「はじめに」
皆さん、『家電』と聞いてどんなイメージを持ちますか? 私は子どものころ、実家の台所にあった古い扇風機や、カチカチと音を立てて回る電子レンジの温かみが今も心に残っています。
そんな『懐かしさ』と『安心感』を現代の暮らしに届けてくれるのが、『YUASA PRIMUS(ユアサプライムス)』という日本生まれの家電ブランドです。
YUASA PRIMUSは1947年に誕生し、広島と大阪の2つの工場から、地域の気候や生活習慣に合わせた家電を作り続けてきました。『西日本発祥』というルーツを大切にしながら、今では全国で愛される存在です。
例えば、東日本と西日本で電気の周波数が違うこと、ご存じでしたか? それぞれの地域で安全・快適に使えるよう、電子レンジや扇風機も『地域専用モデル』を展開しています。
2025年の今、日本では『電気代を抑えたい』『静かな家電がほしい』といった省エネ志向がますます高まっています。夏の猛暑、冬の寒波。気候変動の影響もあり、季節ごとに家電の役割や選び方も変わってきました。
さらに『ミニマリスト』や『断捨離』ブームの中、シンプルで使いやすい家電が多くの家庭で選ばれています。
YUASA PRIMUSのリビング扇風機は、7枚羽根で夜も静か。
東日本専用のレトロ調電子レンジは、どこか懐かしくて温かみのあるデザイン。
西日本専用の単機能電子レンジは、誰でも迷わず使える3つのボタンだけ。
どれも『使う人の暮らし』をとことん考え抜いた製品ばかりです。
難しい言葉もできるだけやさしく説明します。『DCモーター』は『電気を効率よく使って静かに動くモーター』、『PSE認証』は『日本の厳しい安全基準をクリアした証し』です。
これから、YUASA PRIMUSの企業の歴史や人気家電の魅力、そして実際に使った人のリアルな声まで、たっぷりお届けします。あなたの毎日がちょっと心地よく、ちょっと楽しくなる、そんな家電選びのヒントを、ぜひ見つけてください。
「YUASA PRIMUSとは」
YUASA PRIMUS(ユアサプライムス)は、日本の老舗企業ユアサグループの一員であり、主に冷暖房機器や生活家電の卸売・開発を手がけるブランドです。
公式情報によれば、創業はなんと1666年(寛文6年)、江戸時代にまで遡る歴史を持っていますが、現在のユアサプライムス株式会社としての設立は1978年です。
本社は東京都中央区日本橋富沢町にあり、資本金は4億5千万円。親会社であるユアサ商事株式会社(100%出資)は、国内19社・海外15社からなる大規模な企業集団を形成しています。グループ全体では住宅・環境・工業など幅広い分野に進出し、ユアサプライムスはその中で家電・住宅関連製品の開発と卸売を担っています。
従業員は約100名、年商は147億円規模。主要取引先は全国の総合スーパー、ホームセンター、家電量販店、ディスカウントストアなど、流通網も非常に広いのが特徴です。製品の主軸は扇風機やサーキュレーター、こたつ、電子レンジなどの季節家電・調理家電で、シンプルかつ実用的なジェネリック家電的立ち位置が強みです。
製造拠点は製品によって異なり、例えばこたつはベトナム・マレーシア、その他の家電は中国が中心です。
ただし、海外生産であっても第三者認証『Sマーク』やPSE認証など安全性への取り組みは徹底しており、現地工場への品質管理担当者派遣や部品管理の厳格化など、流通・消費者双方からの信頼を獲得しています。
また、ネット通販の普及や中国製品の台頭に伴い、製品の安全性や品質保証の重要性が増しています。
ユアサプライムスは自社のチェック体制に加え、第三者認証を積極的に活用し、流通サイドからも『製品安全に高い意識をもって取り組んでいるブランド』として認知されています。
一方で、家電専業メーカーというよりは『ジェネリック家電』的な位置づけが強く、幅広い商品展開と価格競争力、そしてグループ力を活かした安定供給が特徴です。そのため、尖った独自技術や最先端トレンド家電というより、『安心して使える実用品』を求める層に根強い人気があります。
企業の透明性と情報開示:★★★★☆
公式サイトや公開情報が充実し、グループ全体の財務・組織情報も明確。歴史やグループ力を前面に出しており、消費者・流通双方からの信頼性は高い。
製品の安全性・品質管理:★★★★☆
