自宅が極上のくつろぎ空間に変わる!FLEXISPOTはどんなブランド?「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」の特徴と選び方を紹介

ボタンはたった一つ。その一つが夜のくつろぎ方を決めます。

はじめに

11月に入り、日が落ちるのがすっかり早くなりました。
夕方5時にはもう窓の外が暗く、家で過ごす時間が自然と長くなる季節です。
そんな夜、ソファでうたた寝をして、首を寝違えたように痛めた経験はないでしょうか。
私は何度もあります。
目が覚めた瞬間の「またやってしまった」という気持ちは、なかなか忘れられません。
日本の住まいでは、畳に座布団や座椅子で体を休める文化が長く続いてきました。
ところがフローリングとテレビ中心の暮らしに変わった今でも、「きちんと寝転べる椅子」を持っている家は多くありません。
そこで今回取り上げるのが、電動昇降デスクで知られるFLEXISPOTの「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」です。
リモコンを押すだけで、背もたれを起こした姿勢から、脚を伸ばしてほぼ寝転ぶ姿勢まで、好きな位置で止められます。
エレベーターのボタンを押す感覚で、体の置き場所が変わるイメージです。
ただし、この椅子には買う前に必ず知っておきたい「一つの仕組み」があります。
冒頭の言葉の意味は、記事の後半で明らかにします。
まずはFLEXISPOTがどんな会社なのか、運営元までさかのぼって確かめていきます。

FLEXISPOTとは

企業詳細

運営元は電動家具を手がける上場メーカー

FLEXISPOTは、LoctekErgonomicTechnologyCorp.(ロックテック・エルゴノミック・テクノロジー、意味は「人間工学技術の会社」)が展開する一般消費者向けブランドです。
Loctekは2002年に寧波で設立され、深圳の取引所に上場している企業で、FlexiSpotはその直販向けの自社ブランドとして2015年ごろに登場しました。
設立日は2002年3月26日で、2017年12月1日に深圳証券取引所の新興企業向け市場に上場しています。
この市場は「ChiNext(チャイネクスト、成長企業向け市場)」と呼ばれ、証券コードは300729です。
展示会の出展者紹介では、健康人間工学の分野で初めて株式上場した企業であり、越境ECの企業としてもIPOで上場した最初の例だと説明されています。
仕入れた既製品にロゴを付けて売るだけの販売ブランドとは、成り立ちがまったく異なります。

強みは「モーターで家具を動かす」技術

Loctekの事業の土台は、機械的な調整機構と電動のリニア駆動技術にあり、これを特定の商品に限らずさまざまな家具に組み込んでいます。
リニア駆動とは、モーターの力でまっすぐ押したり引いたりする仕組みのことです。
電動昇降デスクの脚が上下するのも、この技術によるものです。
主な製品はスタンディングデスク、デスクの上に置く昇降台、モニターアーム、テレビ用の取付金具、電動ベッドなどです。
海外のスタンディングデスク専門のレビューサイトでは、自社で設計から製造まで手がけ、デザインと品質の両方を管理している点が競合との違いとして挙げられています。
第三者の特許データベースでは、同社の特許は合計1,882件と集計されています。
電動リクライニングチェアは、まさにこの「モーターで家具を動かす」技術の延長線上にある商品です。

会社の規模と経営状況

従業員数は3,974人と集計されています。
事業の柱は、スマートホーム製品と、海外の公共倉庫(ほかの企業も利用できる物流拠点)の二つです。
直近12か月の売上高は約66.7億人民元で前年比9.4%増、一方で純利益は約2億851万人民元で前年比32.3%減と集計されています。
売上は伸びているのに、利益は大きく落ちている。
この点は、ブランドを評価するうえで目をそらさずに押さえておきたい事実です。
生産拠点については、本拠地周辺の2か所とベトナムの1か所に工場があると取引先向けページで紹介されています。

