ZENCampsの「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」を購入前に確認!ブランドの特徴・企業情報・選ばれる理由を総まとめ

紙のように見えるその一枚は紙ではありません。 110グラムの軽さは性能を諦めた結果ではないのです。

はじめに

真夏の駐車場に戻った瞬間の、あの絶望を知っているでしょうか。

朝はキンキンだった缶ビールが、ぬるい鉄の棒に変わっている。

コンビニで買ったアイスが、袋の底で正体不明の液体になっている。

保冷バッグは持っていた。

でも「持ち歩くのが面倒だから、今日はいいか」と置いてきてしまった。

結局のところ、保冷バッグ選びの本当の敵は保冷力ではなく、この「面倒くささ」だと思います。

重い。

かさばる。

畳んでもリュックに入らない。

だから使わない。

使わないから、また溶ける。

今回、紹介するZENCamps「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」が面白いのは、この悪循環の入口を、真正面から潰しにきている点です。

Sサイズの重量は約110グラム。

単三電池5本分にも届きません。

しかも外側の素材は、触ると上質な紙のような手触りがする不思議な生地です。

紙に見えるのに、水を弾き、簡単には破れない。

猛暑日が当たり前になり、「熱中症警戒アラート」という言葉を天気予報で聞かない夏がなくなった今、飲み物や食べ物を冷たいまま運ぶ道具は、レジャー用品というより生活必需品に近づいています。

キャンプ場だけの話ではありません。

子どもの部活の送迎、休日の買い出し、職場に持っていくお弁当。

その全部に、鞄の底に忍ばせておける保冷バッグは効いてきます。

この記事では、ZENCampsというブランドがどこの誰によって運営されているのかを可能な限り深く掘り下げたうえで、「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」の実力と弱点を、忖度なしで整理します。

冒頭の「紙のように見えて紙ではない」という話の答えも、本文でしっかり回収します。

ZENCampsとは

企業詳細

まず表記について整理します。

商品ページ上では「ZENCamps」と続けて書かれることがありますが、公式サイトやSNSでの正式表記は「ZEN Camps(ゼンキャンプス)」です。

以下、記事内ではZENCampsで統一しますが、検索の際は「ZEN Camps」でも同じブランドにたどり着きます。

運営会社は沖縄の株式会社YOLO

ZENCampsを運営しているのは、株式会社YOLOという企業です。

特定商取引法に基づく表記によれば、運営統括責任者は足立修治氏、所在地は沖縄県沖縄市登川2268、連絡先電話番号は050-3503-4633、問い合わせ用メールアドレスはsupport@zen-camps.comと明記されています。

PR TIMESの企業ページでは本社所在地が沖縄県沖縄市美里2-1-12と記載されており、通販ページの表記とは番地が異なります。

移転や事業所の使い分けの可能性がありますが、公開情報だけでは断定できないため、ここでは「沖縄市に拠点を置く企業である」という点までを事実として扱います。

同社は未上場で、資本金は公開情報として確認できませんでした。

「まだ見ぬ、ジブン探し」というコンセプト

ZENCampsの世界観は、ブランドサイトの言葉に端的に表れています。

公式サイトのコンセプト欄では、キャンプを通じて本来自分たちが持っている感覚や感情を、より解像度を高く感じてもらいたいという思いから生まれたブランドだと説明されています。

副業人材募集の企業紹介ページでは、コンセプトとして「まだ見ぬ、ジブン探し」を掲げ、モノを売るのではなくキャンプを通じて人生の美しさと豊かさの体験を提供するブランドだと説明されています。

抽象的に聞こえるかもしれません。

ただ、この「体験を売る」という発想は、後述する商品設計にきちんと反映されています。

缶ビール6本パックをバラさずそのまま放り込める、という一見地味な仕様も、「現地で気持ちよく飲む」という体験から逆算した結果と読むことができます。

創業は2020年、広島から沖縄へ移住した代表

PR TIMESに掲載された同社のプレスリリース情報によれば、ZEN Campsは2020年7月に沖縄で誕生したキャンプギアブランドで、無骨感のあるデザインと機能性を両立した商品を開発し、自然を傷つけないためのアイデアを模索しながら焚き火まわりのギアを中心に展開してきたブランドです。

