みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回はカメラの三脚などを中心に販売をしている「Eienn 」(読み方はエイエン)について調べてみました。
Eiennの会社概要
企業名:深圳市放题科技有限公司
所在地:深圳市前海深港合作区前湾一路1号A栋201室
設立:2017年8月1日
代表:冯伟平
資本金:500万元
ブランドホームページ:なし
問い合わせ先
メール:258501549@qq.com
Amazon正規販売店:Eienn
従業員5人以下の深センの零細企業
Eiennはカメラの三脚などを中心に扱っている中国のブランドです。
中国深センにある深圳市放题科技有限公司が商標を保有し、Eiennの商品の販売をしています。
企業情報サイト(看准)によると、同社は資本金500万元(約8,300万円)、従業員5人以下の零細企業であり、事業内容としてコンピュータソフトウェア・ハードウェアの技術開発や電子製品等の製造・販売を行っているということがわかりました。
また、2017年8月設立となっていますので、同社は設立からまだ2年足らずの新しい企業といえます。(2019年3月現在)
なお、同社のオフィス所在地を調べたところ、深圳市前海商务秘书有限公司というバーチャルオフィス(住所貸し、郵便物受け取りサービスなど)を提供する会社の所在地でした。
従業員も少ないことからも、Eieenの商品は自社で製造されたものではなく、他社製品に自社ロゴを入れるOEMの形式で作られた商品だと予想できます。
中国では別会社が同ブランドを登録
同社は日本で2018年10月にEiennブランドの出願を行い、2019年3月現在、審査の結果待ち状態となっています。
同ブランドは正式にはまだ商標が登録される前なのですが、同社は既に販売を開始している状況です。(2019年3月現在)
ただし、既に商標登録の出願をしていますので、日本においては他社による同ブランドの商標登録はできないものと思われます。
なお、同ブランドの登録状況についてさらに調べたところ、中国では2015年に別の会社(深圳市正通达亿科技有限公司)がEiennブランドの商標登録をしていたことがわかりました。
中国ではEiennブランドは指輪やアクセサリーのブランドとして登録されていますが、中国のタオバオ等での販売はしていない様子でした。
そのため、少なくとも商標の使用期限が切れる2025年1月までは、中国内で深圳市正通达亿科技有限公司以外はEiennブランド商品の販売はできないものと思われます。
ちなみに同社と深圳市正通达亿科技有限公司との関係を調べましたが、二社の関に何か関係があるかどうかはわかりませんでした。
Eiennの商品レビュー・評価まとめ
これまではEiennを運営する会社について見ていきましたが、次に代表的な商品の評判を見ていきたいと思います。
Eienn 三脚 SJ-002A
日本でのレビューは176件あり、全体平均は★4.1、★1と★2の合計は 13%でした。(2019年3月15日現在)
「軽くて持ちやすい」「組み立てが簡単」「小さいので場所を取らない」ことなどが好評の三脚です。
低評価のレビューには、「組み立てようとしたら折れた」「雲台がはずれない」「入っていない部品があった」などのコメントがありました。
なお、保証期間についての記載はありませんでしたので、不具合時の対応に不安が残ります。
現在のところ、当商品について、アメリカ等の海外ではまだ販売されていないようです。(2019年3月15日現在)
Eienn 三脚 SAB264
※2019年8月16日追記:Amazonの販売ページが削除されていたため、Amazonでの販売は停止した様子
日本でのレビューは76件あり、全体平均は★4.4、★1と★2の合計は7%と高い評価でした。
「軽くて携帯しやすい」「手ぶれが少ない」「コスパがよい」ことなどが人気の三脚です。
低評価のレビューには、「耐久性が不安」「錆が出やすい」「雲台がぐらぐらしている」などのコメントがありました。
なお、当商品についても、アメリカ等の海外ではまだ販売されていないようです。(2019年3月15日現在)
また、こちらの商品には1年間の製品保証が付いていますので、不具合等があった場合に返金・交換等の対応を受けることが可能です。
Eiennのおすすめ度(5段階中)
★★★☆☆(3/5)
今回は「Eienn」を調べてみましたが、中国深センに本拠地を置く、カメラの三脚等の販売に力を入れる小企業という印象です。
小さい会社ではありますが、資本金が約8,300万円と比較的多いことは評価できます。
ただ、バーチャルオフィスを使用しており実際のオフィスを持たないこと、ホームページがなく、さらにその他の情報も少なく会社の実態が見えづらいことがマイナス点です。
上記のマイナス点はありますが、日本で商品が比較的高い評価を受けていたことなどを踏まえ、★3としました。