見えにくい死角をカメラでサポート!Lofilyのブランドの特徴と「Lofily電子サイドミラードライブレコーダーA77」の魅力を徹底解説

ドアミラーに何も映っていなくても斜め後ろが空いているとは限りません

はじめに

ウインカーを出し、ミラーを見て、念のため首を振る。
教習所で何度も繰り返したはずの手順なのに、隣の車線から突然クラクションを鳴らされ、背中に冷たい汗が流れたことはないでしょうか。
私はあります。
あのとき、ミラーには本当に何も映っていませんでした。
ドアミラーの外側、斜め後ろには、鏡がどうしても届かない空白の帯が残ります。
これがいわゆる死角です。
日本では2016年6月に国土交通省が保安基準を改正し、乗用車やトラックなどでミラーの代わりにカメラを使う車の製造が認められるようになりました。
「鏡ではなく画面で後ろを見る」という発想は、もう未来の話ではありません。
とはいえ、愛車を最新モデルに買い替えるのは簡単ではありません。
そこで気になるのが、今の車に後付けで「カメラの目」を増やせる製品です。
今回取り上げるのは、Lofilyというブランドの「Lofily電子サイドミラードライブレコーダーA77」です。
左右の死角確認と走行中の記録を1台にまとめた、少し欲張りな製品です。
ただし、ブランドの素性ははっきりしていません。
良い点も気になる点も、遠慮なく掘り下げていきます。

Lofilyとは

企業詳細

最初に、調査で分かった結論をお伝えします。
Lofilyは、運営会社の実態がほとんど見えないブランドです。

公式情報はほぼ見つからない

当ブログでは、ブランド名や商品名、関連する英語表記で検索を重ねました。
しかし、公式サイト、運営会社の正式名称、所在地、設立年、代表者名は、どれも確認できませんでした。
大手の車載機器メーカーなら、製品ページや取扱説明書、プレスリリースが必ずどこかに残っています。
Lofilyの場合は、そうした「企業としての足跡」がまだ見えない状態です。
名前を知られていないことと、存在しないことは同じではありません。
それでも、読者のみなさんが安心材料にできる情報が少ないことは、はっきりお伝えしておきます。

確認できた販売の痕跡

一方で、ブランドが実際に流通している痕跡は見つかりました。
フリマアプリでは、「Lofily【新型BSD機能搭載】電子サイドミラー左右独立前後デュアルカメラ一体型4カメラドライブレコーダー7イン」と題した新品の出品が確認できます。
この商品名から、左右のカメラを独立して使い、前後を撮るカメラを一体化させた4カメラ構成であることがうかがえます。
商品の売り方としては、AmazonJapanなどの通販を主な販路とする越境EC型のブランドと考えるのが自然です。
ただし、販売元の会社情報までは、この出品からも読み取れません。

名前の似たブランドとの混同に注意

調べていて気づいた点がもう一つあります。
英語圏の通販サイトには、前後・左右・車内を4つのレンズで同時に記録する4カメラ型ドライブレコーダーを販売する「LOFOV」というブランドがあります。
つづりが一文字違いで、扱う製品ジャンルも近いため、検索結果で混ざりやすい存在です。
今回の調査では、LofilyとLOFOVが同じ事業者だと示す情報は見つかっていません。
レビューや評判を調べる際は、ブランド名のつづりをよく確認してください。

後付けカメラ市場の背景

Lofilyのような無名ブランドが登場する背景には、後付け車載カメラ市場の広がりがあります。
カーライフ系メディアのグーネットマガジンでも、かつては自動車メーカーの純正品にしかなかった新しい仕組みが、海外製の後付けパーツとして早い段階から安く市場に出回るようになったと紹介されています。
同じ記事では、初期の後付けユニットが熱で固まるなど不安定だった時期を経て、改良版で実用的になってきた流れにも触れています。
つまり、このジャンルは「安くて高機能」な製品が増える一方で、当たり外れの幅も大きい市場です。
Lofilyもその中にいるブランドの一つと考えると、立ち位置がつかみやすくなります。

