狭い洗面所に、ドラム式という選択肢はない。そう思い込んでいた人ほど、この一台に裏切られます。
はじめに
「うちの脱衣所じゃ、どうせドラム式なんて置けない」
そう諦めて、家電量販店の前を素通りした経験はないでしょうか。
防水パンの上に置けるのは縦型だけ。
ドラム式は広い一戸建てに住む人の特権…
多くの方が、長いあいだそう信じてきました。
実際、従来のドラム式といえば奥行きが大きく前に張り出し、賃貸マンションの狭い洗面所では扉が閉まらない、なんて笑えない話も珍しくありません。
しかも価格は15万円から、上位機種なら30万円超え。
「欲しいけれど、置けないし、買えない」という二重の壁が立ちはだかっていました。
ところが、その常識を静かに崩しにきたブランドの商品があります。
世界的なテレビメーカーとして知られるTCL(ティーシーエル)が手がける「超薄型ドラム式洗濯機 CWDV70AS」です。
奥行きはわずか51cm。
ペットボトルを横に2本ほど並べた程度の薄さで、これまで設置を諦めていた空間にもすんなり収まります。
物価高で家計の節約が話題にのぼる今、水道代を抑えながら衣類もしっかり洗える一台は、多くの家庭にとって現実的な選択肢になりつつあります。
この記事では、まずTCLという企業がどんな会社なのかを徹底的に掘り下げ、そのうえでCWDV70ASの実力を、良い口コミも気になる口コミも包み隠さずお伝えします。
読み終わる頃には、ご自宅の防水パンのサイズが気になって仕方なくなっているかもしれません。


TCLとは
企業詳細
TCLという名前を、テレビ売り場で目にしたことがある方は多いかもしれません。
しかし、その正体を正確に知っている方は意外と少ないものです。
ここでは、リサーチで確認できた情報をもとに、TCLという企業の全体像を可能な限り深く掘り下げていきます。
TCLは中国・広東省恵州市に本社を置く電気機器メーカーで、テレビ、ディスプレイパネル、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、家電機器、照明などの製造・販売を手がけ、深圳証券取引所に上場しています。
創業は1981年。
当初はTTK家庭電器(恵州)有限公司として設立され、中国初の合弁会社の一つで、オーディオテープの生産からスタートしました。
つまり、今でこそ世界的なハイテクブランドですが、その出発点はカセットテープなどを作る町工場規模の会社だったのです。
そこから半導体ディスプレイや光電池、半導体材料といった先端分野へと事業を広げ、ハイテク産業グループへと姿を変えていきました。
ちなみに、社名の「TCL」は「The Creative Life」の頭文字を組み合わせて作られたとされています。
TCLの実力を最もよく表すのが、テレビ事業での存在感です。
テレビの出荷台数では2024年通年で世界第2位、シェアは約13%を記録しました(Counterpoint Research調べ)。
さらに注目すべきは、その勢いが止まっていない点です。
2025年12月には月間ベースでテレビの世界出荷台数1位を達成し、長年首位だったSamsungを初めて上回りました。
世界のテレビ市場で、韓国勢と肩を並べ、ときに追い抜く位置にまで来ているわけです。
この強さの源泉は、単に安く作っているからではありません。
TCLの最大の武器は、ディスプレイパネルの自社開発・製造能力にあります。子会社のTCL CSOT(華星光電)が世界有数の最新世代TVパネル生産ラインを保有しており、テレビの心臓部であるパネルを部品レベルから最適化できます。これはSamsung、LGと並んで、世界でも限られたメーカーだけが持つ能力です。
部品からテレビ本体までを一貫して自社で生産する、いわゆる垂直統合型のビジネスモデルです。
かつて日本の家電メーカーが得意としていたこの戦略を、今ではTCLが担っている形だと評されることもあります。
事業の幅広さも見逃せません。
