みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回は体重計などを中心に販売をしている「Vodool」(読み方はボドール)について調べてみました。
Vodoolの会社概要
企業名:龙岩德东贸易有限公司
所在地:福建省龙岩市新罗区西城街道莲新中路64号莲花家园10号楼702室
設立:2017年11月10日
代表: 易利花
資本金: 2万元
ブランドホームページ:https://vodool.com/
問い合わせ先
メール:support@vodool.com
Amazon正規販売店:vodooltech
業歴の短い福建の新興零細企業
Vodoolは体重計などを中心に扱っている中国のブランドです。
中国福建省にある龙岩德东贸易有限公司が商標を保有し、Vodoolの商品の販売をしています。
福建省の企業情報サイト(福建新工商名录)によると、同社は資本金2万元(約32万円)、設立後1年半ほど(2019年5月現在)の新興零細企業です。
また、主な業務として電子製品、日用品等の販売や輸出の代行などを行っています。
なお、同社のオフィスは福建省西部の龍華市に位置するオフィスビルの7階にあります。
大企業の代行で販売している可能性?
Vodoolの商標登録状況について調べたところ、同社は2018年8月に日本で商標登録申請をしており、現在、審査の結果待ち状態であることがわかりました。(2019年5月14日現在)
出典:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
なお、企業情報サイト(找到)によると、中国では別の会社(深圳市德远供应链有限公司)がVodoolの商標を保有しています。
深センのこの会社は2009年創業、従業員が約200人の海外向け通販業等を行う大企業であり、アマゾン担当社員の求人も積極的に行っています。
アメリカやEU(欧州連合)でのこの深センの大企業が保有しており、日本の商標のみ保有者が異なっています。
両社の資本的な関係性は把握できませんでしたが、おそらく日本での販売のみ、福建省の龙岩德东贸易有限公司に委託していると考えられます。
Vodoolの商品レビュー・評価まとめ
これまではVodoolを運営する会社について見ていきましたが、次に代表的な商品の評判を見ていきたいと思います。
アメリカのAmazonでのレビューも引き合いに出しながら、紹介していきます。
Vodool鼻毛カッター BMXJQ-1
日本では40件のレビューがあり、全体平均は★4.7、★1と★2の合計は2%とかなり評価の高い商品でした。(2019年5月14日現在)
「軽くて旅行に便利」「値段もお手頃」「細部まできれいにカットできる」ことなどが人気の鼻毛カッターです。
低評価のレビューには「1週間で壊れた」「説明書の内容がわかりにくい」などのコメントがありました。
なお、同タイプの商品はアメリカ・イギリスのAmazonでは販売していない様子です。(2019年5月14日現在)
また、当商品には1年間の製品保証が付いていますので、不具合があった場合、返金・交換などの対応を受けることが可能です。
Vodool usb type-c ケーブル Vodool Type-C02
日本ではまだ4件のレビューしかありませんでしたが、全体平均は★2.8で、内訳を見ると★4と★5が各1件、★1が2件となっており、人によってかなり評価に差が出ている商品でした。(2019年5月14日現在)
「ケーブルがしなやかに曲がり使いやすい」「2本入っていて嬉しい」「高級感ある見た目がよい」ことなどが人気のUSBケーブルです。
低評価のレビューには「急速充電と書いてあるのに実際は充電が遅かった」「1本不良品が入っていた」などのコメントがありました。
アメリカでは12件のレビューがあり、全体平均が★2.9、★1と★2の合計は41%(★1が33%)と評価は高くありませんでした。(2019年5月14日現在)
不満な点として「充電に時間がかかる」「自分のスマホでは使えなかった」「1か月で使えなくなった」このなどが挙げられていましたが、ケーブルが長くて丈夫なことが評価されていました。
なお、当商品には18か月間の製品保証が付いています。
Vodoolのおすすめ度(5段階中)
★★★☆☆(3/5)
今回は「Vodool」を調べてみましたが、中国福建省に本拠地を置く、体重計等の販売に力を入れる零細企業という印象です。
同社は日本で同ブランドの商標登録をしていますが、実際は深圳の大企業の代行でアマゾン日本で販売している可能性があることがわかりました。
代表商品の1つの体重計が日本・アメリカで評価が高いのが評価できますが、もう一つの商品が日本、アメリカともに評価が低かったのが気になります。
また、同社に関しての情報が極端に少なく、会社の情報に不明な点が多いこともマイナス点です。
上記の内容を総合的に判断し、★3としました。