従業員数は252名と公表されています。
事業内容は、コンディショニング(体の調子を整えること)ブランド「TENTIAL」の運営です。
掲げるミッションは「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」です。

②創業者の原点は、17歳で断たれたサッカーの夢

中西氏は1994年生まれです。
高校時代はサッカーでインターハイに出場しましたが、17歳で心臓の病気を患い、プロへの道をあきらめました。
その後、インフラトップ(現・DMMグループ)の創業メンバーとなり、リクルートキャリ(現・リクルート)で新規サービスの企画や事業開発を経験しています。
インタビューでは、サッカーで評価されてきた自分が何者でもなくなった経験を原点として語っています。
10代で健康を失う怖さを知った人が、健康の会社をつくりました。
この経緯を知ると、ブランドのメッセージの受け取り方も変わってきます。

③メディアからインソール、そして「BAKUNE」へ

2018年、スポーツWebメディア「SPOSHIRU(スポシル)」の運営を目的に前身の会社が創業され、翌年5月にTENTIALへ社名を変更しました。
メディアを運営するなかで腰痛や肩こり、足の悩みに関する検索が伸びていることに気づき、それが最初の商品であるインソールにつながったと中西氏は振り返っています。
2019年8月には、プロ選手向けインソールの実績を持つBMZ社と共同開発した機能性インソール「TENTIAL ZERO(テンシャル・ゼロ)」を発売しました。
インソールという地味な商品ながら、発売から半年で楽天市場の売れ筋ランキング1位を獲得しています。
2020年にはマスクがインソールを超えるヒットになり、社員総出で夜通し梱包と発送をしたそうです。
そして2021年2月、主力となる「BAKUNE」シリーズの販売が始まりました。

④「一般医療機器」という裏付け

BAKUNEシリーズなどのリカバリーウェアのうち一般医療機器のタグが付いた商品は、「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として届出済みです。
2022年10月の厚生労働省の告示でこの区分が新設されると、TENTIALは科学的根拠を重視する姿勢から新基準への切り替えを進め、シリーズで販売するすべてのウェアの届出を完了したと発表しました。
仕組みの要は、体から出る遠赤外線を輻射する(体に返す)特殊繊維「SELFLAME(セルフレイム)」で、血行を促して疲労の軽減や筋肉のコリの改善につなげます。
BAKUNEは2025年夏の時点で累計販売枚数100万枚を突破したと報じられています。
ウェアで蓄積した睡眠の知見は、布団や敷きパッドにも活かされています。
中西氏自身も、特に伸びているのは同じ睡眠領域の布団だと話しています。

⑤上場と業績:数字で見る急成長

TENTIALは2025年2月に東京証券取引所グロース市場へ上場し、創業から7年でのスピード上場となりました。
証券コードは325Aです。
ただし決算期を1月から8月に変更しているため、前年との単純比較は難しくなっています。
12ヶ月換算の参考値では、2024年9月から2025年8月の売上高は193億円、営業利益は22億円です。 2026年8月期は業績予想を上方修正し、売上高330億8100万円、営業利益38億400万円を見込むと発表しました。
第3四半期までの累計は売上高245億6600万円、営業利益26億9100万円で、売上は前年同期比82.9%増です。
直営店舗は20店舗まで増えました。
2026年9月時点で公表されているのは第3四半期までの数字で、通期の確定値はまだ発表されていません。

⑥アスリートとの関係とスポーツへの投資

テニスの西岡良仁選手とユニフォームサプライヤー契約を結び、パラアスリートの村岡桃佳選手ともサポート契約を結んでいます。
2026年1月にはサッカー指導者の長谷部誠氏とコンディショニングサポート契約を締結しました。
7月にはスタンフォード大学野球部との契約も発表しています。
第3四半期にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にも協賛しました。
創業期には、スポーツ選手の引退後のキャリア問題を変えたいとも語っていました。
スポーツを入り口にした会社らしい一貫性があります。

⑦忖度なしで見る、気になるポイント

良い話ばかりではありません。
第3四半期単体の営業利益は5億200万円で、WBC協賛費などのマーケティング投資を実行したうえでの着地でした。
第3四半期の営業利益率は前年の13.0%から6.2%に下がっており、この時期は投資で数字がぶれやすいと分析されています。
広告や協賛への投資が業績を大きく左右するビジネスモデルだということです。
また、2026年8月期の配当予想は年間0円で、今は株主還元より成長投資を優先しています。
リカバリーウェア市場にはワークマンやAOKIなども参入しており、競争は激しくなっています。
今回調べた範囲では、TENTIALに対する行政処分の報道は見当たりませんでした。
それでも健康効果をうたう分野なので、広告表現には今後も厳しい目が向けられるはずです。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★★(5.0)
上場企業として会社概要や役員構成が公開されており、所在地や代表者もはっきりしています。
創業者が今も経営の先頭に立っていて、ブランドの方針にぶれがありません。

