はじめに
「湿度が高くて部屋がジメジメする」「冬場は乾燥して肌や喉が痛い」「空気の汚れも気になる」
季節の変わり目や梅雨時期、冬の乾燥シーズンには、こうした悩みを抱える方が少なくありません。除湿機や加湿器、空気清浄機を個別に揃えるとなると、置き場所も取りますし、費用もかさみます。
そこで注目されているのが、除湿・加湿・空気清浄の3つの機能を1台にまとめた多機能型の家電です。
その中でも、コンパクトで手頃な価格帯として人気を集めているのが「Redido」というブランドの除加湿空気清浄機です。しかし、「Redidoってどこの国のメーカー？」「本当に効果があるの？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Redidoの企業詳細を徹底的に深堀りし、人気モデル「Redido 除加湿空気清浄機 Red-D02」のスペックや口コミ、他の大手メーカーとの比較まで、詳しく解説していきます。購入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Redidoとは
企業詳細
Redidoは、中国を拠点とする家電ブランドです。
商標権は戴瑩（タイ・エイ）という中国の方が保有しており、日本国内では長野県で商標登録が行われています。
特許情報を調査したところ、この商標権者はRedido以外に多数のブランドを横展開しているわけではなく、Redidoブランドに特化した事業展開を行っていることが分かります。
Redidoのビジネスモデルは、中国国内の製造工場と提携し、主にEC（電子商取引）サイトを通じて製品を販売する形態です。在日中国人が日本でEC販売業務を展開している可能性も指摘されています。製品は中国の工場から直送される仕組みとなっており、これがコストを抑えた価格設定につながっています。
公式サイトも存在しますが、中国からの直送体制が整っている様子が伺えます。このような中国製ブランドは、近年Amazonや楽天などのプラットフォームで数多く流通しており、低価格帯の家電市場において一定の存在感を示しています。
なお、似た名称の「REDODO（レドド）」というブランドも存在しますが、これは中国・深圳を拠点とするバッテリーメーカーで、Redidoとは全く別の企業です。混同しないよう注意が必要です。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価（5つ星評価）
ブランド認知度：★★☆☆☆（2.0）
日本国内での認知度はまだ限定的です。大手家電メーカーと比較すると、知名度は低い段階にあります。しかし、AmazonやYahoo!ショッピングなどのECプラットフォームでは一定の販売実績があり、今後の展開次第で認知度が高まる可能性があります。
商品ラインナップの多様性：★★★☆☆（3.0）
除加湿空気清浄機のほか、折りたたみ傘、電気毛布など、複数のカテゴリーで製品を展開しています。ただし、専門性の高い大手メーカーと比べると、ラインナップの幅はまだ発展途上といえます。
品質管理体制：★★★☆☆（3.0）
中国工場からの直送モデルであるため、製品によって品質にばらつきが出る可能性があります。口コミでは「初期不良」や「早期故障」といった報告も見られますが、一方で問題なく使用できているユーザーも多数存在します。返品対応については、購入プラットフォームの保証制度に依存する形となります。
価格競争力：★★★★☆（4.0）
最大の強みは価格の安さです。大手メーカーの除加湿空気清浄機が数万円から10万円以上するのに対し、Redidoの製品は1万円前後で購入できます。コストパフォーマンスを重視する消費者にとって、魅力的な選択肢となっています。
アフターサービス体制：★★☆☆☆（2.0）
日本語のサポート窓口や保証体制については、情報が限定的です。Amazonなどのプラットフォーム経由での購入であれば、プラットフォームの返品・交換制度が利用できますが、メーカー独自の手厚いサポートは期待しにくい状況です。
総合評価：★★★☆☆（2.8）
Redidoは、中国製の低価格帯ブランドとして、コストパフォーマンスに優れた製品を提供しています。大手メーカーに比べると、ブランド認知度やアフターサービスの面で課題がありますが、価格の安さと基本性能を重視するユーザーにとっては、検討に値する選択肢です。購入時には、レビューを確認し、返品・交換制度が整ったプラットフォームを利用することをおすすめします。