「国内正規品・1年間品質保証」の読み方

提供された商品説明には、国内正規品であり1年間の品質保証が付くと書かれています。
これは心強い表記です。
ただ、保証は「誰に、どこへ連絡すれば受けられるか」が分かって初めて意味を持ちます。
運営会社の情報が見えない以上、購入前にAmazonの販売者情報、問い合わせ方法、保証書の有無を自分の目で確かめることをおすすめします。

当ブログの見立て

Lofilyは、確かな企業ブランドというより、通販を中心に展開する新しい名前と見るのが妥当です。
製品の機能構成には工夫が見られます。
一方で、会社としての透明性はまだ低い段階です。
「ブランドの安心感」ではなく「機能と価格のバランス」で選ぶ人向けの製品だと、当ブログは判断しました。

★当ブログのオリジナル企業信頼度評価(5つ星評価)

運営体制の明確さ ★★(2.0)
公式サイトや運営会社名、所在地を確認できませんでした。
販売の実態はあるため、最低評価にとどめます。

市場での評価実績 ★★☆(2.5)
フリマアプリで新品の出品が見られ、一定の流通があることは確認できました。
ただ、第三者メディアによるレビューや受賞歴は見つかっていません。

商品開発の専門性 ★★★(3.0)
4カメラ表示、BSD(BlindSpotDetection/死角検知)、ドライブレコーダー機能を1台にまとめた構成には企画力を感じます。
一方で、解像度などの細かな数値が公開されておらず、技術力を判断する材料は限られます。

社会的・文化的な取り組み ★★(2.0)
安全運転への貢献をうたう製品ではあるものの、ブランドとしての社会活動や情報発信は確認できませんでした。
今後の発信に期待を込めた評価です。

財務情報の開示度 ★★(2.0)
企業規模や財務に関する情報は見つかりませんでした。
越境EC系の小規模ブランドとしては珍しくない状況のため、最低評価としています。

総合評価 ★★☆(2.3)
製品の機能構成には光るものがある一方、企業の顔が見えない点が大きな課題です。
購入する場合は、販売者情報と保証の窓口を確認してから決めることをおすすめします。

商品紹介「Lofily電子サイドミラードライブレコーダーA77」

商品詳細

  • 付属コンポーネント:SDカード、ユーザーマニュアル
  • 商品の寸法:106奥行き×40幅×35高さmm
  • 設置位置:右、左
  • 電池付き:いいえ
  • 付属メモリーカードサイズ:128GB
  • モニター:7インチ液晶高解像度タッチパネル
  • 表示切り替え:1カメラ、2カメラ、4カメラの切り替えに対応(4分割表示対応)
  • カメラ構成:前後左右4台のカメラ
  • カメラ画角:前方160度、後方120度の超広角
  • 主な機能:電子サイドミラー機能、ドライブレコーダー機能
  • 運転支援:BSD(後側方車両検知)機能
  • モニタースタンド:360度回転式モニタースタンド付属
  • 防水・防塵:IP68防水・防塵・防砂構造
  • 夜間撮影:高解像度夜間カメラ搭載
  • 電源:シガーソケット接続
  • 取り付け:強力両面テープで固定、穴あけ不要
  • 品質保証:国内正規品、1年間品質保証付き

