みなさん、こんにちは。
世界4カ国のAmazonで販売しているEC事業者のAmaviser管理人です。
英語と中国語に堪能、5年以上のAmazonマーケットプレイスでの販売経験を活かし、みなさんのAmazonショッピングの手助けとなる情報を発信しています。
今回はBluetoothイヤホンなどを中心に販売をしている「Dudios」(読み方はデュディオス)について調べてみました。
Dudiosの会社概要
企業名:深圳市星科启电子商务有限公司
所在地:深圳市龙华区龙华街道创业路汇海广场B座1308-1309
設立: 2015年6月1日
代表:张钧
資本金: 100万元
ブランドホームページ:不明
問い合わせ先
メール:postmaster@soundpeatsaudio.com
Amazon正規販売店:TEKTEK-JP
ヨーロッパなど世界各地で販売する中小企業
DudiosはBluetoothイヤホンなどを中心に扱っている中国のブランドです。
中国深センにある深圳市星科启电子商务有限公司が商標を保有し、Dudiosの商品の販売をしています。
企業情報サイト(企查查)によると、設立は2015年6月ですが、創業は2010年12月のため、業歴が8年以上あることになります。(2019年5月現在)
資本金が100万元(約1600万円)、従業員が50人以上の中小企業であり、電子製品等の技術開発、買付・販売を主に行っています。
また、同社はアメリカ、ヨーロッパ、日本等世界各地で業務を展開しており、海外での販売を重視している企業であることもわかりました。
なお、同社は深圳市内で2回移転したことがあり、現在は27階建てビルの13階2部屋をオフィスとして使用しています。(2019年5月現在)
2017年2月に一気に9割も減資
資本金の変化を調べたところ、同社は2017年2月に資本金を1000万元(約1億6,000万円)から一気に900元(約1億4,400万円)も減らし、100万元(約1,600万円)にしていたことがわかりました。
減資の内訳を見ると、出資者2人がそれぞれ450万元(約7,200万円)ずつ減資しており、また、出資者の1人が総経理を務めていた武漢の支社も現在は経営停止状態になっていました。(2019年5月11日現在)
業績不振のため減資したのだろうかと考え、さらに調べたところ、同社は2018年に子会社を2社(深圳、武漢)設立しており、武漢の支社は社名を変え子会社にしていたことがわかりました。
また、2018年の同社の年間売上額が3,000万ドル(約3億3,000万円)を突破したという記録も見つかりましたので、減資後も業績は好調のようです。
同社は2017年に減資を行う一方、減資した分を用いて子会社を設立していましたが、これらは節税等の理由が考えられます。
日欧のアマゾン担当社員を多数求人
求人情報サイト(猎聘)によると、同社はAmazon販売担当社員(ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語)、AmazonのSEM担当・広告担当など、Amazon関係業務の担当社員を多数募集していました。
また、Amazon日本のカスタマーサービス担当も募集しており、同社がヨーロッパに加え、日本での販売も重視していることがわかりました。
Dudiosの商品レビュー・評価まとめ
これまではDudiosを運営する会社について見ていきましたが、次に代表的な商品の評判を見ていきたいと思います。
アメリカのAmazonでのレビューも引き合いに出しながら、紹介していきます。
Dudios Bluetoothイヤホン Zeus Pro-BK
日本では167件のレビューがあり、全体平均は★4.4、★1と★2の合計は7%と高い評価を受けていました。(2019年5月11日現在)
「バッテリーの持ちがよい」「遮音性が高い」「特に低音の響きがよい」ことなどが人気のBluetooth イヤホンです。
低評価のレビューには「Bluetoothの接続が不安定」「2か月後急に使えなくなった」「通話の際、雑音が入る」などのコメントがありました。
アメリカでは546件のレビューがあり、全体平均は★4.0、★1と★2の合計が17%もありましたので、評価はあまり高くありませんでした。(2019年5月11日現在)
不満な点として「急に充電できなくなった」「数か月で使用できなくなった」などが挙げられていましたが、日本同様、音質のよさが評価されていました。
なお、購入後30日間は、未開封の場合、原則返品・返金対応が可能であり、また1年間のメーカー保証も付いているとのことです。
Dudiosのおすすめ度(5段階中)
★★★☆☆(3/5)
今回は「Dudios」を調べてみましたが、中国深センに本拠地を置く、Bluetoothイヤホンの販売に力を入れる中小企業という印象です。
日米欧を中心に海外で積極的に販売していること、業績が伸び経営も安定していると推測できること、アマゾンでの販売を重視していることが評価できます。
なお、商品は日本で高い評価を得ていますが、アメリカで評価のあまり高くない商品があったのがマイナス点です。
上記の内容を総合的に判断し、★3としました。
個人的には、ワイヤレスイヤホンを中華ブランドから買うのであれば、以前に★5評価をつけた下記ブランドの中から購入すると思います。