商品紹介：Redido 除加湿空気清浄機 Red-D02
商品スペック
- 色： オフホワイト
- 特徴： タイマー、タンク取り外し可能、ポータブル、静かな動作
- 商品の寸法： 15cm（奥行）× 15.6cm（幅）× 25cm（高さ）
- 主な機能： 除湿・加湿・空気清浄の3役をこの1台で果たす除加湿空気清浄機
- 除湿能力： 580ml/日（高温多湿環境30℃/85%RH基準）
- タンク容量： 1L
- イオン機能： 内蔵されたイオン発生器により、マイナスイオンを放出
- 空気清浄効果： 臭いの元やカビなどを分解し、空気をリフレッシュ
- サイズ感： 小型・軽量タイプで、狭い部屋や一人暮らしにぴったり
- 持ち運び： 複数の部屋での使いまわしも簡単
- 加湿機能： タンクに水を入れて超音波加湿器としても利用可能
- 自動運転モード： お部屋の環境に合わせて湿度を細かく設定できる
- 湿度調整： 設定湿度を超えると除湿運転、設定湿度以下になると加湿運転、設定湿度に達すると空気清浄運転のみ
- タイマー機能： 24時間タイマーが設定可能
- パッケージ内容： 除加湿空気清浄機本体（集じんフィルター装着済み）、ホース、取扱説明書
良い口コミ
「コンパクトで置き場所に困らず、一人暮らしの部屋にぴったりのサイズでした。デザインもシンプルで部屋に馴染みます」
「除湿機能がしっかり働いてくれて、梅雨時期のジメジメした空気が快適になりました。タンクも1Lあるので頻繁に水を捨てる手間が少なくて助かります」
「静音設計で、夜間に寝室で使っても音が気にならず、ぐっすり眠れます。タイマー機能もあるので切り忘れの心配もありません」
「加湿機能も付いているので、冬場の乾燥対策にも使えて1年中活躍してくれます。1台で3役こなしてくれるのはとても便利です」
「価格が手頃で、初めて除湿機を購入する方にもおすすめです。コストパフォーマンスが高く、基本的な機能はしっかり備わっています」
気になる口コミ
「広い部屋での使用には向いていません。6畳程度の狭い空間でないと、除湿効果を実感しにくいです」
「冬場の低温時には除湿能力が落ちるように感じました。ペルチェ式の特性上、気温の影響を受けやすいようです」
「タンクが満水になるまでの時間が思ったより早く、こまめに水を捨てる必要があります。特に湿度が高い日は注意が必要です」
「フィルターのお手入れ方法がもう少し詳しく説明されていると助かります。長期間使用する場合のメンテナンス情報が不足しています」
「初期不良に当たってしまったという報告もあるので、購入時には返品・交換制度が整った販売店を選ぶことをおすすめします」
「Redido 除加湿空気清浄機 Red-D02」のポジティブな特色
Red-D02の最大の魅力は、除湿・加湿・空気清浄の3つの機能を1台にまとめたオールシーズン対応の多機能性です。梅雨時期のジメジメした空気には除湿機能で湿気を取り除き、冬場の乾燥した季節には加湿機能で快適な湿度を保つことができます。さらに、内蔵されたイオン発生器がマイナスイオンを放出し、臭いの元やカビを分解して空気をリフレッシュしてくれます。
本体サイズは15cm × 15.6cm × 25cmと非常にコンパクトで、重量も軽量なため、ワンルームや一人暮らしの部屋、寝室、クローゼット、玄関など、狭い空間にも気軽に設置できます。持ち運びも簡単なので、必要に応じて複数の部屋で使い回すことも可能です。
580ml/日というペルチェ式としては比較的高い除湿能力を持ち、1Lの大容量タンクにより、頻繁に水を捨てる手間を軽減できます。また、お部屋の湿度に合わせて自動で運転モードを切り替える自動運転機能も搭載されており、設定湿度を超えると除湿運転、設定湿度以下になると加湿運転、設定湿度に達すると空気清浄運転のみ、という具合に賢く動作してくれます。
静音設計も見逃せないポイントです。ペルチェ式除湿機は一般的に運転音が静かで、約35〜40dB程度と図書館レベルの静けさです。そのため、寝室で夜間に使用しても音が気にならず、快適に眠ることができます。24時間タイマー機能も搭載されているため、就寝前にセットしておけば、自動的に運転を停止してくれるので、消し忘れの心配もありません。
さらに、消費電力が約23W程度と非常に低く、電気代も1時間あたり約0.7〜0.8円、1日8時間の使用で約6円程度と、家計に優しい省エネ設計です。コンプレッサー式の大型除湿機と比べると、電気代は約1/10に抑えられるため、長期間使用してもランニングコストが気になりません。