良い口コミ

「車線変更のたびに首を大きく振っていたのが、画面をちらっと見るだけで斜め後ろの車が分かるようになり、合流が怖くなくなりました」

「穴あけ不要でシガーソケットにつなぐだけなので、カー用品店に頼まず休日の午前中に自分で取り付けられました」

「7インチの画面は思った以上に大きく、4分割にしても左右の様子がちゃんと見分けられます」

「128GBのSDカードが最初から入っていたので、買い足しに行かずその日から録画を始められたのが助かりました」

「雨の日の夜でも左右の映像が見えるので、白線が見えにくい道での車線変更が少し楽になりました」

気になる口コミ

「メーカーの公式サイトが見つからず、故障したときにどこへ連絡すればいいのか少し不安です」

「シガーソケットからの配線や左右カメラのケーブルを隠すのに思ったより手間がかかり、見た目をきれいにするには工夫が必要でした」

「4分割表示だと1画面あたりが小さくなるので、運転中に細かいところまで見るのは難しいと感じました」

「解像度や録画画質の具体的な数値が書かれていないので、ナンバープレートがどこまで読めるのか買う前に判断しづらかったです」

「ダッシュボードに7インチのモニターを置くと、車種によっては前の視界を少しさえぎる位置になってしまいました」

「Lofily電子サイドミラードライブレコーダーA77」のポジティブな特色

この製品のいちばんの強みは、「確認する道具」と「記録する道具」を1つにまとめた点です。
電子サイドミラーとドライブレコーダーを別々にそろえると、モニターも配線も2系統になり、車内がケーブルだらけになりがちです。
A77なら、7インチのタッチパネル1枚で死角の確認と走行の記録をこなせます。

次に注目したいのが、表示の切り替えです。
高速道路の合流では左右の2カメラ、狭い住宅街では前後左右の4カメラというように、場面に合わせて見たい方向を選べます。
スマートフォンで写真アプリの表示を切り替えるような感覚で、画面に触れて操作できるのも気軽です。

BSD(BlindSpotDetection/後側方車両検知)機能は、車線変更のときに斜め後ろの車を検知して知らせてくれる仕組みです。
人の目はどうしても前に集中します。
その「見落としやすい瞬間」を機械が後押ししてくれるのは、慣れた運転者にとっても心強いはずです。

前方160度・後方120度の超広角カメラも見逃せません。
広い範囲を一度に映せるため、あおり運転や接触事故が起きたときに、周りの状況まで含めて記録を残せる可能性が高まります。
もしものとき、言葉ではなく映像で状況を説明できる安心感は大きいものです。

取り付けの手軽さも魅力です。
シガーソケットにつなぎ、強力両面テープで固定するだけなので、車体に穴をあける必要がありません。
リース車や、将来手放す予定の車にも付けやすい設計です。

IP68防水・防塵・防砂構造で、雨の日や砂ぼこりの多い道でも使いやすいとされている点も安心材料です。
128GBのSDカードが付属し、届いたその日から録画を始められるのもうれしいところです。
360度回転するモニタースタンドで、運転席から見やすい角度に合わせられます。

「死角を見る」「証拠を残す」「付けやすい」という3つの悩みを、1台でまとめて片づけたい人には、検討する価値のある製品です。

「Lofily電子サイドミラードライブレコーダーA77」のネガティブな特色

最も大きな不安は、販売しているブランドの実態が見えない点です。
1年間の品質保証がうたわれていても、問い合わせ先や修理の流れが分からなければ、いざというときに困ります。

次に、性能を判断するための数値が足りません。
提供された情報には「高解像度」「高精細」という言葉はあるものの、画素数や録画解像度、フレームレートの具体的な数値がありません。
ドライブレコーダーとして使うなら、ナンバープレートが読めるかどうかは大切な判断材料です。
その点を購入前に確かめにくいのは惜しいところです。

駐車中の録画(駐車監視)やGPS記録、衝撃を検知したときの自動保存について、提供情報では触れられていません。
これらを重視する人は、販売ページや付属マニュアルでの確認が欠かせません。

BSD機能についても、どの距離・どの速度で反応するのか、警告が音なのか表示なのかといった詳しい説明はありません。
便利な機能ほど、反応の仕方を事前に知っておきたいものです。

取り付けにも注意点があります。
穴あけが不要でも、左右のカメラから車内のモニターまで配線を通す作業は残ります。
また、7インチのモニターをダッシュボードに置くと、車種によっては前方の視界をさえぎるおそれがあります。
設置場所は慎重に選んでください。

