音楽を聴く時間がトレーニングに変わる!YA-MANとはどんなブランド?新感覚の「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」の魅力を徹底解説

その一曲は、ただのBGMでは終わりません

はじめに

音楽を聴いている時間と、体を動かす時間を、ひとつにまとめられたら便利だと思いませんか。
通勤電車でイヤホンをつけ、帰宅後は「今日こそ腹筋を」と思いながらソファに沈む。
そんな夜を繰り返した経験がある人は、きっと少なくないはずです。

筋トレが続かない理由は、根性が足りないからではありません。
単純に、退屈だからです。

この悩みに、少し変わった角度から答えようとしているのが、美顔器で知られるブランド「YA-MAN(ヤーマン)」です。
同社の「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」は、スマートフォンなどの音楽に合わせて、EMS(筋電気刺激:電気で筋肉を動かす仕組み)の刺激が変わるトレーニング機器です。
ドラムが鳴れば刺激が跳ね、静かなパートでは落ち着く。
筋肉がまるで曲に合わせて踊っているような感覚です。

平成の名曲がサブスクで再び聴かれ、レトロ家電が見直される今、この製品にも実は「懐かしさ」に関わる背景があります。
その話は、企業の歩みをたどる中で明らかにします。

この記事では、ヤーマンという企業の実像を数字も含めて掘り下げたうえで、「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」の魅力と弱点、そして他メーカー製品との違いまで、遠慮なく整理します。

Ya-manとは

企業詳細

半導体検査装置の輸入からはじまった会社

ヤーマン株式会社の歴史は、1978年にさかのぼります。
同年1月、のちに名誉会長となる山﨑行輝氏が米国で現地法人を立ち上げ、同年5月に「ヤーマンリミテット株式会社」として東京都中央区で設立されました。
1981年5月に現在の「ヤーマン株式会社」へ社名を変更しています。

意外なのは、創業時の事業が美容とはまったく別の分野だった点です。
業界メディアの紹介によると、出発点は半導体検査装置の輸入・販売で、そこから美容機器へと領域を広げていきました。
設立と同じ1978年5月には技術研究部門も設けられており、「売るだけでなく、自分たちで作る」という姿勢は創業期から一貫しています。

体脂肪計の開発という意外な原点

ヤーマンの技術力を語るうえで外せないのが、1985年に開発した「体内脂肪重量計」です。
足で測るタイプの体脂肪計で、1992年には手で測るためのプローブ(測定用の部品)も開発しています。
2003年には骨量計にあたる「体内構成測定装置」も手がけました。

体に微弱な電気を流して状態を測る技術と、電気で筋肉を動かすEMSは、どちらも「人体と電気の関係」を扱う分野です。
今回の商品につながる技術の土台は、40年近く前から少しずつ積み上げられてきたものだと分かります。

通販と量販店で広げた販売網

1998年には通信販売業者との直接取引、2001年には家電量販店との直接取引を開始しました。
2002年にはコールセンターを設置し、2007年からは直販部門でテレビのインフォマーシャル(情報番組型の通販CM)も始めています。
深夜のテレビで美顔器の実演を見た記憶がある人は、ヤーマンの販売戦略を目にしていた可能性があります。

2007年にはミネラルコスメブランド「ONLYMINERALS(オンリーミネラル)」の販売を開始し、機器だけでなく化粧品の領域にも進出しました。

上場企業としての歩み

2009年12月、ヤーマンはジャスダック証券取引所に上場しました。
現在は東京証券取引所プライム市場に上場しており、証券コードは6630です。
本店は東京都江東区古石場にあり、代表取締役社長は山﨑貴三代氏が務めています。

上場企業である以上、有価証券報告書や決算短信といった公的な書類で経営状況が公開されています。
「どこの誰が作っているのか分からない」という不安を抱えずに済む点は、通販で健康機器を選ぶ読者にとって大きな安心材料です。

体験型の拠点と研究開発

2020年には顔専門のトレーニングジム「フェイス・リフト・ジム」を開設し、2022年には本社内に研究開発拠点「表情筋研究所」を設けました。
2023年11月には初の旗艦店「ヤーマンザストアギンザ」を銀座にオープンし、海外展開の拠点にも位置づけています。
同社は「美しくを、変えていく。」というスローガンを掲げ、自社調べとして美顔器のシェアで5年連続1位をうたっています。

