みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回はドライブレコーダーなどを中心に販売をしている「Crosstour」(読み方はクロスツアー)について調べてみました。
Crosstourの会社概要
企業名:深圳市龙投光学有限公司
所在地:深圳市龙华区龙华街道龙园社区龙发路428A3栋3单元703
設立:2012年5月10日
代表:汪远辉
資本金:100万元
ブランドホームページ:なし
問い合わせ先
メール:56893679@qq.com
Amazon正規販売店:Crosstour Direct JP
社員50人程の中国深センの中小企業
Crosstourはドライブレコーダーなどを中心に扱っている中国のブランドです。
中国深センにある深圳市龙投光学有限公司が商標を保有し、Crosstourの商品の製造・販売をしています。
同社は主にドライブレコーダーなどの光学機器等の製造・販売を行っている中小企業です。
求人情報サイト(中国人才热线)によると、従業員は50人以上となっており、また、企業情報サイト(企查查)によると、資本金は100万元(約1670万円)ということが分かります。
また、リサーチの結果、同社は深セン市内でオフィスを3回移転しており、2018年8月に現在の場所にオフィスを移転していたことが判明しました。(2019年3月現在)
なお、現在のオフィスの外観画像は見つかりませんでしたが、郵便物受け取り用に登録している前オフィスの外観画像を確認することができました。
清算手続きに入るも1年後撤回
企業情報サイト(企查查)によると、同社は2015年7月に会社清算の手続きに入ったことが分かりました。
その後、同社は清算人を選定し、清算手続きを進めていましたが、約1年後、2016年9月の株主総会で経営の継続及び清算公告の撤回を決議し、深センの新聞に清算撤回公告を出しました。
同社は以前、会社ホームページがありましたが、現在は閉鎖されており閲覧できないのも一度清算手続きを進めたことと関係があるようです。
なお、一般的には破産宣告後に清算手続きに入るケースが多いと思われますが、同社が一時清算することを決めた理由が何かについては調べることができませんでした。
業績回復の兆しか?求人募集を再開
企業・求人情報サイト(职友集)によると同社の求人数は、2014年18名、2015年3名、2016年以降求人なしとなっています。
求人数の落ち込みから判断すると、2015年に急速に同社の経営が悪化した可能性があり、このことが会社清算を決めた原因なのではと推測できます。
なお、Crosstourブランドは2018年5月に商標登録申請し同年6月に認可されました。
また、同社は2019年2月に求人を1件(グラフィックデザイナー若干名)募集していたことが分かりました。
2018年以降新ブランドの販売を開始し、2019年には求人も再開したことから、同社に業績回復の兆しが見えてきたことがうかがえます。
Crosstourの商品レビュー・評価まとめ
これまではCrosstourを運営する会社について見ていきましたが、次に代表的な商品の評判を見ていきたいと思います。
アメリカのAmazonでのレビューも引き合いに出しながら、紹介していきます。
Crosstour 1080Pフルハイビジョン ドライブレコーダー
日本では84件のレビューがあり、全体平均は★4.1、★1と★2の合計は16%でした。(2019年3月5日現在)
「デザインが格好いい」「お手頃な値段」「軽量で取り付けも簡単」なことなどが人気のドライブレコーダーです。
低評価のレビューには「夜間の画像が暗い」「吸盤がよく取れる」「不定期に電源が落ちる」などのコメントがありました。
Amazonアメリカでは326件のレビューがあり、全体平均は★4.6、★1と★2の合計は5%と高い評価でした。
不満な点として「取り付けに時間がかかる」「360度の回転ができなかった」などが挙げられていましたが、コスパの良さなどが評価されていました。
なお、こちらの商品にも1年間の製品保証が付いています。
Crosstour アクションカメラCT7000
日本では375件のレビューがあり、全体平均は★3.9、★1と★2の合計は15%と多く、評価はあまり高くありませんでした。(2019年3月5日現在)
「コスパがよい」「入門用によい」「WiFi機能が便利」なことなどが人気のアクションカメラです。
低評価のレビューには「防水機能が働かなかった」「手ぶれ補正機能がなく不便」「画像があまりよくない」などのコメントがありました。
Amazonアメリカでは891件のレビューがあり、全体平均は★4.3、★1と★2の合計は12%となっており、日本よりは高い評価でした。
不満な点として「充電できない」「購入してしばらくしたら動かなくなってしまった」などのコメントがありましたが、日本同様にコスパのよさは評価されていました。
なお、当商品には1年間の製品保証が付いていますので、不具合があった場合に返金、交換等の対応を受けることが可能です。
Crosstourのおすすめ度(5段階中)
★★★★☆(3/5)
今回は「Crosstour」を調べてみましたが、中国深セン市に本拠地を置く、ドライブレコーダー等の製造・販売に力を入れる中小企業という印象です。
同社は2015年に清算手続きに入りましたが1年後撤回し、経営を継続することを決めました。
また、2016年から3年間求人募集をストップしていましたが、2018年に同ブランドの商標登録を行い2019年から求人を再開しており、業績回復の兆しが見えることはプラス点です。
日本での商品の評価は非常に高いとまではいえませんが、今回リサーチした2つの代表商品において平均★4前後をキープできていました。
また、アメリカでは同ブランドの商品は比較的高評価を受けています。
清算手続きを撤回してからまだ2年数か月ではありますが、新ブランドを作り業績が回復軌道に乗りつつあることがうかがえるため、評価を★3としました。
Amazonの売れ筋ランキングから他の製品も参考にしたほうが良さそうです。【公式】Amazon ドライブレコーダー本体 売れ筋ランキングを確認する【公式】Crosstourの正規販売者の販売製品を一覧で確認する