テレビのほか、携帯電話、冷蔵庫、洗濯機、空調設備、スマート健康家電、液晶パネルなど多岐にわたる事業を展開しており、世界の従業員数は7万5000人、工場は22ヵ所、研究開発センターは28ヵ所を擁します(2019年時点)。
今回ご紹介する洗濯機も、こうした総合家電メーカーとしての厚みの上に成り立っている製品です。
グローバルでの展開規模も相当なものです。
公式情報によれば、TCLは160以上の国と地域で事業を展開するグローバルテクノロジーブランドとして、テレビ、モニター、家電製品を中心に製品を提供しています。
ブランドとしての信頼性を裏付ける動きも続いています。
2025年には国際オリンピック委員会(IOC)と2032年までの長期グローバルパートナーシップを結びました。
加えて、日本の消費者にとって象徴的なニュースもあります。
2026年3月、TCLはソニーのホームエンタテインメント事業と統合した合弁会社「BRAVIA株式会社」の設立を発表しました。TCLが51%、ソニーが49%を出資し、2027年4月に事業開始予定で、テレビ「ブラビア」などはSONYブランドで展開される予定です。
あの「ブラビア」の事業にTCLが深く関わるという事実は、同社の技術力が国際的に評価されている一つの証といえます。
日本国内での体制も整いつつあります。
2015年には日本法人「株式会社TCL JAPAN ELECTRONICS」が東京都中央区に設立され、現在はAmazon.co.jp、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ケーズデンキなどの主要家電量販店でTCL製品が購入でき、日本語でのカスタマーサポートも提供されています。
「海外メーカーだとサポートが不安」という声に対しても、一定の安心材料が用意されているわけです。
総じてTCLは、テープメーカーから出発し、世界トップクラスのディスプレイ技術を持つグローバル企業へと成長した、確かな実績を持つブランドだといえます。
★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)
リサーチで確認できた企業情報をもとに、当ブログ独自の視点で信頼度を多角的に採点します。
運営体制の明確さ ★★★★(4.3)
1981年設立という40年以上の歴史を持ち、深圳証券取引所に上場している点は透明性の面で安心できます。日本法人も2015年に設立済みで、国内サポート体制が整っていることも評価できます。
市場での評価実績 ★★★★★(4.8)
テレビ出荷台数で世界第2位、2025年12月には月間で世界1位を記録するなど、グローバル市場での実績は文句のつけようがありません。世界160以上の国と地域で事業を展開している点も、ブランドとしての信頼を裏付けています。
商品開発の専門性 ★★★★★(4.7)
ディスプレイパネルを自社で開発・製造できる垂直統合型のメーカーであり、これはSamsungやLGと並ぶ限られた企業だけが持つ強みです。テレビで培った技術基盤が、家電全体の品質を支えていると考えられます。
社会的・文化的な取り組み ★★★★(4.2)
国際オリンピック委員会との長期パートナーシップを結ぶなど、国際的なスポーツ・文化活動への関与が見られます。カーボンニュートラルに向けた目標も公式に宣言しており、環境面への意識もうかがえます。
財務情報の開示度 ★★★★(4.0)
上場企業として決算情報が公開されており、売上高や純利益などの数値を確認できます。グローバル規模での財務実態が見える点は、消費者にとって判断材料になります。
総合評価 ★★★★(4.4)
TCLは、世界的な実績と自社技術を兼ね備えた、信頼度の高いグローバルブランドだと評価できます。
ソニーとの合弁事業の発表など、今後の動向にも注目したい企業です。
商品紹介「超薄型ドラム式洗濯機 CWDV70AS」



商品詳細
・標準洗濯容量:7kg
・外形寸法:幅601mm×奥行510mm×高さ865mm(奥行約51cmの超薄スリム設計)
・定格消費電力(洗濯時):110W
・標準使用水量:53L
・製品質量:58kg
・運転音:洗い時36dB/脱水時46dB
