アマゾンレビュー分析ツールReviewMeta分析結果の読み方

Reviewmetaの使い方解説画像

みなさん、こんにちは。

世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。

今回は先日下記の記事で紹介をしたAmazonのレビュー分析ツール「ReviewMeta」の分析結果の詳しい見方を解説していきます。

 

アマゾンやらせレビュー分析ツールReviewMetaの紹介と解説
Amazonに出回っている怪しいサクラレビューを見分けるツールを使い方とともにご紹介します。海外のツールなので英語ですが、無料かつ使い方もとても簡単でわかりやすいので、みなさんにもぜひ活用していただきたいなと思って、今回の記事を書きました。

 

それでは早速解説していきたいと思います。

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リサーチ結果全体サマリー

ツールを実行すると、以下のような画面がまず表示されます。以下、それぞれエリアごとに説明していきます。

 

Reviewmetaの使い方解説画像

出典:https://reviewmeta.com/amazon-jp/B07D3XGF6W

①総合評価と調整後のレビュー

ここでは、ReviewMetaの分析全体を通した総合評価と、サクラと思われるレビューを排除した評価の数値が表示されます。

スクリーンでは赤色の「FAIL(要注意)」となっていますが、他に黄色で「WARN(疑わしい)」、緑の「PASS(問題なし)」の3種類で全体評価がされます。

 

矢印の下にある青字の、View/Edit Adjustment」を押すと、下記のように分析項目が表示され、レビュー排除の重み付けを変更することができます。0%にするとその項目に当てはまるレビューは完全に排除され、100%にすると排除がされません。

RevieeMeta評価調整の重み付け

各項目の内容について解説していきます。(順不同)

  • One-Hit Wonders
    • 分析対象の商品1件のみしかレビューをしていないアカウントによるレビューを排除します。傾向として、1つしかレビューをしてない人のレビューが多い商品は、専用のアカウントを作ってレビュー操作をしている可能性が高いと思われます。
  • Unverified purchases
    • 商品未購入者によるレビューを排除します。
  • Never-Verified Reviewers
    • 未購入状態でのレビューしかしたことがないアカウントによるレビューを排除します。
  • Overrepresented participation
    • レビューをしたアカウントの過去のレビュー数を算出し、その分布から疑わしいレビューワー層を排除します。1~5件過去にレビューしたアカウントは全体のうち10%、6~15件が30%というような形で分布を分析しています。例えば、商品レビューのほとんどが1~5件のレビューしか残していない人からのレビューであると非常に不自然なため、その層に該当するレビューは業者によるレビューの疑いがあると判断ができます。
  • Substantial overlapping history
    • レビューしているアカウント同士の過去のレビューを見比べて、他のレビュワーと同じ商品をレビューしているアカウントを排除する項目です。業者が保有しているアカウントで、依頼主の商品を評価しているサクラアカウントの可能性が考えられます。
  • Reviews on high volume days
    • レビューが集中している期間に書き込まれたレビューを排除します。新商品のリリース時などは、業者によるレビューが一時期に集中する事があります
  • Same-Day Reviewers
    • 1日に複数商品のレビューを一気にしているユーザーによるレビューを排除します。業者のアカウントでレビュー操作のために機械的に投稿されたレビューの可能性が考えられます。
  • Overrepresented word counts
    • 各レビューの文字数を数えて分布を取り、不自然に多い文字数のグループに属するレビューを排除します。業者によるレビューの場合、定型文が使われることが多く、レビューが一定の文字数に集中する傾向があります。
  • Brand Monogamists
    • 複数の商品のレビューをしているけど、1つのブランドしかレビューしていないアカウントを排除します。
  • Brand Loyalists
    • 複数の商品のレビューをしているけど、50%以上がある特定のブランドしかレビューしていないアカウントを排除します。
  • Easy Graders
    • いつも高評価をつけているアカウントによるレビューを排除します。
  • Take-Back Reviewers
    • 過去に投稿したレビューをアマゾンから不正の疑いで消された事がある人のレビューをは排除します
  • Substantial repeated phrases
    • 不自然に繰り返されているフレーズがあるレビューを排除します。これは日本語のレビューだと有効にならないようです。