そしてもう一つ。
この製品は、純正のドアミラーの代わりにはなりません。
サイドミラーを含む後写鏡は「道路運送車両の保安基準」第44条で設置が義務付けられています。
A77はあくまで「ドアミラーを補う目」として使い、ミラーを外したり、画面だけで安全確認を済ませたりしないことが大切です。
運転中にタッチパネルを長く操作するのも避け、表示の切り替えは停車中に済ませておくと安心です。

他メーカーの商品との比較

ケンウッド「DRV-EM4800」との比較

国内大手の代表例が、ケンウッドのデジタルルームミラー型ドライブレコーダーです。
2023年9月下旬に発売された前後2カメラ構成のモデルで、12型の液晶を搭載しています。
後方の映像を6段階で拡大できる「表示画角調整機能」があり、後ろの車との距離感をつかみやすい点が強みです。
画面の大きさと、メーカーの信頼性・サポート体制では、ケンウッドが明らかに上です。
一方で、映すのは主に真後ろで、左右の斜め後ろを専用カメラで確認する仕組みではありません。
左右の死角対策とBSDを重視するなら、A77の方が目的に合っています。
なお、同社は後継となる「DRV-X80EM」を市場推定価格8万円前後で9月上旬に発売すると案内しています。

Antion「5インチモニター2個サイドカメラセット」との比較

左右の死角確認に特化した製品として、Antionのサイドカメラセットがあります。
通販の出品名からは、5インチのIPS液晶モニターに2個のサイドカメラを組み合わせ、広角120度で左右後方の死角を確認するセットであることが分かります。
左右確認だけが目的なら、構成がシンプルな分、扱いやすい選択肢です。
ただし、画面はA77の7インチより小さく、出品名を見る限りでは録画機能やBSDの搭載は確認できません。
「見る」だけでなく「記録する」「知らせる」まで求めるなら、A77に分があります。

FRC「NXシリーズ」サイドカメラとの比較

国内の車載機器ブランドFRCのカタログでは、7V型IPS液晶(解像度1024×600)のモニターと左右サイドカメラを組み合わせ、左右のウインカー線に配線してモニターを切り替える仕組みが紹介されています。
ウインカーを出すと自動で該当側の映像に切り替わるため、運転中に画面を操作する必要がありません。
解像度などの数値を明記している点でも、A77より判断しやすい製品です。
その反面、ウインカー線への配線が必要で、取り付けの手軽さではシガーソケット接続のA77が勝ります。

比較から見える選び方

後方の見やすさとメーカーの安心感を最優先するなら、ケンウッドのデジタルルームミラーが向いています。
左右の確認だけを手頃に済ませたいなら、Antionのような専用セットで十分です。
数値の分かりやすさと自動切り替えを重視するなら、FRCが候補になります。
A77は、左右の死角確認、BSD、録画を1台にまとめたい人に向く製品です。
その代わり、ブランドの透明性と性能数値の開示では、比較した他社に後れを取っています。

まとめ

冒頭で、ドアミラーに何も映っていなくても斜め後ろが空いているとは限らない、とお伝えしました。
「Lofily電子サイドミラードライブレコーダーA77」は、その見えない帯にもう一つの目を置く製品です。
左右の確認、死角検知、録画を1台でこなせる構成は、合流が苦手な人にとって頼もしい味方になります。
ただ、Lofilyというブランドの顔はまだ見えません。
保証の窓口を確かめてから選ぶ慎重さは、忘れずに持っておきたいところです。
どんなにカメラが増えても、最後に安全を決めるのは運転する人の確認です。
今日の帰り道、信号待ちの間に左後ろを振り返り、自分の車の死角がどこにあるのかを一度確かめてみてください。
その数秒が、次のヒヤリを防ぐ最初の一歩になります。

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