2013年の「ダンシングEMS」と、13年越しの復刻

ここで、冒頭で触れた「懐かしさ」の話に戻ります。
ヤーマンは2013年7月、音楽のリズムに合わせてEMSの波形が変わる「ダンシングEMS」を発売しました。
千葉大学の教授の協力を得て、音楽とEMSを連動させたときのエネルギー消費を検証したと発表しています。

当時はBluetooth(ブルートゥース:近距離無線通信の規格)が普及しはじめたばかりでした。
スマートフォンで音楽を聴くのが当たり前になった今、そのコンセプトを現代向けに作り直したのが「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」です。
2026年1月17日からは応援購入サービスのMakuake(マクアケ)で先行販売が行われ、日本経済新聞でも取り上げられました。
つまりこの商品は、思いつきの新製品ではなく、10年以上前に一度世に出たアイデアの再挑戦です。

数字で見る、いまのヤーマン

ここからは、耳の痛い話も含めて書きます。
ヤーマンの業績は、ここ数年で大きく落ち込んでいます。

2024年4月期の売上高は約320億円で、前期比25.5%の減少でした。
2025年4月期は約250億円で、さらに21.8%減少しています。
その後、決算期を4月から12月へ変更したため、2025年12月期は8か月間の変則決算となり、売上高約172億円、最終損益は約12億円の赤字でした。

同社はもともと、2028年4月期に売上高700億円を目指す中期経営計画を掲げていました。
しかし業界メディアの報道によると、国内の美容機器市場で競争が激しくなり、ブランドやマーケティングの一貫性を欠いたことなどを課題として認め、目標を500億円へ引き下げています。

一方で、明るい材料もあります。
2026年12月期の中間期(1月から6月)は、売上高約137億円で最終損益は黒字に戻りました。
通期では売上高275億円を見込んでいます。
自己資本比率は中間期末時点で89.5%と非常に高く、借金に頼らない財務体質は維持されています。
配当も年9円を継続しています。

まとめると、ヤーマンは「技術と信用の蓄積は厚いが、ここ数年は売上が縮み、立て直しの途中にある企業」です。
「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」のように、過去の資産を掘り起こして新しい売り方を試す動きは、その立て直しの一環として見ると納得がいきます。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★★★★(5.0)
1978年の設立から本店所在地、代表者まで、公的な開示書類で確認できます。
監査法人による会計監査も受けており、運営の実態がはっきりしている企業です。

市場での評価実績 ★★★★(4.0)
美顔器を中心に長く家電量販店や通販で販売されてきた実績があり、旗艦店も構えています。
ただし売上はここ数年で大きく減っており、市場での勢いには陰りが見えます。

商品開発の専門性 ★★★★☆(4.5)
体脂肪計の開発から始まり、研究所の設置や大学との共同検証まで、電気と体に関わる技術を長く積み重ねてきました。
EMSの分野でも、2013年に音楽連動型を発売した先行事例があります。

社会的・文化的な取り組み ★★★☆(3.5)
顔のトレーニングジムや研究拠点など、美容と健康の習慣づくりを広げる活動を行っています。
一方で、地域貢献や環境面の取り組みは、今回のリサーチでは詳しく確認できませんでした。

財務情報の開示度 ★★★★☆(4.5)
上場企業として決算短信や有価証券報告書を定期的に公開しています。
赤字や目標の下方修正といった不利な情報も公表されており、透明性は高いと言えます。

総合評価 ★★★★☆(4.3)
業績面では立て直しの最中ですが、運営の透明性と技術の蓄積は国内の美容機器メーカーの中でも上位に入ります。
商品を購入するうえでの「作り手の信頼性」は十分に高いと判断します。

