みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回は充電用USBケーブルやTypeCからHDMIへの変換アダプターなどを中心に販売している「Idoove」(読み方はアイドーブ)について調べてみました。
Idooveの会社概要
企業名:深圳市爱德思创科技有限公司
所在地:深圳市龙华区大浪街道同胜社区华荣路355号厂房四1层西边
設立:2013年07月22日
代表:杨华
資本金:360万元
ブランドホームページ:無
問い合わせ先
メール:yanghua@aidetech.cn
Amazon正規販売店:IdooveDirect
工業地区にオフィス・工場を構える
Idooveは、充電用USBケーブルやTypeCからHDMIへの変換アダプターなどを中心に扱っている中国のブランドです。
中国深センにある深圳市爱德思创科技有限公司が商標を保有し、Idooveの商品の製造と販売をしています。
同社は2013年7月に設立された中国深センにある中小企業で、従業員数は36人です。
また、オフィスは科学技術系の企業が多く入居している工業地区にあり、工場も同じ場所にあります。
自社工場を保有し生産も行う
同社はフラッシュドライブ・アダプターなどコンピュータ周辺機器の開発に力を入れています。
最近では製品の製造を自社で行わず、他の会社に任せ最後に自社のブランド名だけを製品に付けるOEMという仕組みで自社製品を販売することも増えてきていますが、同社は自社工場を持ち、組み立てから完成まで全て社内で完結させています。
ただ製品を売るだけでなく、製品の開発から組み立てまで全て自社で行っているる同社は、規模の面では他多数のOEMで自社ブランドを販売している中国ブランドと一線を画しているといえます。
経営が悪化し多額の負債を抱える
同社は資本金が360万元(約6千万円)あり、中小企業としては規模が大きい方の部類に属します。
ただし、企業情報サイト(启信宝)によると、2018年10月時点で同社の資産総額が346万元(約5500万円)であるのに対して、負債は約445万元(約7300万円)もあり、負債総額が資産総額を超えるいわゆる債務超過の状態となっています。
債務超過という言葉に馴染みがない方は、「赤字」よりも悪い状態だとイメージしていただければと思います。どうやら同社の雲行きはかなり怪しそうな気がします。
出典:https://www.qixin.com/company-report
Idooveの商品レビュー・評価まとめ
これまではIdooveを運営する会社について見ていきましたが、次に代表的な商品の評判を見ていきたいと思います。
アメリカやイギリスのAmazonレビューも引き合いに出しながら、紹介していきます。
Idoove Type C ケーブル3本セット
日本ではレビューは1件しかない商品で、そのレビューは★1と最低の評価でした。(2019年1月28日時点)
「充電の速度が遅い」というコメントがあり、商品の内容が事前の説明と違うということが指摘されていました。
アメリカのアマゾンでは色違いの商品において、6件のレビューがあり、★1が1件、残りは★4,5でした。
★1のコメントは、Google pixel 2 XLでチャージされなかったという内容です。
なお、当商品には1年半の製品保証があるため、問題が生じた場合に交換等の対応を受けることができます。
製品保証もあり、しかもお手頃な価格の商品ですので、試しに使ってみようという位の気持ちで買うのならよいと思います。
Idoove Type C HDMI 変換ケーブル
こちらの商品に関しても日本では1件のレビューしかなく、同じく評価は★1となっていました。内容は「購入後30分で使えなくなってしまった。」といったものでした。
また、アメリカのアマゾンでも25件のレビューのうち、★1が28%もあり(2019年1月28日時点)、評価が高いとは言えない状況でした。
コメントの内容を見ると、「購入後数週間したら使えなくなってしまった」という報告が複数ありました。
なお、当商品に関してはサイト上に製品保証についての記載がなく、故障時の対応に不安が残ります。
特に日本ではレビュー数が少ないため、商品についての正確な判断はまだ難しいと言えますが、現段階では正直お勧めできない商品です。
Idooveのおすすめ度(5段階中)
★☆☆☆☆(1/5)
今回は「Idoove」を調べてみましたが、中国深センに本拠地を置く、コンピュータ周辺機器の製造から販売までを自社で行う中小企業のブランドといった印象です。
従業員を30人以上抱え、自社工場をもっていますが、会計上債務超過の状態にあり、企業そのものの存続が微妙なところです。
また、レビュー数はまだ少ないのですが、日本でもアメリカでも評価が低く、製品の質もよく無さそうです。
以上より、経営状態に不安があること、さらには製品の評価も低いためお勧めできないブランドと判断し★1としました。