最大52dB。その数字があなたの通勤電車を静寂に変える。
はじめに
ワイヤレスイヤホンを選ぶとき、何を一番大切にしますか?。
音質、それともノイズキャンセリング。
あるいは、一日中使えるバッテリーの持ちでしょうか。
正直なところ、すべてを高いレベルで満たす一台を、しかも手の届く価格で見つけるのは簡単ではありません。
満員電車のアナウンス、カフェの話し声、在宅ワーク中の生活音。
私たちの毎日は、思っている以上に雑音に囲まれています。
そんな環境のなかで、ふと音楽に没頭できる瞬間があれば、それだけで気持ちが少し軽くなるものです。
今回ご紹介するのは、そんな日常に静けさと豊かな音を届けてくれる一台、TOZOのbluetooth ワイヤレスイヤホン NC20 Proです。
最大52dBという強力なノイズキャンセリングは、まるで騒がしい部屋のドアをそっと閉めるように、周囲の音を遠ざけてくれます。
さらにLDAC対応のハイレゾ級サウンドや、最大約60時間という長時間再生など、見どころは数多くあります。
そもそもTOZOとは、どのようなブランドなのか。
聞いたことはあっても、その実態まで知っている方は少ないかもしれません。
この記事では、まずTOZOというブランドの背景をじっくり掘り下げたうえで、NC20 Proの実力を細部までお伝えしていきます。
冒頭の『最大52dB』という数字が、なぜあなたの通勤時間を変えるのか。
その答えを、これから一緒に確かめていきましょう。


TOZOとは
企業詳細
TOZO(トーゾー、またはトゾ)は、ワイヤレスイヤホンを中心にスマートアクセサリーを展開する消費者向け電子機器ブランドです。公式情報によれば、TOZOはシアトルに拠点を置くTOZO INCが所有するインテリジェント電子ブランドで、ブランドは2015年に登録・設立されました。掲げているブランドコンセプトは「Tech Around You(あなたのまわりにテクノロジーを)」というものです。
ブランドの規模感も見逃せないポイントです。TOZOは3,000万人以上のユーザーに支持され、150万人以上の顧客からコメントが寄せられているとされています。また、200以上の製品特許を保有しているとも公表されています。これは、単に安価な製品を量産しているのではなく、技術開発に継続的な投資を行ってきたブランドであることを示す一つの目安になります。
事業領域も幅広く展開されています。TOZOはワイヤレスオーディオ、スマートIOT、バーチャルリアリティ、デジタルアクセサリなどのハイテクデジタル製品の研究・開発・製造に取り組んでいます。研究開発チームと世界トップクラスの工場によって支えられ、品質の高い環境保護材料の選択や中間リンクの短縮、効率の向上によって、高品質な製品の生産を目指しているとしています。中間コストを削減することで、品質を保ちながら価格を抑える。この姿勢が、いわゆるコストパフォーマンスの高さにつながっていると考えられます。
製品の歴史をたどると、その進化のスピードがよくわかります。2021年9月にはENC環境ノイズキャンセリング機能を搭載しクリアな通話を実現するTOZO T9 TWSが、2022年9月には軽量設計のセミインイヤー型TWSイヤホンTOZO A3が登場しました。さらに2022年10月には、67mmの大型ダイナミックドライバーを搭載し20Wの出力を持つ初のBluetoothスピーカーTOZO PA1を発売しています。イヤホンからスピーカーへと製品ラインを広げ、オーディオ全般を手がけるブランドへと成長してきた流れが見て取れます。
グローバル市場での存在感も着実に高まっています。TOZOはCESなどの国際的な展示会にも積極的に参加し、グローバルブランドとしての認知度向上に力を入れています。2023年のCESでは最新のハイレゾTWS製品ライン「Xシリーズ」を発表して注目を集め、2025年のCESではTOZO Golden X2 ProでCESイノベーションアワードを受賞しています。CESは世界最大級の家電見本市であり、そこでのアワード受賞は、第三者からの技術評価という意味で説得力を持ちます。
競合環境についても触れておきます。TOZOはイヤホン市場でSoundcoreやSoundpeatsといったブランドと競合しており、AnkerやAVIOTといった日本ブランドも台頭し、競争は激しさを増しています。そうしたなかでTOZOは、高解像度オーディオやAI機能などの技術開発、オフライン販売による市場拡大を計画しているとされています。
なお、ブランドの拠点や運営企業については、情報源によって記載が異なります。公式サイトはシアトルを拠点としていますが、別の調査記事では運営企業の所在地について異なる見解も示されています。この点は確定的なことを申し上げられないため、断定は避けます。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