価格も1万円前後と非常に手頃で、大手メーカーの除加湿空気清浄機が数万円から10万円以上するのに対し、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。初めて除湿機や空気清浄機を購入する方や、とりあえず試してみたいという方にとって、手を出しやすい価格帯といえます。
「Redido 除加湿空気清浄機 Red-D02」のネガティブな特色
一方で、Red-D02にはいくつかの注意点も存在します。
まず、ペルチェ式除湿機の特性上、除湿能力が比較的低いという点が挙げられます。580ml/日という除湿量は、高温多湿環境（30℃/85%RH）を基準としたもので、実際の使用環境ではこれよりも低くなることが多いです。特に広い部屋（10畳以上）での使用には不向きで、3〜6畳程度の狭い空間でないと十分な効果を実感しにくいという声が多く見られます。
また、冬場など気温が低い環境では、除湿能力がさらに低下する傾向があります。ペルチェ素子の仕組み上、空気を冷却して結露させることで除湿を行うため、低温時には冷却効果が十分に発揮されず、除湿力が落ちてしまいます。このため、冬場に結露対策として使用する場合には、暖房を併用することで効果を高める工夫が必要です。
さらに、中国製の海外ブランドであるため、品質にばらつきが出る可能性があります。口コミでは、初期不良や早期故障といった報告も一部見られるため、購入時には返品・交換制度が整ったAmazonや楽天などのプラットフォームを利用することをおすすめします。
アフターサービスやサポート体制についても、大手メーカーに比べると不安が残ります。日本語のサポート窓口や詳細な保証内容についての情報が限定的なため、故障時の対応に不安を感じるユーザーもいるかもしれません。
フィルターのお手入れやメンテナンス情報も、取扱説明書に詳しく記載されていない場合があります。長期間使用する場合には、定期的にフィルターを清掃し、必要に応じて交換することで、性能を維持することが重要です。
他メーカー比較：Redido vs シャープ vs ダイキン vs アイリスオーヤマ
除加湿空気清浄機を選ぶ際、Redidoのような低価格帯ブランドだけでなく、シャープ、ダイキン、アイリスオーヤマといった大手メーカーの製品も候補に挙がります。ここでは、各メーカーの特徴と、Redido Red-D02との違いを詳しく比較していきます。
シャープ（SHARP）の除加湿空気清浄機
シャープは、独自の「プラズマクラスター」技術で知られる日本の大手家電メーカーです。除加湿空気清浄機のラインナップも充実しており、代表的なモデルに「KC-HD70-W」や「KI-SD50-W」があります。
シャープの最大の特徴は、高濃度プラズマクラスター7000や25000といったイオン技術により、カビ菌の増殖やウイルスの作用を抑え、ニオイ成分を分解する優れた空気清浄機能を持つ点です。除湿能力も、コンプレッサー式を採用しているため、1日あたり8〜9Lと非常に高く、適用畳数も32畳程度まで対応しています。
加湿量も最大630〜680ml/時とパワフルで、広いリビングや家族の居住空間でも十分に効果を発揮します。さらに、スイングルーバーを搭載し、衣類乾燥モードや衣類消臭モード、おまかせ運転など、多彩な運転モードが用意されています。
一方で、価格は中〜高価格帯に位置し、数万円から10万円近くする製品もあります。また、本体サイズも幅405mm × 奥行337mm × 高さ687mm程度と大型で、重量も約13〜17.6kgとかなり重いため、設置場所を選びます。
Redido Red-D02と比較すると、シャープの製品は除湿能力・加湿能力ともに圧倒的に高く、広い空間に対応できる点が大きな違いです。しかし、価格はRedidoの数倍以上となるため、予算と使用環境に応じて選ぶ必要があります。
ダイキン（DAIKIN）の除加湿空気清浄機
ダイキンは、空調機器の専門メーカーとして高い技術力を誇る日本企業です。除加湿空気清浄機では、「うるるとさらら空気清浄機 MCZ70X」や「MCZ706A」といったモデルが人気です。
ダイキンの特徴は、独自の「ツインストリーマ」技術により、標準の2倍のパワーで有害物質やニオイを除去できる点です。また、「TAFUフィルター」は撥水・撥油効果が高く、10年間交換不要で、0.3µmの微細な粒子を99.97%取り除く優れた集じん性能を持ちます。
