みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回は USBメモリなどを中心に販売をしている「QARFEE」(読み方はカルフィー)について調べてみました。
QARFEEの会社概要
企業名:深圳市伊飞信商贸有限公司
所在地:深圳市龙华新区民治街道民治大道汇宝江大厦六楼A605
設立:2009年4月2日
代表:聂翠波
資本金:1,000万元
問い合わせ先
メール:Contactus@qarfee.com
Amazon正規販売店:Anyougdirect
世界20か国で販売する深圳の大企業
出典:http://qarfee.com/
QARFEEはUSBメモリなどを中心に扱っている中国のブランドです。
中国深センにある深圳市伊飞信商贸有限公司が商標を保有し、QARFEEの商品の販売をしています。
企業情報サイト(启信宝)によると、同社は資本金1,000万元(約1億6千万円)の大企業であり、主に電子製品やケーブル等の販売を行っています。
設立から約10年経っており(2019年6月現在)、業界の中では業歴が長い企業です。
また、求人情報サイト(前程无忧)によると、従業員は50人以上在籍し、欧米、日本、オーストラリア等、世界20か国で販売しているとのことですので、海外に積極的に販路を広げていることがわかりました。
なお、QARFEEブランドは同社により日本で商標登録されていますが、中国では申請が却下されたため、現在、最審査申請中となっています。(2019年6月4日現在)
なお、同社による商標登録の申請が中国で却下された理由については、調べてもわかりませんでした。
また、同社は深圳市内で3回移転した記録があり、登録上、現在のオフィスは龍崗新区にあることになっていますが、求人・就職情報サイト(职友集)によると、実際のオフィスは福田区の19階建てビル11階にあるとのことです。(2019年6月4日現在)
出典:https://sz.zufun.cn/office/211
親会社は英国のネット株取引会社
関連会社を調べたところ、同社の親会社はインターネットによる株取引・投資を行うイギリスの会社(会社名:VEESAR QUANTITATIVE TECHNOLOGY CO., Ltd.) であることがわかりました。
親会社の会社ホームページによると、設立が2018年12月となっていますので、業歴が1年にも満たない新しい会社です。(2019年6月現在)
また、アラブ首長国連邦に中東オフィス(2019年設立)があり、中東やアジアの市場を担当しています。
なお、イギリスの企業検索サイト(MadeSimple)によると、親会社の代表は1992年2月生まれのケニア人の男性となっていましたので、20代後半(2019年6月現在)の若い男性が率いる会社ということがわかりました。
親会社は設立後間もない会社ということもあり、業績等のその他の詳しい内容や、深圳市伊飞信商贸有限公司と親会社との具体的な関係は不明でしたが、同社は資金等のバックアップを得るため外資系の会社の傘下に入ったものと思われます。
ホームページやSNSの活用は今一つ
同社には英語版のブランドホームページがあり、会社名、所在地の記載はなく、一見したところどの企業が保有するブランドかわからない作りとなっていますが、中国の企業ということを前面に出さないようにするため、あえてこのようにしたものと推測できます。
ホームページ内の最新ニュース発行日が2018年6月30日となっていますので、約1年間ニュースの更新がない状態です。(2019年6月4日現在)
また、同社はFacebookのアカウントを持っており、フォロワーは119人、最終更新日は2019年2月28日です。(2019年6月4日現在)
なお、Twitterのフォロワーは1,192人おり、2018年1月~3月は更新がありませんでしたが、2019年4月は週1回程度と比較的多く更新していました。
1か月に数回も更新がある月があれば、全く更新がない月もあるというようにSNSの更新頻度にむらがあります。
これらのことから、同社のホームページやSNSの活用は今一つという印象を受けました。
Qarfee USBメモリ4in1 フラッシュドライブ 高速 USB 3.0 Phone usbメモリー USB
QARFEEのおすすめ度(5段階中)
★★★★☆(4/5)
今回は「QARFEE」を調べてみましたが、中国深センに本拠地を置く、USBメモリ等の販売に力を入れる大企業という印象です。
設立後10年と業界内では業歴が長いこと、海外で積極的に販売を行っていることが評価できます。
また、商品が日米で高い評価を受けていること、アフターサービスがしっかりしていることもプラス点ですが、SNSの更新頻度にむらがあり、フォロワーも多くなく、SNSの活用が今一つであることがマイナス点です。
なお、英国の会社が親会社ですが、設立後間もない会社のため親会社の情報が少なく、この点に関しては現段階では評価が難しい状況です。
上記の内容を総合的に判断し★4としました。
悪くはないブランドではありますが、Amazonの売れ筋ランキングから他の製品との比較検討もしたほうが良さそうです。【公式】Amazon USBメモリ・フラッシュドライブ 売れ筋ランキングを確認する【公式】QARFEEのAmazon公式ショップを確認する