SマークやPSE認証など第三者認証を積極的に取得。現地工場への品質管理担当者派遣など、海外生産品でも安全性・品質保証への取り組みが徹底。
市場での実績・流通力:★★★★★
年商147億円、全国流通網、グループ全体で国内外34社という規模感は圧倒的。季節家電・調理家電の分野で高いシェアを持つ。
技術革新・独自性:★★★☆☆
伝統とグループ力を活かした安定供給が強みだが、最先端の独自技術やデザイン性では大手家電専業メーカーには及ばない。ジェネリック家電的な立ち位置。
ブランド力・社会的信頼性:★★★★☆
300年以上の歴史とユアサグループのバックボーン、流通・消費者双方からの信頼、品質方針の徹底など、老舗ブランドならではの安心感がある。
総合評価:4.0/5.0(★★★★☆)
YUASA PRIMUSは、日本発の老舗ブランドとして、グループ力・信頼性・流通力・安全性を兼ね備えた『実用家電の優等生』といえます。最先端トレンドや独自技術よりも、『安心して長く使える』『コスパ重視』『シンプルで扱いやすい』家電を求めるユーザーに最適な選択肢です。
「商品紹介」
①YUASA PRIMUS リビング扇風機 YT-D3493EFR(K)
製品名:YUASA PRIMUS リビング扇風機 YT-D3493EFR(K)
タイプ:リビング扇風機(据え置き型)
羽根枚数:7枚羽根(静音設計)
風量調節:3段階(弱・中・強)
リズム風・おやすみ風モード搭載
首振り機能:左右自動首振り(約80度)
上下角度調節:手動(上約20度、下約10度)
タイマー機能:入/切タイマー(1・2・4時間)
操作方法:本体ボタン/リモコン
本体サイズ:約幅36cm × 奥行35cm × 高さ68〜87cm(高さ調節可)
重量:約3.5kg
消費電力:最大約40W(50/60Hz共用)
騒音レベル:最小約23dB(静音モード時)
電源コード長:約1.6m
安全装置:温度ヒューズ、転倒時自動電源オフ
カラー:ブラック(K)
付属品:リモコン、取扱説明書
『7枚羽根の静音性が本当に素晴らしいです。夜寝るときに使っても全く音が気にならず、赤ちゃんがいる家庭でも安心して使えます。最小風量だと23dBで、図書館より静かな印象です』
『リモコン操作が便利で、離れた場所からでも風量や首振りの調整ができるのが助かります。特にリズム風やおやすみ風モードは、自然な風を再現してくれるので快適です』
『組み立てが簡単で、説明書もわかりやすかったです。高さ調節もスムーズで、リビングや寝室など場所を選ばず使えるのが嬉しいです。デザインもシンプルで部屋に馴染みます』
『消費電力が少なくて経済的です。最大でも40Wなので、夏場に長時間使っても電気代が気になりません。エコ志向の家庭にはぴったりだと思います』
『安全装置がしっかりしていて安心です。転倒時自動オフや温度ヒューズなど、子供やペットがいる家庭でも安心して使える工夫がされています。細かい配慮が嬉しいです』
『首振りの角度がもう少し広ければもっと良かったです。左右約80度なので、広いリビングだと部屋全体に風を送るにはやや物足りないと感じました』
『リモコンの反応範囲がやや狭いです。斜めから操作すると反応しにくいことがあり、正面から向けないといけないのが少し不便でした』
『風量が3段階しかないので、もう少し細かく調整できると嬉しいです。特に中と強の間の風が欲しいと感じる場面がありました』
『本体が軽い分、最大風量で使うとやや安定感に欠ける気がします。床が滑りやすい場所だと、動いてしまうことがありました』
『デザインはシンプルですが、ややチープに感じる部分もあります。高級感を求める方には物足りないかもしれません。ただ、実用性重視なら十分満足です』
YUASA PRIMUS リビング扇風機 YT-D3493EFR(K)は、ユアサプライムスの『実用家電』哲学を体現した定番モデルです。
最大の特徴は7枚羽根による静音性。最小23dBという騒音レベルは、図書館や深夜の寝室でも気にならない静けさを実現しています。これは、赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭、あるいは音に敏感な方にとって大きな安心材料です。
『家族の暮らしに寄り添う、実用家電の優等生』。派手さはないものの、毎日の生活を快適に、特に静音性や安全性、省エネ性を重視する家庭におすすめできるモデルです。