代表の足立氏は広島県広島市の出身で、2020年より沖縄に移住し、キャンプギアの設計・開発に携わっていると紹介されています。

副業人材の募集ページには、より踏み込んだ経歴が書かれています。

代表はメーカーや商社でOEMメーカーのマネジメント、ブランディング、営業組織の立ち上げなど幅広い経験を積んだうえで、かねてからの夢だった「こだわりの詰まったキャンプギアを自分の手で作りたい」という思いを叶えるために一念発起し、ブランド立ち上げ初期から沖縄へ移住してブランドを育ててきた、という流れです。

ここは購入判断において地味に重要なポイントです。

OEM(相手先ブランド製造)の現場を知っている人間が立ち上げたブランドは、工場との仕様交渉や品質基準の設定に土地勘があります。

デザインだけを外注して中身は既製品、というタイプのブランドとは、設計思想の詰め方が変わってきます。

事業内容とラインナップの広がり

株式会社YOLOの採用情報サイトでは、キャンプ用品の開発・販売と民泊清掃という2つの事業を展開していると説明されています。

キャンプ用品事業のスタート地点は、火吹き棒・焚火台・焚き火シートといった焚き火グッズでした。

その後は寝具やテントも揃えるフルラインナップのキャンプ用品メーカーを目指す方針が示されており、現在の公式オンラインストアのカテゴリーは、焚き火、テーブル、ストレージ&コンテナ、チェア、バーナーアクセサリー、キッチン、テント、テント&タープアクセサリー、クーラー&ジャグ、寝具、サウナ、アパレルと、実際にかなり広がっています。

今回取り上げるロールトップクーラーは、この「クーラー&ジャグ」カテゴリーの製品にあたります。

焚き火という「熱」から始まったブランドが、「冷やす」領域まで手を広げてきた、という流れです。

Leave No Trace(自然に跡を残さない)という軸

同社の採用サイトには、ブランドの姿勢を示す記述があります。

ZENCampsはアウトドアの中で自然環境を破壊せず自然を守る精神であるLeave No Trace(自然に跡を残さない)を大切にしており、飛び火から地面を守る焚き火シートや、地面に熱を伝えない焚き火台「NT Fire Stand」など、自然への影響を減らすための商品開発に取り組んでいるとされています。

このNT Fire Standについては、PR TIMES STORYに1年以上をかけて開発した経緯が公開されています。

思いつきの商品を量産して回転させるスタイルではなく、時間をかけて一つの型を煮詰めるやり方をとっている、という証拠になります。

「捨てないプロジェクト」という取り組み

もう一つ、企業姿勢がよく出ているのが「捨てないプロジェクト」です。

厳しい検品体制を敷いた結果、使用には全く問題がなく本来の機能を果たせるのに、わずかな外観不良で検品落ちする商品が発生する。

それを廃棄せずに活かす、という趣旨の取り組みで、公式サイトにも専用カテゴリーが用意されています。

資源の無駄遣いをしないこともメーカーとしての義務の一つ、という考え方が採用サイトに明記されています。

環境配慮を掲げるブランドは山ほどありますが、自社の検品落ち品という「痛い部分」を公開して売り場をつくっているブランドは、そこまで多くありません。

兼業人材の活用と、地域メディアでの評価

株式会社YOLOは、リクルート系の「サンカク」を通じて、ふるさと副業という形で商品開発に関わる兼業人材を募集してきました。

沖縄という地理的条件のもとで、県外の専門人材の力を借りながら商品を磨くという発想です。

この取り組みは地元メディアにも取り上げられています。

琉球新報は、沖縄発のキャンプ用品製造・販売のZEN Camps(YOLO、沖縄市、足立修治社長)が国内外から注目を集めており、兼業を活用した人材活用を積極的に導入して売り上げを伸ばしていること、2020年の設立以来売上高が伸びていることを報じています。

第三者である新聞社に事業内容が取り上げられているという事実は、企業実体の確認という点で大きな材料になります。

販売チャネルとサポート体制

購入経路は複数あります。

公式オンラインストアに加え、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングに公式店舗が出ており、リアル店舗の取扱店(代理店)ページも用意されています。

Yahoo!ショッピングの「ZEN Camps ヤフー店」は、ストア評価4.86(413件)と表示されており、ストア情報欄には会社名として株式会社YOLO、代表者として足立修治氏が明記されています。

同ストアの備考欄には、適格請求書発行事業者である旨も記載されています。

サポート面では、公式サイトの商品ページに購入日から1年間の製品保証が明記されており、問い合わせ窓口としてLINEが案内されています。

営業時間は9時から17時、電話問い合わせは10時から17時、定休日は土日祝日で、注文自体は24時間365日受け付ける体制です。

返品条件も具体的で、商品到着日から30日以内であれば同封の返品用伝票で返品可能、返品にかかる送料は同社負担、製造上の欠陥による不良については購入日から90日以内であれば返品・交換に対応する、と特定商取引法に基づく表記に記載されています。