②商品バリエーションの数と詳細

ここに表示されている数字が多いときは要注意商品です。

商品のバリエーションの数を表示しているのですが、この商品バリエーションの仕組みを悪用したレビュー操作が横行しています。

どのように悪用しているかというと、Amazonの仕組み上、色違いやサイズ違い商品はレビューが共有されるのですが、この仕組を悪用して、全然関係のない商品をサイズ違いなどにして登録して、操作をした良いレビューを複数商品で共有させていた疑いがあります。

上記画像の商品は、補聴器なのに67ものバリエーションがあるとは考えられないので、この仕組を使ってレビューを悪用していたと考えられます。

③商品名の変更履歴

このエリアは商品名の変更履歴を確認できます。

悪徳な業者は、安価な商品をたくさん捌きいてレビューを集めて、その後高額な商品のページに変更してあたかも変更後の商品が高評価を集めたように見せる姑息な方法を使っている販売者もいます。

こちらのBuzzfeedさんの記事では、詳しくその手口が紹介されていますのでご参考までに。

汚れたAmazonレビュー 数珠が家電に化ける時
横行するステマの実態を追った
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Report Card

ReviewMeta Report のスクリーンショット

これらはこのあとに詳細が解説される、11項目のテストの結果のサマリーを表しています。評価は全体評価と同じく、「FAIL」「WARN」「PASS」の3種類に加えて、分析が実施されなかった項目は「N/A」となります。

Phrase Repetition(不自然な繰り返しフレーズのチェック)とIncentivized Reviews(インセンティブによるレビュー)は、それぞれ日本語での分析ができないことと、インセンティブ付きレビューの仕組みが、2016年にAmazonの運営側から禁止となって今は存在しないため、N/Aとなります。

Most Trusted Reviews/Least Trusted Reviews

ReviewMeta Most/Least Trusted Reviewのスクリーンショット

レビューをしたアカウントの属性をテスト項目と合わせたときに、もっとも信用できそうなアカウントと、サクラっぽいアカウントのレビューを抽出していくつか表示しています。

各レビューの下に何の疑いがあるかを前述の、「View/Edit Adjustment」の詳細項目別に、表示がされています。

Analysis Details

この項目以下は、各分析結果の詳細となります。

総合評価と調整後のレビューのエリアの、「View/Edit Adjustment」の詳細項目とほぼ重複していますので、ここでは簡単に説明をするのみにとどめておきます。

  • Suspicious Reviewers
    • One-Hit WondersやSingle-Day Reviewersなどの不自然なアカウントによるレビューがないかの分析です。
  • Reviewer Ease
    • その商品をレビューしているアカウントの、全レビューの平均と、その商品が属するカテゴリのレビュワーの、全レビューの平均を比較しています。Products’s Average Ease Scoreが、Category’s Average Ease Scoreより高いと、高評価ばかりつけている業者アカウントによるレビューの割合が多い可能性があり、要注意です。
  • Word count Comparison
    • レビュー全体の文字数の分布に関する分析です。不自然に分布率が高い文字数のレビューがないかを調べます。
  • Reviewer Participation
    • レビューをしたアカウントの過去のレビュー数に関する分布です。
  • Rating Trend
    • 評価がついた時期が固まっていないかどうかに関する分析です。
  • Unverified Purchases
    • 未購入者による評価に関する項目です。
  • Overlapping Review History
    • 対象商品をレビューしたアカウントの中で、他にも共通でレビューされた商品に関する項目です。メジャーでない商品が、不自然に共通でレビューされている場合は業者が運用しているアカウントの可能性があります。
  • Brand Repeats
    • Brand Monogamists/Brand Loyalistsに関する項目です。評価先のブランドに偏りがあるアカウントに関しての分析です。
  • Deleted Reviews
    • アマゾンにより規約違反で消されたレビューの有無に関する分析です。
  • Phrase Repetition/Incentivized Reviews
    • Report Cardの項目でお伝えした通りで、こちら2項目のテストは日本のAmazonでは実行されません。

まとめ

今回記事を書くにあたって、ReviewMetaの項目を調べて、よくできているなと思ったと同時に、本当にいろんな手口でレビュー操作がされていると販売者ながらも驚きでした。

みなさんも、このツールを使ってヤラセレビューを排除して、後悔しないAmazonでの買い物ができたら幸いです。