世界での展開

FlexiSpotはかつてLoctekUSAという名称で、2015年に設立された子会社です。
昇降デスク、エルゴノミクスチェア、電動ベッドなどを扱い、北米・欧州・アジアを中心に75か国以上で事業を展開しているとされています。

日本での展開

日本の窓口は、埼玉県入間郡に本社を置くFlexispotJapan株式会社で、代表取締役は斉冰白氏です。
日本での発信は意外と古く、2018年にはLoctek名義で、体にフィットするFlexiSpotのカーブ型天板を発表しています。
クラウドファンディングのMakuakeでは、高さを調節できる机とフィットネスバイクを一体化した製品を紹介していました。
2026年6月2日から4日には、東京ビッグサイトで開かれたオフィス家具の国際展示会「オルガテック東京2026」に出展しています。
同じ6月の10日から12日には、インテリアの国際見本市「インテリアライフスタイル」にも出展し、リクライニングソファや木製ベッドなどを展示しました。

デスクのブランドから「くつろぎ」のブランドへ

FLEXISPOTは、ここ数年でリビング家具の比重を明らかに高めています。
リクライニングソファ「Lotus」シリーズは、国際的なデザイン賞「MUSEDesignAwards2025」で金賞を受けたモデルです。
Lotusは「蓮(はす)」、MUSEDesignAwardsは「ミューズ・デザイン・アワード」と読みます。
「LunePro」は2モーター構造を採用し、背もたれとフットレストをそれぞれ独立して動かせるモデルです。
本革(一部合皮)を使った「LuneFlex」も登場し、2人掛けと3人掛け、収納付きテーブルの有無を選べる4タイプがそろっています。
ソファを7日間無料で試せるトライアルサービスも始めています。
昇降デスク、オフィスチェア、リクライニングソファを主要製品に据えたブランドCMも公開しました。
ブランドコンセプトは「Newworking,newliving」で、リニア駆動技術を応用した健康的なオフィスとスマートホームの研究開発を掲げています。
日本語にすると「新しい働き方、新しい暮らし」という意味です。

分かったこと・分からなかったこと

親会社が上場企業であること、自社で設計と製造を行っていること、日本法人が継続的に情報発信していることは確認できました。
一方で、日本法人の設立年、資本金、売上規模は公開情報から確認できませんでした。
「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」がどの工場で作られているかも、確認できていません。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★(4.0)
親会社から日本法人まで、社名や代表者名、所在地が公開されています。
日本法人の設立年や資本金が見当たらない点で、満点には届きませんでした。

市場での評価実績 ★★★★(4.0)
75か国以上での展開と、海外の専門レビューサイトでの評価が確認できます。
ただしリクライニングチェアの分野では、デスクほどの実績はまだ積み上がっていません。

商品開発の専門性 ★★★★☆(4.5)
モーターで家具を動かす技術が事業の中心にあり、自社で設計と製造を行っています。
電動リクライニングチェアは、その技術がもっとも生きる商品の一つです。

社会的・文化的な取り組み ★★★(3.0)
国内の展示会への出展や、デザイン賞の受賞が確認できます。
一方で、日本国内での社会貢献活動などの情報は見つかりませんでした。

財務情報の開示度 ★★★★(4.0)
親会社は上場企業のため、売上や利益の数字を外部から確認できます。
ただし利益は大きく減っており、日本法人単体の数字も公開されていません。

総合評価 ★★★☆(3.9)
上場メーカーの直販ブランドとして、運営元の透明性と技術的な裏付けは十分です。
利益の落ち込みや日本法人の情報の少なさといった弱点はあるものの、安心して検討できるブランドだと判断しました。