送料は全国一律無料です。

小規模ブランドでここまで返品条件を細かく開示している例は、それほど多くありません。

総括:企業としての「顔」がはっきりしている

まとめると、ZENCampsは正体不明のノーブランドではありません。

法人名、代表者名、所在地、電話番号、メールアドレスが揃って公開され、設立時期と創業の経緯が第三者メディアにも記録され、環境配慮の取り組みと保証・返品条件まで明文化されている。

購入前に確認したい要素は、ほぼ一通り揃っていると評価できます。

一方で、資本金や従業員数といった財務・組織規模の情報は公開されておらず、そこはブラックボックスのままです。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★☆(4.3)

法人名・代表者名・所在地・電話番号・メールアドレスが特定商取引法に基づく表記で明示され、営業時間や定休日、返品条件まで具体的に開示されています。

通販ページとPR TIMESで所在地の番地表記が異なる点だけが、わずかな引っかかりとして残ります。

市場での評価実績 ★★★★☆(4.2)

Yahoo!ショッピング公式店では413件のストア評価で4.86という高い数値がつき、リアル店舗の取扱先も公開されています。

地元紙である琉球新報に事業の伸びが報じられている点も、第三者評価として加点材料になります。

商品開発の専門性 ★★★★☆(4.5)

代表がOEMマネジメントやブランディングを経験したうえで立ち上げたブランドであり、焚き火台の開発に1年以上を費やした経緯まで公開されています。

焚き火グッズから寝具・テント・サウナ・クーラーへと展開しながら、素材選定の理由を説明できている点は専門性の裏づけになります。

社会的・文化的な取り組み ★★★★☆(4.4)

Leave No Trace(自然に跡を残さない)を軸に据え、地面を守る焚き火シートや熱を伝えない焚き火台といった形で理念を製品に落とし込んでいます。

検品落ち品を廃棄せずに活かす「捨てないプロジェクト」や、沖縄から兼業人材を活用する働き方の実験も、単なる宣伝文句にとどまらない実践として評価できます。

財務情報の開示度 ★★★(3.0)

未上場で資本金や従業員数、売上規模の具体的な数値は公開されていません。

ただし適格請求書発行事業者であることが明示され、複数の大手モールに公式出店している点は、実体を伴った取引が継続していることの傍証になります。

総合評価 ★★★★☆(4.1)

小規模メーカーでありながら、身元・理念・保証・販路のいずれもが検証可能な形で開示されている点は、率直に評価に値します。

財務面の不透明さは残るものの、2,000円台の日用品を買う判断材料としては、十分すぎるほど情報が揃っているブランドだと判断しました。

商品紹介「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」

商品詳細

・色:ホワイト

・材質:ポリエチレン (PE)

・パッケージ情報:バッグ

・容量:7 リットル

・商品の寸法:16奥行き x 22幅 x 32.8高さ cm

・特徴:軽量, 折り畳み

・付属コンポーネント:無し

・商品のお手入れ方法:洗濯不可

・本体サイズ(Sサイズ 約7L):(たて)33cm × (横)20.5cm × (マチ)14.5cm × (口の部分)28cm

・本体サイズ(Mサイズ 約10L):(たて)32.8cm × (横)22cm × (マチ)16cm × (口の部分)37cm

・重量(Sサイズ):約110g

・重量(Mサイズ):約128g

・カラー展開:ホワイト/ブラウン

・タイプ:保冷剤や氷と一緒に缶ビールやお弁当箱、おにぎり、サンドイッチ、アイスなどを入れて保冷できる軽量ソフトクーラー

・選べる容量:7Lと10Lの2種類

・本体構造:3層構造

・外側:Tyvec(タイベック/高密度ポリエチレン)

・断熱材:ポリウレタンフォーム

・インナー:PEVA

・素材の特徴:上質な紙のような触り心地、高い強度、防水性、軽量さ

・開口部の仕様:マジックテープで止められる

・密閉方法:口を折ってバックルで止めることで冷気を中に密閉

・収納の目安(7Lサイズ):350mlの6缶パックをそのまま投入可能

・収納の目安(10Lサイズ):500mlの6缶パックをそのまま投入可能

・ポケット:前方にポケット付き(おつまみなどの収納用)