・主な特徴:残り時間表示、温度調節、除菌スチーム、高温洗浄
・洗濯物の取り出し位置:前面アクセス
・60℃高温洗浄:食品のシミや皮脂汚れなど、通常の水洗いでは落ちにくい頑固な汚れに最大60℃の高温洗浄で対応し、洗剤の成分を活性化させて洗浄効果を高めます
・スチームウォッシュ:高温スチームが衣類の奥に浸透し、タバコや汗のニオイを根元から分解しながら、洗濯と同時にシワを伸ばしてアイロン作業の時間を削減します
・節水性能:独自開発の水流制御技術により標準使用水量を53Lに抑え、従来の縦型7kg洗濯機(約90〜110L)と比べて約40Lの節水を実現(※2025年10月当社調べ、7kgクラス比較)
・16の洗浄コース:綿物から毛布・布団まで対応し、水温(最大60℃)・洗浄時間(最短15分)・脱水力(最大1,000回転)を細かく調整できます
・便利な設計:洗剤・柔軟剤が入れやすい投入口、洗濯槽の自動洗浄による石けんカス・黒カビの抑制、静音設計、高回転脱水による乾燥時間の短縮
良い口コミ
「賃貸の狭い脱衣所に、奥行きの問題でずっと縦型しか置けないと諦めていました。これは余裕で収まって本当に感激しています」
「泥だらけだった子どもの体操服が、高温洗浄コースで新品みたいに白くなって驚きました」
「とにかく価格が安いのにドラム式が手に入ったのが嬉しいです。コスパは申し分ありません」
「夜に回しても運転音が静かなので、生活リズム的に夜しか洗濯できない私には助かっています」
「梅雨どきの部屋干し臭が気にならなくなりました。スチームの効果を実感しています」
気になる口コミ
「脱水力がもう少し強ければ、と感じる場面があります。厚手のものは乾きにくいです」
「乾燥機能がついていないので、結局干す手間は残ります。そこは事前に理解しておくべきでした」
「洗剤の投入口の使い勝手に、最初は少し戸惑いました」
「容量が7kgなので、家族が多いとまとめ洗いには少し物足りないかもしれません」
「設置に別売りの真下排水ホースや高さ調整脚が必要で、追加の準備が必要でした」
「超薄型ドラム式洗濯機 CWDV70AS」のポジティブな特色
この洗濯機の最大の魅力は、なんといっても奥行51cmという薄さにあります。
日本の住宅は防水パンが小さく設計されていることが多く、洗面所そのものも手狭です。
その「置けない」という最初のハードルを、CWDV70ASは軽々と越えてきます。
これまでスペースを理由にドラム式を諦めていた方にとって、選択肢が一気に広がる一台です。
次に評価したいのが、60℃の高温洗浄です。
皮脂汚れや食べこぼしのシミは、冷たい水ではなかなか落ちません。
お湯の力で洗剤を活性化させることで、頑固な汚れもしっかり分解してくれます。
小さなお子さんがいる家庭や、スポーツで汗をかく衣類が多い家庭には、この機能が日々の助けになります。
そして、家計に直結する節水性能も見逃せません。
標準使用水量は53Lで、従来の縦型と比べて約40Lの水を節約できるとされています。
毎日洗濯する家庭なら、水道代の差は一年を通じてじわじわ効いてきます。
物価高で節約意識が高まる今、こうした地味だけれど確実なメリットは、思いのほか大きな価値を持ちます。
さらに、16もの洗濯コースが用意されている点も実用的です。
快速洗いからスチーム消臭、デリケート衣類のケアまで、家族の衣類や生活スタイルに合わせて細かく選べます。
「とりあえず標準コース」で済ませがちな洗濯が、少し楽しくなるかもしれません。
「超薄型ドラム式洗濯機 CWDV70AS」のネガティブな特色
一方で、購入前に必ず理解しておくべき点もあります。
最も大きいのは、この製品に乾燥機能が搭載されていないことです。
「ドラム式=洗濯から乾燥まで全自動」というイメージを持っている方は、ここで認識を合わせておく必要があります。
CWDV70ASはあくまで「洗濯」に特化したドラム洗濯機であり、洗い終わったら衣類を干す手間は残ります。
乾燥まで一気に終わらせたい方には、この製品は合いません。
次に、脱水力についての指摘が一部の声に見られます。