市場での評価実績 ★★★★☆(4.5)
BAKUNEの累計販売枚数100万枚突破や流行語大賞へのノミネートなど、話題性と販売実績の両方があります。
ただ、テレビCMなどによる認知の影響も大きく、ブランドとしての定着度はこれから試される段階です。

商品開発の専門性 ★★★★(4.0)
一般医療機器の届出や独自の温度調整素材の採用など、根拠を示そうとする姿勢は評価できます。
一方、一部のBAKUNE製品の医療機器届出は外部の製造販売業者名義で、すべてを自社で完結させているわけではありません。

社会的・文化的な取り組み ★★★★(4.0)
アスリート支援や大学スポーツとの契約など、スポーツ界との関わりは継続的です。
選手のセカンドキャリアに向き合う姿勢も、ほかの企業との違いになっています。

財務情報の開示度 ★★★★☆(4.5)
四半期ごとの決算短信や説明資料が公開され、数字を自分で確認できます。
決算期変更の影響で年ごとの比較がしにくい点は、読み手として少しもどかしく感じます。

総合評価 ★★★★☆(4.4)
急成長と情報公開の両方を備えた、信頼度の高いブランドです。
広告投資への依存と競争の激化をどう乗り越えるかは、今後も見ておきたいポイントです。

商品紹介「夏用敷きパッド BAKUNE Bed Pad Cool」

商品詳細

  • 色:グレー
  • サイズ:セミダブル
  • 生地の種類:表地=ナイロン60%・ポリエステル30%・ポリウレタン10%/裏地=ポリエステル100%/詰めもの=ポリエステル90%・再生繊維(セルロース)10%
  • 特徴:冷却
  • 素材:表地=ナイロン60%・ポリエステル30%・ポリウレタン10%/裏地=ポリエステル100%/詰めもの=ポリエステル90%・再生繊維(セルロース)10%

良い口コミ

「横になった瞬間、表面がさらっとしていて、じっとりした感じが少なく感じました」

「グレーなので寝汗の跡が目立ちにくく、寝室に生活感が出にくいのが助かっています」

「セミダブルなので寝返りを打っても体がはみ出しにくく、のびのび眠れます」

「表地に伸び縮みする素材が入っているせいか、ごわつきが少なく体になじみます」

「中わたに湿気を含みやすい再生繊維が入っていると知って、汗かきの自分でも試してみようと思えました」

気になる口コミ

「冷却と書いてありますが、どのくらい冷たいのかを示す数値が見当たらず、購入前に迷いました」

「化学繊維が中心なので、綿の肌ざわりが好きな人には物足りないかもしれません」

「セミダブルの具体的な寸法が書かれておらず、手持ちのマットレスに合うか不安でした」

「ポリウレタンが入っているので、何年も使ったときの伸びや劣化が少し心配です」

「洗濯やお手入れの方法が商品情報から読み取れず、夏に何度も洗えるのか気になりました」

「夏用敷きパッド BAKUNE Bed Pad Cool」のポジティブな特色

夏の夜、背中だけが汗でじっとりして、何度も寝返りを打ってしまう。
この敷きパッドは、そんな悩みに素材の組み合わせで対応しようとしています。

まず、肌に触れる表地です。
ナイロン60%を中心に、ポリエステル30%とポリウレタン10%を組み合わせています。
ナイロンは一般に熱を移しやすく、触ったときにひんやり感じやすい素材として冷感寝具によく使われています。「特徴:冷却」という表記とあわせて考えると、布団に入った瞬間のむわっとした暑さをやわらげる狙いがあると考えられます。

次に、ポリウレタン10%の役割です。
ポリウレタンは伸び縮みする繊維で、生地に適度な伸縮性を持たせるためによく使われます。
寝返りのたびに生地が突っ張りにくく、体の動きについてきやすい構成です。

この商品は、三層それぞれの役割がはっきりしています。
たとえるなら、表地は肌を迎える「受付」、中わたは湿気を受け止める「調整役」、裏地は全体を支える「土台」です。
裏地はポリエステル100%です。
ポリエステルは一般に丈夫で乾きやすく、形が崩れにくい素材なので、土台に向いています。
中わたはポリエステル90%に、再生繊維(セルロース)10%を混ぜています。
セルロース系の繊維は水分を含みやすい性質があり、少量でも寝汗による蒸れ対策の助けになる可能性があります。
全部をポリエステルにせず、あえて異なる繊維を混ぜているところに、快適さへの工夫が見えます。

色はグレーです。
白い敷きパッドは汗じみや黄ばみが目立ちやすいので、グレーは汚れを気にしにくい選択です。
落ち着いた色なので、木目の家具にもモノトーンの寝室にも合わせやすいです。

サイズはセミダブルです。
一般にシングルより幅があるので、寝返りが多い人や、ひとりでゆったり眠りたい人に向いています。
暑い夜は体を少しずらして、まだ温まっていない場所に移るだけでも気持ちよく感じられます。
幅に余裕があるぶん、その移動もしやすくなります。