良い口コミ

「バッグに入れっぱなしにできる軽さで、持って出るのが面倒にならないところが気に入っています」

「缶ビール6本パックを袋から出さずにそのまま入れられるので、買ってすぐ冷やせるのが助かります」

「見た目が保冷バッグっぽくないので、オフィスのランチバッグとして使っても浮きません」

「紙みたいな手触りなのに水を弾いて、しっかりした作りで驚きました」

「使わないときは小さく畳めるので、車に積みっぱなしにしても邪魔になりません」

気になる口コミ

「洗濯不可なので、汁物をこぼしたときの後始末に神経を使います」

「保冷剤が付属しないため、別に用意する必要がありました」

「白い色を選んだので、汚れが目立たないか少し心配です」

「大人数のバーベキューには容量が足りず、結局サブとして使っています」

「ロールトップの畳み方に慣れるまで、締め方が少し面倒に感じました」

「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」のポジティブな特色

最大の武器は、Sサイズ約110gという重量です。

これは「軽くて便利」という次元の話ではありません。

保冷バッグを持ち歩かなくなる最大の理由は「今日は荷物を減らしたい」という気持ちですが、110gという数値はその言い訳を成立させなくします。

折り畳めるので、使わない日はトートバッグの底に沈めておける。

つまり「持っていくかどうか」を毎回考えなくてよくなります。

道具として最強なのは、性能が高いものではなく、判断コストを消してくれるものです。

冒頭で触れた「紙のように見えて紙ではない」の正体も、ここで回収します。

外側に使われているTyvec(タイベック/高密度ポリエチレン)は、上質な紙のような気持ちの良い触り心地を持ちながら、高い強度と防水性、軽量さを併せ持つ素材です。

見た目の風合いは紙、中身は樹脂。

このギャップが、軽さと丈夫さという本来トレードオフになりがちな要素を同居させています。

保冷面を支えているのは3層構造です。

外側のTyvec、断熱材のポリウレタンフォーム、内側のPEVA。

断熱材を挟んで冷気を閉じ込める設計で、しっかりと冷気を閉じ込める仕様になっています。

そして構造面で効いてくるのが、開口部の二段構えです。

まずマジックテープで口を止め、さらに口を折ってバックルで固定する。

ファスナー式の保冷バッグは、開口部のわずかな隙間から冷気が逃げ続けます。

一方この方式は、折り返した部分そのものが冷気の壁になるため、中身の量が減っても口を短く畳み直せば密閉状態を保てます。

容量が減るほど冷気が逃げやすくなる、という保冷バッグの弱点に対する、シンプルで理にかなった答えです。

日常での使い勝手も、細かいところが詰められています。

7Lサイズは350mlの6缶パックをそのまま投入でき、10Lサイズは500mlの6缶パックをそのまま入れられます。

スーパーで買ったパックを、袋から出して並べ直す手間がありません。

炎天下の駐車場で缶をバラす作業がどれだけ憂鬱か、経験のある方なら分かると思います。

前方のポケットには、おつまみなどを入れておけます。

冷やす必要のない乾き物を本体に放り込むと、開け閉めのたびに冷気が逃げます。

外ポケットは、その回数そのものを減らす装備です。

保冷剤や氷と一緒に、缶ビール、お弁当箱、おにぎり、サンドイッチ、アイスなどを入れられる汎用性も、通勤から日帰りレジャーまで守備範囲を広げてくれます。

「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」のネガティブな特色

正直に書きます。

弱点は明確にあります。

第一に、お手入れ方法が「洗濯不可」である点です。

丸洗いできないということは、汁漏れやドレッシングのこぼれが致命傷になりやすいということです。

生鮮食品を裸で入れる使い方には向きません。

保冷剤や食材はジッパー袋に一段包んでから入れる、という運用が前提になります。

第二に、付属コンポーネントが「無し」である点です。

保冷剤は同梱されません。

購入したその日に冷たさを最大化したいなら、保冷剤を別途用意する必要があります。

商品代金だけで完結すると考えていると、あと一歩足りない状況になります。

第三に、容量7Lという設計上の限界です。

350mlの6缶パックがちょうど入るサイズなので、複数人での飲食や1泊以上のキャンプには容量が足りません。

メインのクーラーボックスを置き換えるものではなく、あくまで軽量なサブ、あるいは単独行動用と割り切るのが現実的です。

第四に、購入前に必ず販売ページで確認してほしい表記の差異があります。

提供されている商品情報では、色の欄が「ホワイト」となっている一方で、モデル名は「beercooler_brown_S」とブラウンを示す表記になっています。

さらに容量は7リットル(Sサイズ相当)と記載されているのに、商品の寸法欄は16奥行き×22幅×32.8高さcmと、本体サイズ欄のMサイズ(約10L)の数値に近い値が入っています。

