みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回は、MP3プレイヤーやイヤホンなどの販売を行っている「AGPTEK」について調べてみました。
AGPTEKの会社概要
企業名:深圳市曼伯特实业发展有限公司
(Shenzhen Mambate Industry Development Co., Ltd.)
所在地:深圳市福田区福田街道福安社区福华一路88号中心商务大厦704-709(708、709)
設立:2001年12月28日
代表:李安源
資本金:2000万(元)
ブランドホームページ:http://www.agptek.com/
運営企業ホームページ:http://www.mambate.com
問い合わせ先
メール:CS@agptek.com
Amazon正規販売店:Linking Port-JP
ブランド保有会社は中国深センの大手企業
AGPTEKは、MP3プレイヤー、イヤホン、スマートウォッチなどの電化製品の販売を行っている中国のブランドです。
中国深センにある深圳市曼伯特实业发展有限公司が保有しているブランドです。
中国の企業情報サイトの企查查によると、同社は資本金は2000万元、日本円に換算して約3億4000万円もある中国深センの大手企業です。
Amaviserでこれまでに調べてきた中国のブランドは、ほとんどが資本金100万円~1000万円代の企業だったので、他社とは一線を画す規模感です。
さらには、世界的に有名なドイツの医療機器メーカーのシーメンス社の代理店として、輸入業やコンサルティングなどを行っており、企業の対外的な信頼性は高そうです。
また、同社がオフィスを構えている深圳福田というエリアは、中心業務地区と呼ばれるビジネスの中心地で、東京でいうと丸の内のような場所となります。
そのような場所にオフィスを構えていることからも、大企業の風格が伺えます。
販売業務は子会社が行っている
AGPTEKの製品は子会社の广州曼伯特信息技术有限公司が実際の販売業務を行っています。
販路は広く、Amazon、ebay、Walmartなど、世界中で製品を販売しています。
ホームページによると、その子会社の従業員は100人を超えており、年間売上高は30億円を超えているとのことでした。(いつの売上高かは記載がありませんでした。)
日本での商標保有者はアメリカの企業?
今回、AGPTEKのリサーチをしていくなかで、1点興味深い点を見つけました。
特許庁の商標データベースで確認をすると、AGPTEKの商標は、「マムバート ユーエスエー インク(MamBate USA Inc)」というアメリカの企業が保有していたのです。
この会社について調べてみると、今回取り上げている大企業の深圳市曼伯特实业发展有限公司がアメリカに2005年に設立した販売会社でした。
日本の商標の情報だけでは、あたかもアメリカのブランドのように見えますが、大元をたどると親会社は同じ中国企業だったというオチです。
若干やり方が微妙ですが、中国のブランド戦略としてこのようなパターンはよくある手のようです。
【日本正規品・国内認証済】MP3プレーヤー AGPTEK Bluetooth5.1
AGPTEK スマートウォッチ 日本正規品 iPhone対応 Android対応 丸型 ウォッチ
AGPTEKのおすすめ度(5段階中)
★★★★☆(4/5)
今回は「AGPTEK」を調べてみましたが、MP3プレイヤーやイヤホンなどの販売を行なう、中国深圳市にある大企業のブランドでした。
AGPTEKを保有する深圳市曼伯特实业发展有限公司は、資本金約3億4000万円の大手企業で、世界的な医療機器メーカーのシーメンスの販売代理店も務めある程度信頼性が高いといえるでしょう。
日本の商標をあえてアメリカにある自社の関連会社名義で取らせているところに、若干のセコさを感じますが、これだけの規模感で組織だった企業が運営をしているブランドのため、その製品に関してもある程度は信用できるのではないかと思います。
とはいえ、商品にレビューをみると★1レビューの割合が高めで、全体の評価もさほど高くないため★4としました。
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