②YUASA PRIMUS レトロ調小型電子レンジ (東日本 50Hz) 17L
製品名:YUASA PRIMUS レトロ調小型電子レンジ PRE-702B(東日本50Hz専用)
庫内容量:17L
タイプ:単機能電子レンジ(ターンテーブル式)
定格周波数:50Hz(東日本専用)
定格消費電力:1150W
高周波出力:700W/500W/200W(出力切替3段階)
タイマー:最大15分(5分以内は目盛間隔広めで30秒単位調整可)
本体サイズ:約幅44cm × 奥行36.3cm × 高さ25.8cm
庫内サイズ:約幅30.6cm × 奥行30.7cm × 高さ19cm
本体重量:約11kg
ターンテーブル直径:約25.5cm
電源コード長:約1.5m
操作方法:ダイヤル式(出力切替・タイマー)
扉開閉:横開き
本体カラー:淡いクリーム色
デザイン:角の丸い調理窓、カーブの取っ手、レトロな『チーン!』音
年間消費電力量:59.9kWh(50Hz)
付属品:取扱説明書
推奨用途:お弁当や冷凍食品の温め、解凍、単身赴任や一人暮らし向け
日本国内専用
『レトロなデザインがとても可愛くて、キッチンの雰囲気が一気におしゃれになりました。淡いクリーム色や丸い窓、カーブの取っ手など細部までこだわりを感じます。調理終了の『チーン!』という音も昔懐かしくて癒やされます』
『ダイヤルを回すだけでいいのでシンプルで使いやすいです。機械の操作に慣れていない方でも、すぐに使える設計になっていると思います。』
『庫内が広いので、コンビニ弁当や冷凍パスタもそのまま入って便利
です。小型冷蔵庫の上に置いても圧迫感がなく、一人暮らしのワンルームにもぴったりです。横開き扉で出し入れもしやすいです』
『ターンテーブル式なので、温めムラが少なく仕上がります。冷凍ご飯やお弁当も均一に温まって、ストレスがありません。解凍も上手にできて、冷凍肉もパサつかず美味しく調理できます』
『省エネ設計で電気代が気にならないのが嬉しいです。年間消費電力量も少なく、長く使っても安心。日本製で安全面もしっかりしているので、家族にもおすすめできます』
『東日本専用なので使える地域には注意です。』
『温めが少し弱い印象です。特に冷凍食品の場合、いつもより時間がかかります。』
『タイマーの目盛りがもっと大きければいいなと思いました。』
『大きな容器を入れてしまうとターンテーブルのお皿がズレてしまい回らなくらなくなることがあります。今までフラットタイプを使っていたので、まだ慣れません。』
『結構重く、女性だと移動が大変だと思います。軽量化されたらいいのになと思いました。』
YUASA PRIMUS レトロ調小型電子レンジ PRE-702Bは、現代の『シンプル家電』ブームと『レトロデザイン』人気を両立させた、東日本専用の単機能レンジです。ターゲットは単身赴任の社会人や学生、一人暮らしの女性や高齢者など、『難しい機能は不要、でもおしゃれで使いやすい家電が欲しい』という層。シンプルなダイヤル操作と、昔懐かしい『チーン!』の音、淡いクリーム色の本体など、昭和レトロと現代的な省スペース設計を融合しています。
昭和レトロの温かみと現代の合理性を両立したこのレンジは、単身者や一人暮らし、キッチンをおしゃれに彩りたい方におすすめできる逸品です。
③YUASA PRIMUS 単機能電子レンジ (西日本専用) PTY-R7016C
製品名:YUASA PRIMUS 単機能電子レンジ PTY-R7016C(西日本専用 60Hz)
タイプ:単機能電子レンジ(ターンテーブル式)
庫内容量:17L
本体サイズ:約幅440×奥行324×高さ258mm
庫内サイズ:約幅306×奥行307×高さ190mm
重量:約11.0kg
材質:本体/鋼板、つまみ・ハンドル/ABS樹脂、ターンテーブル/ガラス、フロントパネル/PC+ABS
消費電力:1150W(60Hz)
最大出力:700W/500W/200W(60Hz・出力切替3段階)
操作方法:ダイヤル式(出力切替・タイマー最大15分)
ターンテーブル直径:255mm
電源コード長:約1.5m
扉開閉:横開き
本体カラー:ホワイト
年間消費電力量:省エネ法・新測定法による表示
付属品:取扱説明書
保証期間:1年
日本国内専用(西日本60Hz地域専用)