【ブランドの歴史・実績】★★★★☆(4.0)
2015年のブランド設立以来、イヤホンからスピーカーまで着実に製品を展開してきた実績があります。 3,000万人以上のユーザー支持という規模は、信頼の一つの裏付けになります。
【技術力・開発姿勢】★★★★★(5.0)
200以上の特許保有、そしてCESイノベーションアワード受賞という客観的な評価は高く評価できます。 LDAC対応や最大52dBのANCなど、製品にも技術が反映されています。
【グローバル展開・認知度】★★★★☆(4.0)
CESへの継続的な参加や複数地域での販売実績から、世界的な認知度の高さがうかがえます。
【サポート体制】★★★★☆(3.8)
1年間の製品保証や専用アプリによる管理機能など、購入後のフォロー体制が整っています。
【情報の透明性】★★★☆☆(3.2)
運営拠点や企業の詳細については情報源ごとに記載が分かれており、この点はやや確認しづらさが残ります。
【総合評価】★★★★☆(4.0)
技術力と実績を軸に、全体としてバランスの取れた信頼度を持つブランドだと評価できます。
商品紹介「TOZO bluetooth ワイヤレスイヤホン NC20 Pro」



商品詳細
・ヘッドホン型式:完全ワイヤレス
・インピーダンス:32 ohm
・パッケージ内容:イヤホン本体、イヤーチップ(6サイズ)、ワイヤレス充電ケース、USB-C充電ケーブル、日本語説明書
・専用アプリ「TOZO」対応:EQ調整、タッチ操作、バッテリー残量確認まで一括管理が可能。左右それぞれの電池残量を%単位で確認でき、操作設定も自分好みにカスタマイズできる
・本格的なEQ機能:単なる微調整ではなく音場の変化を体感できる仕様。低音強化や高音のクリア化など、楽曲や好みに合わせた音作りが可能
・EQプリセット共有:アプリ内で世界中のユーザーが作成した数万種類のEQプリセットを利用可能。ワンタップでジャンル別の音響に切り替えられ、自作EQの共有もできる
・LDAC対応:ワイヤレスでも従来のCD音質を超える高解像度サウンドを実現。細かな音のニュアンスや空気感まで再現
・最大52dB低減ANC:アダプティブ式ハイブリッドANCにより周囲の騒音を最大約52dB低減
・6マイク+AIノイズリダクション:通話時の周囲音を効果的にカットし、クリアで聞き取りやすい音声を実現
・最大約60時間再生:イヤホン単体で最大約12時間、充電ケース併用で最大約60時間の長時間再生が可能
・高い防水性能:イヤホン本体は汗や雨によるダメージを軽減(※充電ケースは防水非対応)
・超軽量設計:イヤホン片耳わずか約5.3g、ケース込みでも約53.7gの軽量設計
良い口コミ
「電車のなかでも周囲の音がすっと遠のいて、音楽だけに集中できました。ANCの効果は想像以上です。」
「専用アプリのEQ調整が本当に楽しくて、低音を少し足すだけで曲の印象がガラッと変わりました。」
「ケース込みでも軽くて、ポケットに入れても全然気になりません。持ち運びがとても楽です。」
「オンライン会議で相手から声がクリアだと言われました。6マイクの効果なのか、通話品質に満足しています。」
「充電の頻度がぐっと減りました。週末の外出でもバッテリー切れを心配せずに済むのが助かります。」
気になる口コミ
「音質には満足していますが、LDACの恩恵を最大限に受けるには対応端末が必要なので、その点は確認が必要でした。」
「充電ケースが防水非対応なので、雨の日はケースの扱いに少し気を使います。」
「EQプリセットが多すぎて、最初はどれを選べばいいのか少し迷いました。」
「イヤーチップが6サイズもあるのはありがたい反面、自分に合うサイズを見つけるまで少し試行錯誤しました。」
「機能が豊富な分、すべてを使いこなすにはアプリの設定をじっくり触る時間が必要だと感じました。」
「TOZO bluetooth ワイヤレスイヤホン NC20 Pro」のポジティブな特色
最大の魅力は、最大約52dBという強力なノイズキャンセリングです。 アダプティブ式ハイブリッドANCを採用しているため、電車内やカフェ、オフィスといった環境に合わせて雑音を抑え、音楽や作業への集中を後押ししてくれます。 騒がしい場所でこそ、その価値を実感できる機能です。
音質面ではLDAC対応が光ります。 ワイヤレスでありながらCD音質を超える高解像度サウンドを実現し、細かな音のニュアンスや空気感まで届けてくれます。 ライブ映像や映画でも臨場感が増し、自宅でのリラックスタイムが一段と豊かになります。
カスタマイズ性の高さも見逃せません。 専用アプリ「TOZO」では、世界中のユーザーが作った数万種類のEQプリセットをワンタップで試せます。 自分だけの音を作り込み、それを仲間と共有する楽しさは、ほかにはない体験です。