冷たさだけでなく、肌ざわり、伸縮性、湿気への配慮を三層で分担している。
提供情報から見えるのは、そういうバランス型の敷きパッドです。

「夏用敷きパッド BAKUNE Bed Pad Cool」のネガティブな特色

一方で、購入前に知っておきたい点もあります。

いちばん大きいのは、冷たさの度合いがわからないことです。
提供情報の特徴は「冷却」だけで、接触冷感の強さを示す数値は書かれていません。
ギンギンに冷たい寝心地を期待すると、思っていたものと違う可能性もあります。

寸法、厚み、重さも提供情報からは読み取れません。
セミダブルでも、マットレスや敷き布団によって幅や厚みは違います。
いま使っている寝具のサイズを測ってから選ぶと安心です。

洗濯方法やお手入れについても、提供情報には記載がありません。
汗をかく季節の敷きパッドは洗う回数が増えるので、洗濯表示は必ず確認してください。

素材はほとんどが化学繊維です。
表地と裏地は合成繊維100%、中わたも9割がポリエステルです。
綿や麻の自然な風合いが好きな人には、つるっとした感触が合わない場合もあります。

ポリウレタンにも注意が必要です。
一般に熱や紫外線、時間の経過で劣化しやすい繊維なので、高温の乾燥機や強い直射日光は避けたほうが長持ちします。

中わたの再生繊維(セルロース)は10%と少なめです。
湿気対策に効果がないとは言えませんが、それだけで蒸れがなくなるとは考えないほうがよいです。

冷え性の人や、エアコンを一晩中つけている人に合うかどうかも、提供情報だけでは判断できません。
自分がどんな夏の夜を過ごしているかを思い浮かべてから選んでください。

他メーカーの商品との比較

【比較の前提は「冷たさ」と「冷えすぎないこと」】

公式サイトでは現在「BAKUNE 敷きパッド クール」という日本語表記を使っていますが、パッケージには英語表記が残っている場合があり、品質や仕様は同じと案内されています。
公式情報によると、中わたに温度調整素材「THERMO FLEX(サーモフレックス)」を使い、除湿素材のB型シリカゲルも付けています。
ひんやりするだけでなく、寝床内を理想とされる33℃前後に近づける設計です。
比較相手は、冷たさ重視型と、同じ温度調整型の両方から選びました。

ニトリ「Nクール」との比較

マイベストの検証では、Nクールの両面敷きパッド(S2601)の接触冷感値Q-ma(キューマックス:触れた瞬間の冷たさの目安)は平均0.152W/cm²で、ほどよいひんやり感と評価されています。
価格では、Nクールの両面BOXパッドの参考価格は約4,990円と紹介されています。
対してBAKUNE Bed Pad Coolは、2025年の紹介記事でシングル8,910円からとされています。
手に取りやすさと価格ではニトリが明らかに有利です。
BAKUNEは冷房で冷えた明け方への配慮で差をつけていますが、冷感値を今回確認できなかったので、冷たさだけの比較はできません。

西川「SEVENDAYS(セブンデイズ)強冷感」との比較

MONOQLO(モノクロ)編集部の比較検証では、冷感敷きパッドのベストバイに選ばれています。
参考価格は3,000〜4,000円台と紹介されています。
老舗寝具メーカーとしての実績と価格の手ごろさでは、西川が上です。
除湿と温度調整を組み合わせた機能面の工夫では、BAKUNEに独自性があります。

mofua cool(モフア・クール)アウトラストとの比較

Outlast(アウトラスト)は、周りの温度に応じて熱を吸ったり放ったりし、肌まわりを快適な温度帯に近づける素材です。
設計の考え方がBAKUNEにいちばん近いライバルです。
参考価格は4,000〜6,000円台とされ、価格ではmofuaが有利です。
BAKUNEは除湿素材との組み合わせに加え、同シリーズの掛け布団と一緒に使うと温と湿度の調整機能がさらに高まるとされている点が強みです。

比較から見える立ち位置

とにかく冷たさと安さを重視するならニトリです。
定番の安心感なら西川、温度調整型を手ごろに試すならmofuaが合います。
BAKUNE Bed Pad Coolは、エアコンをつけたまま眠り、蒸れも気になり、寝具をシリーズでそろえたい人向けです。
数千円で気軽に試したい人や、冷たさを数値で確かめてから買いたい人には向きません。

まとめ

冒頭で「夏の敷きパッドの本当の実力は、明け方にわかります」と書きました。
布団に入った直後の冷たさは、多くの商品で得られます。
差が出るのは、冷房が効きすぎた午前4時です。
その時間に体を冷やしすぎないかどうかで、朝の気分は大きく変わります。
TENTIALは、パジャマで積み上げた睡眠へのこだわりを寝具にも広げ、急成長を続けている会社です。
「夏用敷きパッド BAKUNE Bed Pad Cool」は、強い冷たさよりも、素材の組み合わせで寝床を整えたい人に向いています。
価格や冷感の数値を重視するなら、ほかの選択肢も十分に魅力的です。
夏の終わりが見えてきた今夜、いま使っている敷きパッドのタグを見て、素材の表示を確かめてみてください。
自分に合う一枚を選ぶための、いちばん手軽な第一歩になります。

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