商品紹介「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」

商品詳細

  • 特徴①:音楽と連動するEMSで効率的なアプローチ。音楽のリズムに合わせてEMSが変化し、楽しくリズミカルなトレーニングを実現。刺激パターンに変化を持たせることで、筋肉が同じ刺激に慣れることを防ぎ、効率的かつ継続的なアプローチが可能
  • 特徴②:最新Bluetooth規格による安定した通信性能。最新のBluetooth5.2を新たに搭載し、広い通信範囲においても安定した接続が可能
  • 特徴③:広範囲ケアを可能にする多極設計と細やかな出力調整。合計4極のゲルパッドを採用し、幅広い範囲を同時にケア可能
  • モード:全4モード
  • レベル調整:15段階
  • 梱包サイズ:21×13.5×5cm
  • 素材:ABS樹脂、ポリカーボネート
  • 色:ネイビー
  • サイズ:本体
  • 電池種別:リチウムイオン
  • リチウム電池パック:電池内蔵
  • 梱包重量:0.39キログラム
  • 電池使用:はい
  • 電池付属:はい
  • お手入れ(ゲルパッド):ウェットティッシュでトントンと軽くたたくように拭き取る
  • お手入れ(本体):水で湿らせて固くしぼった布で、表面の汚れを拭き取る

良い口コミ

「好きなアルバムを1枚流しているうちに終わるので、時間を気にせず続けられます」

「サビで刺激がぐっと強くなる感覚が面白くて、つい次の曲も流してしまいます」

「15段階で細かく調整できるので、電気刺激が初めてでも弱いレベルから安心して始められました」

「パッドが4枚あるので、お腹の広い範囲に一度に貼れるのが便利です」

「本体が軽くてシンプルなデザインなので、リビングに置いていても生活感が出ません」

気になる口コミ

「静かな曲だと刺激が控えめになるので、しっかり鍛えたい日は曲選びに悩みます」

「ゲルパッドは消耗品なので、使うほど買い替えのコストが気になります」

「毎回パッドを拭いて保護シートに戻すのが、慣れるまで少し面倒でした」

「4つのモードがそれぞれどう違うのか、最初はつかみにくかったです」

「色がネイビー1色だけなので、ほかの色も選べたらうれしかったです」

「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」のポジティブな特色

一番の魅力は、「トレーニングの時間」を「音楽を聴く時間」に置き換えられる点です。
筋トレが続かない人の多くは、23分や30分という時間を「我慢の時間」と感じています。
この商品は、その時間の中身を好きな曲に変えてしまいます。
3分半の曲を数曲流せば、気づいたときには終わっている。
時計を何度も見ながら耐える時間とは、体感がまったく違います。

二つ目は、刺激が単調にならない点です。
一般的なEMSは、決められたパターンを繰り返すものが中心です。
人の体は同じ刺激が続くと慣れてしまいますが、この商品は曲ごとにリズムが違うため、刺激の流れも毎回変わります。
アップテンポの曲の日と、ミドルテンポの曲の日で、同じ機器なのに違う体験になります。
「今日はこのプレイリストで」と選ぶ楽しみが、続けるための理由になります。

三つ目は、調整の細かさです。
全4モード、15段階のレベル調整があるので、初日はかなり弱めから始めて、慣れに合わせて少しずつ上げられます。
電気刺激に苦手意識がある人ほど、この「少しずつ」が大切です。

四つ目は、4極のゲルパッドによる広さです。
お腹の真ん中だけでなく、左右まで一度に貼れるので、狭い範囲を何度も貼り替える手間が減ります。

五つ目は、接続の安定性です。
Bluetooth5.2を搭載しているため、スマートフォンを少し離れた場所に置いても、音楽と刺激が途切れにくい設計です。
曲の途中でブツッと切れると、せっかくの集中も途切れてしまいます。
地味ですが、毎日使う道具では見逃せない部分です。

最後に、お手入れの手軽さです。
本体は固くしぼった布で拭くだけ、ゲルパッドはウェットティッシュで軽くたたくように拭くだけで済みます。
使い終わったあとの手間が少ないほど、翌日も手に取りやすくなります。

「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」のネガティブな特色

まず、ゲルパッド式であることです。
貼って使う以上、粘着力はいずれ落ちるため、長く使えば交換用パッドの購入が必要になると考えておくべきです。
本体価格だけでなく、使い続けるためのコストも頭に入れておく必要があります。