どちらが正しいのかは公開情報からは判断できないため、断定は避けます。

ただ、カラーと容量は買い間違えると取り返しがつかない項目です。

注文画面で選択したバリエーションの色とサイズを、確定前に必ず目視で確認してください。

第五に、素材の性格上の注意点です。

タイベックは水に強い素材ですが、縫製品である以上、完全防水の容器ではありません。

氷を直接入れて溶かし切る、水を張って運ぶ、といった使い方は想定外と考えるべきです。

第六に、白系のカラーは汚れが目立ちやすいという単純な問題があります。

洗濯不可という条件と掛け合わせると、白は「拭き取りで対応する前提」の色になります。

汚れやすい使い方が想定されるなら、色の選択は慎重に考えたほうが後悔が少なくなります。

他メーカーの商品との比較

定番のサーモス ソフトクーラー5Lとの比較

まず比較対象になるのが、サーモスのソフトクーラー5Lです。

容量約5L、重量約0.3kg、本体寸法は幅24×高さ19×奥行15cm、5層断熱構造を採用したモデルで、実売価格は1,800円前後から確認できます。

保冷力そのものは、断熱層が5層のサーモスに分があると見るのが素直です。

内側のメッシュポケットに保冷剤を入れられる点も実用的です。

一方でZENCampsは、約110gという重量が圧倒的に軽く、容量も7Lと上回ります。

「性能で選ぶならサーモス、携帯性で選ぶならZENCamps」という住み分けになります。

ICEMULE クラシッククーラーとの比較

同じロールトップ構造で人気なのがICEMULEです。

クラシッククーラーのMINI(9L)は重量0.54kg、使用時サイズ19×19×36cmで、防水性が高く、空気を送り込んで断熱層をつくる独自構造を持ちます。

24時間以上の保冷をうたう設計で、保冷力は明確に上です。

ただし価格帯は一桁違うことも多く、重量もZENCampsの約5倍にあたります。

海や川で本気で使うならICEMULE、通勤や買い物まで含めて毎日持ち歩くならZENCamps、という選び分けが現実的です。

丸洗いしたい人には別の選択肢がある

見落としてはいけないのが、お手入れの差です。

ZENCampsは洗濯不可ですが、TPUライナーや熱溶着加工を採用した防水モデルは、内側を丸洗いして清潔を保てます。

釣った魚や生鮮食品を頻繁に運ぶなら、この差は保冷力以上に効いてきます。

結論:どこを削ったブランドなのかを見る

3製品を並べると、性格の違いがはっきりします。

サーモスは保冷力とコスパ、ICEMULEは絶対的な保冷性能と防水性、ZENCampsは軽さとデザイン性に振り切っています。

ZENCampsが削ったのは、丸洗いできる利便性と、大容量への対応力です。

その代わりに手に入るのが、鞄に常駐させられる軽さと、外に出しても様になる質感になります。

自分が削られても困らない要素はどれか。

その一点で選べば、判断を間違えません。

まとめ

保冷バッグは、性能表で選ぶと失敗します。

家の押し入れで眠っている高性能なクーラーボックスより、今日カバンに入っている110gのほうが、実際に飲み物を冷たく保ってくれるからです。

ZENCampsの「ロールトップクーラー beercooler_brown_S」は、まさにその「持ち出されること」を最優先に設計された一枚だと感じます。

紙のような手触りのタイベック、冷気を折り込んで閉じる口、缶パックをそのまま飲み込む容量。

どれも派手さはありませんが、真夏の午後に効いてくる工夫ばかりです。

運営元の株式会社YOLOも、沖縄から出発して一つの焚き火台に一年以上を注いできた作り手であり、素性のはっきりしたブランドでした。

洗濯できないこと、保冷剤が付かないこと、7Lという容量の壁。

弱点も正直にあります。

それを踏まえたうえで、今日できる小さな一歩を一つだけ。

冷凍庫の奥に眠っている保冷剤を、今夜のうちに一つ手前に出しておいてください。

道具が届いた翌日から、あなたのビールの温度が変わります。

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