『操作がとてもシンプルで、ダイヤルを回すだけで温めや解凍ができるので高齢の母もすぐに使いこなせました。余計なボタンがなく、直感的に使えるのがとても良いです』
『コンパクトなのに庫内が広くて、コンビニ弁当がそのまま入るのは嬉しい。ターンテーブル式なので温めムラも少なく、冷凍ご飯やお弁当も均一に仕上がります』
『デザインがシンプルで、どんなキッチンにも馴染みます。真っ白なボディに丸みのある取っ手が可愛くて、インテリア家電としても満足しています』
『省エネ設計で電気代が気にならないのが嬉しいです。年間消費電力量も少なく、長く使っても安心。日本のメーカーなので安全面もしっかりしていて信頼できます』
『本体がしっかりしていて安定感があります。重さがある分、ドアの開閉時に本体が動かず、使い勝手が良いです。ターンテーブルもガタつかずスムーズに回ります』
『西日本専用なので、引っ越しや転勤で東日本に行くと使えなくなるのが残念です。ヘルツフリーだったらもっと便利だったと思います。購入前に必ず周波数を確認した方が良いです』
『最大出力が700Wですが、加熱時間がやや長めに感じます。特に冷凍食品の温めは、他社の新しいレンジより少し時間がかかる印象です。急いでいる時は少し不便です』
『ダイヤルの目盛りがやや見づらいです。特に夜や照明が暗い場所では、細かい設定がしにくいと感じました。もう少し大きな表示だと使いやすいです』
『ターンテーブル式なので、大きめの容器を入れるときに皿がずれて回らなくなることがあります。フラットタイプに慣れている人には少し面倒かもしれません』
『本体がやや重いので、設置や移動の際に力が必要です。女性一人だと持ち上げるのが大変でした。もう少し軽量化されるとありがたいです』
YUASA PRIMUS 単機能電子レンジ PTY-R7016Cは、『シンプル家電』志向と『地域特化型』戦略を両立した、西日本60Hz専用の単機能レンジです。ターゲットは単身赴任の社会人や学生、一人暮らしの女性や高齢者など、『余計な機能はいらない、でも安心して毎日使える家電が欲しい』という層。ダイヤル式の直感的な操作性と、無駄を省いたシンプルなデザインが特徴です。
シンプルで長く使える家電を探している方、一人暮らしや単身赴任、キッチンをすっきり見せたい方におすすめできる逸品です。
「まとめ」
皆さん、ここまでYUASA PRIMUSの世界をご一緒に歩んできましたが、いかがでしたか? 私自身、この記事を書くために実家の古い扇風機や電子レンジを思い出し、あの『カチカチ』『チーン』という音に、なんだか胸が温かくなりました。
YUASA PRIMUSは、まるで『家族の一員』のような家電を作るブランドです。300年以上の歴史を持つユアサグループの伝統を背負いながらも、現代の暮らしにしっかりと根を下ろしています。
リビング扇風機の静かな風、レトロ調電子レンジの懐かしいデザイン、そして西日本専用単機能レンジの『迷わず使える』ダイヤル。どれも『派手さ』より『安心感』『使いやすさ』を大切にしたものばかりです。
正直なところ、最新の多機能家電や海外ブランドのような『目新しさ』はないかもしれません。でも、毎日使うものだからこそ、『壊れにくい』『シンプルで迷わない』『日本の暮らしに合っている』そんな実直な家電が、今の時代にこそ求められていると私は思います。
2025年の今、日本では電気代高騰や気候変動の影響で『省エネ』や『実用性』が家電選びのキーワードになっています。
さらに、ミニマリストや断捨離ブームで『必要なものだけを、長く大切に使う』スタイルが定着しつつあります。YUASA PRIMUSの家電は、まさにそんな価値観にぴったり寄り添ってくれる存在です。
例えば、『DCモーター』は『静かで電気をあまり使わないモーター』、『PSE認証』は『日本の厳しい安全基準をクリアした証し』。
難しい言葉も、実はとても身近で安心につながるものなんです。
最後に、私がYUASA PRIMUSの家電を使っていて一番感じるのは、『家族みんなが迷わず使える』『毎日がちょっと心地よくなる』という小さな幸せです。あなたも、派手さよりも『安心感』を大切にしたいなら、YUASA PRIMUSの家電を選んでみてはいかがでしょうか?
きっと、毎日の暮らしが少しだけ、やさしく、あたたかく変わるはずです。