そして実用性を支えるのが、最大約60時間という長時間再生と、片耳約5.3gの超軽量設計です。 充電の手間を気にせず、長時間つけていても耳が疲れにくい。 通勤から運動まで、生活のあらゆる場面に寄り添ってくれる一台に仕上がっています。
「TOZO bluetooth ワイヤレスイヤホン NC20 Pro」のネガティブな特色
注意したい点もいくつかあります。 まず、LDACの高音質を最大限に活かすには、LDACに対応した再生端末が必要になります。 非対応の端末では、その恩恵を十分に受けられない可能性があります。
防水性能についても確認が必要です。 イヤホン本体は高い防水性能を備えていますが、充電ケースは防水非対応です。 雨の日や水気の多い場所では、ケースの取り扱いに気を配る必要があります。
また、サウナや浴室など高温多湿の環境での使用は避けるよう案内されています。 長時間そうした環境で使うと劣化を招く恐れがあるため、使用後は乾燥した場所での保管が推奨されています。
機能が豊富であるがゆえに、初めて使う方はアプリの設定に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。 多機能さは魅力である一方、すべてを使いこなすには多少の手間が伴う点は理解しておくとよいでしょう。


他メーカーの商品との比較
競合ブランドとの位置づけ
ワイヤレスイヤホン市場は、いまや非常に激戦区です。 TOZO bluetooth ワイヤレスイヤホン NC20 Proが戦う相手として、まず挙げられるのがSoundcoreやSoundpeatsといった同価格帯のブランドです。 さらに、AnkerやAVIOTといった日本でも知名度の高いブランドも、有力な選択肢として台頭しています。
ノイズキャンセリング性能での比較
NC20 Proの強みは、最大約52dBという数値で示されるANC性能です。 同価格帯の競合製品では、ANCの低減幅が公表されていなかったり、数値がより控えめだったりするケースも見られます。 具体的な数値を明示している点は、購入者が性能を判断するうえで分かりやすい材料になります。 ただし、ノイズキャンセリングの体感は装着感や耳の形にも左右されるため、数値だけがすべてではない点は押さえておきたいところです。
音質・コーデックでの比較
LDAC対応は、NC20 Proの大きな差別化ポイントです。 ハイレゾ級の高音質を求めるユーザーにとって、LDAC対応は重要な判断基準になります。 一方で、AnkerのSoundcoreシリーズなどでもLDAC対応モデルは存在するため、この点だけで優劣をつけるのは難しいのが実情です。 NC20 Proは、数万種類のEQプリセットを共有できるアプリ機能と組み合わせることで、音作りの自由度という独自の価値を打ち出しています。
バッテリー・装着感での比較
最大約60時間という再生時間は、この価格帯では十分に競争力のある数値です。 多くの競合製品が単体で6〜8時間程度のなか、NC20 Proは単体で最大約12時間という持ちの良さを備えています。 また片耳約5.3gという軽さも、長時間の装着を快適にする要素です。 このあたりは、日常使いを重視するユーザーにとって、地味ながら効いてくる差になります。
価格と総合的な選び方
総じて、NC20 Proは「強力なANC」「LDAC対応」「長時間再生」「軽量設計」を一台にまとめた、バランス型のモデルだといえます。 ブランドの安心感や店頭でのサポートを重視するならAnkerやAVIOT、コストを抑えつつ多機能を求めるならTOZOという選び方が、一つの目安になります。 最終的には、自分が何を最も重視するのかを軸に選ぶのが賢明です。
まとめ
ワイヤレスイヤホン選びは、料理に例えるなら『どの素材を一番大切にするか』を決める作業に似ています。
音質を最優先する人もいれば、静けさを求める人、一日中使える安心感を重視する人もいます。
TOZO bluetooth ワイヤレスイヤホン NC20 Proは、そのどれもを高いレベルで盛り込んだ、いわば全部のせのような一台です。
最大52dBのノイズキャンセリングは、満員電車の喧騒をふっと和らげてくれます。
LDAC対応の繊細な音は、聴き慣れた曲のなかに新しい発見を運んでくれるはずです。
最大約60時間というバッテリーの持ちと、片耳約5.3gの軽さも、毎日の相棒として頼もしい存在になります。
TOZOというブランドは、CESでのアワード受賞に象徴されるように、価格の安さだけでなく技術への投資を続けてきました。
その積み重ねが、NC20 Proという一台に凝縮されています。
冒頭でお伝えした『最大52dB』という数字。
それは単なるスペック表の一行ではなく、あなたの通勤時間や在宅ワークの時間を、静かで心地よいものに変える力を持っています。
毎日使うものだからこそ、納得のいく一台を選んでいただけたら、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。