最大1,000回転の脱水を備えていますが、高機能な国内上位機種と比べると、厚手の衣類などで物足りなさを感じる可能性があります。
また、洗濯容量が7kgである点も、大家族には注意が必要です。
一人暮らしや少人数の世帯には十分ですが、まとめ洗いを前提とする家庭にはやや手狭かもしれません。
設置面でも、別売りの真下排水ホースや高さ調整脚が必要になる場合があります。
購入前に、ご自宅の排水位置や設置スペースを必ず確認しておくことをおすすめします。


他メーカーの商品との比較
CWDV70ASの立ち位置を理解するには、他の選択肢と並べて見るのが一番です。
ここでは、確認できた情報の範囲で、いくつかの角度から比較します。
国内の有名メーカー製ドラム式との比較
最も大きな違いは、価格と機能の方向性です。
一般的な国内メーカーのドラム式洗濯乾燥機は15万円から30万円程度するのが一般的で、CWDV70ASはその数分の一の価格帯に位置します。
ただし、この価格差には理由があります。
国内有名メーカーの上位機種は、洗濯から乾燥までを全自動でこなし、洗剤の自動投入といった付加機能も充実しています。
対してCWDV70ASは乾燥機能を持たず、機能を洗濯にしぼることでコストを抑えています。
「乾燥までほしいか、洗濯だけで十分か」が、両者を分ける最初の判断軸になります。
サイズ面での優位性
設置スペースに関しては、CWDV70ASに明確な強みがあります。
ドラム式としては奥行き約51cmと驚異的に薄型で、日本の狭い防水パンやマンションの通路でも問題なく搬入できるサイズ感です。
一般的なドラム式は奥行きが大きく、設置をためらう原因になりがちです。
「置けるかどうか」が購入の最初の関門になる方にとって、この薄さは他メーカー機にはない決め手になります。
同じTCLの兄弟機との比較
TCLには、CWDV70ASのほかにも薄型ドラム式があります。
たとえば奥行48cm・洗濯容量6kgの「CWD60AW」というモデルも展開されています。
両者の主な違いは、奥行きと容量です。
設置スペースをさらに切り詰めたい一人暮らしの方や、洗濯量が少なめの方にはCWD60AWが、もう少し容量に余裕がほしい方にはCWDV70ASが向いています。
ご自宅の洗面所の寸法と、一回あたりの洗濯量を照らし合わせて選ぶとよいでしょう。
価格帯が近い海外・国内ブランドとの比較
5万円前後という価格帯では、他にも縦型洗濯機や二槽式洗濯機など、さまざまな選択肢があります。
縦型は泥などの固形汚れに強い一方、ドラム式は少ない水で洗えること、そして衣類を叩いて洗うため絡まりにくいことが特徴です。
同じ予算でも、求めるものが「節水と省スペース」ならドラム式のCWDV70AS、「シンプルな洗浄力と手頃さ」なら縦型、と方向性が分かれます。
結局のところ、比較の軸は「乾燥が必要か」「設置スペースに余裕があるか」「予算はどこまでか」の三点に集約されます。
CWDV70ASは、このうち「乾燥は不要」「スペースは限られている」「予算は抑えたい」という条件がそろう方に、最もよく応える一台です。
まとめ
ドラム式は高くて、大きくて、自分には縁がない…
その思い込みを、一度わきに置いてみてください。
TCLという、世界のテレビ市場で第2位を走るブランドが手がけた「超薄型ドラム式洗濯機 CWDV70AS」は、奥行51cmという薄さで「置けない」の壁を取り払い、5万円前後という価格で「買えない」の壁も低くしました。
乾燥機能がないという割り切りはあります。
けれど、その分だけ価格は抑えられ、60℃の高温洗浄と約40Lの節水という、毎日の暮らしにじわじわ効く実利が手に入ります。
物価高で一円でも家計を守りたい今、こうした堅実な一台の価値は、使うほどに実感できるはずです。
「狭い我が家には無理」と決めつけていた方ほど、その認識がくつがえるかもしれません。
まずは今日、ご自宅の防水パンの奥行きをメジャーで測ってみてください。
その数字が51cmを超えていたなら、あなたの洗濯の常識が変わる入り口は、すでに目の前に開いています。




