みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回は家庭用脱毛器を中心に販売している「Sarlisi」(読み方はサーリシ)について調べてみました。
Sarlisiの会社概要
企業名:厦门秋桑贸易有限公司
所在地:中国(福建)自由贸易试验区厦门片区(保税区)象兴一路33号1306室
設立:2015年04月16日
代表:黄荣军
資本金:208万人民币
ブランドホームページ:不明
問い合わせ先
メール:不明
Amazon正規販売店:SARLISI-直営店
Twitter:不明
中国福建省厦门市の中小企業のブランド
Sarlisiは家庭用脱毛器などを中心に扱っている中国のブランドです。
中国福建省厦门市にある厦门秋桑贸易有限公司が商標を保有し、Sarlisiの商品の販売をしています。
企業情報サイト(企查查)によると、同社は資本金が208万人民币(約3800万円)の化粧品や家電製品等幅広い商品の貿易業を主に営む中小企業です。
なお、同社は2015年の設立で、業界の中では新興の企業といえます。
日本法人を2019年に設立・楽天にも出店
ブランド名でリサーチをしたところ、2019年12月日本で設立されている「SARLISI株式会社」という会社を発見しました。
こちらの企業は住所が、千葉県千葉市の企業となっていますが、代表者名の情報も見つからず、当サイトで紹介しているブランドSarlisiとの明確な関連性が掴めませんでした。
また、Amazonだけでなく、楽天市場にも出店しており、出店者の会社概要の運営者の住所を見ると沖縄県沖縄市となっています。運営責任者の方も日本の方の名前となっていました。
ただ、会社名の記載がなく個人名だけだったので、販売元の企業はわかりませんでした。ここからは推測ではありますが、おそらく楽天に関しては日本の方に販売代行を依頼しているのではないかと思われます。
ただ1点気になったのは、楽天のブランドページの店舗URLです。
ドメイン名が「https://www.rakuten.ne.jp/gold/b-earphone/」と、なぜかb-earphoneとイヤホン販売業者を連想させる名前になっています。
通常であれば、ブランド名、もしくは主力製品の名前にするところでありますが、全く関係のない不自然なドメインになっていることに違和感を感じました。
楽天アカウントが譲渡されたものである等、何らかの理由があると考えられます。
中国の企業信用スコアでBBB
中国では、世界最大級のECサイトとして有名なアリババが運用している、企業の信用度を点数化する「阿里巴巴企业诚信体系」というサービスが普及しています。
これは、ECサイトで有名なアリババが運用していて、各企業の信用がグレードで決められており、インターネット上で公開されています。
グレードは高い順からAAA、AA、A、BBB、BBとなっており、厦门秋桑贸易有限公司は「BBB」のグレードがつけられています。(2020年11月8日現在)
出典:https://xinyong.1688.com/credit/
規模の小さい会社や新しい会社にはこのスコアがついていないケースも多く見られます。
同社は業歴の短い企業ですが、BBBの評価がついていることから、ある程度の実績と信頼がある企業なのではないかと感じました。
Sarlisiの商品レビュー・評判まとめ
これまではSarlisiを運営する会社について見ていきましたが、次に代表的な商品のレビューについてみていきます。
Amazonやらせレビュー検出ツールのReviewMetaでのスクリーニング後と比較していきます。
Sarlisi 脱毛器 無痛脱毛
Sarlisiのおすすめ度(5段階中)
★★★☆☆(3/5)
今回は「Sarlisi」を調べてみましたが、中国福建省厦门市に本拠地を置く、化粧品や家電製品等幅広い商品の貿易業を営む中小企業のブランドでした。
資本金は約3800万円ほどと、少なくない額で日本でのブランドの商標登録もあり、Amazonだけでなく楽天でも販売をしていることから、日本での販売に力を入れていることが伺えます。
ただ、気になったのが家庭用脱毛器という身体への影響が大きい商品を扱いながら、販売元の情報や保証等がしっかりと記載されていない点です。
少なくとも、通常であればブランドホームページを作成し、販売元の記載をするのですが、そういった情報は見つかりません。このような身体への影響がある商品を販売する元として、この点はかなりマイナスポイントです。
以上の点から、私個人的には買う勇気が出ないブランドといった印象です。
ただ、中国の運営企業側の資本金の大きさやアリババの企業評価は低くなかったため、★3としました