商品紹介「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」

商品詳細

  • 仕様:一人掛けソファ仕様
  • サイズ:幅58cm×奥行81-160cm×高さ102cm
  • 商品の寸法:81奥行きx58幅x102高さcm
  • 色:ダークグレー
  • カラー展開:ダークグレー、ライトグレー、ブルー、ブラック
  • 材質:金属
  • 張地:ファブリック(ポリエステル100%)
  • 座面フィラー:高密度ウレタン
  • 背もたれフィラー:PPコットン
  • フレーム:スチール
  • 耐荷重:200KG
  • 重量:21kg
  • 操作方法:リモコン操作
  • 背もたれの角度:105度~155度
  • 脚部の角度:90度~180度
  • 調節方式:無段階調節
  • 調節の仕組み:背もたれと脚部の調節が連動
  • 座り心地:弾力のある高密度ウレタン座面、ボリュームたっぷりの柔らかい背もたれ
  • 収納:両側にポケット付き(リモコンや小物などを収納可能)

良い口コミ

「リモコンを押すだけで脚まで上がるので、仕事から帰ってそのまま倒れ込めるのがありがたいです。」

「横幅がコンパクトなので、ワンルームのテレビ前にも置けました。」

「両側のポケットにリモコンとスマホを入れておけるので、探し物をしなくなりました。」

「好きな位置で止められるので、映画を観るときと昼寝のときで角度を変えています。」

「スチールのフレームでぐらつきがなく、体の大きい家族が座っても安心感があります。」

気になる口コミ

「背もたれだけ倒したいのに、脚も一緒に上がってしまうのが少しもどかしいです。」

「一番倒すと奥行が160cmになるので、思ったより場所を取りました。」

「21kgあるので、掃除のたびに動かすのは一人だと大変です。」

「電動なので、コンセントの近くに置かないといけないのが地味に悩みどころです。」

「布張りなので、飲み物をこぼしたときのお手入れが心配です。」

「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」のポジティブな特色

最大の魅力は、リモコン一つで「座る」から「寝転ぶ」までを好きな位置で止められることです。
背もたれは105度から155度、脚部は90度から180度まで、段階を区切らずに調節できます。
105度は、背筋を少し預けてテレビを観るくらいの姿勢です。
155度まで倒すと、脚がほぼ水平になり、昼寝に近い姿勢になります。
レバーを引いて体重をかける手動式と違い、力を入れずにボタンを押すだけなので、疲れ切った夜ほどありがたみを感じます。

次に、幅58cmというスリムさです。
一般的な一人掛けの電動リクライニングチェアは、肘掛けを含めて幅70cmを超えるものが少なくありません。
その中で58cmに収まっているのは、ワンルームや寝室の隅に置きたい人にとって大きな利点です。

耐荷重200kgという数字も見逃せません。
フレームは頑丈なスチール製で、体格の大きい人が勢いよく座っても受け止められる設計です。
本体重量21kgに対して200kgまで支えられるため、軽さと丈夫さを両立しています。

座り心地の工夫も細やかです。
座面には弾力のある高密度ウレタンを使い、体重をしっかり押し返します。
背もたれにはふんわりしたPPコットンを詰め、背中を柔らかく包み込みます。
硬めの座面と柔らかい背もたれの組み合わせは、長時間座っても腰が沈みすぎず、背中は楽という状態を目指したものです。

両側のポケットも、使ってみると手放せなくなる部分です。
リクライニングを倒した状態から体を起こしてリモコンを探すのは、意外と面倒な作業です。
手を伸ばせば届く位置に定位置があるだけで、くつろぎの時間が途切れません。

カラーはダークグレー、ライトグレー、ブルー、ブラックの4色展開です。
フローリングの色が明るい部屋ならライトグレー、家具を暗めの色でそろえているならブラックやダークグレーが合わせやすい選択肢です。

「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」のネガティブな特色

もっとも注意したいのは、背もたれと脚部の調節が連動している点です。
冒頭で触れた「一つの仕組み」とは、このことです。
ボタンは一つで、背もたれを倒せば脚も上がり、脚を下ろせば背もたれも起きます。
「脚は床につけたまま、背もたれだけ少し倒して本を読みたい」という使い方はできません。
逆に「背筋は伸ばしたまま、脚だけ上げてむくみをとりたい」という使い方も難しい仕組みです。
操作が単純で迷わない反面、姿勢の細かな好みには応えにくい構造です。