次に、刺激の強さが曲に左右される点です。
音楽連動は楽しさの源ですが、裏を返せば、静かな曲やゆったりした曲では刺激が控えめになる可能性があります。
「とにかく毎回しっかり追い込みたい」という人には、曲選びがひと手間になります。

三つ目は、提供されている情報だけでは分からない点が多いことです。
装着できる部位、1回あたりの使用時間、充電にかかる時間、4つのモードそれぞれの中身は、商品詳細には書かれていません。
購入前に、取扱説明書や公式サイトで確認しておくと安心です。

四つ目は、色の選択肢がネイビーのみである点です。
落ち着いた色なので部屋にはなじみやすいものの、好みの色を選びたい人には物足りなく感じられます。

他メーカーの商品との比較

比較する製品

比較相手は、EMS機器の代表格であるMTGの「SIXPAD(シックスパッド)」シリーズです。
腹筋用のエントリーモデル「SIXPADAbs2(アブズ2)」は税込29,920円、お腹まわりを広く鍛える「SIXPADCoreBelt2(コアベルト2)」は税込44,990円で、いずれも2025年4月に発売されました。
「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」の公式価格は税込44,000円で、価格帯はコアベルト2とほぼ同じです。

ミュージックEMSが優れている点

最大の違いは、飽きにくさです。
コアベルト2は、筋肉を鍛える20Hzモード(約23分)と、ウォームアップ向けの4Hzモード(約30分)の2種類で、決まったプログラムが自動で進みます。
効率的な反面、毎回同じ流れになります。
ミュージックEMSは曲によって刺激が変わるため、体験が毎回違います。

また、ヤーマンは千葉大学との共同研究として、好きな曲を2曲聴くだけで腹筋運動約31回分のエネルギー消費量になるという検証結果を公表しています。
これは同社による製品の機能検証の数値であり、体型の変化を約束するものではない点は押さえておくべきです。

ミュージックEMSが劣る点

正直に言うと、手軽さではSIXPADの新モデルに分があります。
アブズ2やコアベルト2は「アルトダイン」と呼ばれる新しい電極を使い、汗の水分で電気を通すため、ジェルシートも水も不要です。
お手入れもウェットシートで拭くだけで、ランニングコストがかかりません。
ゲルパッド式のミュージックEMSは、ここで明確に不利です。

もうひとつの注意点は、音楽の聴き方です。
公式サイトのよくある質問によると、音楽と刺激を連動させるには、スマートフォンからミュージックEMS本体へ音楽を送る必要があり、音は本体のスピーカーか、本体に有線でつないだイヤホンから聴く形になります。
普段のワイヤレスイヤホンでそのまま聴けるわけではありません。
また、ゲルパッドと本体はケーブルでつながる仕様です。

レベル調整も、SIXPADの両モデルが販売店のスペック表で20段階なのに対し、ミュージックEMSは15段階です。
スマートフォンアプリでの操作や記録に対応している点も、SIXPAD側の強みです。

どちらを選ぶべきか

効率と手軽さを最優先するなら、SIXPADが堅実な選択です。
一方で、「決まったプログラムでは続かなかった」「好きな音楽となら続けられそう」という人には、ミュージックEMSにしかない価値があります。
EMS選びは性能表の比較だけでなく、自分が三日坊主になる理由に合わせて選ぶのが失敗しないコツです。

まとめ

冒頭で書いた「その一曲は、ただのBGMでは終わらない」という言葉の意味は、ここまで読んだ方なら分かっていただけたと思います。
「Ya-manミュージックEMSYJBD0L」は、好きな曲そのものを、筋肉へのスイッチに変える道具です。

もちろん、ゲルパッドの手間や、ワイヤレスイヤホンで聴けない点など、弱点もはっきりあります。
それでも、2013年に生まれたアイデアを13年越しに作り直したヤーマンの粘り強さには、正直、胸が熱くなりました。
業績の立て直しに挑む企業が、過去の自社製品にもう一度光を当てた。
その姿勢は、三日坊主を何度も繰り返してきた私たちにも重なって見えます。

今日できる小さな一歩として、まずは「3曲だけのトレーニング用プレイリスト」をスマートフォンに作ってみてください。
EMSを買うかどうかを決めるのは、それからでも遅くありません。

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