除湿能力も1日あたり8〜9L（50Hz/60Hz）と高く、適用畳数は約32畳まで対応しています。加湿量も最大680ml/時とパワフルで、全自動しつどコントロール機能により、室温に適した湿度になるよう自動で除湿・加湿を切り替えてくれます。
スマートフォンアプリでの遠隔操作やダイキンルームエアコンとの連動機能など、先進的な機能も充実しています。ただし、価格は10万円を超える高価格帯に位置し、本体サイズも幅415mm × 奥行360mm × 高さ690mm、重量約23kgと非常に大型です。
Redido Red-D02と比較すると、ダイキンの製品は性能面で圧倒的に優れていますが、価格と設置スペースの面でハードルが高くなります。品質重視で予算に余裕がある方には、ダイキンが最適な選択肢となります。
アイリスオーヤマ（IRIS OHYAMA）の除湿空気清浄機
アイリスオーヤマは、リーズナブルな価格で高品質な家電を提供することで知られる日本のメーカーです。除湿空気清浄機では「IJCP-J160」などのモデルが人気です。
アイリスオーヤマの最大の魅力は、コストパフォーマンスの高さです。1万円台から購入できる製品も多く、初めて空気清浄機や除湿機を購入する方にとって手を出しやすい価格帯となっています。操作もシンプルで、ボタンが少なく直感的に使える点が評価されています。
除湿能力は約16L/日とパワフルで、タンク容量も大きく、たっぷり除湿できる点が特徴です。空気清浄機能もPM2.5対応で、花粉やハウスダストの除去にも効果的です。静音性も高く、弱モードでは図書館レベルの静けさで、寝室での使用にも適しています。
ただし、除湿単体での運転ができないモデルもあり、空気清浄機能とセットでの運転となるため、除湿力がコンプレッサー式としてはやや物足りないという声もあります。また、運転開始直後に一時的に室温が上昇するという特性もあります。
Redido Red-D02と比較すると、アイリスオーヤマの製品は除湿能力が高く、広い部屋にも対応できる点が優れています。価格帯もRedidoよりやや高めですが、それでも大手メーカーに比べると手頃で、コスパと性能のバランスが取れた選択肢といえます。
結論
Redido Red-D02は、1万円前後という低価格で、除湿・加湿・空気清浄の3機能を備えたコンパクトな製品です。3〜6畳程度の狭い空間での使用に適しており、一人暮らしや寝室、クローゼットなどでの湿気・ニオイ対策に向いています。静音性と省エネ性能が高く、手軽に導入できる点が魅力です。
一方、シャープやダイキンの製品は、除湿能力が1日あたり8〜9Lと圧倒的に高く、32畳程度の広い空間にも対応できます。プラズマクラスターやストリーマといった独自技術により、空気清浄性能も非常に高いですが、価格は数万円から10万円以上となり、本体サイズも大型です。
アイリスオーヤマは、その中間に位置し、除湿能力は約16L/日とパワフルでありながら、価格は1万円台からとコストパフォーマンスに優れています。シンプルな操作性と静音性も魅力で、初めて除湿機を購入する方におすすめです。
選び方のポイントとしては、使用する部屋の広さと予算、そして求める性能に応じて判断することが重要です。狭い空間で手軽に使いたい方にはRedido、広いリビングで高性能を求める方にはシャープやダイキン、コスパと性能のバランスを重視する方にはアイリスオーヤマがそれぞれ適しています。
まとめ
湿気や乾燥、空気の汚れといった季節ごとの悩みに、1台で対応できる除加湿空気清浄機は、現代の生活において非常に便利な存在です。
Redido 除加湿空気清浄機 Red-D02は、中国製の低価格帯ブランドでありながら、除湿・加湿・空気清浄の3つの機能をコンパクトな本体に詰め込み、1万円前後という手頃な価格で提供しています。一人暮らしの方や、狭い部屋での使用を考えている方にとって、導入しやすい選択肢といえます。静音設計と省エネ性能も魅力で、寝室での夜間使用にも向いています。
ただし、広い部屋での使用には不向きで、冬場の低温時には除湿能力が低下する点や、品質のばらつきが出る可能性がある点には注意が必要です。購入時には、口コミをよく確認し、返品・交換制度が整ったプラットフォームを選ぶことが大切です。
一方、シャープやダイキンといった大手メーカーの製品は、高性能で広い空間に対応できるものの、価格や設置スペースの面でハードルが高くなります。アイリスオーヤマは、その中間に位置し、コスパと性能のバランスが取れた選択肢となります。
あなたの生活環境や予算、求める性能に合わせて、最適な除加湿空気清浄機を選び、快適な室内空間を手に入れてください。