設置スペースにも余裕が必要です。
奥行は起こした状態で81cm、最大まで倒すと160cmまで伸びます。
後ろの壁との距離が足りないと、背もたれが壁に当たる可能性があります。
壁ぎりぎりに置けるかどうかは提供情報からは分からないため、背面側にもゆとりを確保しておくのが安全です。

重量21kgは、一人で持ち上げて動かすには少し重い数字です。
床の掃除や模様替えのたびに動かす使い方には向きません。

電動のため、コンセントの位置に置き場所が左右されます。
電源コードの長さは提供情報に記載がないため、購入前に確認しておきたいポイントです。

張地はポリエステル100%のファブリックです。
レザーのようにさっと拭き取れる素材ではないため、食事をしながら使う人は、カバーやブランケットを併用するのが無難です。

他メーカーの商品との比較

比較の前提

価格や仕様は調査時点の公式通販サイトの掲載内容にもとづいています。
X1の価格は時期によって変わるため、ここでは機能と仕様を中心に比べます。

ニトリ「起立支援電動リクライニングパーソナルチェア布張りタイプ(LE01-3)」との比較

こちらは幅78.5×奥行87×高さ107cm、重量約50.1kg、保証年数5年の布張りチェアです。
ゆっくりとした動きで立ち上がりを補助する起立支援機能と、座面ロック機能を備えています。
調査時点の掲載価格は99,990円でした。
立ち上がりの補助と5年保証という安心感は、X1にはない強みです。
一方でX1は幅が約20cm細く、重さは半分以下です。
足腰の負担を減らしたい家族向けならニトリ、狭い部屋に置きたい一人暮らしならX1という住み分けになります。

ニトリ「1人掛け電動リクライニングチェア布張りタイプ(コンフェ)」との比較

調査時点の掲載価格は59,990円で、平均評価は4.0点(23件)でした。
実店舗で座り心地を試してから買える点は、ネット通販が中心のX1にはない魅力です。
ただし角度や耐荷重などの詳しい数値は今回確認できなかったため、比べる際は店頭や公式ページで必ず確かめてください。

サンワダイレクト「150-SNC133」(手動式リクライニングチェア)との比較

こちらは170度まで倒せる布張りのリクライニングチェアで、重量約23.25kg、耐荷重100kg、保証期間は購入日から6か月です。
倒せる角度だけを見れば、X1の背もたれ155度より深く倒れます。
しかし作業向けの椅子で電動ではなく、耐荷重はX1の半分です。
くつろぎ専用の椅子としての快適さと頑丈さでは、X1に分があります。

比較から見えるX1の立ち位置

X1の強みは、細さ、軽さ、耐荷重200kgの三つがそろっている点です。
弱みは、背もたれと脚を別々に動かせないことと、保証の手厚さで国内大手に見劣りする可能性があることです。
保証内容は提供情報に記載がないため、購入前に販売ページで確認しておくと安心です。

まとめ

ボタンはたった一つ。
冒頭のこの言葉は、背もたれと脚が一緒に動く「FLEXISPOT電動リクライニングチェアX1」の仕組みを指していました。
細かな姿勢の調整は苦手です。
それでも、疲れて帰った夜にボタンを押すだけで体を預けられる気楽さは、何にも代えがたいものがあります。
運営元のFLEXISPOTは、モーターで家具を動かす技術を磨いてきた上場メーカーの直販ブランドです。
日が短くなるこれからの季節、家で過ごす夜はますます長くなります。
今日できる小さな一歩として、置きたい場所の後ろの壁までの距離を、メジャーで一度測ってみてください。
160cmに少し余裕を足した数字が確保できれば、あなたの部屋にもこの椅子が収まります。

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